NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年11月20日 (水) | 編集 |
第45回

にらみ合ったままの悠太郎と源太。

「どうも必要以上に妻に親切にしていただいているようですけど、今日を限りに金輪際やめていただきたい」

「わりゃ、礼のひとつもなしか?」


源太の大きな声を聴きつけて市場の人間が牛楽商店の周りに集まってきました。

「嫁はん、世話になっといて、礼も言わずにエラそうにやめとけか?」

「一般的な親切の領域を逸脱している男に礼を言うアホがどこにおるんですか?」

「あいつがここに来るのは、お前のせいやろが!

お前がしっかりせえへんから、あいつがここに来て、ウダウダウダウダ悩まなあかんのやろが!」


痛いところを突かれました。

「右も左も分からんと、糠床抱えて泣いとったん知っとんのか?

食費もらえん言うて、市場走り回ったん知っとんのかっ?

お前、そん時何しとったんや? … お前がそんなやから、あいつが苦労すんのやろがっ!」


返す言葉がありませんでした。

「あいつはな … 四六時中、お前のことばっか考えとるわ。

ここ来ても、お前やお前んちの話ばっかりや!

そんな嫁はんを、何でお前が信じてやらへんのや?!」


完全に源太の方に分がありました。

め以子の苦労を知りながら、ほぼ何もできず、ここに飛んで来たのも自分の嫉妬心からでした。

「よう言うた!」

「その通り!」

「お前、ええこと言うたぞ、源太!」


やじ馬たちから声がかかりました。

… … … … …

「自信なんてあるか … 」

ポツリつぶやいた悠太郎。

「あっ?!」

「うちの嫁さんはな … ごっつ可愛らしいんや!」


お ~~~ っ!!

今度は大きな歓声が上がりました。

「 … そんなもん、心配なだけや!」

思わず赤面するめ以子。

市場の女将さんたちは囃し立てます。

 … 相思相愛でした。

源太は何だかアホらしくなって来ました。

… … … … …

ふたりはやじ馬の中にめ以子がいることに気づきました。

「あの … ちょっと、その … 」

小走りにかけ寄っため以子は、悠太郎と源太の間に入って、ふたりを分けました。

「けんかはやめてよ ~ へへっ」

「何でうれしそうやねん?」


にやけているめ以子を見て、怪訝な顔をした源太。

「だって … 私、なんかすごくモテてる人みたいで …

私のために争わないで♪」


どっと笑う一同、め以子には何故皆が笑ったのか分かりません。

… … … … …

「 … 旦さん、悪いけど、わしこんなアホ、タダでくれる言うても、熨斗つけて返すわ」

源太はめ以子を悠太郎の方へ押すと、店の奥に引っ込んでしまいました。

結局、源太に何ひとつ言い返すことができず、自分の至らなさを痛感した上に、相当恥ずかしい思いをした悠太郎。

一刻も早くこの場から立ち去りたい … め以子の手を取ると歩き出しました。

「あっ、悠太郎さん!」

「もうここには来るな、ええな?!」

「でも、糠床が!!」


悠太郎は踵を返して、店に戻りました。

「 … すみません、糠床返してもろうてええですか?」

トミから糠ツボを受け取ると、そそくさとめ以子を連れて帰って行きました。

そんなふたりの背中を見送る和枝。

今の騒動を物陰から一部始終見ていました。

「 … 何やこれ?」

… … … … …

「抜本的に対処した結果、このような運びとなりました」

糠ツボを建築課の部屋へ持ち帰った悠太郎、大村は困惑した顔をしています。

「すいません、明日からは勤務時間外に世話しますんで」

そう言って、糠床をかき混ぜ始めました。

「そうは言うてもお前 … 」

大村の立場では、いいとも悪いとも言えません。

「おっ、糠床やないの?!」

部屋に戻ってきた藤井が嬉々として声を上げました。

「これ食べてええの?」

「是非!」


取り出したばかりの漬物を口に入れました。

… … … … …

「ちい姉ちゃん、何かあったん?」

しまらない顔で台所に立っているめ以子を見て、希子が尋ねました。

最近は和枝がいない時は結構、会話できる仲になっていました。

「え ~ 」

含み笑いをするめ以子。

お静も顔を覗き込んできます。

その訳を知っている和枝が板の間から顔を出しました。

「あ、おかえりなさい、お義姉さん」

希子は和枝ににらまれて、後ずさりします。

「今日、肉やないの?」

「あっ … ちょっと、いろいろあって … 」


そう言いながらも、頬が緩んでいるめ以子。

企みが思惑通りに進まず、却ってめ以子を喜ばすような展開になってしまったことに憤りを感じている和枝でしたが、このこと自体は誰を咎めるわけにもいかないのです。

「肉や言うたら肉にして」

「えっ?」

「嫌なん?」

「あ、いいえ … 洋食に興味持っていただけたのがうれしくて」


め以子は慌てて肉を買いに出かけて行きました。

… いけずの調子も狂いっぱなしです。

… … … … …

仏頂面で夕食の肉じゃがを食べる悠太郎。

「それ、別のお肉屋さんで買いましたから」

気にしないようにと断るめ以子、悠太郎は黙々と箸を進めるだけです。

「糠床、元気ですか?」

甘い声で尋ねました。

… … … … …

一方、源太は、捨蔵の長屋で浮かない顔をしながら外を眺めていました。

「できたで」

肴を用意してきた捨蔵が傍らに放ってある手紙に気づき、手に取りました。

「おっ、め以子さんから手紙もろうたんかいな?」

「わいと一緒になりたいって、書いてあったんや」


鼻で笑った源太。

「ふ~ん」

「だけどそれ、絶対あいつからちゃうから ~ そんな達筆ちゃうちゃう」


そう言いながらも少し寂しそうにもみえる源太でした。

「うん、せやな … 」

その字に心当たりでもあるように、手紙を見てうなずいた捨蔵です。

… … … … …

「おもろないことばっかりやわ、お母ちゃん」

こちらにも浮かない顔をした人がひとり … 和枝は仏壇に手を合わせていました。

「あの、お義姉さん」

そこへ、遠慮がちに声をかけてきたのは、浮かない顔の原因 … め以子でした。

「何や?」

「次の日曜日なんですけど … 皆で『梅の仕事』しませんか?

お義姉さんがいてくださると、助かるんですけど … 」

「 … 分かった」


意外にもあっさり承知してくれました。

別段、何か思惑があるようなこともなさそうです。

「あ、ありがとうございます!」

< こうして、め以子は皆に声をかけ、日曜日には家族で『梅の仕事』ができることになったのでございます >

… … … … …

板の間の中央に梅が山ほど入った木箱が置かれて皆でその周りを囲みました。

「これ全部梅干にするんですか?」

悠太郎が尋ねると、め以子は張り切って答えました。

「ううん、梅干だけじゃないの ~

砂糖漬けに梅ジャム、甘露煮に梅味噌に梅酒、それから … 希子ちゃん用に甘い梅干も作ります」

「よかったな、希子」


希子もタスキ掛けをして準備万端です。

「で、作業はいろいろあるんですけれども、何をするにも絶対やらなきゃならないのが … このホジホジです!」

「ホジホジ??」


め以子は、皆に竹串を配りながら説明しました。

「この生り口をこの竹串でこうホジホジして … 取るんです」

まずは、試しにやってみせると、それに倣って皆作業を始めました。

… … … … …

和気藹々と梅仕事が進む中、ようやく2階から和枝が下りてきました。

「あ、お義姉さん、待ってたんです … 一緒にやりましょう、ホジホジ」

しかし、和枝はそれには答えず、希子を呼びました。

「希子、早う支度してくれますか?」

「えっ?」

「倉田のおじちゃんが、食事招待してくださったさかい、早う着替え」


突然のことに戸惑う希子。

「でも、お義姉さん、今日は皆で梅をって … 」

「急に用が入ったんや、いくで、希子」


有無をも言わさず、頭ごなしに命令する和枝。

「姉さん … 」

「希子ちゃん、そんなおもろないとこ、行きたないって」


悠太郎が諌めようとした時、お静が口を挟みました。

「大体、皆で今日やろう言うてたやん、勝手に用入れたのそっちやない」

「希子!」


希子は座ったままで動こうとしません。

「 … うち … ここで、梅の仕事したい」

勇気を振り絞って、和枝に向かって自分の気持ちを伝えたのです。

… … … … …

「勝手にしい」

言い捨てると、和枝はひとりで出かけて行ってしまいました。

め以子が気にしていると、お静は清々したように言いました。

「ええやん、ややこしいのおらんで、気楽や ~ 放っとこ、放っとこ!」

… … … … …

「すんません、倉田はん … わてひとりですねん」

待ち合わせたサロンで、和枝は申し訳なさそうに頭を下げました。

「ああ、ええよええよ ~ 急やったし、まあ、希子ちゃんとも話したかってんけどな」

「あの嫁のせいで、家ん中グチャグチャですわ」


ソファーに座るなり愚痴をこぼし始めた和枝。

「希子まで言うこと聞かんようになって」

まだ顔色を覗いながらですが、今までだったら理不尽なことでも言うなりになっていた妹が自分に逆らったのです。

「皆、誰のお蔭でここまでこれたと思ってるんか、ない金しぼりだして、頭下げて回って … 」

注文を取りに来たウェイターに愛想よくコーヒーを頼んだ和枝は、その後、深いため息をひとつつきました。

「倉田はんに昔言われましたやろ?

苦しい時こそ、看板降ろしたらあかんって … 気負いなくしたら、落ちていくのも簡単やて。

妹、弟にみじめな思いさせたなかったら、わてが気張らなあかんって!

… あの嫁はそういうもん、何か全部コケにするんや」


黙って愚痴を聞いていた倉田が気の毒そうに尋ねました。

「そんな生意気言いよるんか?」

和枝は頭を振りました。

「言わしまへん …

けど、おるだけでコケにされてる気にさせるんや!」


… … … … …

「私って、そんなに虫が好かないのかな?」

『ホジホジ』が済んだ梅を、すり鉢でつぶしていため以子は、ふと和枝のことがまた気になりだしました。

「あなたがどうのこうのやないですよ。

嫁ぎ先でやられたんと、同じことやり返してるだけですから」


悠太郎は、初めて、め以子に和枝が嫁ぎ先でどんな目に合っていたかを話し始めました。

「姉さんは何でもキチキチやる人ですから、そらもう生意気やって毛嫌いされたみたいです。

それでも、子供もおったし、何とかかんとかがんばってたんですけど …

その子が事故で死んでもうて … 子供もおらんようなったし、これ幸いにって離縁を切り出されたらしいです」


まるで他人事のように話す悠太郎にも少なからず違和感を感じため以子でした。

まだ幼い頃のことだったので、実感として残っていないのでしょうか?

「それ … 誰も何も言ってあげなかったの?」

「親父はさすがに向こうの家に文句言うたらしいです … あんまりやないかって」


すると、姑はぬけぬけと言い返したそうです。

「なんぼでも言うとくれやす … それで、この人と縁が切れるんやったら、安いもんですわ ~

これまで、なんぼやんわり言うても、分かってくれはらしまへんで …

さあ、お引き取り願えまっしゃろか?」

… … … … …

め以子には、そんなひどいことを言う人がこの世にいるということ自体信じられませんでした。

「あなたには、信じられへんかも知れませんね」

温かい家庭、善良で優しい人たちに囲まれ、恵まれた環境ですくすく育っため以子 …

… … … … …

「 … 追い出されて戻ってきたら、新しいお義母さんが来てたってこと?」

「まあ、姉さんからしたら、そうなりますよね。

それで、芸妓上りなんてとんでもないって、お静さんを追い出そうとして … 仲裁役の親父はおらんようになって … 今に至る訳です」


和枝のめ以子に対する態度、お静との確執 … 思ったより根深い事情があることを知っため以子でした。

… … … … …

「 … 陣取り」

ホジホジをしながら、希子がつぶやきました。

「ず~っと、陣取り … 」

うなずいた悠太郎。

「せや、あのふたりは、ず~っと、陣取りやっとるようなもんや ~

勝ったかて、何の褒美もないのにな … 」

「そういえば … 」


さっきから、お静の姿が見当たりません。

「何処行ったんだろう?」

… … … … …

噂をすれば …

玄関の戸が開いて、お静が戻ってきました。

「ほな、入っておくれやす ~ 」

お静の後から数名の女房達がついて入ってきました。

「お静さん、その方たちは?」

「あ、これがガス?」

「ええな ~ 」


台所まで入ってきた女房達はガスコンロの前を取り囲みました。

「ちょっと出たら、道で逢うてな ~ ガス入りましてんって立ち話したらな、皆さん見たいって言わはって」

よく見たら、め以子にはどこか見覚えがあるような顔ぶれでした。

「若御寮人さん、これ手入れはどないんだす?」

「わ、わかごりょん?」

「あんさんのことや、若奥さん」


お静にそう言われて、め以子は戸惑いながらも女性たちに説明しました。

「 … 薪と違ってススが出ないので、簡単なんです … サッと拭くだけで」

ひとりの女性が梅が入っている鍋に目を止めました。

「これは、何?」

「これは、梅のジャムを作るんです。

他にも甘露煮とか、梅の味噌とか … 梅たくさんいただいたんで」


女房達は、自分等の質問に丁寧に答えるめ以子に好感を抱いたようです。

「和枝さんが言わはるんと、ちと違いますようですな ~ 」

「ホンマは、ごっつ~ええ子ですねん」


やけにめ以子を持ち上げるお静でした。

「め以子はん、梅仕事、ガスでやってお見せして」

「あ、はい … 」


言われた通り、ガスコンロに火をつけるところから実演するめ以子。

「ごっつ~ええ子やねん」

お静はもう一度言いました。

「なあ、悠太郎さん?」

「ええ、まあ … 」


ガスを扱える自分を取り込むことで、和枝から西門家における地位を奪う … お静のふるまいから、希子の言う「陣取り」という言葉が頭に浮かんだめ以子でした。 

< 追い出すか、追い出されるか …

この家には、そんな理屈しかないのかと、ふと寂しくなった、め以子でございました >

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