NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月03日 (火) | 編集 |
第56回

その晩、お静は悠太郎と室井に両脇を抱えられて帰って来ました。

玄関で酔いつぶれて眠るお静。

「何があったの?」

め以子に尋ねられ、室井が事情を説明しました。

「ネタ探しに酒場をウロウロしてたら、偶然、お静さんを見つけて … 」

… … … … …

そこは、悠太郎も大村たちとよく利用している立ち飲みの店でした。

ひとりでコップ酒を飲んでいるお静に室井は声をかけたのです。

「ああ、駆け落ちしてきた人や!」

… … … … …

「前から話し聞いてみたかったし、飲みながらお話聞いてたんだよ。

そしたら、ついつい飲み過ぎちゃって … 」


室井は少し気まずそうに話しました。

「どんな話してたの?」

「う~ん、ほとんどは、お父さんの話しかな ~ いい加減で女ったらしで、責任感の「せ」の字もない最低の男だって」


悠太郎の顔が引きつっています。

… … … … …

「何であんなんに引っ掛かってもうたんやろ?」

大分酒がまわって、足元がおぼつかないようになってきたお静。

「そろそろ帰りましょう … ねっ?」

室井が勘定を口にしたのを聞いたお静はそれを制して店主に尋ねました。

「待って … ハモニカない?」

たまたま流しの人が忘れていったものがあって、それをお静に渡すと …

「これとちゃう … こんなんとちゃう!」

普通、ハモニカと言われて思い浮かべるのは楽器です。

しかし、お静は違うと言って、いきなりそのハモニカで室井を殴りつけたのでした。

そこへちょうど、天神祭の手伝いを終えた悠太郎たちが店に入ってきて …

… … … … …

「 … とまあ、こういうことなんだけど」

「すいません … 」


室井に頭を下げた悠太郎とめ以子。

「ああ、いいのいいの、大したことないし …

それよりさ、大阪には別に『ハモニカ』っていわれるものがあるの?」


しかし、悠太郎は知りませんでした。

「何なんだろうね ~ ハモニカって?」

興味津々の室井、首をひねるめ以子。

「ハモニカ … 」

お静がもう一度うわごとのように口にしました。

… … … … …

あくる日。

二日酔いで起きて来られないお静を除いた全員が揃った朝食の時、それは起こりました。

「ふふふっ」

茶碗を手にした和枝がふいに楽しそうに笑ったのです。

信じられないものでも見るような顔で、自分を凝視している3人に気づいた和枝。

「どないした?」

「 … い、今、わ、笑うたから … お姉ちゃん」


ドギマギしながら答えた希子。

「わては、いつもニコニコしてますがな ~ 人聞き悪いこと言わんとって」

やけに機嫌がよく、また笑いました。

「それより、あの人具合どうや? … えらい飲んできはったんやろ?」

お静の体調の心配までして、め以子に尋ねました。

「あ、はあ … 」

「汁物ぎょうさん持ってってあげ、深酒には汁物が一番やさかいな」


およそ和枝の口から出るはずのない、お静へのいたわりの言葉 … 表情まで柔らかく見えます。

どういう風の吹き回しかと戸惑うめ以子。

何か企んでるいのではと怪訝な顔で和枝を見つめる悠太郎 …

… … … … …

め以子は、和枝に言われた通り、冷ました『おつい』をお静の部屋へ運びました。

「 … 気が利くやん」

布団の上に体を起こしたお静は美味しそうにおついを口にしました。

「あ、そうだ、お静さん … あの、ハモニカって何なんですか?」

途端、お静の顔色が変わりました。

「昨日、酔っぱらって、お店で『ハモニカ出せ』っておっしゃったの、覚えてません?」

「へ ~ そんなこと、うち言うたん?」

「 … おっしゃったみたいです」


何だか落ち着かない様子です。

「あれやん … ほれ、楽器の」

「そうじゃないって、おっしゃったみたいで … 」

「ほな、なんやろな … 」


め以子が正蔵のことも尋ねようとすると、おついを飲むのも止めにして、「頭が痛い」と、また布団に臥せってしまいました。

… … … … …

希子は夏休みの間、和枝の目を盗んで、うま介の手伝いに顔を出していました。

「希子ちゃん、代わって代わって ~ もう朝から氷削りでさ ~ 」

評判の焼氷を目当てにやってくる客が多くて、室井が音を上げています。

「え ~ うち出来るかな? それ」

そう答えながらも希子は楽しそうです。

「それは、私が代わるから … ちゃんと調べるのよ、ハモニカのこと」

そう桜子から言われた室井は、母親から遊びに行くのを許可された子供のようにうれしそうに店を飛び出していきました。

「ハモニカ?」

「ああ、調べたいんだって … 小説のためだか、単なる興味のだか知らないけど」


希子は、め以子も室井と同じと笑いました。

… … … … …

その頃、め以子は、糠床の世話で牛楽商店に居ました。

糠床をかき混ぜながらも、『ハモニカ』が気になって仕方がありません。

< お静さん、絶対にとぼけてるよね?

欲しくなかったら、ああは言わないよね ~ >

うわごとのように『ハモニカ』と口にした時のお静の顔を思い浮かべました。

< お酒出す所で出せって言ったってことは … >

「おい、もうエライ長いことかき回してんで!」

源太に言われて、ハッと我に返っため以子でした。

「あ、ごめん ~ 暑かったね?」

糠床に向かって謝りました。

< まあ、夏だからね … >

… … … … …

「せやせやせや ~ 昨日、お前んとこのお義母はん、何や大トラになったらしいやん?」

酒場の出来事は噂になって広まるのも早いようです。

「そうなの …

あっ、源ちゃん、『ハモニカ』って何かあるかな? … 楽器以外で」

「肉のアバラのところ、『ハモニカ』いう人もおるって聞いたことあるけど」


あまりにもあっさりと答えは返って来ました。

「えっ、そうなの?!」

源太が声をかけると、店主がその部位を見せてくれました。

「タレに漬けこんでな、焼いたら美味いねんぞ ~ 」

「これが?!」


すると、女将がメカジキの背びれのところもそう呼ぶと教えてくれました。

「これもな、魚もな ~ 食べてる恰好がハモニカ吹いてるように見えるって」

両手で持って口に当てる素振りをして見せました。

「ああ ~ ああ!!」

まさにそんな感じでした。

< 『ハモニカ』食べたら、天神祭の話もしやすくなるかもね ~ >

… … … … …

天神祭が近づいた街では、あちらこちらで、祭囃子や獅子舞の練習をしている光景が見られます。

「腰、気いつけや!」

大村に誘導されて、悠太郎と藤井は酒の一斗樽を集会場に運び入れていました。

「悪いな ~ 忙しいのに手伝うてもろうて」

「何を言うたりまんねん、大阪の人間だったら当たり前でんがな!

ね ~ 血沸き肉躍る、天神祭」


街の顔役に調子よく答えている大村。

半強制的に毎日こき使われて、ふて腐れているのは、悠太郎。

「何や、その仏頂面?」

… … … … …

牛楽商店で仕入れた情報を元にめ以子は、夕食に『ハモニカ』らしき料理を並べました。

メカジキの背びれの部分を醤油、砂糖、日本酒で煮込んだものと、タレに漬けこんだアバラ部分の肉を炭火で炙ったものです。

「お静さん、喜ぶだろうな ~ 」

ところが、め以子の思惑通りにはいかず … 膳に並んだ『ハモニカ』を見てお静は表情を曇らせました。

「何、これ?」

「えっ … 『ハモニカ』ですけど」


黙り込んでしまったお静。

「 … あれっ、違いました?」

すると、お静は不機嫌に答えました。

「こういうの止めてくれるかいな … 」

「えっ、でも … あの、お静さん食べたいかなって思って … 」

「酔うた時のことなんて、蒸し返されとうないん … 分からんか?!」


珍しくお静が和枝以外の人間に声を荒げました。

しかし、それを恥じるかのように「いただきます」とひと言、食事を始めました。

… … … … …

本日の手伝いを終えた建設課の3人は例の立ち飲みの店に居ました。

「どう、家ん中? そろそろ何かあるんちゃうの? 天神祭やし」

「ああ、姉は何故かご機嫌ですし、母が … 」


悠太郎の話を最後まで聞かず、藤井はいつものように自分の家のことを愚痴り始めました。

「何が大変かいうたら、もう浴衣 ~

僕の浴衣をね、おかんと嫁はんが毎年新しいのを用意しよるねん」

「風呂入る前と後で着替えたらええやないですか?」

「それ違うねんって!

風呂入る前におかんの着たら、『先そっち着るん?』って言われて …  出た後に嫁はんの着たら、『きれいになったら、そっち着るんか?』言われて … 」


… … … … …

め以子と希子が夕飯の後片付けをしているところへ悠太郎は帰宅しました。

「おかえりなさい」

何も言わず、うつろな顔つきで、のそ~っと台所に入って来た悠太郎。

弁当箱を受け取っため以子が「美味しかった?」と尋ねると、小さくうなずきました。

大して気にせず、食事の準備をするめ以子。

「 … 今日、夜、いらんて、姉さん」

ボソッと悠太郎。

「えっ?」

「外で会うて … 

姉さん、逢引きしとったんです」

「へ ~ 」


め以子の反応の薄さに驚く悠太郎。

「び、びっくりしないんですか?」

「だって、『逢引き』って、株やってるってことでしょ?」


西門家に来たばかりの頃、そう言って和枝にからかわれため以子でした。

「えっ?」

「ホンマの逢引きです!」

「え ~~~~ !!」


… … … … …

軽くひっかけて、立ち飲み屋を出た時、悠太郎は見知らぬ男性と並んで歩いてきた和枝に出くわしたのです。

持っていたカバンを落とすほど驚いている悠太郎に気づいた和枝は駆け寄ってきました。

「何や、ハトが豆鉄砲食らったような顔して?」

和枝は連れの男に悠太郎のことを紹介しました。

和枝に『先生』と呼ばれていたひげ面のその男は、安西真之介と名乗りました。

「安西先生は、京都帝大で経済いうの教えてはって … 株のこといろいろ教えてもろうてるのや」

「東京から来たばかりで、私は代わりに関西のことを教えてもらってるんです」


驚きのあまり何も言葉にできない悠太郎に代わって、藤井が訪ねました。

「どうやって知り合いはったんですか?」

「北浜の店でな、わてがご不浄から出てきたら、ハンケチ失くした先生が往生してはって … 」


ハンケチを貸してもらったのがきっかけだと安西は言いました。

「エライ臭い仲でんな ~ 」

藤井の大したことない冗談にも和枝は嫌な顔もせず朗らかに笑っていました。

そういえば … 持ち株が暴騰したと、和枝が狂喜していた時、このひげ面をサロン内で見かけたような気がします。

… … … … …

和枝のことをふたりに話した後、悠太郎はあごに手を当てて何かを考えこんでしまいました。

そして、同じようなポーズで思案するめ以子と希子。

「ご機嫌の理由は、これやったんやないでしょうか?」

そうです、きっとそうです!

「あっ … あの、思い出し笑い?!」

にっこりと笑った和枝の顔が3人の脳裏にフラッシュバックしました。

「 … 怖かったですよね?」

実感がこもった希子の言葉に何回もうなずいため以子。

< その夜、人生経験の足りない3人は … >

こそこそと相談を始めました。

「 … で、お静さんに言うの?」

め以子が切り出すと、悠太郎は希子に聞きました。

「まだ早いでしょうか?」

「ううん、わ、分かりません」

「どうするのよ、悠太郎さん?」

「僕、こういう分野はくわしくないんで … 」

「しっかりしてよ ~ 」

「ここは女性の意見で … 」


< 侃々諤々 ~

取りあえずは、お静の機嫌が直るまでは、伏せとくことにしようと、誓い合った3人でしたが … >

… … … … …

次の日の朝。

一同が揃った朝食。

微かな笑みを称えて食事を取る和枝。

そのしぐさもどことなくしなやかな雰囲気が漂っているようです。

気にしてはいけないと思いつつ、ちらちらと見てしまう、悠太郎、希子、め以子。

和枝の隣で黙々と食べていたお静が、ふいに口を開きました。

「 … あんた、男、でけたやろ?」

< 1分でばれたのでございました … >

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