NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年11月15日 (金) | 編集 |
第41回

「あんさん、魚島って知ってまっか?」

襟を正した和枝はめ以子に尋ねました。

「うおじま?」

「鯛がな、卵産みに一斉にやってきますのや … それが島みたいに見えるから、『魚島』いいますねん。

きれいな鯛が安うあがってきましてな ~

その時期に鯛を親戚やお世話になってる方に配って歩く習慣ががありましてな、『魚島季節(どき)のご挨拶』いいます」


め以子はうなずいていましたが、何故和枝がそんな話を聞かせてくれるのか分かりませんでした。

「 … その手配をお願いできまっか?」

… … … … …

和枝はめ以子に魚島季節の鯛を32匹手配するように言いつけ、15円渡しました。

夕食を取りながら、その話を聞いた悠太郎は唖然としました。

「そら、いくら何でも無理やないですか?」

15円では到底無理な話、しかし無理は承知の上で引き受けため以子でしたが …

「無理しないで放っておったらどうですか?

あなたがやらんかったら、姉さんが自分でやるでしょうし … 」

「 … そうよね」


歯切れの悪い返事をしため以子。

… … … … …

「あなたは、姉さんの言う、祝言のしきたりってどう思ってます? … 信じてますか?」

突然、悠太郎は尋ねました。

「信じてない …

けど、嘘だからって、無理やり祝言挙げたところで、お義姉さんの許しがない限りは、西門の親戚とか来てくれないだろうし …

そんなの見たら、お父ちゃんだって、カンカンだろうし … 私に対する風当たりだって、強くなるだけだろうし …

結局は、お義姉さんに認めてもらわない限り、何も変わらないのよ。

やるしかないのよ」


そんなふたりの会話を、和枝が2階の廊下から聞いていました。

… … … … …

自分の部屋に戻った和枝は、机の前に座って、帯に挟んでいた匂い袋を手にしました。

袋を撫でていると、またあの記憶が …

むせび泣く和枝に抱きつく幼い男の子。

「お母ちゃん、お母ちゃんどないしたん?」

心配そうに尋ねるその男の子は、匂い袋と同じ柄の着物を着ていました …

… … … … …

「32匹、15円 ~ ?!」

め以子が提示した金額に市場にある鮮魚店の銀次は大きな目を更に大きく見開きました。

「 … っていうことなんですけど」

「ああ、もう帰って、帰って!」


全く話になりません。

しかし、め以子も簡単にハイそうですかという訳にはいきません。

「ちょっと、話だけでも … 」

「忙しいねん!」

「忙しいんですか?」

「魚島季節、始まってるさかい!」


そうでなくてもめ以子の相手をしている暇はないのです。

「あ、じゃあ … 私、働きます!」

料金の不足分は働いて … ということで、め以子はその日から家事の合間に銀次の店を手伝わせてもらうことになりました。

… … … … …

< こうして、め以子の大忙しの日々が始まったのです >

大きな声で店の呼び込み、出前配達 …

出前の途中、偶然に和枝と鉢合わせしてしまいました。

「ちょちょちょっと、あんさん、何してはんの?」

「魚屋さんをお手伝いしてて … 」


め以子は正直に答えました。

「手伝うて、あんさん、西門のもんがそんな?!」

さすがの和枝もめ以子がそこまでするとは思いもよらなかったようです。

「 … 今、西門のもんって?」

思わず口走ってしまった和枝でした。

「言うても、おなごしかて内々のもんやさかい」

そう言って、取り繕いましたが、わずかながらも動揺が見えます。

ちょうどそこへ、和枝の株仲間の旦那衆が通りかかりました。

「和枝ちゃん … 知り合いか?」

「いや、何でもあらしまへん」


パッと態度を切り替えた和枝を見て、め以子は気を利かせてその場を去りました。

… … … … …

その夜。

悠太郎の給仕をしながら、め以子は座ったまま眠ってしまっていました。

「 … ごめんな、苦労ばっかりで」

め以子を起こさず、その寝顔に謝った悠太郎でした。

… … … … …

鮮魚店を手伝いはじめてから数日が経ち、め以子は銀次から教わって、次第に新鮮な魚が見極められるようになっていました。

「おお、よう分かったな ~ 」

銀次にほめられましたが、あまりうれしそうではありません。

「分かると、ちょっと辛いとこないですか?

どの子も好きで古くなってる訳じゃないんだし … 」


め以子らしい理屈です。

「そやからな、出来るだけ早う美味しゅう食べてやらなあかんねん」

その言葉で納得しため以子でした。

< こうして、め以子が少し魚のことが分かるようになった頃 … >

… … … … …

魚島季節のご挨拶の前日、め以子は和枝から仏間に呼ばれました。

「明日の8時には、鯛持ってきますんで … 」

「15円で出来たん?」

「 … 一応」


次はどんな『いけず』が出てくるのか … 恐る恐る答えました。

「ふ ~ ん」

意味ありげな和枝の返事でした。

「それまでに魚箱を蔵から出して置けばいいんですよね?」

言われる前に先に先にと確認をするめ以子でした。

「あんさんも、きちんとしてな」

「?」

「あんさんも、わてと一緒に回るんやで」


仏壇を向いていた和枝が振り返りながらそう言いました。

「えっ?」

「ええ機会だす … 親戚に紹介して回ったるさかい、一張羅で頼んまっせ」


和枝の口から出た言葉に、め以子は我が耳を疑いました。

「わて、昔、嫁ぎ先で同じようなこと姑に頼まれましてな …

わては、渡された銭では工面でけませんでした。

あんさんみたいに働いてでも工面するのが、正解やったのかも知れまへんな」


そう話す和枝の顔はいつになく穏やかに … め以子には見えたのでした。

… … … … …

「嫁ぎ先の話をしたんですか?」

部屋に戻っため以子が報告すると、悠太郎は信じられないといった顔をしました。

「えっ、珍しいの?」

「はい、かなり … 」


何だかうれしくなってきため以子。

「少しは認めてくれたのかな … その ~ 少しだと思うんだけど」

「 … だといいですね」


久しぶりにめ以子の明るい顔を見た気がして、その苦労が報われることを願う悠太郎でした。

… … … … …

魚島季節のご挨拶の日の朝。

め以子のために銀次は見事な鯛を32匹揃えてくれました。

「ありがとう、銀次さん」

「まあ、うまいことやりや」


荷車に鯛が入った箱を積んで、め以子が家に戻ると … 喪服姿の和枝が待っていました。

「ごめんな ~ 急な葬式が入ってもうてな、行かんとあかんなりましたんや。

… 悪いけど、お願いできまっか?」

「私ひとりでですか?」

「戻ったら、わても一緒にやりますさかい。

鯛、悪なるさかい、あんさん行けるところから行っといておくれやす … 頼んましたで」


和枝に頼りにされたと思った、め以子は張り切って引き受けました。

… … … … …

一張羅の着物を着ため以子は、鯛の入った黒塗りの木箱を手に最初の家を訪問しました。

「西門でございます … 魚島季節のご挨拶に参りました」

め以子が鯛を差し出すと、その家の女房は怪訝な顔をして尋ねました。

「あの、どちらさんでっか?」

「西門悠太郎の『家内』でございます」


家の使いとして胸を張って笑顔で答えました。

「あんさんみたいな方おるとは、うちは聞いとりまへんで。

… お引き取りください」


素っ気なく言うと、戸を閉めてしまいました。

2軒目。

「もういただいてるんで、結構です!」

またも門前払いを食らいました。

3軒目も同じく …

「 … 私の顔、分からないからかな?」

あきらめて立ち去ろうとした時、若い女性 ~ たぶん、この家の嫁でしょう ~ にそっと呼び止められました。

「あの、西門さんとこのお嫁さん?」

「はい」

「 … どこ行かはっても同じやと思いますわ」


女性の話では、昨日、すでに和枝の名前で鯛が届いていて、一緒についていたという手紙を見せてくれました。

… 自分と同じような立場のめ以子に同情したのかも知れません。

『悠太郎の連れ帰った東京のおなごが私の言うことを聞かず、一人前の嫁として自ら魚島季節のご挨拶をやると言い出しました。

気の強い嫁で、私の手に負えまへん。いくら一緒にやろう言うても、聞きまへん。

ご挨拶も済んでおりませんのに、そちら様に突然伺うこともあるかも知れません。

止める力のない私をお許しくださいませ』

上手にめ以子を悪者に仕立ててありました。

< 相変わらず、大層ないけずだね … >

少しも認めてなどくれてはいませんでした。

それどころか、親戚まで巻き込んで今までで一番手の込んだいけず … め以子は自分の甘さを思い知らされました。

… … … … …

足取りも重く、家に戻っため以子をお静が明るく迎えました。

「ご苦労さん、見てこれ ~ 立派やな、きれいわ ~ 」

「 … 増えてる?!」


台所には、め以子が用意した他にも何匹も鯛が増えていたのです。

「皆、お返しの鯛やって、持ってきはってな ~ 」

にこやかに笑っているお静をめ以子は恨めしそうな顔で見つめました。

「あれ?」

め以子が鯛をそのまま持って帰ってきていることにやっと気づいたお静。

「鯛、受け取ってもらえんかったん?」

そんなめ以子を見て、すべてを理解したようです。

「またやられたんか?!

せやから言うたやろ、まともに取りおうてもムダやって … どないすんの、この鯛?

40匹はありそう!」


… … … … …

「知りませんっ!」

ついにめ以子はブチ切れました。

手にしていた箱を勢いよく置くと声を荒げて言いました。

「お義姉さんがやったんだから、お義姉さんに聞いてください!!」

「で、でも、この鯛 … 」

「だったら、お静さんが考えてください!」


お静に当たってしまいました。

「もう、いつもいつも私ばっかり、もうっ!」

悔しいやら、情けないやら … 立ちすくむめ以子。

「 … 大丈夫?」

… … … … …

『腐るん?』

「えっ?!」

その時、め以子には確かに聞こえました。

『腐っても鯛言いますねんけど … 』

『わてら、腐ってまうん?』

『ホンマに?』『何でえな?』

『瀬戸内の海に卵、産みに寄ったのに?』

『せめてきれいに食べてもらわんと … 』

それは、鯛たちの嘆きの声でした。

『美味しう食べてくらはらしまへんのかいな ~ 』

『骨までしゃぶってや ~ 』

耳を押さえても次から次へと飛び込んで来るのです。

… … … … …

鯛を見つめると悲しそうな目をしているような気がしました。

「 … どないした?」

お静が心配して声をかけました。

「もう、もう … んも ~~~ っ!!!」

め以子はまるで雄叫びをあげながら、家を飛び出して行ってしまいました。

ああ、ついに …

「 … きてもうたんちゃうか??」

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