NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月05日 (木) | 編集 |
第58回

「芸妓に戻るて?」

お静から相談を受けた置屋の女将は驚いて聞き返しました。

「まあ、あんたやったら、上手いことやるやろけど …

本気なんか?」

「もう、潮時ですさかい … 」

寂しそうに笑ったお静でした。

… … … … …

そのお静のためにもハモニカを作ることを決めため以子は、室井がハモニカについて教わったという市場の青果店のトミの元を訪れました。

「白くて、ふわふわ … 」以外、材料や作り方について尋ねると、トミは『天神祭のことなら何でも知っている』という人物を紹介してくれたのです。

… … … … …

その人物は市役所にいました。

それも悠太郎と同じ建設課に …

「勤務中なんですが ~ 」

うだるような暑さの部屋、め以子がやって来た理由が、天神祭に関わることと聞いて、悠太郎はうんざりした顔をしました。

「天神祭に詳しい小さな巨人がいるって … いるんでしょ?」

「あ ~ はっはっは、あ ~ はっは ~ 」


高笑いとともに名乗り出たのは、大村でした。

「それは誰に聞いても、わしのことやがな」

「ハモニカの作り方について、聞きたいんですけど?!」


大村に駆け寄るめ以子。

「へっへっへ … まかしとき!

先ずやね、きれいなきれいなタライを3つ用意してください … 」


天神祭の前日、め以子はついにハモニカの作り方を突き止めたのです。

… … … … …

家の前まで戻って来ると、和枝が希子に手伝わせて、門に祭りの飾りつけを施していました。

「あっあっ、すいません ~ すいません!」

「ホンマに前の日に幕も提灯も出さんて、ご近所さんになんぞあったって思われますで!」


軽く注意しただけで後をめ以子にまかせました。

「あの、天神祭の献立なんですけど、西門の家のものって決まってますよね?」

め以子は、和枝を呼び止めてお伺いを立てようとしましたが …

「あ、わて、明日おらんさかい … 先生に案内してほしい言われてな」

少し照れくさそうな顔をして、家に入ってしまいました。

「 … そうなんですか?」

… … … … …

「えっえっ、帰って来ない?」

その日、帰宅した悠太郎から、明日は家に帰れないと告げられたのです。

「大村さんの手伝いで当日は市中引回しになりました」

連日の猛暑の上、仕事が終わってからも祭りの手伝いに駆り出され続けて、ややご機嫌斜めの悠太郎でした。

「え、ちょっと、断ってよ ~ 市役所は半ドンなんでしょ?

家族皆でお獅子が来るのを待とうって … 」

「あの人に借りを作ったんは誰ですか?」


それを言われると、返す言葉がないめ以子です。

… … … … …

希子と一緒に夕食の後片付けをしていると、そこにお静が帰って来ました。

「遅かったですね、お静さん」

「明日の打ち合わせしとってな … 天神祭、芸妓は書き入れ時やさかい」

「? 明日のためのお三味線の稽古ってことですか?」

「 … 出てみようかなあ、思て、久しぶりに … お座敷」


それは、芸者に復帰するということでした。

「料理屋でな、お客さんらとお祭り祝うんや ~

天神祭は人手が足らんさかい、枯れ木でも床の間に飾っとけって ふふふっ」


和枝、悠太郎に続いて、お静まで家を空けると言うのです。

「そんな … そんな … 天神祭は皆でって … 」

「ごめんな、間悪うて」

「 … いえ、私が勝手に突っ走ってただけですから」


口ではそう言いながら、め以子の落胆ぶりは希子が心配するほどでした。

「ホンマに明日やないとあかんのですか?」

「約束してしもうたさかいな ~ ごめんな」


希子が訪ねても、お静はそう答えただけで自分の部屋に引っ込んでしまいました。

… … … … …

片付けを終え、寝間着に着替えため以子が部屋に戻ると、悠太郎はすでに寝息を立てていました。

電気を消してからも、布団に座って悠太郎の寝顔をにらんでいたら、無性に憎らしくなってきて … 枕を投げつけてしまいました。

しかし、目を覚ますこともなく、その枕を抱え込んで寝返りを打った悠太郎。

枕を無理やり取り戻して、め以子は背を向けて布団に横になりました …

… … … … …

ひな壇に供えられた獅子頭に手を合わせる町の顔役たち、人が行き交う賑やかな通りに並んだ面や風車などを売る屋台、わくわくする子供たち、にこやかに挨拶を交わす人々、浴衣の女性、涼しげな音色を奏でながら通り過ぎていく風鈴屋 …

< そして、いよいよ天神祭と相成りました >

「3、2、1 … 」

またも秒読みの大村。

「半ドンじゃ、いくど ~ 赤門、時間やで ~ ごめんやっしゃ!」

渋々と席を立った悠太郎の前に2枚の浴衣を手にした藤井がやってきました。

「西門君、僕行かれへんわ ~ 戻らんと何されるか分からんし」

ほとほと困った顔で、母親と妻の浴衣、どちらを着たらいいと思うか尋ねました。

その質問を顎に手を当てて考える悠太郎、すがるような目で答えを待つ藤井。

「僕やったらですね … 両方とも着ません。

おふたりに由縁のない浴衣を着ます」


それを聞いた藤井の顔がパッと明るくなりました。

「それやっ!」

… … … … …

「会社も商売もお休みのようですね」

「ええ、この日は皆、家族や知り合いと家でお獅子を待つんですんよ」


天神祭の習いを説明しながら、和枝は安西と並んで賑わう通りを歩いていました。

「和枝さん … 」

ふと立ち止まった安西に名前を呼ばれ、和枝は振り向きました。

… … … … …

お座敷に出る準備を終え、ひと足先に持っていくよう置屋の使いの者に三味線を預けたお静。

鏡の前に座って、自分の顔を見つめていました。

… … … … …

板の間には、すっかり気落ちして、ぼんやり座っているめ以子。

その目の前に希子が差し出した包みは、寒天でした。

「ハモニカ … 作ってみましょうよ?」

希子の顔を見ため以子。

「今日じゃなくてもいいし ~

皆で過ごそうと思ってたのに … 結局、皆出てっちゃうし … ハモニカ作っても、お静さんもいないって言うし … 」


そこへ、唇に紅い紅をさし、薄紫の着物を着たお静が2階から下りてきました。

「ほな、行てきます」

腰をかがめて挨拶すると玄関に向かいました。

… … … … …

「お静さんって、毎年天神祭はお座敷出てるの?」

め以子に尋ねられて、希子はかぶりを振りました。

「 … 私がうるさいから、家に居たくなくなっちゃったのかな?」

張り切っていた反動か、め以子は悲観的な考えを口にしていました。

「あの … お静さん、もしかして … 家、出てくこと考えてたりしないですよね?」

「えっ?」


希子がつぶやいた言葉、め以子は全く考えも及んでいないことでした。

「 … その、復帰のお座敷とか?」

… … … … …

考えるより早く、め以子は裸足のままでお静の後を追っていました。

「お静さん!」

まだ門を出たばかりのお静は、何事かと驚いて振り返りました。

「あんた、足?」

裸足のめ以子は泣きそうな顔をして立っています。

「出て行くとか、考えてないですよね?」

いきなり尋ねられたお静は、一瞬目を見開いて顔を強張らせましたが … すぐにニコリと微笑みました。

「出て行くこと考えないんかって言うたは、あんたやんか?」

咎めるている風ではなく優しいげな口調でした。

「あっ、いや、言いましたけど … それは … 」

言葉に詰まるめ以子。

「分かってるって、冗談や冗談」

悪戯っぽく言った後、真顔に戻りました。

「 … あんたの言うとおり、ホンマは何べんも何べんも出て行こう思うててん。

けど、くやしいとか、うらみとか、み … 」


その先に言おうとした言葉を一度飲みこみました。

「 … みじめな思いに足引っ張られて、ずるずる8年も居てもうたんや …

言うてくれて、おおきに」


そして、またあの笑顔を見せました。

「ホンマ、嫌味とちゃうで」

まるで今生の別れのような顔をしているめ以子に軽くお辞儀をすると、お静はゆっくりと歩き始めました。

何も言えず、め以子はお静の背中を見送ることしかできませんでした。

… … … … …

玄関でお静の話を聞いていた希子は何か思いついたような顔をすると、部屋に戻って行きました。

… … … … …

肩を落としため以子が台所に戻って来ると、希子は出かける支度をしていました。

「希子ちゃんも出かけるの?」

「買いもん行ってきます」

「でも … 」

「ええやないですか、ふたりかて …

うち、ちい姉ちゃんのハモ食べたいです」


自分をいたわる希子の気持ちがしみました。

「ふたりで、い~っぱい食べましょうよ」

希子の言葉と笑顔で少し元気が戻った気がするめ以子は、何度も何度もうなずいていました。

… … … … …

集会所では、獅子舞に繰り出すために集まった人たちの世話をせっせと焼いている悠太郎の姿がありました。

「若いのに気が利くな ~ おおきに、おおきに」

「エライ! 赤門エライ! 市役所の誉や、ちょっと座れ座れ!」


大村に無理やり、顔役が座っている輪に引っ張り込まれて、酒を注がれています。

… … … … …

「お婆ちゃん、どないした?」

入り口付近に座っている若衆が大皿を持った老婆が立っていることに気づいて、声をかけました。

「おむすび、差し入れです」

若衆に手を引かれて、集会所の中へと足を踏み入れた老婆。

< 思えば、この一歩が … >

… … … … …

「ほな、行ってきます」

買い物かごをかけて、玄関を出て行く希子。

< … この一歩が、この日の奇跡の始まりでございました >

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