NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年11月12日 (火) | 編集 |
第38回

「こんな … こんな無茶な話ないでしょ?!」

ものすごい剣幕で帰って来た悠太郎、和枝の前に給料袋を叩きつけました。

「 … 無茶でっか?」

平然と答えた和枝、ふたりはにらみ合ったままです。

ふと、悠太郎は、め以子が手にしている紙幣を目にしました。

「それ?」

「あっ … 食費だって」


その額を確認して、また和枝に向かって大きな声を上げました。

「こんなに食費、絞る必要ないでしょ?!

…食費は一番大事な」

「悠太郎さんのお給料が75円。

そこから、学費の借金のかかりが10円、希子の学校が月3円。

悠太郎さん、お静さん、希子のお小遣いでおよそ10円、株仲間のお付き合いは10円ほどかかりますし … ご近所、親戚の冠婚葬祭、宮城山のタニマチもせなあきまへんし。

今月は、魚島もありますさかいな ~ 」


学費以外は、ほとんど家の体面を保つための出費でした。

「何で、食費絞って、相撲取りのタニマチせなあかんのですか?!」

「タニマチ降りた、でけんようになった言われることが問題なんだす!

あんた、200年続いた西門の顔つぶす気でっか?!」


反対に悠太郎に怒鳴り返しました。

… … … … …

仏壇に向き直って、手を合わせている和枝に悠太郎は尋ねました。

「姉さんは、家と人とどっちが大事なんですか?」

ひとつため息をついた和枝。

「今、この家には何人おりますんや? … そちらの方、含めんでな」

「5人です」


きちんとめ以子のことも含めて答えました。

「東では、面白い物の数え方、しはるんですな ~ 

… 西門の家はいくつですか?」

「ひとつです」

「4つあるもんと、たったひとつしかないもん … どちらが大事かアホでも分かりますがな」


和枝の言葉に悠太郎はあごに手を当てて考え始めました。

… … … … …

「 … 僕が間違うてました」

「お分かりやったら … 」


和枝の話を遮るように悠太郎は言いました。

「本家と分家合わせると、西門は4つありますね … 4人と4つ、同じですね」

「 … で、この人は入れへんでええんやね?」


ああ言えば、こう言う …

「家作もあるでしょ?!」

「あんなもん、『あの人』のツケ払たら、終わります」


… 『あの人』とは?

「とにかく、こんなこと続けるようやったら、別居を … 」

「ふたこと目には別居、別居って …

自分さえ上手いことやったら、わてらおなごはここに置き去りでっか?

『僕がこの家を守る』って誓いはったんは、もう反故でっか?」


ぐうの音も出ない悠太郎 … 仏間を出て行ってしまいました。

… … … … …

「 … ごめんな」

自分たちの部屋で悠太郎はめ以子に謝りました。

「私の方こそ、何も考えないで、ガス、ガスって浮かれてました」

和枝のやり方が許せないだけでなく、言いかえすことが出来なかった自分のふがいなさに対して腹を立てている悠太郎でした。

「この家は、悠太郎さんが守るって言ったの?」

「 … おやじがおらんようになって、男は僕しかおらんし … そら、言うやろ」


責められたと思ったのか、悠太郎は少し不満そうに答えました。

「悠太郎さんは、昔っから、悠太郎さんなのね … 」

しかし、め以子は幼い悠太郎の面影を見ていたのです。

… … … … …

「ねえ、この家って … そんなに、その … 借金があるの?」

聞きにくそうに尋ねため以子。

「学費やら何やらで、火の車やったのはホンマや」

「それを、お義姉さんが株で何とかしてきたってこと?」

「う~ん、そういう言い方も出来るけど … 株だけやってる訳、ちゃうからな」


悠太郎の話では … 和枝には株仲間の旦那衆がいて、その昔馴染みの金持の隠居たちとの交際にも金がかかるということでした。

「まあでも、実際その人らにいろいろ世話になってるから、非難できんこともあって …

せやから、ややこしいんです」


初めて西門家の家計の内情を知っため以子でした。

「 … 取りあえず、あの人に釘刺しに行ってきます」

… … … … …

悠太郎が向かった先は、お静の部屋でした。

「家の内情はご存じだと思うんで、着道楽はもう少し控えていただけると … 」

「ごめんな ~ ホンマに、ごめんな ~ 」


泣きながら、そう繰り返すお静。

「あかんあかんって思うてんねんけど、つい買うてしまうねん … 」

廊下で話を聞いていため以子は、部屋に戻ってきた悠太郎に尋ねました。

「今、お静さん泣いてなかった?」

「いっつも、ああやねん!

見ててみい、絶対直さへんから」


『西門は支払いをせん』とは絶対言われたくない和枝に付け込んで、お静は着物をツケで買ってしまうのでした。

「 … 本当にややこしいのね」

思わず口をついて出てしまっため以子でした。

… … … … …

< さて、その夕食は … >

皆ムスッとして誰ひとり口をきこうともせず … 険悪な雰囲気、重たい空気に包まれていました。

これではいけない … 耐え切れなくなっため以子が口を開きました。

「そうだ、春菊! あ、こっちでは菊菜っていうんですよね?

随分柔らかいですよね ~ 東とは、やっぱり土が違うんですかね?」

「知りまへんな ~ 」


和枝の素っ気ないひと言で話が終わってしまいました。

それでも、めげないめ以子。

「お静さん、どうですか? その茶碗蒸し … お静さん、プルプルしたもんがお好きですよね?」

「 … 今日は、食べたなかった」

「 … 」


悠太郎ときたら、自分の食事が済むとサッサと部屋に戻ってしまいました。

< せっかく皆が揃ったにも関わらず、何とも味気ない座となってしまいました >

一同の膳を片付けた後、カッカしながらひとり食事をとるめ以子。

… … … … …

「食費の足しにしてください」

布団を敷いているめ以子に悠太郎は自分の小遣いの入った封筒を差し出しました。

「いいです、もらった分でやります」

しかし、め以子は受け取ろうとしません。

「あなたに美味しいもんをたべさせんと、お義父さんに向ける顔がありませんから」

封筒を手に取っため以子。

「私ね、お義姉さんに認めてもらいたいの。

こんなことで、どうにかなるか分からないけど … やらなきゃ、絶対に認めてくれないでしょ?」


そう言うと、改めて封筒を悠太郎に返しました。

そして、笑顔をつくると、また布団を敷き始めました。

「無理しないでください … 無理は体に良くないです」

机に向かって本を読みだそうとした悠太郎に枕が飛んできました。

め以子が投げたのです。

「無理しないと、こんなのやってけないじゃないですか?!」

「 … すいません」


横を向いたままのめ以子に頭を下げました。

「すいませんも嫌いです」

もうひとつの枕も投げつけため以子。

「すいません」

今はそう言うしかない悠太郎でした。

め以子は掛布団を抱えて悠太郎の方へ倒れ込み、そのまま顔をうずめています。

… 泣いているのでしょうか?

頭を撫でようとした悠太郎はその手を払われてしまいました。

… … … … …

「昨日、大丈夫やった?」

建築課の自分の席にぼんやりと座っていた悠太郎に藤井が申し訳なさそうに話しかけてきました。

「大丈夫な訳ないやないですか」

悪いのは藤井ではないのに、八つ当たりしたい気分でした。

「 … 今日行く? 行っとく?」

責任を感じているようで、飲みに誘いましたが、悠太郎は遠慮しました。

「 … 家の中が非常事態なんで」

「いや、おらん方がええわ … 男がいると余計ややこしなるからね」


肩を叩くと行ってしまいました。

「僕が逃げたら、うちは終わりますから … 」

誰に言うともなくそうつぶやいた悠太郎でした。

… … … … …

糠床の世話に訪れた牛楽商店でめ以子は源太に愚痴っていました。

「ひと月20円、大人5人で … 相当がんばらないと無理よね?」

しかし源太から返ってきた言葉は期待していたものとは違いました。

「大したことないやん」

「えっ?」

「初ガツオ、食べんでも人死なへんで」

「だけど、食べ物ケチるなんて … 」


不満顔のめ以子。

「ケチれなんて言うてへんやん、上手いことやれ言うてんねん!

例えばやな、お前そこに新しい昆布入れとるけど … 」


め以子は糠ツボに真新しい昆布を入れているところでした。

「出汁取った後の昆布どないしてんねん?」

「 … 捨ててるけど」

「捨てへんねん!

普通、その出汁取った後の昆布をそこに入れたりすんねん … 糠床なんて、それで十分やねん!」


< ええ ~ そんな風に言われちゃうと、ちょっと … >

… … … … …

源太はめ以子を定吉の店へ連れて行って、出汁を取った後の昆布で作ったという塩昆布を食べさせました。

「 … どや、それなりに食えるやろ?」

「はい」

「残りもんを上手いこと始末すんのが、台所預かっているもんの腕や」

「始末?」

「せや、材料を端から端まで上手いこと『始末』して、腹に収める。

大阪の料理はな、『始末の料理』や」


定吉の言っていることは分かりました。

しかし、何か物足りなさを感じていることも確かでした。

「 … 所詮、出汁取った後の昆布は、出汁取った後の昆布っていうか … 」

「何から何まで、そないに美味のうてもええやろが!

何処のお姫さんやねん?」

「だって、ご飯って1日3回、たった3回しかないのよ!」

「知るか」


いい加減面倒になってきている源太です。

「悠太郎さんにも1日3食、365日美味しいもの食べさせるって約束したの」

「知るかっ」


しょんぼりとしため以子。

子供の頃から源太はこんなめ以子に弱いのです。

「ちょう、待っとき … 」

… … … … …

源太は、め以子を市場から連れ出しました。

「源ちゃん、また遊ばない?」「飲みに来て ~ 」

途中、いかがわしげな街を通り抜けた時、客引きの女たちから声をかけられる源太。

お馴染みのようです。

「源ちゃん、こういう所で遊ぶの?」

やや引き気味のめ以子。

「あ、いや … わいは、遊びたないねんけどな … 遊びに来て来てってせがまれんのや」

「へ ~ 」


… … … … …

目的の長屋はその街の一画にありました。

「師匠 ~ 源太やけど」

鍵のかかっていない扉を勝手に開けて、中に入る源太。

人影がありません。

「 … 何や、留守かいな?」

「師匠?」

「ああ、知り合いのじいさんやねんけどな … 料理が、ごっつ上手いねん。

『ほうるもんじいさん』って呼ばれてんねんけどな」

「ほうるもん?」


人が放る(捨てる)ような物でも上手いこと使って料理するので、ついたあだ名でした。

… … … … …

「何や、源太?」

長屋の間の狭い通路を若い女と腕を組んで歩いて来た老人が源太の名前を呼びました。

「おお、おった」

「染丸さみしがっとたぞ」

「いらんこと言わんでええねん …

ちょう、飯食わしたって欲しい奴おんねんけど」


この老人が『ほうるもんじいさん』のようです。

「わいの幼なじみで東京からこっち来て、始末で苦労してんねん」

挨拶をするめ以子。

『ほうるもんじいさん』につられて、め以子も笑顔になっていました。

< その笑い方は、とてもよく知っている誰かに似ているとは … まだ気づかぬ、め以子なのでございました >

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