NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 07«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »09
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2013年11月09日 (土) | 編集 |
第36回

どうやったら、和枝の … 西門のおついの味を出せるのか?

まずは、それがどんな味だったかを知ることから始めようと、め以子はお静に尋ねました。

「お静さんは、お義姉さんのおつい知ってますよね ~ 私が来る前は毎日お義姉さんがおつい作ってたんですよね?」

しかし、め以子が来るまでは、食事はおなごしが用意していたそうでした。

ただ、昔、一緒に団子を作ったことはあると、お静は話し始めました。

「団子丸めて、ふたりできな粉の上にコロコロ転がしとってん …

ほな、『お静さんは団子転がすのお上手でんな ~ うちの父転がすのなんて簡単でしたやろ』って言われてな

 …

うちはな、あの人にせがまれてせがまれて、この家に入ってんで!」


話がおかしな方向に進んでいました。

「あの … お静さん、昆布のこと … 」

ひとしきり愚痴った後、お静は思い出したように言いました。

「 … けど、和枝ちゃんは、昆布しか使うてなかった気がするわ」

「えっ?」

「カツ節とか煮干しとか、全然使うてなかったとちゃうんかな … 」


… … … … …

… 昆布だけで、とても美味しいおつい?

め以子が、板の間の拭き掃除をしながら悩んでいると、2階から、身支度を整えた和枝が下りてきました。

今日もまた何処かへ出かけるようです。

「 … なんや?」

「あ … 毎日毎日、何処にいらしてるのかな ~ って」

「逢引きや」


一度はうなずいため以子でしたが、声を上げてしまいました。

怪訝な顔をして、戻る和枝。

「 … すいません、いってらっしゃいませ」

… … … … …

「そりゃ、ものごっつうええ昆布使うてはったんちゃうかな?」

和枝は昆布しか使っていないと聞いた乾物屋の定吉は、料亭などに卸している山出の中でも元ぞろえという最高級の昆布を見せてくれました。

「これいくらするんですか?」

「これで、1円50銭」


… め以子の時代の1円は、ものすごく大雑把にいうと、5,000円くらいの価値はあったようです。

「ええっ! そんなの普通の家じゃ使えないですよ ~ 」

「けど、結構な旧家なんやろ? お嬢はんとこ」

「でも … そんなにお金のある家じゃないみたいだし … 」


… … … … …

その日、悠太郎は仕事が終わった後、大村に立ち飲みの店に誘われました。

店に入るなり、大村は問い正してきました。

「合わせ梁の図面、あれどういうつもりや?」

「 … あきませんでした?」

「えらい恥かいたわ … しかも、わしの名前勝手に入れやがって。

嫌がらせにもほどがあるやろ?」


悠太郎が引いた図面について会議が大騒ぎになったのでした。

しかも、設計者の欄には大村の名前が入っていたのです。

「大村さんのを参考にして、僕なりにやってみたんですけど … 木造、やっぱり向いてないんでしょうか?」

ため息をついた大村。

「あんな、わしと一緒にやったかて、得にならんで ~ 公共建築で木造は、これから確実に下火になるしやな」

「僕の夢は、安全な街を造ることなんです … 頑丈な街を。

もちろん、コンクリートで造れるに越したことはないですけど、現実にはお金も人も足りひん訳で …

その中で少しでも、夢に近づこうと思うんやったら … 僕は、木造と正面から向かい合うべきなんです。

木造でも安全に対して取れる措置を追求していくべきなんです」

「ほんで、あの合わせ梁か?」


うなずく悠太郎を見て、大村の頬が緩みました。

「ほなまあ、せいぜいがんばってくれや」

今までのように決して嫌味ではないようです。

「わしかて、作ったもん、壊れてほしいないしな」

… … … … …

「へい、お待ち ~ 」

ふたりの目の前に、小皿でフタをされた湯呑が置かれました。

「何ですか、これ?」

悠太郎は初めてみるものです。

「これか? … これはな、魔法の酒や」

大村がフタを取ると、湯呑の酒の中に昆布が入っていました。

「飲んでみい」

言われるままひとくち飲んで … あまりの美味さに驚く悠太郎を見て、大村は愉快そうに笑いました。

… … … … …

その夜も、め以子のおつい作りは続いていました。

「普通の昆布は、どうしたって普通の昆布よね ~ 」

しかし、どうにも上手くいかずにとうとう行き詰っていました。

「ただ今戻りましたよ ~ 」

普段とは違う悠太郎の陽気な声が聞こえてきました。

あれから、大村と相当飲んだようで、ふらつく足取りで家に入ってきました。

「何持って帰ってきてるの?」

一升瓶を手にしています。

「魔法の水や … 」

「えっ?」

「安酒のくせにな、上等酒に化けよるんや」


そのまま台所に入ると、瓶の栓を抜きました。

そして、茶碗に酒を注ぎ、傍らにあった昆布をちぎって、その中に浸しました。

「昆布でな、上等酒になるんや」

訝しげに見ているめ以子に茶碗を差し出す悠太郎。

「飲んで、め以子のために買うて来たんや」

め以子が受け取ると、悠太郎はフラフラと土間の上り口にひっくり返って寝てしまいました。

… … … … …

「ちょっと、起きて ~ 絶対、運べないから!」

起こそうと腕を引っ張っても、びくとも動きません。

「 … 無理」

あきらめて、横に腰を下ろしました。

「安酒とか上等酒とか言われても、私よく分かんないのよね … 」

先ほどの茶碗を手に取り、匂いを嗅いだ後、少しだけ口に含んでみました。

「 … うん?!」

… … … … …

め以子は、水を張った鍋に茶碗の酒を入れて火にかけました。

沸騰前に鍋を火から下ろして、味見してみると …

「これ … 近づいてる?」

偶然ですが、悠太郎がヒントを与えてくれました。

昆布と一升瓶を見つめて考えるめ以子。

… … … … …

< それ以来、め以子は、ありとあらゆる試行錯誤を繰り返しまして … >

昆布を火であぶる、浸した昆布を天日干しする …

酒を入れたどんぶりに昆布を細かく刻んで入れてみました。

匂いを嗅ぎ、そしてまた考える …

手順と結果を料理ノォトに書き留める … この帳面もすでに何冊目かになっていました。

< … ついに、ある方法にたどり着いたのでございます >

… … … … …

その日の夕食は、悠太郎の帰りも早く、家族が揃っていました。

め以子のおついを口にする一同。

「 … 味、どうですか?」

め以子は恐る恐る尋ねました。

「これ、一緒やで」

いの一番にお静が言いました。

ホッと肩の力が抜けるめ以子。

「どうやったん?」

「昆布にお酒をサッと塗って、それを小さな小さな火であぶって … それで出汁を取ったんです」

「西門の味やな ~ 」


悠太郎の言葉にめ以子はうれしそうに笑いました。

無表情の和枝 … しかし、何も言わないということは、文句のつけようがない味だということでしょうか …

… … … … …

「ちい … ちい姉ちゃん」

そうつぶやいた希子。

「ちい姉ちゃん?」

「ああ、大きい姉ちゃんはおるもんな」


笑ってうなずいたお静。

め以子のことを姉と認めたのでしょう。

… 希子はめ以子がおついの味を出すために試行錯誤を繰り返しているところも見ていたのです。

ごちそうさん … でした」

おついを飲み干すと、小さく微笑みました。

「はいっ」

喜びに溢れるめ以子、そんなふたりを微笑ましく見る悠太郎。

西門家の食卓は、久しぶりに温かい雰囲気に包まれている … かに見えました。

しかし、和枝だけは希子のことをにらみつけていたのです。

… … … … …

夕食後、希子の部屋を和枝が訪れていました。

「あんさんは認めはったってことでっか?

… わてが認めてへん、あの人を勝手に姉と認めはったってことでっか?」


強い口調で問い詰める和枝、希子はうつむいて黙ったままです。

「分かりました … はなら、わては、あんさんを妹と思いまへんから」

ようやく口を開いた希子。

「 … うちが … 間違うとりました … 」

「間違うてたって、これからどないしはんの?」

「 … できるだけ、口ききまへん … 」


… … … … …

朝が来て、いつものように出かける悠太郎にめ以子は弁当を渡しました。

「今日何ですか?」

「何でしょう?」


学生時代からずっと続く同じ会話です。

悠太郎が出かけると、すぐ後に希子が出て来ました。

無言で弁当を受け取り出て行く希子。

その後から、慌ただしく出て来た和枝。

「お姉様、いってらっしゃいませ」

耳をふさぎ、眉間にしわを寄せました。

「お国なまり、直してくれはる?!」

一度はうなずいため以子でしたが …

「えっ、えっ? 私??」

取り合わずに、そそくさと出かけていく和枝。

その背中を見送りため息をついため以子ですが …

「 … けど、何か慣れてきたな」

妙に納得しています。

< 和枝のいけずにもだんだんと慣れていった、め以子でしたが … >

… … … … …

「これも頼むわ ~ 」

裏庭で洗濯しているめ以子にお静が洗い物の浴衣を差し出しました。

「はい」

それを受け取りながら、め以子はお静なら知っているかもと思って尋ねました。

「あの … 和枝さんの恋人ってどんな方なんですか?」

その質問に首をかしげるお静。

「だって、毎日逢引きなさってるんでしょ?」

お静はめ以子を見つめ、そして考え込みました。

急に笑顔になると反対にめ以子に尋ねてきました。

「あんた、何? … その話」

「えっ?」


… まずかったかしら?

僕の姉ちゃん

新品価格
¥1,260から
(2013/11/9 15:13時点)



連続テレビ小説 ごちそうさん オリジナル・サウンドトラック「ゴチソウノォト」

新品価格
¥3,150から
(2013/11/9 15:13時点)



あまちゃんファンブック2 おら、やっぱり「あまちゃん」が大好きだ!

新品価格
¥1,365から
(2013/11/9 15:14時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。