NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年11月26日 (火) | 編集 |
第50回

め以子を訪ねてきたのは、桜子と室井 … およそあり得ない組み合わせのふたりでした。

その上、駆け落ちしてきたと、桜子は言いました。

「駆け落ちって、ふたりがどうして?」

あまりにも突然、想定外のことにめ以子は混乱しています。

「いや ~ そうなっちゃったんだよ」

デレデレの室井。

「いろいろあってね … 」

駆け落ちしてきた割にふたりから悲壮感のようなものは全く感じられません。

… … … … …

ふたりは、め以子の傍らで様子を覗っている和枝とお静に気づきました。

「どちらがお義母さんですか?」

あちゃ ~ 一番踏んではいけない地雷を室井が踏んでしまいました。

「貫録あるけど、お義姉さんで … お義母さんが童顔でいらっしゃって」

ものすごく気まずく紹介しため以子。

現在のめ以子の立場、状況を全く関知していない上、お姫様気質の桜子は物おじせずに和枝に向かって言いました。

「すみません、あの ~ 住む所が見つかるまで、2~3日ご厄介になれませんか?」

「め以子はんのお友達どすか?

… お泊めしたいのは山々なんですけど、どうも出て行かはるみたいで … 」


にこやかな顔で答えました。

驚いて、め以子のことを見たふたり。

「出てかない … 出て行きませんよ!!」

慌てて否定しため以子ですが、和枝は聞く耳を持ちません。

「そういうことでして、すいまへんけどお引き取りくださいますやろか … そこまで、お送りしますさかい」

玄関わきに置いてあった、ふたりの荷物をつかむと、サッサと外に出て行きました。

「ちょちょ、ちょっと!」

和枝を追うふたり。

「ここ置いときまっせ」

門を出ると道端に荷物を下ろしました。

「 … 待ってください」

後から出て来ため以子共々、3人を外に追いやると、門を閉めて、鍵まで掛けてしまいました。

「やられた … 」

… … … … …

「 … と、いう訳で、たった今、家から追い出されたところです」

め以子はふたりに大まかな事情を説明しました。

「いや ~ 思った以上に大変な家なんだね」

同情しているような口ぶりですが、どこか面白がっているような室井。

「 … 大変なんです」

肩を落とすめ以子。

「ねえ、取りあえず仲直りしてよ」

「えっ?」

「だって、私たち今日泊まるとこないし ~ 」


このふたり、人の話を聞いていなかったのでしょうか …

… … … … …

仕方なく、め以子はふたりを市場へ連れて行きました。

源太や正造以外に頼れる当てもなく、顔見知りといったら、ここの人たちくらいしかいないのです。

まずは、八百屋の女将 ~ おタネに相談しました。

… 当人たちは、関東にはない商品を珍しがったり … まるで観光気分です。

「源太に頼んだらええねん ~ あの子、顔広いさかい」

「え、いや、おタネさん、私今、源ちゃんと会えない … 」


しかし、おタネは源太を呼び止めてしまいました。

「どないした?」

「あんな ~ この人ら、め以ちゃんの東京の友達なんやて … 」


め以子は源太にふたりのことを任せるのもそこそこに、気になっている家へと急いで帰ろうとしました。

「駆落ちしてきてな、落ちつけるとこ探してんのやて ~ どこか安うてええとこ知ら~ん?」

め以子に代わって、おタネが世話を焼いてくれました。

少し考えた源太。

「 … 焼氷屋の上はどやろ?」

「焼氷?!」


その名前を聞いて、め以子の足が止まりました。

… … … … …

源太は3人を焼氷屋へと案内しました。

「ここや」

赤いガラス戸、樽で作った看板に『うま介』と書かれています。

「個性的ね」

室井と顔を見合わせ、つぶやいた桜子。

「ごめん、馬介さん」

店に入りながら店主の名を呼ぶ源太。

鍵はかかっていませんでしたが、店内には誰もいません。

モダン(?)な造りというのでしょうか ~ 馬の置物があると思えば、人形浄瑠璃の首があったり、西洋の甲冑、オルガン … 不思議な空間でした。

壁のいたるところに貼られたメニューは、『河童パン』『山椒ソーダ』『鍵盤サンド』『通天閣パルフェ』などと奇妙な名前ばかり。

め以子は、その中に『焼氷』があるのを見つけました。

… … … … …

「馬介、馬介」と源太が何度も何度も呼んで … それでも誰も出てこないと、あきらめかけた時 …

「何ですか ~ 」

2階から声がして、店主の高木馬介が寝起きのような顔をして下りてきました。

「生きとるか?」

「生きとるで ~ 」

「 … 大丈夫かいな?」


見るからに頼りなさそうな感じです。

「あんな、このふたり、東京から訳ありでこっち来てんて … 」

ふたりは、室井桜子と『夫』の室井幸斎と名乗り、挨拶しました。

「2階まだ空いとったら、貸したってほしいんやけど」

「ああ、ええよ」


ふたつ返事で無事住む所が決まりました。

… … … … …

「じゃあ、私これで … 」

そうです … め以子はこんなところにいる場合ではなかったのです。

「えっ、焼氷は、食べなくていいの?」

桜子に言われて、ひとしきり迷っため以子ですが …

「お、落ち着いたら、また来るから」

後ろ髪をひかれる思いで、帰って行きました。

… … … … …

「あんさん、どないなつもりや?!」

息を切らして家の前まで戻って来ため以子は、和枝の怒鳴り声で足を止めました。

め以子の荷物を積んだ大八車を動かそうとしている和枝の前に立ちはだかっているのは … 希子です。

「どきい!

どきて、どきて言うてるんや!」

「あ、戻ってきた」


め以子に気づいたお静。

大八車を引く和枝を唖然として見つめるめ以子。

「何や? 心、入れ替えはったんでっか?」

「入れ替えてません … けど、出てくつもりもありません!」

「そんな言い分通ると思うてますんか?」

「お義姉さん … 」

「はいはい、どいて ~ 希子、あんたもどきいっ!」


業を煮やして、大八車を動かし始めた和枝。

「お義姉さん、師匠は … 」

「 … うちも出てく」


… … … … …

「ちい姉ちゃんが出ていくのやったら、出てく」

顔を上げた希子は、生まれて初めて和枝に逆らい、そして反抗的な目でにらみつけました。

「希子ちゃん … 」

一瞬絶句した和枝でしたが …

「ほうか …

ほなもう、勝手にしいっ!」


大八車から手を放すと、家に入って行ってしまいました。

… … … … …

建築課。

「で、何かええ案、思いついたか? 赤門」

大村に尋ねられましたが、悠太郎にもこれといった打開策は見つかっていませんでした。

「しゃあないから、教室の数減らすか?」

「それは、反対です。

子供たちにはゆとりある空間で学んでほしいんです … せやったら、校長室や職員室、あと便所の面積を見直しませんか?」


そんなやり取りをしている時、め以子が訪ねてきたと藤井が伝えてきました。

… … … … …

廊下で待っていため以子。

「何ですか?」

正蔵のことに加えて、仕事も思うようにはかどっていない悠太郎はいつになく素っ気なく言いました。

「お義姉さんに、お義父さんに会うなら出てけって追い出されて … 1階に希子ちゃんも」

「希子も?」


意外という顔をした悠太郎。

「私が行くなら、一緒に出てくって」

あの希子が … にわかに信じがたいことではありましたが、今の悠太郎には深く考える余裕がありません。

「そうですか … 」

平然を装いそう答えました。

「 … それで?」

その言い方は、め以子にはひどく冷たく感じられました。

… … … … …

「お義父さんのこと、許してくれない?」

黙って目を伏せた悠太郎。

「私の知ってるお義父さんはね ~ 優しくて、面白くて、皆に慕われてる、そういう人なんです。

昔、いろいろあったことは分かるけど …

今は別人っていうか、きっと変わったんだと思うのよ。

だから … ちょっと考え直してみてもらえないですか?」


視線を挙げた悠太郎、逆にめ以子に質問しました。

「 … そもそも、あの人が戻りたいって言うたんですか?」

「そんなことは言ってないけど … 」

「あの人が居て、誰が楽しくなるんですか?」

「えっ?」


悠太郎の顔を改めて見つめため以子。

その眼は、正蔵に対する憎しみで染まっているように見えました。

「楽しくなるのは、あなただけやないんですか?

あの家の誰も、あの人も、戻ることなんて望んでないと思いますけど」


確かにそうかもしれない … いや、違う …

「私は望んでます!」

「あなたは西門の人間やないでしょ?」


… … … … …

悠太郎は口にしてしまった瞬間、「しまった」と言う顔をしました。

「 … あの10年を一緒に過ごしてないという意味でです」

しかし、後の祭り …

「そりゃ、そうだけど … そんなこと言ったら、嫁は何も言うなってことになるじゃない。

私は私なりに一生懸命、悠太郎さんや皆がどうしたら楽しくなるかって考えてやって来てる訳なんだけど」

「それは感謝してますよ。

感謝してますけど、今回のこれは違うって言うてるんです」

「 … 決めるのは悠太郎さんなの?

何が正しくて、何が間違ってるか、決めるのは悠太郎さんなの?

悠太郎さんが望んでることをやってるうちはいいけど、それを外れたらダメって … そういうこと?!」

「そんなこと言うてないやないですか?!」

「言ってるじゃない?!」


もうお互い感情的になってしまっていて … 話せば話すだけ、取り返しのつかない方向へ進んでいくようです。

… … … … …

「私の判断は要らないってことでしょ?

お前は分かんないんだから、黙っとけ ~ そういうことでしょ?」

「 … つきつめて言えば、そういうことになるかも知れませんね」


ヤケになるな、悠太郎 …

「ほな、仕事に戻りますんで … 」

踵を返した悠太郎の背中に向かって、め以子は問いかけました。

「私を … 私を幸せにするって言ったじゃないですか?

私がその方が幸せだと言っても、お義父さんを許してはくれない訳ですか?」

「 … 許せませんね」

「それは、私の気持ちより、自分の気持ちの方が大事ってことですよね?」


振り向いた悠太郎。

「私より、自分の方が大切ってことですよね?」

少し動揺した悠太郎は何か言おうとしましたが …

「分かりました … よく …

よっく分かりました!」


め以子は涙をこらえ、そう言い捨てると、悠太郎の前から立ち去りました。

後を追うこともせず、悠太郎もまた職場へと戻って行きました。

… … … … …

うま介の住人となった桜子と室井。

桜子たちから、め以子が家を追い出されたことを知った源太。

そのまま放って帰ることも出来ず、結局ここに残って、3人でどうしたものかと思案していました。

「何や、しち面倒くさいことになってんな … 」

「め以子は要領悪いからね ~ 」


桜子の言葉にうなずく室井。

… … … … …

その時、店の入り口が勢いよく開いたと思ったら、しかめっ面のめ以子が突っ立っていました。

「あれっ … もう落ち着いたの?」

確かに落ち着いたら、また来るとは言っていましたが、とてもそんな風には見えません。

「誰?」

源太が後ろに控えている希子を指さしました。

「 … あ、妹です」

「えっ?」


蚊の鳴くような声だったので聞き返しました。

「何か荷物持ってきたの?」

店の外に止めてある、荷物を積んだ大八車を見て、室井が尋ねました。

「 … あんた、もしかしてまさか??」

その言葉をきっかけに、わっと泣き出しため以子。

倒れ込むように桜子に抱きつきました。

「め以ちゃん?!」

「ど、どないしたんや?」


… … … … …

「め以子、何があったの?」

桜子の腕の中でめ以子は泣きながら話し始めました。

「 … 4時に起きたの」

「そこからか?」

「起きて、皆のご飯用意して … 片付けて … お掃除して … お見合いの準備して … 」


まるで幼子のように拙いめ以子の話を一同はいちいちうなずきながら耳を傾けていました。

「邪魔したら、蔵に閉じ込められて … 出されたら、お義父さん寝てて … 許してあげてって言ったら、追い出されて … 」

「うんうん、その辺はもう聞いた」

朝から何も食べてないの ~ 


… … … … …

「えっ、そこか??」

拍子抜けした源太。

「焼氷頼んで!」

桜子は室井に言いつけました。

「えっ、でももう、馬介さん帰っちゃったよ!」

「連れて来なさいよ ~ 倍付で払うって言って」


脱兎のごとく飛び出して行った室井。

… … … … …

め以子は桜子の膝の上で泣き続けています。

「あ、あの … ちい姉ちゃん … 」

聞き取れないような小さな声で話しかけてきた希子の顔を桜子は見ました。

「大っきな声で!」

「あ、あの、ちい姉ちゃん … ずっと女中扱いされてて … で、祝言も挙げてもらえんと、それでも一生懸命、皆のためにがんばってきてくれたんです」


人見知りの希子ですが、桜子にめ以子のこと伝えようと、精一杯の声を出していました。

「それやのに、お兄ちゃんに『西門の人間やないねんから、口出すな』って言われたみたいで … 」

… … … … …

悠太郎は、実家に帰っていた間の遅れを取り戻そうと、黙々を図面を引いていました。

顔を見合わせた藤井と大村。

まず藤井が遠慮がちに話しかけました。

「あの ~ さっき、嫁さんとケンカしてたよね?」

廊下に出て話していたとはいえ、あれだけ言い争っていれば、内容までは分からないにせよ、ほぼ筒抜けでした。

仕事の手を止めた悠太郎。

「とにかく今日は帰った方がええんちゃう?」

「後は、わしやっとくさかい」


大村も心配していました。

「帰っても僕からは、あれ以上言うことはありませんので … 」

ふたりの好意は受け取らずに、再び手を動かし始めました。

… … … … …

しばらく時間が経って少しだけ気持ちが静まっため以子。

悠太郎の心無い言葉に傷ついた彼女は、ある決意を口にするのでした。

「私、離縁する」

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