NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年11月06日 (水) | 編集 |
第33回

その夜、め以子は帰宅した悠太郎の給仕をしながら、その日あった出来事 ~ 和枝に何をされたかを話して聞かせていました。

「 … 根性っていうのが、こうねじくれて、からまって、塩漬けのワカメみたいになってるのよ。

でもね、ワカメは食べると美味しいんだから … あの人は煮ても焼いても食えないんだから … 」


いくら愚痴っても愚痴り足りないめ以子。

夕飯を黙々と食べながら、話を聞いているだけの悠太郎のことがじれったくなってきました。

「何か言ってよ!」

「 … ごちそうさんでした」


食事を終えた悠太郎は、め以子の方に向き直ると頭を下げました。

「め以子、ごめん … ホンマにごめん」

そこまでしなくてもと、却ってめ以子は慌てました。

「あ、頭上げてよ ~ 分かってて来たんだから … 私が甘く見てただけだから …

こちらこそごめんなさい、愚痴ばっかり言って。

もう言いませんから」

「それはいけません。

あなたの我慢の容量はさして大きくないと思います … 小出しにその都度、僕に八つ当たりするように、心がけてください」


何となく複雑な気持ちでうなずいため以子。

「もう他にはないですか?」

「あっ … 西門の家って、1年間は籍入れないって本当?」


悠太郎も初耳でした。

「 … 知らないの?」

「あ、じゃあ ~ 明日、ちゃっちゃと入れてきますよ。

昼休みに1階の戸籍係でちゃっちゃと … 」


… … … … …

次の朝。

朝食の準備に台所に出ため以子、鍋のフタを取って驚きました。

昨日作ったフォンがなくなっているのです。

「うそ … 」

… … … … …

「え ~ 今日は、スープや言うてたやん

膳に並んだ味噌汁を見て、お静が口をとがらせました。

「すいません、出そうと思ってたんですけど … 」

そう言いながらめ以子は、横目で和枝の顔を見ました。

「あら、また失敗しはった?」

和枝は涼しい顔をして、ご飯を食べています。

「何故か、なくなってたんです … 朝になったら」

「へえ、不思議なこともあるもんやね ~ 」

「鍋が勝手にひっくり返ったのかもしれませんね」

「おもろいこと言わはるな ~ 東の人は」


どちらも負けていません。

… … … … …

「姉さん、祝言の件なんですけど … 」

話の合間をみて、悠太郎がうやむやにされている祝言について切り出しました。

「しきたり通り、1年後には盛大に挙げるように、縁者には話通しときましたさかいに …

皆さん、来年楽しみしてる言うてはりましたわ」

「め以子の何がそんなに問題なんですか?」


単刀直入に聞きました。

「問題があるなしやのうて、しきたりが あ ~ 」

話の途中で大きなあくび。

「 … ごめんな、何や昨夜よう眠られんて … 夜中、大きい人らがドッタンバッタンしてはったさかい」

… 狼狽えるめ以子。

「あ、それで鍋ひっくり返ったんと違う?」

吹き出すお静。

… … … … …

突然、無言で立ち上がる希子。

「もう行くんか?」

お静に聞かれて、小さくうなずきました。

「あ、希子ちゃん、お弁当!」

め以子は用意してあった弁当を渡そうとしましたが、振り向きもせず、受け取らず出て行ってしまいました。

ふと、希子の膳を見ると、味噌汁がほとんどそのまま残っていました。

… … … … …

< … とはいえ、傷つくのは、己ばかりではなく、め以子の手をかけた食べ物たちもまた、犠牲になる訳でございまして …

め以子には、それも、何ともたまらぬものでございました >

裏庭に捨てられたフォンを見つけて、うなだれるめ以子。

… このままじゃいけない。

… … … … …

「何や話して?」

め以子は、和枝に西門家の味を教えてくれるよう乞いました。

「 … その言葉を待ってました。

め以子はん、わてな、その言葉が聞きとおましてん」

「えっ?」

「心のどこかで西門の家の味なんぞバカにしてはるんやと思うて、耐えられぬもんがおましたんや」

「えっ、そんな … すいません、そんなつもりは全然 … 」

「ほな、家から持ってきたもん、全部処分してくれはるな?

いろいろ持ってきましたやろ?

味噌とか、カツオとか、梅干とか … あれ全部捨ててきてくれはる?」


しばし躊躇しため以子でしたが …

「分かりました。

誰かもらってくださる方を探すってことでいいですか?」

「ええですよ … 

あっ、あの糠床も忘れんとな」


それだけは、承知できないめ以子です。

「あれは、ここのと混ぜて使えばいいじゃないですか?

いろいろ混ぜた方が美味しくなるって言いますし …

あれは、卯野の家に伝わってきたもので、子供の頃からずっと世話を … 」


うなずいて聞いていた和枝でしたが、め以子が実家の名前を出した途端、顔色を変えました。

「それを捨てるんが、ケジメいうもんだす!」

… … … … …

糠床を捨てることだけはできないめ以子は、和枝に教えてもらうことをあきらめて、お静の部屋を訪れました。

「うちに、西門の味?」

「はい … 」

「そんなん、できる訳あらへんやん」


笑い出しました。

「そもそも、それがでけへんって、和枝ちゃんに台所追い出されてんから …

きつかったで ~ あの頃はまだ他に娘4人おってな … 和枝ちゃんと一緒になって、『あんたのご飯まずい』って … 」


和枝について、聞けば聞くほど、気が滅入ってくるめ以子でした。

「あっ、その浴衣もっかい洗って」

お静はころっと変わって、め以子に指図しました。

「えっ、でもこれ、昨日洗って … 」

「のりが雑で着心地悪いんやわ」


… … … … …

「もう ~ 誰か西門の味教えてくれる人いないかな ~ 」

台所でのりづけ用のご飯を探していると、糠床のツボが置いた場所から無くなっていることに気づきました。

「えっ?」

辺りを捜しても、何処にも見当たりません。

胸騒ぎがして、裏庭に出ると …

和枝が、ツボの中から糠床を捨てている最中でした。

「止めてください!」

ツボを奪い返すと、その勢いで和枝はひっくり返ってしまいました。

「何でこんな酷いことするんですか?

これだけは、勘弁してくださいって言ったじゃないですか?!」

「だからこそやないの!

あんさんが自分ではよう捨てはらん言うから、わてが代わりに捨てたろう言うのに …

勘弁してほしいのは、こっちやわ!」


捨て台詞をして、外へ出ていきました。

… … … … …

軽くなったツボを両手で抱え、捨てられた糠床を見て、涙ぐむめ以子。

< め以子、大丈夫だから … まだ、ちょっと残ってるから >

ツボの中を覗くと、ほんの少しだけですが、糠床が残っていました。

< そんなに怒らないで … 怒ったら、終わり … >

しかし、め以子はどうしても我慢ができません。

ツボを置くと、和枝の後を追いかけました。

… … … … …

立ち話をしている近所の女たちに会釈をして、歩き出そうとした和枝をめ以子は呼び止めました。

「お義姉さんは、私の何がそんなに気に食わないんですか?」

大きい声だったので、女たちもこちらを見ています。

「おっしゃってください … 直しますから」

すると、和枝はめ以子に近づくと、薄笑いを浮かべてささやきました。

「亜貴子ちゃんって知ってる?

悠太郎とええ感じやった子でな ~ あの子がよかってんわ ~ わても悠太郎も」


そう言いながら、今度は声に出して笑い出しました。

「そりゃそやろ?

亜貴子ちゃんとあんさんでは、『月とスッポン』」


和枝に挑発されて、め以子は思わずつかみ掛かっていました。

「 … め以子はん … 見られてまっせ」

ハッとして手を離しため以子。

「お隣の御寮人さんらやわ … もうここら辺、歩けはらしまへんな ~ 」

それも計算ずくの上のことだったのでしょうか …

「出てってやるわよ … こんな家、出てってやるわよ!」

「残念やわ ~ 」


… … … … …

糠床のツボだけ持って家を飛び出しため以子の足は悠太郎のいる市役所に向いていました。

建築課の部屋の前まで来て足を止めました。

< 仕事中だもんね … >

結局、会うことはせずに市役所を出ため以子、行く当てもなくたどり着いたのは市場でした。

ここは、相変わらず活気にあふれて賑やかです。

< 西門さんの家、帰ろうよ、め以子 …

ここにいると寂しくなるだけだよ … 人がいればいるほど、寂しくなっちゃうよ >

め以子は市場を後にしました。

… … … … …

重い気持ちで家に戻っため以子。

部屋に入ると、自分の荷物が一切なくなっていることに気づきました。

ちょうど通りかかったお静に尋ねると …

「ああ、これな ~ 実家に送られたんちゃうか?

うちも昔やられてな、食べさしのおまんまとか、ゴミ箱の中のもんまでご丁寧に詰め込まれてな ~ 」


容赦ない和枝の嫌がらせでした。

… … … … …

大阪市役所、建築課。

悠太郎は、大村に叱責されていました。

初仕事として仕上げた図面が使い物にならないのです。

「梁の断面が、でかすぎるやろ!

赤門出て、矩計図ひとつ引けんのか?!」


鉄筋コンクリート構造が専門の悠太郎は、木造建築に関してはよく知らなかったのでした。

「 … すいません」

「3年間、何してはったんかいな ~

引き直せ!」


図面を押し返されてしまいました。

… … … … …

め以子は、お静から運送業者を聞いて、間一髪、送り出される前に自分の荷物を取り返すことができました。

大八車に山と積まれた荷物を引いて、夜道を帰らなければなりません。

< 何故私は、こんな時間にこんな所で、ひとりで大八車を引いているのか?

あまりの理不尽さに、もう涙さえ出ないめ以子でございましたが … >

「 … め以子?」

足を止めて振り向くと、仕事を終えて帰宅途中の悠太郎が立っていました。

「どないしたん?」

その言葉がきっかけになって、め以子は一気に泣き出しました。

「 … もうやだ」

荷物を積んだ大八車に目をやる悠太郎 … ただならぬことです。

「もうやだ … 私」

ただただ泣きじゃくるめ以子でした。

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