NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 09«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »11
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2013年11月23日 (土) | 編集 |
第48回

「どうやったら、ご飯が楽しいお家になるのか、どうしたら、ならないのか …

ちゃんと、その眼で見て考えてから、お嫁に行きなさい」

め以子の言葉に希子はしっかりとうなずきました。

しかし、お見合いは翌日 …

「と言ったところで、お見合い止めるって言って、お義姉さん聞いてくれる訳ないだろうし … 」

無暗に和枝の顔を潰す訳にもいきません。

明日ために一時帰宅した悠太郎に余程相談しようかとも思いましたが … め以子は思い止まりました。

< そうそう、言うと巻き込んじゃうことになるもんね >

結局、考えついたのは、自分が粗相して、お見合いを潰すという手段でした。

… … … … …

明くる日、見合い相手の紙問屋の三島の跡取りとその両親を連れて倉田が西門家を訪れました。

見合いの席、倉田による紹介の後、挨拶を交わす両家の面々 … しかし、自分の番が来ても、希子はうつむいたままです。

「希子、ご挨拶は?」

和枝にうながされても、挨拶できません。

「すんません、あがってもうて、顔も上げられんみたいです」

「いや、えらいこと『隠者もん』っていうのは、ホンマなんですね」


… 内気で引っ込み思案ということです。

「すんません、奥手な子で … 」

にこやかな顔をしている和枝ですが、内心はヤキモキしていました。

… … … … …

「口が立つ嫁ほど、厄介なもんもおまへんさかいに、ありがたいお話でごわんな」

そう言いながら、湯呑のフタを取った三島の女将の手が止まりました。

「 … 何か?」

和枝が尋ねると、茶碗を差し出して見せました。

「このお茶碗、危のうおまっせ」

ふちが欠けてギザギザになっています。

「ああっ、すんません ~ これっ!」

慌てて、め以子を呼ぶ和枝。

「あ ~ 、ごめん!」

無作法に座敷に入ってきたかと思うと「替えるね」と母親の手から無理やり湯呑を奪い取りました。

「あっ?!」

父親の湯呑には虫が入っていました。

「あははは、いつ入ったんでしょう? … これも替えますね」

その湯呑をお盆に乗せようとして勢い余って隣の息子のひざにお茶をこぼしました。

「熱っ!!」

そりゃもう大騒ぎ …

「あんさん、何やってはんの?」

「あ ~ 、ごめんなさい。

いつもこうなんで、すいません、ホント … あははは、あはは」


ふすまを無造作に閉めて出て行きました。

… … … … …

「すんません、ホンマにすんません」

平謝りする和枝。

「おなごしさん、代えはった方がよろしんちゃいますか?」

「おなごしちゃいます … 僕の家内でして」


悠太郎の言葉に絶句する三島夫妻。

「しきたりでしてな … あの、嫁には1年間、おなごしをしてもらいまんねん」

「 … ほな、あの方、いずれ親戚に?」


不安そうに尋ねる女将の声をふすまの外で聞いていため以子は、してやったりとほくそ笑んでいました。

「今日は、あがってるんやと思うんだす … いつもは、ホンマにようでけた子で」

「 … 何で今日だけほめるのよ?」


め以子は次の手のために台所へ引っ込んで行きました。

… … … … …

「お茶の神様、お塩の神様、ごめんなさい」

引きあげてきた3人の湯呑の中にそれぞれひとさじの塩を落としました。

「あんた、何してるの?」

よりによって、お静に目撃されてしまいました。

和枝にお見合いの席に顔を出さないようにくぎを刺されていたお静ですが、やはり気になって覗きに下りてきたところでした。

「お茶に塩入れてるの?」

言葉に詰まるめ以子。

… … … … …

座敷では、三島の息子がバイオリンを弾けることが話題に上っていました。

「よろしゅうおすな ~ 希子、聴かせてもらい、なあ?」

盛り上げようと必死な和枝、しかし希子は相変わらずうつむいたままです。

「よろしいですよ、希子さん … ぜひ」

… … … … …

「 … 水臭いな ~ そうなら、そうと言うてくれたらええのに」

まずいところをお静に見つかってしまっため以子は、止むを得ず、企みを打ち明けたのです。

「和枝ちゃんの顔潰すなんて、おもろいやんか ~ 」

「だから言わなかったんです。

お義姉さんはお義姉さんなりに、希子ちゃんのこと考えてやってる訳ですし … 」


ところが、ふたりの会話は、お茶の催促に出てきた和枝にしっかりと聞かれてしまっていました。

… … … … …

和枝はそんなことは臆面にも出さず、台所に顔を出しました。

「め以子はん、あのな ~ 」

いきなり現れた和枝に驚くふたり。

「あ、あの、お茶はすぐに … 」

「ああ、取りあえず、お茶はええさかい ~ 掛け軸捜すの手伝うてくれはる?」

「掛け軸?」


何故、お見合いの途中で掛け軸が必要なのか?

「ほな、まあ、せいぜい気張ってな ~ あんじょうやりや」

お静は出かけて行きました。

… … … … …

和枝はめ以子を蔵へ連れて行きました。

「お義姉さん、どの箱ですか?」

「あめ色のちょっと変わったんおまへんか?」


薄暗い蔵の中、積まれた木箱を動かして、和枝が言うような箱を探すめ以子。

夢中になっていて、和枝がそっと後ずさりして、蔵の外に出たことに気づきません。

蔵の扉が閉まる音に振り向きました。

「えっ?」

慌てるめ以子 … 扉は押しても引いてもビクとも動きません。

「お義姉さん? … お義姉さん、開けてください」

どうやら、掛け軸云々はウソで、ここにめ以子を閉じ込めることが目的だったようです。

… … … … …

邪魔者を追い払った和枝は、自らの手でもてなし始めました。

三島の主人が好きだという料理屋の仕出しを用意し、酌までしています。

「お姉さん、手ずからやっていただいて、何やすいまへんなあ」

「とんでもないことでね、不手際ばかりで … どうぞ、お上りになっておくれやす」


… … … … …

一方、閉じ込められため以子は … 何とか外に出ようと、奮闘中でした。

< ああ、別な入り口探してんのかい? … ないと思うけどね >

閉められた扉以外に出入り口はないのか懸命に探しましたが、やはり見つかりませんでした。

< まあ、見合い終わったら、開けてくれるんじゃ …

終わったらじゃ、ダメなのか?! >

ふと、上から光が差し込んでいることに気づいて、見上げため以子。

天井近くに小さな格子窓がありました。

< 無理じゃないかね? … 柵もあるし >

しかし、め以子は裸足になって、箱の上によじ登りました。

柵に手をかけた時、足元に積まれていた書物の山が崩れてしまいました。

「わ ~~~~ !!」

… … … … …

「め以子は?」

姿を見せないめ以子のことを不審に思った悠太郎は和枝に尋ねました。

「寝させた … 熱があったみたいで、それでおかしかったみたいやわ」

たったひとりの味方を失った希子 …

… … … … …

何とか怪我はせずに済んだめ以子でしたが、蔵の中には崩れ落ちた書物が散らばっていました。

拾い集めていると、その中に写真の台紙が混ざっているのを見つけました。

何気なくそれを開いて写真を見るめ以子。

「?!」

… … … … …

和やかに食事は進み、和枝の思惑通りに事は運んでいました。

「希子はん、全然手つけてはらへんけど?」

相変わらず、ひと言も話さず、料理に手をつけることもせず、ただうつむいて座っているだけの希子。

三島の女将が気にかけています。

「胸がいっぱいやもんな ~ 」

和枝が取り成しましたが、希子の表情は辛そうに見えました。

「希子、何かあるんか?」

心配した悠太郎に声をかけられ … 初めて、口を開きました。

「う、うち … 」

蚊の鳴くような声 … 一同の目が希子に注目します。

和枝がそのまま続けるように、にっこりと目で合図しました。

… … … … …

「 … うちは … うちのようなもんは、三島さんのような立派なお家には … 相応しくないんやないかなと」

震える声でそこまで言うと、言葉に詰まってしまいました。

「いややわ ~ すいません、この子緊張して … 」

「いや、そうやなくて … 」


ところが、この希子の言葉に三島の息子がいたく感激してしまいました。

「ええわ、ええ子やな ~ 希子さん」

「ホンマにな、今時こんな控えめなお嬢さんいてはらへんわ」


両親も一緒に感心して希子を見ています。

「う、うちはホンマに … 何の取り柄も … 」

その時です。

突然、西門家が座っている後ろのふすまが勢いよく開かれ … 倒れ込むように入ってきたのは、酉井捨蔵でした。

… … … … …

目を見開き、その姿を見つめ、絶句する悠太郎、和枝、希子。

「 … ごめんなすって」

酔っぱらっているのか、捨蔵はヘラヘラしながら、その手には水ナスが握られていました。

「正造はん … 戻ってきはりましたんでっか?」

驚く倉田は捨蔵のことを知っているのか … しかし、何故か正造と呼びました。

「知りまへん … ほんまに何で?」

捨蔵に見つめられて、怯える和枝。

捨蔵がそのまま三島親子の前に歩み出ようとした時、立ち上がった悠太郎が腕をつかんで阻止しました。

「出てってください」

「離せ」


その手を振りほどいた捨蔵。

「本日は … 」

「出てって!」


帽子を取って挨拶しようとした捨蔵を引き戻した悠太郎。

「おいっ、父親に向こうて、出てけはないやろ?

えっ、せっかく戻ってきたんやないかい!」


… … … … …

父親?

捨蔵は確かにそう言いました。

「一体、どういうことでっか?!」

三島の主人が声を荒げて倉田を問いただしています。

「お亡くなりになられてるって伺ってましたけど … 」

「へ ~ 死んだことになっとりましたんですかいな、わて」


笑いながら腰を下ろした捨蔵。

「何とまあ、ひどい話でんな ~ 」

傍らにあったお銚子を勝手につかむとラッパ飲みしました。

「出てけって!」

悠太郎の言うことを聞かずに三島夫妻の間に座り直しました。

「いや、あのな ~ これあの、早速でなんでございますけれど …

10円貸してもらえまへんやろか?」


今にも卒倒しそうな和枝。

「いやホント、手詰まりでございまして ~ 娘も息子も冷たいんで、小遣いもくれまへんのや … 」

… … … … …

「おいっ、ええ加減に!」

引きずってでも追い出そうとする悠太郎。

しかし、そうはさせまいと捨蔵は必死にあがきます。

「5円でもよろしいわ ~ なあ、ちょっと5円、わ … 」

急に苦しそうに胸を抑える捨蔵。

次の瞬間、その場にもどして、ぶっ倒れてしまいました。

… … … … …

お静が頃合いを見計らって戻ってくると、憤然とした顔の三島親子が引き上げていくところでした。

「ホンマにすいませんでした」

深く深く頭を下げて見送る和枝、悠太郎、そして倉田。

3人が見えなくなると、ふたりは今度は倉田に頭を下げました。

「ああ、ええ … わてが何とかするさかいに」

「ホンマにすいませんでした」

「ええがな、ええがなもう、和枝ちゃん … 頭上げて」


気の毒になるほど、倉田に詫びを入れている和枝。

「どないしたん?」

お静は悠太郎に尋ねましたが、黙ったままです。

… … … … …

そそくさと家に入ったお静、座敷の剣幕を見て、顔をしかめました。

そして …

その真ん中に大の字になってイビキをかいている捨蔵を見て、顔色を変えました。

「えっ?! … いや、ええ??」

傍らには放心状態の希子が座っています。

「いや ~~ 」

逃げ出して玄関まで来たお静。

倉田を見送って戻ってきた和枝に尋ねました。

「 … あれ、あれ何、何で?」

「知らんがな … 」


こっちが聞きたいというような顔をしました。

「和枝ちゃんが?」

「わてが呼びますかいなっ!」

「ほな、誰が?」


そう聞かれて … 和枝の頭に浮かんだのはめ以子の顔でした。

… … … … …

蔵の扉が開いて、険しい顔をした和枝が顔を出しました。

「あんさんがあの男呼ばはったんか?」

責めるように問いただすと、め以子は写真を見ていた顔を上げて、和枝の方を見ました。

その表情は困惑しています。

「あの … お父さんって、亡くなられてるんですよね?」

やはり、この女が … 和枝はめ以子のことをにらみつけました。

「私、この人のこと知ってるんですけど … 」

手にしていた写真を和枝の方に向けて、その人物を指さしました。

… め以子が指さした男、その写真にお静と並んで写っているのは捨蔵だったのです。

< ついにめ以子は、この家の本当の歴史を … この家に起こった出来事の核心を知ることになるので、ございました >

お見合い (角川ホラー文庫)



雨のち晴レルヤ / 守ってあげたい

新品価格
¥1,190から
(2013/11/23 19:08時点)



あまちゃんメモリーズ 文藝春秋×PLANETS

新品価格
¥1,365から
(2013/11/23 19:09時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。