NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年11月28日 (木) | 編集 |
第52回

今は閑古鳥が鳴いている『うま介』を流行りの店にする!

桜子に名前負けしていると言われたメニュー『焼氷』を改良するため、め以子は店主のうま介と共に試行錯誤を繰り返していました。

そして、ようやくその試作が完成したのです。

め以子は、かき氷にコーヒーシロップをかけただけの現在の『焼氷』の上にブランデーを湿らせた氷砂糖を砕いて乗せました。

室井や桜子、希子が見守る中、それにマッチの火を近づけると … 見事かき氷の上に炎が灯りました。

「おお、すごい!」

歓声を上げる一同。

「 … で、火が収まったら、下の氷と一緒に食べてもらう」

め以子の説明通り、桜子から順番に『焼氷』を試食しました。

「うん、美味しい」

「いける、いける」


希子も笑顔でうなずきました。

… … … … …

皆は満足そうですが、め以子には少し気になることがありました。

「でも、どうしても焦げ目が出てそれが味に影響するのよね」

「もう十分ちゃう? おもろいし」


馬介もそう言いますが、すっきりしない顔のめ以子。

「1回は話のタネに来てくれる気がするんですけど、それで終わっちゃうような気がして …

何ていうか、驚きを超える感動が!」


『 … 言わば客は何が来るか分かってる。

それでも、それを超えて感動させるのが美味しい料理ってもんやないんですか?』

その時、め以子が思い浮かべていたのは、いつか悠太郎が開明軒の料理を評して言った言葉だったのです。

… どうやったら『焼氷』をそんな看板メニューにできるのだろう?

気がつけば、め以子は無意識にあご手を当てて考えていました。それは悠太郎のクセでした。

「とにかく、これじゃまだ、ダメな気がするんです」

… … … … …

大阪市役所・建築課。

ソファーにどっと座り込んだ悠太郎と大村、ふたりとも大あくびをしました。

「思いついてよかった … 雨天体操場を2階へ持ってくやなんて … 」

「よかったです … 」


期限ぎりぎりのところで思いついて、何とか図面を仕上げたのでした。

精根尽きたふたりは、目を閉じてそのまま眠ってしまいそう …

その時、勢いよくドアを開けて部屋に入ってきたのは藤井です。

「改定案出してきたで ~ ほな、飲みにいこか?!」

応える者はひとりもいません。

… … … … …

幾日かぶりに家に戻った悠太郎を迎えたのは、言い争っているお静と和枝でした。

「何でうちの布団だけ取り込んどいてくれへんの?!」

お静が出かけている間ににわか雨が降り、一緒に干してあった布団のうち、和枝は自分のだけ取り込んでお静のはそのまま放っておいたのです。

「びしょびしょやんか!」

「干したん忘れとりましてな ~ 」


台所仕事をしながらとぼける和枝。

自分のだけは取り込んだことをお静が咎めると、平然と答えました。

「誰かが入れてくれはったみたいですわ」

「鬼やな、あんた … 」


悠太郎の顔を見て、お静は泣きついてきました。

「もう早う、め以子さんと希子ちゃん連れて帰ってきて!

… あの人に会うくらい、許したったら?

別に一緒に暮らすわけやなし … 」


それを聞いて、和枝がお静に食って掛かりました。

「あんさんみたいなお荷物まで押しつけられて、わてと悠太郎さんがどれだけ今日まで苦労してきたか?

… お荷物には分かりまへんわな?」

「あんたらの父親に頼みこまれて来たんや!

面倒見んのは、当たり前やろ!」


うんざりした悠太郎は、そっと2階へ上がろうとしましたが、お静に呼び止められます。

「悠太郎さん、逃げるんか?」

「眠いんや ~ 起きたら聞きますから … 」


… … … … …

部屋に入った悠太郎は、着替えもせずに掛布団だけつかむと畳の上に倒れ込みました。

しかし、疲れているはずなのに、何故か寝つくことも出来ずに … ふと辺りを見回しました。

改めて見ると、め以子の荷物がひとつもありません。

< 違うから … 荷物がないのは、和枝さんが放り出したからで … >

悠太郎は体を起こして考え込み始めました。

< 違うから … 固い意志を持って、出て行った訳じゃないから >

ハッとする悠太郎。

< 違う、お父さんの所でもないから … 源ちゃんの所じゃないから >

気になり出すと、目がさえて寝るどころではなくなってしまいました。

… … … … …

悠太郎の足は市場へと向いていました。

しかし、こんな時間ではほとんどの店は閉店しています。

牛楽商店もすでに戸を閉めた後でした。

「嫁はん、探しとるんか?」

店の前で考えあぐねていると、向かいの乾物屋の定吉が声をかけてきました。

源太と派手にやり合ったことで、この市場では悠太郎のことを知らない者はいません。

「 … 通りがかっただけです」

立ち去ろうとする悠太郎に定吉は反対側の方向を指さして言いました。

「そこ曲がって、ちょっと行ったとこの『うま介』いう喫茶店におるで」

「 … 通りがかっただけです」


定吉の顔を見ながら、もう一度言うと、頭を下げて、教わった方へ歩き出しました。

… … … … …

『うま介』を探し当てた悠太郎は、ガラス戸越しにそっと店の中を覗き込みました。

店主らしき男とめ以子に希子だけでなく、東京にいるはずの桜子と室井までいることに驚いていると、桜子が入り口に近づいてきたので、慌てて身を隠しました。

店内が蒸すらしく、扉を開けただけでしたが、お蔭で皆の会話がよく聞こえるようになりました。

… … … … …

これから、め以子がふたたび改良を加えた『焼氷』のお披露目が始まるところです。

「これ何?」

氷砂糖とは違うものがかき氷の上に乗っているのを見て桜子が尋ねました。

「氷の上にメレンゲを乗っけたの … で、そこにブランデーをかけて … はい、馬介さん」

め以子の合図で馬介がマッチでメレンゲの上に火を灯しました。

「おお!」

「素敵! わくわくする」


以前より煌々と輝き揺れる炎を、皆は微笑みながら見つめていました。

… … … … …

「じゃあ、そろそろ食べてみて」

火が消えたのを確認しため以子が3人の席の前に『焼氷』を置きました。

「いいこれ、いいよ ~ 」

ひと口食べた室井が絶賛しました。

「もっと、もっと下」

馬介が器の下の方の氷も食べるように指示しました。

「おおっ?!」

「そう、コーヒーだけじゃ飽きるからって、途中から梅シロップの味に …

これは、馬介さんの考えです!」


照れくさそうに頭をかいている馬介。

「コーヒーと梅シロップって合うのね」

「でしょう?」

「 … すごい。ちい姉ちゃん、ホンマにすごい」


美味しそうに食べながら、希子もめ以子のことをほめ称えました。

「これで十分生きて行けるんじゃない、め以ちゃん?」

「そうよね ~ 通天閣に頼らなくても、これだけの腕があれば … 」


その声は、入り口の陰の悠太郎にも届いていました。

… … … … …

「やって行けるかどうかは分からないけど … 」

め以子の言葉に耳を傾ける一同、もちろん悠太郎も …

「 … でも、楽しい」

そう言って、くったくなく笑っため以子。

悠太郎は思い出しました。

東京にいた頃のめ以子は、こんな風に笑う女性だったということを …

「これ食べてもらえるかと思うと、ドキドキする ~ 」

楽しそうに談笑する一同の声を背に、悠太郎は呆然とその場から離れて行きました。

… … … … …

『焼氷』に関しては何とか目途が立ちましたが …

問題は、まずどうやって人を集めるかだと桜子は室井に言いました。

「ビラを配るだけじゃダメなの?」

「始めだけでいいんだけど … もっとさ、こうパ~っと人に寄ってきて欲しいのよね」


桜子の要望に応えて、め以子は見事に看板メニューを作りました。

次は自分が何かやる番だと桜子は考えているのです。

そんなことを室井と話しながら、市場を通りかかった時、牛楽商店から源太の威勢のいい声が聞こえてきました。

「は~い、ただ今より、牛楽商店の日々誓文払い、誓文払いやで ~ 」

途端に買い物客が押し寄せる牛楽商店。

「そこの別嬪さん、そこの別嬪さんも大安売りやで ~ 」

「こういうこと?」


その様子を見た室井が桜子に聞きました。

「こういうこと!」

… … … … …

め以子は、新生『うま介』で出すもうひとつのメニューとして『カスタード巻』を考案しました。

ただ、馬介はそのふたつとコーヒーだけで大丈夫なのかと不安に思っているようです。

「実家のことを思い出してたんですけどね …

お父ちゃんも昔、いろいろ作りたがって、いろんなメニューを腕自慢みたいに出してたんです。

… で、結局、経費ばかりかさんじゃって」


このメニューだったら、いつも置いておく材料は限られるので、そういう心配が少なくて済むのだとめ以子は言いました。

「あのな … ちょっと、考えてんけどな … 日替わりのジュースってどやろ?」

売れ残りや、そのまま出すにははばかる果物や野菜でもジュースにすれば気にならないし、毎日変わるというのも楽しみではないか … と、馬介は伺いを立てました。

自分が店主なのに遠慮深いことです。

め以子や桜子に煽られて、遅まきながらやる気を出してきたのかもしれません。

「いいです … いいです、それ! 馬介さんも天才 ~ 」

め以子にほめられて、馬介は本当にうれしそうに笑いました。

「早くそれも出来るようにしっかりこの店流行らせましょうね」

… … … … …

建築課。

め以子の糠床の世話は、いつの間にか藤井の役目になっていました。

糠床に話しかけながらかき混ぜるのが日課でした。

「実はね ~ 嫁の糠床とお袋の糠床を半分半分、こっそり混ぜ合わせてみたんですよ。

せやのに、うちの方が美味い、わての方が上やて … アホですわ、アホ」


そんな様子をうつろな目で見ている悠太郎。

< 悠太郎さん、今そこに引け目感じないでいいから … >

ふと思い出したのは、昨晩のめ以子の笑顔でした。

「楽しそうだったよな、め以子 … 」

… … … … …

うま介では、店主の馬介と住人たち、それに源太が加わって夕食のテーブルを囲んでいました。

まるで新装開店の前祝の晩餐のようです。

「ミソポタミア・カレーってこれ、味噌が入ってるんですか?」

「うん味噌が大事」


感心するめ以子。

源太が口にしているのはキュウリを挟んだサンドウィッチ … だから、『河童パン』

ほとんどダジャレのネーミングでした。

… … … … …

そういえば、室井の姿が見えません … 2階で原稿用紙に向かっているようです。

「ねえ、桜子、ふたりはさ … 何がどうやって駆け落ちしてきたの?」

再会した途端にめ以子が家を追い出されたり、目まぐるしいほどいろんなことがあったので、そんなこともまだきちんと聞いていませんでした。

「うん … 卒業してから、私よく開明軒にお邪魔するようになったのよ。

それで、小説好きだって話したら、室井さんに原稿見せられるようになって … 自慢げに。

でも、ひどいの。

登場人物の誰ひとりとして感情移入できないのに、文章だけはやたらカッコつけてて …

私なんだか腹立ってきちゃって、正直に言っちゃったの」


め以子は恐る恐る聞きました。

「 … なんて?」

「生まれて初めて小説って、紙のムダでもあるんだなって感じた … って」


… … … … …

「そしたら、あの人泣いちゃって ~ 」

「泣いた?」


あきれ顔の源太。

「そうなの ~ いい歳して、おいおい … 悲劇の主人公みたいな泣きっぷりな訳よ。

もう、それがもう ~ また腹が立ってきて … 」


話しているうちに思い出したのか、次第に厳しい口調になっていました。

「 … で、また何か言ったの?」

「涙でその字が流れても、悲しいと思うのは、この世であなたひとりのことでしょ … って」

「きつ … 」


希子ですらドン引きしていました。

… … … … …

その室井は、2階で一生懸命何かを書き綴っていました。

たまに自分の書いた文章を読み返しては、涙をぬぐっているようにも見えます。

… … … … …

「よう立ち直りはりましたな、室井さん … 」

馬介は同情しています。

「おかしいのがね、書き直して、次に読めって持ってきた原稿のタイトルが …

『涙でその字が流れても』っていうの」

「そのまんまやん!」

「そうなの ~ でも今度は、主人公の気持ちがちゃんと伝わってきて … 前よりはずっとよくて。

で、そう言ったら、また泣くの … 今度はうれし泣き」


一同、桜子と室井のロマンスに聞き入っていました。

… … … … …

「それから、じくじくふたりで直した原稿が、入選したのね ~

それで、その結果を一刻も早く言いたくて、彼が私の家に忍び込んだのよ。

そしたら、番犬に追い回されてる訳 … で、木に登りながら、慌てて言ってるの。

怪しいもんじゃない、僕はあの人の下僕なんだ … あの人は僕の幸運の女神なんだよ … って」


… … … … …

「何かもう ~ 本当にダメな人なんだなって思って …

この人は、私がいなきゃ本当にやっていけないんだろうな ~ って思ったら、何か涙出てきてね」


親の財産ではなく、自分自身をこんなにまで必要としてくれる人はいないのではないかと … 桜子は気づいたのでした。

「私、たぶん、そういうものに飢えてたのね」

そんな話をした桜子の顔がめ以子にはとても幸せそうに見えました。

「せやけど、後悔してへんの?

蝶よ花よじゃ、暮らせへんで」


源太は現実主義でした。

「いいの、そんなの! … 私はもっとすごいもの手に入れるつもりだから」

「 … すごいもの?」


何だろうという顔で希子が訪ねました。

「室井さんが一流作家になるっていう『奇跡』」

「男前やな ~ あんた」


そう言い切った桜子にさすがの源太もシャッポを脱ぎました。

… … … … …

『この人の夢は、私の夢だから … 私の夢でもあるから』

またもめ以子が思い浮かべていたのは、悠太郎との思い出 … 断固として結婚に反対している父に対して自分が口にした言葉でした。

そんな思いを振り切るように、目の前の食事を頬張りました。

… … … … …

「出来た ~ 」

その時、大声を上げて、室井が2階から駆け下りてきました。

「出来た?」

「うん!」


桜子に向かってうれしそうにうなずいた室井。

「 … 何がですか?」

怪訝な顔をして室井を振り返った馬介。

室井は皆の前に立って、手にしていた原稿用紙を突き出しました。

「室井幸斎、作詞 … 焼氷の唄です!」

「 … う、うた?」


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