NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月10日 (火) | 編集 |
第62回

「あの、私と一緒になってくれますか?」

待っていたはずの安西からの求婚の言葉 …

しかし、和枝は躊躇していました。

「 … その前に、わての話聞いてもらえます?」

無言でうなずいた安西。

「今日は取り繕うてましたけど …

家もガタガタで、父親は蒸発するし、皆仲悪いし … 借金もぎょうさんおますねん。

わては、毛虫のように嫌われて、嫁ぎ先を追い出された出戻りだす。

… 子もひとり亡くしてます」


和枝は、負い目と感じていることを包み隠さず、正直に口にしました。

「そんなんでも、よろしおすか?」

安西はフッと息をついて笑いました。

「 … 気が楽になりました。

私の出番がありそうでうれしいです。

お金だけは専門です … 何かしら、役に立てると思います」

「先生 … 」


… … … … …

和枝の部屋に洗濯物を置きに来ため以子は、机の下に小さな紺の巾着袋が落ちているのを見つけました。

それは、年季が入った今にも擦り切れそうな匂い袋でした。

何気なく手に取ると、とてもいい匂いが香ってきました。

… … … … …

「無事にお嫁に行くことになりそうだす」

翌朝、家族が揃った朝食の席で和枝は報告しました。

心から喜んで、和枝を見つめた一同。

「祝言は、挙げへんの?」

「ふたりとも二度目やし、先生もこっちに親戚おらんさかい … こないだので、ええんちゃうかって」


お静が尋ねると、まるで娘のようにハニカミながらそう答えました。

笑顔でうなずき合った悠太郎とめ以子。

「あの ~ ちい姉ちゃんらの祝言は?」

こういう時に聞いておかないと … 希子が気を利かせて和枝に尋ねました。

「せやな … そろそろ考えんとな」

流れからいって、認めざるを得ない状況と読んだ希子の作戦勝ちです。

「あの、お義姉さんが落ち着いてからでいいですよ … 」

め以子はのん気なことを言っていますが、悠太郎は違いました。

「ホンマですよ? 聞きましたからね!」

真顔で念を押しました。

「へえへえ」

「念のため、一筆書いてもろうてよろしいですか?」


いつ和枝の気が変わってもいいようにと、箸を置いて、紙と筆を捜し始めた悠太郎です。

「あっちもこっちもお熱いことやな」

お静が希子と顔を見合わせて笑っています。

そんな家族を見ながら、和枝も喜びをかみしめていました。

… … … … …

「ほな、ええ人やったんか ~ 安西先生とやらは?」

「いろいろ苦労された方みたいで … 」


悠太郎が報告すると、大村は自分の身内のことのように喜んでくれました。

「お姉さんも苦労してはるさかい、ええ夫婦になれるんとちゃうんか?」

「 … そうなって欲しいです」


ふと、悠太郎は大村の机の上が気になりました。

「こないだからそれ何やってはるんですか?」

ハサミで何やら切ったり、工作のようなことをしています。

「これか? これはな、わしのな … 」

説明しかけた時、藤井が悠太郎へ来客を知らせました。

ドアのところに立っていたのは、倉田でした。

… … … … …

その日、和枝が大学へ安西を訪ねると、部屋には見知らぬ男が座っていました。

「じゃあ、先生、明日まで返事ください」

地質学専門の横山と紹介されたその男は、そう言って、部屋を出ていきました。

「 … お返事って?」

「ええ、まあ、これなんですがね」


安西はテーブルの上に置かれた鉱石を和枝に見せました。

「石が何か?」

「よく見てください」


和枝が石に顔を近づけると … 表面の一部が金色に光っています。

「これっ、金でっか?」

… … … … …

市役所を訪ねてきた倉田は、昼休みを待って、悠太郎のことをサロンへと連れ出しました。

「実はな … ちょっと、縁談があるんやけどな」

「縁談?」


もしやまた希子に … ?

しかし、倉田が持ってきたのは和枝の縁談でした。

「 … ちょっと、ボソッとこぼしとったさかいに当たってみたんや。

ひとつは大きい農家の後妻さんの口、もうひとつはお寺さんなんやけどな … 」


倉田は安西とのことは全く知らなかったようで、悠太郎から和枝が嫁ぐことになったと聞いて、目を丸くして驚きました。

「あっちゃ ~ ホンマかいな?!」

「はい、倉田さんにはお知らせしないとと思ってたんですけど … 僕らも会ったのはついこないだで」

「そうか … そうでっか!

ああ、そらまた、めでたいめでたい ~ で、相手は?」

「学者さんです … 京都帝大の」

「こらまた、ハイカラな!」


ここにもまた和枝の再婚を喜ぶ人がまたひとりいました。

「それにしてもな、和枝ちゃん、最近ついとるな ~ 」

悠太郎には、倉田の言っている意味が分かりませんでした。

「持っとった株で、エライこと当たって … 」

「えっ?!」


… … … … …

不安を感じた悠太郎が帰宅すると、ちょうど和枝も安西の所から帰って来ました。

いきなり切り出す悠太郎。

「姉さん、持っとった株が当たったって、ホンマですか?」

「何で知ってんの?」


倉田が市役所に来たことを話した悠太郎は、和枝に儲かったという額を問いただしました。

言葉を濁していた和枝ですが、悠太郎に執拗に聞かれて答えました。

「 … 5,000円くらい」

「ごせんえん?!」


横で聞いていため以子は飛び上がらんばかりです。

# 現在の1,000万円近くの額です。

十分な大金でした。

「そのお金、今は持ってはります?」

「何やの、急に?」


訝しげに聞き返した和枝。

「その … まずは、倉田さんの借金を返すべきではないかと … 」

「倉田さんが催促に来はった?」

「いや、そうやないですけど … 」


和枝は、ちゃんと耳を揃えて返すよう考えていると言いました。

「 … まさか、先生に渡してないでしょうね?」

一番気に係っていることを口に出してしまいました。

「してへんよ … わてが持ってるさかい … なんやのもう!」

悠太郎の言葉に動揺したように見えた和枝、そそくさと部屋へ引き上げて行きました。

… … … … …

何となく気まずい悠太郎と和枝、その空気を感じてか、皆無言で夕食を取っていました。

雰囲気を変えようと希子は和枝に尋ねました。

「お姉ちゃん、新婚旅行とか、行かへんの?」

「ああ、どやろ … 考えてなかったけれど … 」


結婚が決まった時と比べて、何とも素っ気ない返事です。

「今度いつ会うんですか?」

悠太郎が重たい口を開きました。

「 … 聞いて、どないすんの?」

「僕も立ち合いたいんですけど」

「 … 何かあったん?」


事情を知らないお静は戸惑っています。

「安西先生はやっぱり怪しいかも知れません」

悠太郎の中では、すでに安西は真っ黒でした。

「ええ加減なこと言わんとって!」

「何かあってからでは、遅いんですよ」

「子供やないんやから放っておいて!」

「放っておけないから、言うてるんです」


弟であっても、娘に対する父のような気持でした。

「関係ないやろ、悠太郎さんは!

わてが増やしたお金やないの ~ どないしようが、わての勝手やろ?!」


興奮気味に答えた和枝、それを言われたら悠太郎には返す言葉がありませんでした。

… … … … …

食後、逃げるように自分の部屋に戻った和枝は、貯金通帳を手に考え込んでいました。

ああは言ったものの … 悠太郎の気持ちも分からないではありません。

昼間の安西の話を思い返していました。

… … … … …

「これっ、金でっか?」

安西はいくつかの社名を羅列した紙を見せました。

「私としては、ここと組むのがいいと思うんですけどね」

その中から1社指さしました。

「そこだけは、まだ上場してない会社なんです」

「ひょっとして、この会社に投資すれば … 」

「ははは … さすがですね。

そういうことです」

… … … … …

疑い出したら、きりがない … 

あきらめかけていた幸せが目の前にある … 安西の話を信じているというより信じたいと思っている和枝でした。

… … … … …

台所では、め以子から大体の話を聞いたお静。

「悠太郎さんが疑うてはんのも分かるけど … それだけでは、決められんわな」

「そうですよね … 」


め以子も何とも言いかねています。

「お姉ちゃんが、株始めたんは、家の借金返すためやし … そこはひとりで頑張ってきた訳やし … あんまり、口挟むのも … 」

希子は父が居なくなってから、家を守ってきた … 衣食住を与えられ、学校に行かせてもらえたのも和枝のお蔭だということをきちんと理解していました。

「そうよね … 」

… … … … …

次の日。

和枝は安西と待ち合わせしたサロンにいました。

約束の時間に遅れて現れた安西。

「例の鉱山会社の方と話をしてまして … 開発に伴って、あなたと私の出資分も受け付けてもらえるよう話をつけてきました」

嬉々として話す安西。

「あの … そのお話なんですけど … やっぱり、止めようかなって」

和枝が申し訳なさそうに切り出すと、安西は意外というような顔をしました。

「弟に取りあえず、払える分から返していくのが筋やろって言われて … それもそうかなって」

和枝の話を聞いて、渋い表情になった安西。

「もしかして、私のこと疑ってます?」

ハッとして安西の顔を見た和枝。

安西は自嘲気味に話を続けました。

「 … いいですよ。

この手の話では、そういう疑いはつきものですからね。

あなたにそう言われると … さすがに傷つきますけど」

「先生を信用してない訳じゃないんです」


和枝が苦しそうに答えると、安西は笑い出しました。

「ははは … してないじゃないですか?」

言葉に詰まる和枝。

「けど、信用というのは … 無理強いすることじゃ、ありませんからね。

あなたを責める資格は私にはありません」


そう言うと、今度は困ったような顔をしています。

その顔を切なく見つめる和枝。

… … … … …

その夜、和枝は珍しく悠太郎とめ以子の部屋を訪れました。

手にしていた風呂敷包みを開くと中は株券の束。

そして、それを悠太郎に手渡しました。

「この株?」

「それ、悠太郎さんにあげるさかいに …

上場したら、べらぼうに上がるやろうから、それ売って、借金払てもうて」


それは安西が勧めていた鉱山会社の株券でした。

「これからは、名実ともにあんたがこの家の大黒柱やろ?」

「 … もしかして、姉さんのそのために?」


始めから、すべて悠太郎に渡すつもり … 自分が嫁ぐ前に借金の清算も済ませようとした故のことだったのです。

「きっちりけじめはつけんと、気色悪い性分やさかいな … 」

和枝の真意を知った悠太郎とめ以子は感激していました。

… … … … …

「お茶っぱの上に氷 … 」

め以子は茶こしから、ガラスの急須に落ちる玉露のしずくを見つめていました。

「これだけですか?」

横に立っている和枝に尋ねため以子。

和枝に乞うて『氷出しの玉露』の淹れ方を習っているところです。

「大した手間やないやろ?

けど、夏場のお客さんには喜ばれるさかいに」

「涼を取る知恵ですね?」

「風鈴、よしず、あと、匂い袋とかな」


め以子は和枝の言葉で、先日のことを思い出しました。

「あっ、お義姉さんの匂い袋、擦り切れそうになってましたけど … 繕っときましょうか?」

「 … あれは、擦り切れてええねん」


め以子は理由を尋ねましたが、和枝はそれ以上は語ろうとしませんでした。

とても悲しそうな顔に見えました。

… … … … …

相変わらず、うだるような暑さ、蒸し風呂の建設課。

藤井が勝手に持ち込んだ扇風機を回したせいで、図面やら何やらが部屋中で舞い始めました。

「お前、何やってんねん!

ホンマもんのアホかっ?! 紙は命やろ ~ 」


大村に咎められても、暑さで思考回路もショートしているみたいです。

そして、もっと暑苦しいのが …

「西門っ! どうしてここは、こんなに暑いんだ?!」

扇子を全開で仰ぎ、怒鳴りながら入ってきたのは竹元です。

悠太郎、うんざり顔 …

… … … … …

その頃、京都帝大にひとりの初老の紳士が帰って来ました。

旅行鞄を手にしたその紳士はとある部屋の前に立ち、鍵穴に鍵をさし込んだあと、首を傾げました。

「うん?」

ドアを開けて、部屋の中を見回す紳士。

「確か閉めといたはずなんだが … 」

そうつぶやいて、紳士が入って行った部屋は … 安西教授の部屋でした。

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