NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月23日 (月) | 編集 |
第73回

年の瀬も近づいたある日、め以子の元に母イクから1枚のハガキが届きました。

「お母さん、何て?」

「 … 来ていいかって … お正月、皆で来ていいかって」


挨拶も兼ねて卯野家の3人で伺いたいと書いてあったのです。

うれしそうに笑って、ふたりに報告しため以子でした。

… … … … …

「お正月、楽しくなりそうですね」

ニコニコしている希子とお静を前にして、め以子は眉間にしわを寄せて考え込んでいました。

「どないした?」

「あ … あ、あの、この機会にお義父さんをって思ったんですけど … 無理ですよね、悠太郎さん」


それで難しい顔をしていたのです。

「言うだけ言うてみたら?」

「だけど、無理強いはしないって、約束しちゃったし … 」

考えあぐねていると、お静が何か思いついたようです。

「なあ、あのな … 」

… … … … …

一方、悠太郎は、藤井から棚上げ寸前だった小学校建設の計画変更の話を伝えられていました。

「そんな?! 今更コンクリート造に変更やなんて!!」

「藤井君?!」

「 … あの小学校、元々予算厳しかったのしってるやろ?」


藤井は心苦しそうに事情を話し始めました。

「そこに震災支援や何やらで、もう凍結しよういう話になりかけてたんや …

けど、ここまで計画自体は固まってるもんやし、新たにコンクリート造の小学校の模範として造ったらどうかって … 竹元さんが言い出したみたいなんや」

「模範?」


不愉快そうに聞き返した大村。

悠太郎は部屋を出ていこうとしています。

「ちょ、ちょっと、西門君!」

「抜本的に対処してきます!」


… … … … …

「確かにコンクリート造の大多数は安全でした。

しかし、現に倒壊したものもありますし、倒壊した場合の被害は、木造建築の比ではなかったことをご存じのはずだと思います」


市庁舎内にいた竹元を捕まえて噛みつきました。

「 … この段階で、模範を設計しろというのは、あまりにも時期尚早ではないでしょうか?!」

黙って悠太郎の話を聞いていた竹元。

「じゃあ、やめよう」

あっさりと悠太郎の抗議を受け入れたかに見えましたが …

「立ち消えになるくらいならと思っただけだ!」

大声で怒鳴りつけると立ち去ってしまいました。

… … … … …

その後は、何を言おうが聞く耳を持たず … 疲れ果て帰宅した悠太郎でした。

「ただいま戻りました … 」

玄関を入ると、希子が飛んできて、畳に両手をついて出迎えました。

「お帰りなさいませ、今日もお疲れ様でした」

こんなことは今まで一度もなかったことです。

その上、脱いだ靴を磨くとまで言い出しました。

家に上がったら、お静がにこやかな顔で食事の前に風呂に入るよう勧めました。

「えっ、お静さんが焚いてくれはったんですか?」

「へえ、今日はえらい冷え込むな ~ 」


… … … … …

市役所。

帰り支度を終えた竹元を呼び止めたのは、大村でした。

「 … ちょっと、お時間よろしいですか?」

… … … … …

風呂から上がった悠太郎に用意されていたのは、大好物のかき鍋でした。

「暖めておきましたから」

席に着いた悠太郎に丹前を羽織らすめ以子。

「ほら、悠太郎さん、かき食べ、かき」

お静は、鍋をよそってくれました。

「お兄ちゃん、お酒飲んで、お酒」

希子は酒を勧めてきます。

家族全員の態度が変です … 素直に喜べない悠太郎。

「 … 何かあるんですか?」

顔を見合わせて笑った3人。

「おかしいでしょう ~ こんな至れり尽くせりな」

… … … … …

め以子が目くばせすると、お静が切り出しました。

「ああ、あのな ~

年の瀬からな、卯野の親御さんと弟さん、こっち来たいいうてはんねんけど … ええかいな?」

「そんなん、ええに決まってるやないですか!」


ふたつ返事で了承 … というより大歓迎しています。

ここまでは予定通りの問答、想定内でした。

「それでね、その … 何ていうか … 誤解されたままになってること、あるじゃない?」

め以子が遠まわしに言いましたが、悠太郎は首をひねっています。

「あの人 … 死んだままになってへん?」

お静の言葉で、勘の悪い悠太郎もすべてを察し … 無表情で食事をとり始めてしまいました。

め以子のためということもありますが、本音を言えば自分自身も正蔵に帰ってきてほしいお静は、それでも話を続けました。

「こんな有様で親御さん呼んだら、この家どうなってんのやって、心配しはる思うねん。

せやから、居てはる間だけでも来てもろうた方がええんちゃうかなって … 」

「言わんかったら、済むことやないですか」

「あ、でもほら、誰かの口から伝わってしもうたらどないするん?」


希子も援護射撃です。

「せやで ~ 室井さんなんか、どんだけ口止めしたかて何が起こるかわからへんよ?」

悠太郎に集まる視線。

… … … … …

「 … 分かりました」

意外とあっさり折れた雄太郎に皆ホッと胸をなでおろしたのもつかの間 …

「ほなその間、僕は、うま介の2階に寝泊まりさせてもろうて … あの人には、ここに来てもらいましょ」

とんでもないことを言い出したので、お静は慌てました。

「ちょ、ちょっと待って!

そんなことしたら、心配しはる … 」

「ホンマのことを告げるというなら、きちんと告げましょう。

あの人が、どれだけええ加減なことをしてきたかも細大漏らさずお伝えし、何故娘をこんなところにやってしまったかと、後悔の念を募らせていただきましょう」


正蔵のことになると人が変わったように意固地になってしまう悠太郎。

あえなく企ては失敗に終わりました。

… … … … …

その頃、大村は竹元を例の立ち飲みの店に誘っていました。

「コンクリートを使用する方が被害が少ないのではないかということは、わしでも分かります。

せやけど、この落ち着かん時期に … 今後、市の建築の模範になるかもしれんもんを、何であえてあいつにやらせるのか …

そこがいささか理解に苦しむというか」


疑問をぶつける大村。

「大した才能もありませんしね」

「そんなこと言うてまへんがな! … 抜擢いうても少々荷が重過ぎるんやないかと」


見どころはあっても、悠太郎はまだ経験の浅い新人でした。

「妙な縁があって、あいつの義理の父親に聞いたんですが …

あいつは、大火で母親を亡くしていて、それがこの仕事を志すそもそもの初めだそうです。

初めて会った時、下宿先の店の客がケガをするのを見るのが嫌だ … その思いだけで、何の現場経験もないのにコンクリートの階段を造ってました。

あいつにたったひとつの才能があるとしたら、それは責任感です。

溢れんばかりの当事者意識です。

… 加えてあいつは、その目で被害を見てきています。

私は、抜擢でも何でもなく … あいつが今、必要なものを持っていると判断しただけです」


そう話した後、昆布酒に口をつけました。

「 … 安酒も昆布が放り込まれることで、上等酒になると私は思うんですがね」

そして、残っていた酒を一気に飲み干した竹元。

緊張が解けたかのように大村の頬が緩みました。

「おもろいこと言いまんな ~

お替りどうでっか?」

「 … いただきましょう」


… … … … …

「ケンモホロロでしたね」

後片付けをしながら、希子がお手上げという顔をしました。

「まあ、期待はしてなかったけど … 」

そのことも大事ですが、おむつにも頭を悩ましているめ以子です。

「もう、誰かおむつ縫ってくれないかな ~ 」

「忙しゅうなりますよね ~ お正月の支度やら、お年始回りやら、全部うちらでやらんとあかへんし」

「えっ、それ大変なの?」


そんなこと、今の今まで考えたこともなかっため以子です。

「うん … 親戚のあいさつ回りとかホンマに … どないします?」

今までは、和江がやっていたことです。

「あ … あ、おせちとかお餅とかは任せておいてね」

「ん?」


振り向いてめ以子の顔をじっと見た希子。

「だって、ほら ~ 私まだ女中だし … 」

「ご飯かて一緒に食べてるやないですか?」

「けど … 家の外まで、しゃしゃり出るのもね、厚かましいっていうか … 」


和江に言われ続けたことですが、ここぞとばかり利用しました。

「ちい姉ちゃん、もうそれ、え~ように使うてません?」

目をそらしため以子 … バレバレでした。

… … … … …

翌日、糠床の世話をしていため以子は、ふとおせちのことが気になりました。

「おせちって … 」

< そうそう、お家によって、入るものが微妙に違うのよね >

そんなことを考えていると、玄関の外で呼ぶ声が聞こえてきました。

… … … … …

「西門正蔵さんは御在宅でしょうか?」

正蔵を訪ねてきたのは、見知らぬ中年男でした。

「義父は、今、その … 別宅におりまして … どちら様ですか?」

岩淵護と名乗ったその男、身なりはきちんとしていて礼儀正しいのですが、どことなく影がありました。

以前、正蔵の下で働いていたそうです。

「お目にかかることはできないでしょうか?」

… … … … …

何やらいわくありげな感じがして、居場所を教えていいものか迷っためいこでしたが、結局長屋まで案内することにしました。

「この辺りに暮らされているんですか?」

色街を抜ける時、岩淵は尋ねました。

「紆余曲折ありまして … 」

「ご家族と幸せに暮らされているとばかり思っていました」


岩淵は意外に思っているようです。

「あの … 岩淵さんは義父とどんなお仕事を?」

「お聞きではないですか?」

「私は嫁ですので、詳しいことは … 」

「 … 鉱山の普通の仕事ですよ」


あまり人に話したくないような雰囲気を感じ、め以子は少し不安になっていました。

… … … … …

「もう一度、竹元さんの所へ行ってきます。

やっぱり今はまだ、コンクリート造は時期尚早ですよ」


コンクリート造の被害状況を報告書にまとめた悠太郎が、そう言って出かけようとした時です。

「赤門、上がやれ言うんやから、やれや」

突然、大村がそんなことを言い出しました。

「わしに気遣わんでもええし」

「 … そうやないです」

「ええ話やないか ~

計画は継続してくれる言うし、赤門はコンクリート扱える。

グズグズ言わんと、やったらええがな!」


設計者の大村に言われて戸惑う悠太郎。

「それにやな ~ わしの校舎、どうせあかんようになんのやったら … 赤門に設計し直してもらいたい」

おどけて笑った大村。

「せやで、僕らもがんばって知恵絞りだすさかいに … やってみようや」

藤井も背中を押しました。

「さてさて、わしは何をしたらよろしおまんのやろね ~ 棟梁?」

「棟梁?」

「おう、今日から頭は赤門や!」


… … … … …

「お義父さん、め以子です ~ お義父さんにお会いしたいという方が、家の方にいらっしゃったんですけど」

長屋の外から声をかけると、正蔵はいつもの調子で顔を出しました。

「へえへえ、どちらさんやな?」

しかし、岩淵を見た途端、顔を強張して絶句しました。

「 … お久しぶりです」

そんな正蔵の動揺がめ以子にも伝わってくるようでした。

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