NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月04日 (水) | 編集 |
第57回

「姉さん、逢引きしとったんです … 」

街で偶然、逢引き中の和枝と出くわした悠太郎。

最近のご機嫌の良さの理由は、そういうことだったのかと納得した悠太郎、希子、め以子。

しかし、反対に機嫌が悪いお静には、しばらくの間、伏せておこうと誓い合った矢先のことでした。

「 … あんた、男、でけたやろ?」

… … … … …

一同が揃った朝食の席、和枝のしぐさや雰囲気から読み取ったのでしょう … お静には、1分で見抜かれてしまいました。

「 … そうとは、限らないんじゃないですか ~ ねえ?」

茶碗と箸を持ったまま固まっている2人に同意を求めため以子の声はうわずっていました。

「何や、悠太郎さん、昨日のこと言うたん?」

「言うてないですよ、言うてないです!」


和枝に問われて慌てて否定した悠太郎。

「別に言うてもええけどな … 」

平然と箸を進める和枝。

「何や、あんたら知ってたん?」

知らぬはお静ばかりなり。

「あ … ぼ、ぼ、僕は、たまたま見たんです」

「けど、言ってはるような関係ちゃいまっせ」


和枝は昨晩悠太郎にも説明したように、株式のことを教わっているだけだと言いました。

… … … … …

「ふ~ん、まあせいぜいダマされんようにな … 」

お静の言葉に和枝は眉をひそめました。

「金目当ての詐欺かも知れんから、気をつけなはれ言うてんねん」

「何で金目当て?」


鼻で笑った和枝。

「せやけど、あんさん、他に何もないがな ~ 若こうもないし、色気もないし」

「あ、お静さん!」


め以子がたしなめようとしましたが、すでに遅し …

和枝も負けてはいませんでした。

「男っ気ないからって、ひがまんといてくれます?」

にこやかに返しました。

「男っ気? えっ、株式教えてもろとるだけの清い関係ちゃうかったん?」

揚げ足を取られて、和枝の口調がきつくなりました。

「わてはちゃんと人見ますさかいに …

甘い言葉にダマされて、家族をほっぽらかして逃げるような男にダマされたりせんさかい、安心しておくれやす」

「よういうわ ~ あんたらの父親やろ?」


またいつものやつが始まってしまったと、表情を曇らせた悠太郎と希子。

「あんさん連れて来はった時から、もう親とは思ってまへんさかい」

「あの親にして、この子ありやな … こんな家、関わらんかったらよかったわ」


… … … … …

「ほな、出ていかはったら? わては全く構いまへんで ~ 」

「うちはな、あんたらの父親に頼み込まれて、わざわざ芸妓辞めてんで!

いっぱしの芸妓やったんを、あんたらの父親に人生わやにされたんやんか?!

ようそんな口利けるな!」


誰も口をはさむことも出来ず、際限なく続く言い争いをめ以子はひやひやしながら見つめていました。

「そやから、いつでも、戻りはったらええのに!

悪いけど、わてらいっぺんもあんさん引き留めたことなんかおまへんで ~

勝手に居座りはったん、あんさんでっしゃろ!!」


とうとう我慢しきれなくなり立ち上がって座布団を手にしたお静を、悠太郎とめ以子が慌てて止めました。

怒りに肩を震わせるお静は、悠太郎を振り払って、2階へ上がって行ってしまいました。

「お静さん!」

… … … … …

少し落ち着く頃を見計らって、め以子はお静の元へおむすびを運んで行きました。

「あんたは、どない思うてるん?」

「あの、私は来てまだ半年も経ってないんですけど … もう何度も、出てってやるって思いました」


お静に尋ねられて、正直な気持ちを口にしため以子。

「お静さんも思ったと思うんです。

お義父さんはいなくなって、まま子は自分に反抗するばかりで … 」


お静の場合、味方をしてくれる者は一切おらず、その上まだ4人も悠太郎の上に娘が居たのですから、め以子どころの比ではありませんでした。

「 … 芸者さんに戻るってことは、考えたりしなかったんですか?」

遠慮がちなめ以子の質問に答えることもなくお静は、「ごちそうさん」と、おむすびを食べるのを止めてしまいました。

… … … … …

< 分かんないね ~ お静さん、どうしちゃったんだろうね? >

うま介の厨房で、一心不乱にメレンゲを泡立てているめ以子でしたが、あの後ひと言も話さず、ふさぎ込んだようにしていたお静のことが気になっていました。

そこへ、息を切らして帰って来た室井。

「分かったよ、め以ちゃん、『ハモニカ』は、お菓子だ!!」

「お菓子?!」

「うん、おタネさんが教えてくれたんだけどね …

昔、天神祭の夜店で一時期出てたお菓子なんだって!」


白くて、ふわふわで、きゅ~んと甘酸っぱくて … それが湯引きしたハモの形に見立ててあるのだと室井は、まるで自分は食べたことがあるかのように熱く語りました。

め以子は話を聞いただけで、目の前にその姿が浮かぶようでした。

「 … で、ハモに似ている『カン』、寒天の『カン』なのかな ~ 語呂が悪いんで、それを皆『ハモニカ』って、呼んでたんだって」

め以子はうま介を飛び出して、正蔵の長屋に走っていました。

… … … … …

「知ってる、知ってる、ハモに似た … これくらいのお菓子や」

やはり、正蔵も『ハモニカ』のことを覚えていたのです。

「師匠 … お義父さん、食べたことあるんですか?」

「ああ、ええ、まあ、物珍しかったからな … 話のタネにと思うて」


しかし、め以子が作り方を尋ねても、料理に興味を持つ前のことなので、分からないと答えました。

正蔵は、どうしてハモニカの作り方が知りたいのか尋ねました。

「お静さんが食べたがっている … かも、知れなくて」

「かも?」

「分からないんですよ … 何か心当たりありません?

お静さんと … その … ハモニカの関係というか … 」

「いや、何やそんなこと、聞いたことがないな ~ 」


正蔵が分からなかったら、もう終わりだと、め以子は何とか思い出してほしいと無理を言いましたが … 記憶をたどっても、どうしても思い出すことはできませんでした。

… … … … …

「師匠は、お静さんのことどう思ってるんですか?」

「ええ?」

「入れ揚げて落籍せて来たんでしょ?」


正蔵は筆を止めて、め以子の顔を見ました。

「あ … あ、ああ、そうや …

初めて会うた頃は … もう歳はそこそこいってたけれどな、三味線は上手いし、話はおもろいし、そらまあ ~ 笑ろた顔が可愛らしねん!

愛嬌のある芸妓やったな ~ 」


… … … … …

「 … 千代菊やないか?」

稽古を終えて、置屋を出てきたお静はそんな風に呼び止められました。

振り向くと、芸者時代にご贔屓にしてくれていた馴染みの旦那が若い芸妓を連れて立っていました。

「わあ、お久しぶりだすな ~ 」

「何や、三味線持って … あ、今、教えてなはんのやな ~

もうお座敷には戻って来いへんのか?」

「こんなお婆ちゃん、幽霊出たって大騒ぎになりますわ」


冗談と笑い飛ばしたお静でした。

「そんなことあるかいな … 千代菊のファンはぎょうさん居ったんやさかいに。

わて、今でもブロマイド持ってまっせ」

「もう骨董品ですがな」

「どえらい値打ちもんでございます」


愛嬌のある顔で笑ったお静でした。

… … … … …

正蔵はめ以子にお静との馴れ初めを語り始めていました。

「わし、ひとめ惚れや ~

『頼むさかい、嫁に来て』言うて、こう拝み倒したんや …

『奥さん亡くして、まだ1年も経ってへんのにあんた、何を考えてはりますねん!』

もう、けんもほろろ!」


当然だとめ以子は思いました。

「そこでや、わし一策考えた」

「一策?」

「大枚はとうてな、ひとりでお静さんをポンとこうあげてや ~

『なあ、今日が最後や、つきおうて』言うて、お酒を … 」


その酒の中に薬を入れて飲ませて … 朦朧としているお静の手を取って、一筆書かせたのでした。

『一緒になります』

「一筆取ったら、こっちのもんや!

『これ見てみなはれ、あんたここに書いたやないか、書いたやろ?』言うて、落籍せた」


正蔵の話にめ以子はほとほとあきれていました。

「それで … それで、面倒くさくなったら、ポイっですか?」

「 … いや、ポイはしてへん … わしが居らんようになっただけや。

反省はしとるで」


… … … … …

「師匠、お静さんの笑顔が可愛らしかったって言いましたよね?」

うなずいた正蔵。

「今はね … 目、つりあがってますよ」

迫るめ以子に正蔵は息を飲んで後ずさりしました。

「元はと言えば、師匠のせいですからね!」

ものすごい剣幕でめ以子は長屋から出て行ってしまいました。

… … … … …

うま介に戻っため以子は、行き場のない怒りを氷にぶつけて … 力任せにガリガリと削り始めました。

「もう ~ 信じらんない!

いい加減で女ったらしで、お静さんの言ってた通り!」

「 … ハモニカは?


馬介に聞かれるまで、すっかり忘れてしまっていました。

「よく分かんないって …

そうよ、ハモニカも分かんなかったのよ!」


またガリガリ

「ほな、どうすんの?

ハモニカ … 」


「 … 作んない」

ガリガリガリ

め以子の言葉にどうしようもなく悲しげな顔になった馬介。

「どうすんの?!」

馬介の声があまりにも大きかったので、め以子の手が止まりました。

「白うて ~ ふわふわなんやで!」

… 馬介さん、どうしちゃったの?

「きゅ ~ んと、甘酸っぱくて、ハモの湯引きにそっくりの幻のお菓子なんやで …

め以子ちゃんは、作らんでええの?

作りたくないの?

食べたないの?」

「それは … 」


答えあぐねているめ以子。

「お義母さん、喜ぶんじゃないかな ~ 」

「えっ?」

「ハモニカ出てくるまで、子供がお菓子待ってるみたいな顔してたよ …

あれは、ホントに食べたかったんじゃないかと、僕は思うな ~ 」


つらいところを室井に突かれて、め以子の気持ちは揺れ始めました。

「その幻のお菓子が天神祭の日に出てきたら、お静さんきっと喜ぶわよね ~ 」

室井とうなずき合う桜子。

… … … … …

「けど … 」

『こういうの止めてくれるかいな』

先日のお静の言葉も気にかかっていました。

「 … 踏み込むなって」

すると、希子がめ以子の前に立ちました。

「やってみましょう、天神祭やし!」

そうです … なにわ友あれ、天神祭なのです。

気づけば、一同の視線がめ以子に集中していました。

馬介などは、涙まで流しています。

「 … そうよね、天神祭だもんね …

やってみよう!」


… … … … …

夕闇迫る長屋、窓辺にひとり持たれて、酒を嗜む正蔵。

先程め以子に言われたことを思い返しているのでしょうか … 

そんな寂しげな姿をお静が塀越しに心配そうに覗いていました。

その場を去ろうとした時、表から正蔵を呼ぶ若い女の声が聞こえてきました。

「師匠 ~ おひとり?」

「いや、あんたとふたりや」


一変、軽口を叩く正蔵。

「てんごばっかり!」

女と楽しそうにやり取りをする正蔵を見て、お静は小さく微笑みました。

… … … … …

皆から背中を押されて、お静のためにも『ハモニカ』を作ることを決めため以子でしたが …

『白くてふわふわ』だとか『寒天』を使ってあるとか、断片的なことだけで具体的なことは何ひとつ分かっていませんでした。

取りあえず、思いつくがまま帳面に書き留めています。

「ふわっふわだもんね … 皆で食べたいな」

そんなめ以子の横に希子がちょこんと座っていました。

… … … … …

正蔵の長屋を後にしたお静は、その足で置屋にふたたび顔を出していました。

「芸妓に戻るて?」

驚いて、お静に聞き返した女将。

「もう、潮時ですさかい … 」

そう言って、寂しそうに笑ったお静でした。

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