NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月14日 (土) | 編集 |
第66回

「あかん …

どないしても … あんたを好きになんか、なれへんわ」


和枝は、苦しげにそう言いました。

… … … … …

「えっ?」

和枝の頬を流れる幾筋もの涙の線。

「あんたを見てると、虫唾が走る。

いびられても、泣かされても、私は好きですって?

… まるで仏さんやな。

気持ちええやろ?」


和枝は、箸を置きました。

「そんなつもりは … 」

「許された方がどんだけ惨めかやなんて、思いもつかんやろ?!」


理不尽な言いぐさでした。

め以子は責められる理由が分からずに唖然としましたが、すぐに台所を離れて行く和枝を呼び止めました。

「待ってください!

私、いびられたことも泣かされたことも忘れてませんよ … 嫌ですよ! 思い出したら、腹立ちますよ!

だけど、嫌なとこもいいとこも一緒だと思うから … あれだけ舌を巻くような意地悪ができたのは、お義姉さんが細やかで人の気持ちがよく分かるからで …

それがお料理に向かうと、優しいお料理になるから … だから腹が立つけど、好きになっちゃうんじゃないですか!」


必死に訴えるめ以子。

背を向けたままで聞いていた和枝は振り返りました。

「どんだけおめでたいんや?」

… … … … …

「あの料理に何か入ってると思わへんの?」

「えっ?」

「わてが好意だけでやってたと何で思える?」


そう言いながら近づいてくる和枝。

一瞬、動揺しため以子でしたが …

「 … お義姉さんは、そんなことはしません」

その時、和枝は信じられない行動に出ました。

土間の上り口に立っていため以子の肩を押したのです。

バランスを失っため以子は危うく転びそうになって … ふたりの声を聞きつけて傍らにいた希子に支えられて、なんとか踏みとどまりました。

「和枝ちゃん!」

やはり部屋から出てきていたお静も駆け寄ってきました。

「これでも好きなんて言えるんか?!」

ぐずぐずとへたり込んだめ以子に追い打ちをかけるように声を荒げて言いました。

「一緒に暮らそうなんて思うんか?!」

… … … … …

「 … 出てって … もう、出てってください」

震える声で言っため以子の目からは涙がポロポロとこぼれています。

「それでええんや … わてを追い出すんは、あんさんや」

静かな口調でそう吐き出した和枝は、逃げるように自分の部屋へと戻って行きました。

「どうしてですか?

どうしてこんなふうになっちゃうんですか?」


泣き崩れるめ以子 …

… … … … …

帰宅した悠太郎は、お静から今日の出来事を聞きました。

「それで、め以子と姉さんは?」

「部屋 … め以子はんには、希子ちゃんがついてくれてる。

… あれは、ちょっと離れさせんと、もうどうにもならん思うわ」


決して、和枝を追い出したいのではなく、お静も本心からふたりのことを心配していました。

< それからほどなくして … 和枝は、一旦、倉田さんの別荘へ移ることになりました >

… … … … …

幾日か経ち … 倉田が西門家を訪ねて来ました。

「昨日見に行ったら、元気んなっとったで ~ 土いじりやっとた」

取りあえずは、安心した一同に倉田は話を続けました。

「ほんでな ~ やっぱり、和枝ちゃん、誰も和枝ちゃんのこと知らんとこへ行った方がええと思うんや」

しかし、いつまでも倉田に世話になる訳にはいかないと悠太郎は思っていました。

「和枝ちゃん、話してた農家、見に行きたいって急に言いだしてな ~

こんな自分でも求めてくれはるんやったら、そこに嫁に行きたい … 」

「 … 農家? 和枝ちゃんが?」


まったく想像だにしなかったことに、お静だけでなく家族皆が戸惑っていました。

… … … … …

「倉田さん、あの … 私、何であんなに嫌われちゃったんでしょうか?」

和枝が出て行ってからずっと考えてはいるのですが、答えが出せずにいるめ以子でした。

「うん … 和枝ちゃん、前にボソッと言うとったんやけどな ~

自分がされたんと同じこと、あんさんにして … それでも、全然めげんあんさんがおって … しかも、あんさん自分のこと好きやとまで言う。

何やもう、自分のくだらなさ突きつけられて … やりきれんようなったん違うかな?」


め以子に責任はなく、和枝の自業自得といえばそれまででした。

しかし、何故、和枝がそうせざるを得なかったのかを … ここにいる誰もが知っているので、胸が痛みました。

特にめ以子は傍からも分かるほど、深く傷ついてしまったのです。

「 … いけずは、私の方だったんですね … 知らないうちに、ずっと … 」

… … … … …

その夜、め以子と希子は、和枝の部屋に残っていた荷物をまとめていました。

ふと、手に取った裁縫箱を何気なく開けため以子。

きれいに縫い上げた布が何枚もきちんと畳まれて入っていました。

一番上の白い布を広げてみると、それは …

「これ、全部 … おむつ … 」

裁縫箱の中、残りもすべておむつでした。

「作ってくれてたんですね … 」

… … … … …

初めて作った食事をひっくり返されたこと、大切にしている糠床を捨てられそうになったこと … 

和枝から受けた数えきれない、いけず。

『わてを追い出すんは、あんさんや』

『どうしてこんなふうになっちゃうんですか?』

お互いに分かり合おうとした結果、傷つけあってしまったふたりでした。

しかし、隠れてコツコツとこのおむつを縫ってくれていた和枝、その姿を思い浮かべると、め以子は泣けて泣けて仕方がありません。

「 … お義姉さん … 鰯みたい」

苦手で大嫌いだったのに、め以子はもうその味を知ってしまったのです。

「嫌いになんかなれない … 」

め以子はおむつを胸に抱きしめていました。

… こんな形のまま、和枝と別れたくない … そう思っため以子でした。

… … … … …

「この建物はな、この真ん中のホールを通らんと行き来できへんようになっとるんや」

先日から、大村がこしらえていたのは、そんな概念で設計した建築模型だったのです。

「ケンカした時も、お互いに避けとったのにやな ~ 出会いがしらに出会うてしもうたりしてな …

嫌でも、面突き合わされてしまうんや、こういうのようないか?」

「 … ええですね ~ 」


大村の問いかけに悠太郎はそう答えました。

その時、思い浮かべていたのは … 

… … … … …

< そして、和枝の旅立ちの日 … >

駅に向かう和枝と倉田を道の途中で待っていたのは、風呂敷包みを抱えため以子でした。

「何で?」

「 … さあな、たまたまちゃうか?」


倉田はとぼけていますが、誰が教えたのかは明白でした。

まっすぐ和枝に向かって歩いて来ため以子。

「い、言い忘れたことがありました … 」

「何?」


不審な顔をして、身構える和枝。

ごちそうさんでした! … 鰯」

元気にそう言って、ぺこりとお辞儀をしました。

「何やいな、わざわざそんなこと言いに来たんか?」

拍子抜けしたような倉田。

「はい!

私はお義姉さんのことが大好きですから」


め以子は、ぬけぬけと口にしました。

そして、顔をひきつらせている和枝に風呂敷包みを差し出しました。

「これ、お礼です。

私の糠床です … 好評なんですよ」


和枝が受け取る訳もなく …

「 … いる訳ないやろ、そんなもん」

「そんなこと言わずに持っててくださいよ ~ 私の忘れ形見として」

「あんさんのことなんか、これっぽっちも覚えときとうないんや」

「これは、いけずなんです」


… … … … …

「はあ?」

和枝にはめ以子の言っている意味が理解できません。

「私がお義姉さんのことを好きだっていうことが、お義姉さんを怒らせるなら …

私は、お義姉さんを好きだって言い続けます。

… それが、私のいけずです」


困惑している和枝にめ以子は続けました。

「きちんと、いけずにはいけずで返したいと思います」

「 … えらいたいそうないけずを」


和枝は目を閉じると、深く息を吸い込み …

そして、目を開けて、にっこりと微笑みました。

「そら、どうもおおきに」

手にしていた荷物を降ろし、日傘を閉じると、め以子から糠床を受け取りました。

… 瞬間、そのまま地面に叩きつけてしまいました。

… … … … …

「あんさんのために割ったってんで。

な~んぼでも、いけずができるように」


そう言って不敵な笑いを見せました。

… それは、いけずをしていた頃の憎たらしいけど、凛とした和枝の顔でした。

負けじと、微笑み返すめ以子。

「また … また、送りますから!」

… … … … …

「行きまひょう、倉田はん!」

荷物を手にして、サッサと歩き出した和枝。

倉田はめ以子の肩をポンと叩くと後を追って行きました。

「ず~っと、ず~っといけずし続けますから」

和枝の背中に大声で叫ぶめ以子。

「何や、えらい屁理屈やなあ」

「ホンマ、かないまへんわ ~ 」


倉田にそう答えた和枝は晴れ晴れと笑っていました。

… … … … …

ふたりの姿が見えなくなった頃、め以子は地面に落とされたままの糠床に手を触れて謝りました。

「あ~あ、ごめんね」

< いいよ ~ 役に立てたみたいで、おばあちゃん、うれしいよ …

これで、これからも少しは繋がっていけそうだね >

め以子は、和枝との間に生まれた絆を確かに感じていました。

… … … … …

和枝が去ってから数日が経ちました。

その日 …

め以子は、和枝に送る荷物を用意していました。

「何、これ?」

その中にあった瓶詰を手にしたお静が尋ねました。

「オイルサーディンっていうのを作ってみたんです。

美味しく出来たんで、お義姉さんに送りつけようと思って」


和枝も知らない調理法の鰯を送るといういけずです。

「畑の肥やしにされるんちゃうか?」

… … … … …

その日 …

悠太郎は、昼休みに竹元からうま介に呼び出されていました。

テーブルに何冊も積まれた専門書を前に、焼氷を食べながら竹元は当然のように指示しました。

「私が読んだ方がいいところを抜き出しておいてくれ」

「 … 何で僕が竹元さんの下働きせんといかんのですか?」


悠太郎が不満を口にした時、突然、部屋がガタガタと揺れ始め …

… … … … …

台所にいため以子は慌てて棚を押えました。

< め以子の包丁を滑らせ、悠太郎の本を崩したこの揺れは …

後に関東大震災と呼ばれることになり、それは大阪という都市の運命を、そして西門家を … 大きく揺り動かしていくことになるのでした >

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