NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月07日 (土) | 編集 |
第60回

片づけを終えため以子は、様子を覗いにお静の部屋を訪れていました。

「あんた、あの人から何か聞いたん? … うちとあの人とのこと」

「私、お静さんが無理やり落籍されたって話聞いて … だまし討ちで一筆取られたって話とか」


すると、お静は文机の引き出しから一通の文を取り出して、め以子に見せました。

『誓文

私 西門正蔵は 千代菊と夫婦になります』

正蔵、千代菊と連名で書かれて、それぞれの拇印が押されていました。

「 … 書かしたんは、うちやで」

「えっ?」

「酔わして書かしたんは、うちの方」


… … … … …

板の間では、ようやく祭から解放されて帰宅した悠太郎が給仕する希子に、何故獅子舞をしていたのか説明していました。

「 … それで、手伝いに行ったら、皆腹痛を起こして ~ 差し入れのおむすびが原因やと思うんやけど。

人が足らんようになって … 」


急きょ、無理やり駆り出されたという訳だったのです。

「大変やったんや」

ホッと息をついて、うなずいた悠太郎でした。

… … … … …

部屋で疲れた体を休めようと2階に上がった悠太郎は、お静の部屋から漏れてくる声に足を止めました。

「 … うちが、あの人に初めて会うたんは、10歳の時や。

ひとりぼっちで大阪に来て、2年目の夏やった」


… … … … …

天神祭の日、姐さん芸妓にハモニカを買いに行かされたお静でしたが、せっかく買ったそれを転んで台無しにしてしまったのでした。

「姐さんに折檻される思うたら、うち泣いてしもうて … その時にハモニカくれたんが、あの人やった」

… … … … …

「 … 泣かんとき」

転んでしまったお静に手を差し伸べた正蔵。

その手を取って立ち上がったお静に正蔵は優しく尋ねました。

「大事ないか?」

お静の着物の裾の汚れを払う正蔵。

そして、自分が持っていた包みをお静に差し出しました。

「これ、持っていき」

包みの中身は、白いお菓子 … ハモニカでした。

「正蔵さん」

女性に名前を呼ばれて、正蔵はお静の前から立ち去って行きました。

… … … … …

「 … あんな旦さんがええなって、幼ごころにも思たもんや ~ 初恋やな、うちの」

照れくさそうに笑ったお静。

「それから、何とかかんとか芸妓になって、おもろいこともおもろないことも山のようにあって … 芸妓稼業もそろそろ潮時かな思た頃、またあの人に会うたんや … 」

… … … … …

お座敷での再会、老けてはいましたが、お静はあの正蔵だということがひと目で分かりました。

… 正蔵の方は、少女に昔、ハモニカを与えたことなど覚えてさえいなかったかも知れませんが …

酌をするお静に正蔵は名を尋ねました。

「 … 千代菊言います」

「ほう、千代菊 … ええ名前や」

… … … … …

「この人は、仏さんがくれた、うちの最後の旦さんやと思た。

『一緒になって』って、会うたその日や … アホやろ?」


思い返しては、おかしそうにまた笑いました。

しつこくつきまとって … ある日、酒に薬を盛って … それを飲んで朦朧としている正蔵に一筆書かせた。

「 … それが、ホンマ」

め以子が正蔵から聞いていた話とまったく逆でした。

「けど … 師匠も、何であんなウソを?」

それが心に引っ掛かりました。

… … … … …

「ああ、始まりはたまたまやな ~

やり合うてる時、和枝ちゃんが言うたんや … 『あの人、ダマくらかして入り込んだクセに』って」


するどいところを突かれたお静は思わず口にしてしまったのです。

『入れあげたんは、あんたの父親や … ダマされたんは、うちや!』

それをたまたま聞いたいた正蔵。

「 … じっと、うちの方見て、ホンマにごめんなって、悪かったな、お静って …

あの人は、あの日からずっ~と、ウソついてくれてんねん」


正蔵らしいとめ以子は思いました。

「弱い人やと思う、ずるい人やと思う、実のない人やと思う … けど、あの人より優しい人を、うちは知らんのや」

… … … … …

「和枝ちゃんへの意地もある、芸妓稼業へ戻りたなかったもある … せやけど、うちがここに居ついてもうた一番の理由は … 」

それは、決してみじめな思いなどではないとめ以子には分かりました。

「 … み、未練ですか?」

お静の目には光るものがありました。

「私も押しかけ女房みたいなもんで … 」

ハッとする廊下の悠太郎。

… … … … …

「悠太郎さん、初めはとっても素敵に見えて … でも、一緒に暮らすと全然カッコよくなくて …

それでも、好きで … 前より好きで … そういう気持ちですか?」


笑顔がお静の答えでした。

「私、ちゃんと分かりたいんです。

お静さんの気持ち、ちゃんと分かってますか?」


お静は、泣き出しため以子の頬の涙を手で拭いながら …

「あんたが娘でよかったわ ~ 」

ふたりは手を取り合って … 泣いて、そして笑いました。

… … … … …

その頃、長屋では正蔵と源太が夜風に当たりながら、残りのハモニカを肴に酒を酌み交わしていました。

源太がハモニカを渡すには渡せたが … いろいろと邪魔が入って、結局、きちんと説明ができなかったことを報告すると …

「お静さん、怒ってへんかったかいな … 」

正蔵は、そのことばかりを気にして、何度もため息をついています。

「意地張らんと言うたええのに ~ 戻りたいんやろ? 本音は」

「13歳の時から、歯食いしばって家長やってる男がおるんやで …

戻らんのが、せめてもの筋や」


… … … … …

廊下でめ以子とお静の話を立ち聞きしてしまった悠太郎。

正蔵とお静の馴れ初めだけでなく、それは今まで知らなかった … 知ろうともしなかったことばかりでした。

真っ暗な部屋に机のスタンドの灯りだけ、頬杖をついて、ぼんやりとそれを見つめていました。

… … … … …

夜空に数発の花火が上がって、集会場では大村たちが締めの儀式を行っていました。

< こうして、天神祭は終わり … >

… … … … …

大阪の街にも西門家にも日常が戻ってきました。

「お静さん、何で急に着物売る気になったんですか?」

台所の手伝いをしながら、希子が尋ねました。

2階の部屋では、所狭しと広げられた着物を前にお静と値踏みする古着屋がソロバンを弾き合っています。

「もういらないんだって ~ これからは、前向きに居座るんだって、ダメ亭主を持った女房として」

め以子の説明で、分かったような分からないような … 希子はうなずきました。

「あ、それから、これからは、お母さんって呼んでって」

… … … … …

天神祭は終わっても、夏はまだこれから … 依然、うだるような暑さの建設課の部屋で悠太郎たちは図面をひいていました。

「何だ、この暑さは ~ 蒸し風呂じゃないか?!

働きながら風呂にも入ろうという、斬新な発想の元に、このような環境を敢えて作り出しているのか?!」


突然入って来て大声をあげているその小柄な男を見た悠太郎 … 忘れもしない、帝大で講義を受けていた建築家の竹本勇三その人でした。

「竹本さん、お久しぶりです!」

挨拶しましたが、竹本は訝しげに見るだけです。

「 … 西門悠太郎です。

開明軒の階段の時にお世話になった … 」

「ああ、あの無骨極まりない階段を作った、あの西門君か?」


そう言いながら、忙しく扇子を動かし続けています。

「えっ、何でこちらへ?」

「京都帝大の建築学科の教授を頼まれてね ~

愚かな建築界がようやく私に追いついてきたという訳だ! へっ」


相変わらず、清々しいほどの自信とデカい態度です。

… … … … …

「構へん、構へん、そこで広げて ~ 」

古着屋が帰ったと思ったら、今度は別の男たちが訪れ、お静に言われるがまま居間に反物を広げ始めました。

「お、お義母さん、その方たちは?」

恐る恐る尋ねため以子。

「呉服屋さんや、見たら分かるやろ?」

そんなことは、何となく分かりました … め以子が聞いたのは、何しに来たのかと言うことです。

「いや ~ 今日は、ぎょうさん買うてもらえるいうことで … ええのようけ持ってきました」

にこにこしながら反物を眺めているお静をめ以子は台所の方へ引っ張りました。

「何で売ったばかりで、また買うんですか?!」

「今までは、和枝ちゃん憎しで大して買いたないもんまで買うてたからな ~

これからは、ホンマにうちの好きなもんだけを買うねん!」


基本的に何も変わっていないお静に頭を抱えため以子です。

「せや、これからあの人のとこいくんやろ?

今まわりに居てはるおなごのこと、ちゃんと聞いてきて …

特にな、あの嫁はん気取りの年増な、あれハッキリさせといて!」

「ご自分でお聞きに … 」


反物のところへ戻ろうとしたお静ですが、思い出したように振り向きました。

「それからな … あの人にな … 」

… … … … …

め以子はハモニカの入っていた重箱を返しに正蔵の長屋を訪れました。

代わりにハモのちらし寿司を詰めてきました。

「やあ、きれいやな ~ 」

正蔵は喜んで重箱を手に取りました。

「それから、伝言です … お静さんから」

お静の名前を聞いて、身構える正蔵。

「 … ハモニカ、ごちそうさん … だそうです」

「ほうか … ははは、おおきに」


ほろっとして、やがてくしゃくしゃな顔で笑いました。

… … … … …

「いろいろ教えていただいて、ありがとうございます」

京都帝大の廊下、今日も安西から経済についての教えを受けた和枝は頭を下げました。

「いえいえ、お安いご用ですよ」

軽く会釈をして教授室に戻ろうとする安西を和枝は呼び止めました。

バッグから白いハンカチを取り出すとためらいがちに安西に差し出しました。

S.A … 安西真之介のイニシャルが刺繍してあります。

「私の名前 … 」

「差し上げます … こんなお礼しか、できゃしまへんけど … 」


… … … … …

「お義父さんのところによく来ている女の人ですけど … 親切で来てくださってるだけみたいですよ」

家に戻っため以子は、夕餉の支度をしながらお静に報告しました。

「 … 年増だなんて、罰当たりますよ」

「ふ ~ ん」


そう言いながらも少し安心したようなお静です。

そこへ、慌てた様子で和枝が帰って来ました。

「あ、おかえりなさい」

ただならぬ表情の和枝。

「先生が … 先生が家に、挨拶に来はるて!」

そう言って、和枝は板の間の上り口に腰を下ろしてしまいました。

挨拶と言うことは … ?!

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