NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年11月18日 (月) | 編集 |
第43回

大正12(1923)年春。

< 度を増す、和枝のいじめについに堪忍袋の緒が切れため以子でしたが … 大量の鯛を一時に処理しなければならないという、魚島事件を経て … 隅から隅まで美味しく頂く、始末の料理を体得 >

「私、皆の笑った顔、もっと見たい … 皆のごちそうさんが聞きたい」

悠太郎の尽力で念願のガスも引かれた西門家。

< 悠太郎のために、自分のために、楽しい食卓を作りたい … 改めて思っため以子でございました >

… … … … …

その日、西門家の夕食には、ガスで炊いたご飯が並びました。

「これガスで炊いた、ご飯?」

うれしそうに茶碗を手に取るお静。

「はい、食べてみてください」

「うん、美味しい!」


新しいもの好きのお静は素直に喜んでいます。

「どうですか? お義姉さん」

「味は同じでも、薪の方が美味しゅうおす … 手間ひまかかっとるという、有難味がありますさかいな」

「手間ひまかけても、文句ばっかり言うてはるクセに」

「文句やない、感想や」


どちらにせよ、文句は言われることに変わりはないようです。

こんなお静と和枝のやりとりも日常茶飯事、め以子もだいぶ慣れていました。

… … … … …

「なあ、実際のところ、火点けんのに手がかからへん他に、どこがええの?」

お静はめ以子にガスを使う利点を尋ねました。

「温め直しが楽なので、温かいものを温かく食べられます。

それから、火加減を自由に塩梅できますから、失敗が少なくなるんです」

「それ、ちゃんと説明せなあかんな」


ガスを使っているところを見学させるというのが、無料でガスを引いてもらった条件なのです。

何となく張り切っているお静に和枝は嫌味を言いました。

「そりゃ、きれいなべべ着て、人前に立ちたいですもんな ~ 」

「箪笥の奥で出番待ってる子が、ようけおるからな」

「分不相応にお子さん作り過ぎなんと違います?」


ああ言えば、こう言う … 険悪になりかけた雰囲気を立て直そうと、め以子は和枝に提案しました。

「あ、お、お義姉さん、よかったら実演なさいませんか?

お義姉さんが見事な手さばきで料理して見せたら見に来た人 … 」

「見世物みたいなマネ、ごめんだす」


取りつく島もなく却下されました。

「希子ちゃん、今度の … 」

「希子にそんな恥ずかしいことさせんといて!」


結局、お静とめ以子だけで実演することとなりました。

… … … … …

社交的で人前に出るのが好きなお静が、それこそ見世物のような口上でガス会社の人間 ~ 吉村が連れてきた数名の主婦たちを上手にあしらって … いかにガスが便利なのかを教え込むと、め以子が料理を実演してみせました。

「 … 何と、火加減もこのひねりひとつ、ひねりひとつでよろしおます!

天ぷらもカラっと揚がって美味しおすで ~ 」


試食した主婦たちは皆、ガスに興味を抱いたようでした。

「西門さんからお話もうた時は、半信半疑やったんですけど、実際見せると説得力ちゃいまんな」

好印象を持って帰って行く主婦たちを見送りながら、吉村はお静に言いました。

「うちでよければ、いくらでも協力いたしますんで、何ぼでも言うてください」

「近いうち相談させていただきますんで ~ お家さん」

「お家さんなんて、止めてください、老け込みますわ」


そんな会話をしているところへ、和枝が帰って来ました。

「一番上の娘の和枝です … 和枝、ご挨拶」

「この度は、お世話になりまして」


母親風を吹かせたお静、外面のいい和枝はにこやかに挨拶しましたが、家に入るや否やめ以子に塩をまいておくように指図しました。

「 … まいていいんですか?

後から、もったいなとかおっしゃいませんか?!」


… … … … …

数日後、和枝は手土産を持って、建築課の部屋を訪ねました。

… そういえば、今日はまた悠太郎の給料日です。

「ごめんください ~ 課長さん」

しかし、部屋の中では、ちょうど悠太郎が藤井から給料袋を受け取ったところでした。

入り口で佇む和枝を見て、悠太郎はニコリと笑って、手にした給料袋を見せると、背広の内ポケットにしまい込みました。

… … … … …

その夜、帰宅した悠太郎は、皆の前に給料袋を置いて言いました。

「僕の今月の給料です … この金は西門の金です。

せやから、皆でお金の割り振りを決めたいと思います」


家族全員の前できちんと決めておけば、和枝も無茶なことはできないと悠太郎は考えたのでした。

「ええんちゃうの? 公平で」

うなずくお静、不満そうな顔の和枝、め以子と希子は後ろに控えていました。

「ほな、家長なんで、僕から取らしてもらいます」

給料袋から出した全額の中から、悠太郎が取った額を見た和枝が不満を口にしました。

「僕の小遣いとガス代の見込みなどで10円、借金の返済分で10円 … 更に食費として、30円いただきます」

食費を20円から一気に10円増額しました。

「食費、そんなにいりやらしまへんやろ?」

異を唱えた和枝に悠太郎は毅然と言いました。

「365日、皆で美味しいものを食べることを、この家の最優先事項としたいと思います

… 更に、食卓はめ以子も一緒に囲むことにします」

「おなごしが一緒に食べるなんて、聞いたことありまへんで!」


皆の意見を聞こうと言う悠太郎でしたが、め以子が「今はお金のことだけで」と取り成したので、取りあえず後回しにしました。

… … … … …

「ほな、姉さんとお静さん、必要な分を言うてください」

悠太郎の言葉に、和枝は25円、お静は10円と声にしました。

残っている額は25円しか残っていません。

「あんさん、そんなにいりまへんやろ ~ 何もしてはらへんのに?」

和枝にそう言われたお静はあっさりと手を引いたのです。

「ほな、うちええわ」

これには、和枝も肩すかし食ったような顔をしています。

「 … ええんですか?」

さすがに1円もいらないというのはおかしいと、悠太郎は確認しました。

「三味線習いに来はる人も増えましたしな ~ 」

「黙って、ツケで買い物もなしですよ」

「分かってますよって、着道楽は控えますっさ」

「 … 何企んではりますのんかいな?」


和枝のように口にはしませんが、ここにいる皆が同じことを思っていました。

「いややわ ~ 和枝ちゃん。うち、め以子さんが一所懸命やってはんの見て、心入れ替えましたんや」

… … … … …

自分の部屋に引っ込んだお静。

「糸は3本 … 4本はいらん … 」

三味線をつま弾き、糸をきりきりと張りながら、そうつぶやきました。

… … … … …

「お義母はん、それ、風読んだんだろう?」

糠床の世話に訪れため以子からお静の話を聞いた源太が言いました。

「 … ガスも入ったし、給料も旦さん仕切りになって、お前らについた方が得やと踏んだんやろ」

「うち借金だらけだし、取り合うような財産もないし … 得も損もないと思うんだけど」

「そうは思わんから、10年も嫌がらせ続けとんのやろ?」

「嫌がらせ?」


め以子には意味が分かりません。

「せっせこ、せっせこ、義姉さんが貯めた金、パ~っと使うて着道楽しとるのやろ?」

… お静が嫌がらせのためにワザと着道楽をしている?! … 思いもよらぬ話でした。

「知らんで ~ けど、そういうことも考えられるんちゃうかって話や」

「 … そんなこと、しないよ」


… … … … …

「何や、おもろなかったか? 初田治」

うかない顔をしている和枝、親しい株仲間の倉田が尋ねました。

今、ふたりで寄席から出てきたところでした。

「 … おもろないのは、落語やありまへんわ」

「何や、何ぞあったんかいな?」

「弟は給料取るようになったら家長気取りで、芸者上がりは尻馬に乗って母親面しよるし …

あの非常識な電信柱が来てから、私の調子は散々ですわ」


憂鬱そうに首を横に振る和枝。

「おっ?」

話をすれば … 数軒先で、め以子が買い物をしているのが見えました。

向こうは、こちらに気づいていません。

知らん顔して立ち去ろうとする和枝。

「おい、め以子!」

め以子を呼ぶ男の声で和枝は振り返りました。

… … … … …

「忘れ物や」

市場で買った物を牛楽商店に忘れてきたようで、源太が追いかけてきてくれたのです。

「何や、肉屋の源太やないか?」

倉田は源太のことを知っているようです。

「天満の商店街のやんちゃ坊主や」

「へえ ~ 」


店先で試食を分け合うふたりをじっと見つめる和枝。

… … … … …

倉田と別れた和枝は、ひとり市場に足を踏み入れて、牛楽商店を探し当てました。

買い物客の振りをして店を覗く和枝 … 店の奥に見覚えのある糠ツボがあります。

「あれは、肉漬けてはりますの?」

「いいえ ~ 人さんの糠床、預かってますねん」


女将のトミは聞かれていないことまでペラペラ話し始めました。

「何でも家に置いとかれへんらしゅうて … きっつい小姑はんがいはるらしゅうて、ほかされんねんて」

「 … そんな家、出はったらええのに」


きっつい小姑は答えました。

「わてもそう思いますねんけどな ~ うちの源太と一緒になったらええって」

「源太さん?」

「もともと、幼なじみらしゅうて、ふたりでよう一緒に出掛けるし … 仲ええんよ」

「へえ ~ 」


そこへ戻ってきた源太。

「 … そうでっか」

源太を見つめる和枝の目が輝き始め、薄ら笑いを浮かべました。

… … … … …

その夜、め以子は悠太郎の夕食の給仕をしながら、義父とお静の関係を尋ねていました。

「ああ、父親がお静さんにエライこと入れ揚げて、引かせたんや … 前にも言わんかったっけ?」

「お義姉さんは、そもそもお義父さんが入れ揚げたってところが、気に入らなかった … のかな?」

「?」

「 … 何か糸口ないかなと思って、お義姉さんとお静さんが何とか仲良くなれる」


そんなことを考えているめ以子を見て、悠太郎はポツリと言いました。

「世話掛けますね … 」

「いいえ ~ ガスのお蔭で時間出来ましたから」


… … … … …

翌日、仕事中の悠太郎の元にまた和枝が現れました。

「西門君 … お姉さん、また来てはるで」

藤井にささやかれて、入り口の方を見ると、何故かいつもと違って元気のない和枝がため息をついていました。

… … … … …

和枝は悠太郎を人目をはばかるように廊下に連れ出しました。

「何ですか? 話って」

そして、思わせぶりに話し始めました。

「あのな … 信じるんも信じへんも、あんたの自由やけど … 」

声を潜めて真剣な眼差しで悠太郎を見ながら告げ口しました。

「 … め以子さん、肉屋の男とええ仲みたいやで」

悠太郎の顔に動揺が走ったことを和枝は見逃しませんでした。

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