NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月24日 (火) | 編集 |
第74回

め以子は、西門の家に尋ねてきた岩淵という男を正蔵の長屋に案内しました。

「 … お久しぶりです」

岩淵を見た正蔵は、明らかに動揺しています。

「あ … むさくるしい所ですけど、まあどうぞちょっとお入り … 」

岩淵を家の中へと招き入れた後、め以子は「積もる話があるから」と体よく追い払われてしまいました。

… … … … …

正蔵と向かい合って座った岩淵は、おもむろに鞄を開け、中から小さな木箱を取り出しました。

「いつも、先頭に立っていた長田さん、覚えてらっしゃいますか?」

「 … よう覚えてます」

「先日、お亡くなりになりました」


正蔵の顔に驚きが見えました。

「あなたに渡してくれというのが、遺言だったそうで … 会社の方に送られてきました」

岩淵は木箱のふたを開けて、正蔵の前に置きました。

そこに入っていたのは、遺髪でした。

「それでは、お渡ししましたんで … 」

うろたえている正蔵のことを意に介さず、岩淵は席を立ちました。

「ちょっと、ちょっと!」

岩淵を呼び止めた正蔵。

「あの、あそこ … あの村はどうなってますのやろ?」

「 … あの時のままですよ。

あなたが放り出した … あの時のままです」


振り向きもせず、立ち去る岩淵の背中を悲痛な面持ちで手を合わせ見送った正蔵でした。

… … … … …

「僕かて知りませんよ … あの人の仕事の話なんて」

め以子は、夕飯の給仕をしながら、悠太郎に正蔵がどんな仕事をしていたのかを尋ねたのですが、素っ気ない返事でした。

「 … それ、何かおかしくないですか? 皆知らないなんて」

すでに、お静や希子にも聞いていたのですが、返ってきた答えは悠太郎と同じようなものだったのです。

「勤め人の家って、そんなもんとちゃいます?

年に何回かしか、おらんような人やったし … あなたかて、僕が今何やってるかなんて、よう知らんでしょ?」

「知ってますよ ~ 小学校でしょ」


… … … … …

そんな会話を交わしながら、悠太郎は、お替りをよそるにも体制を直す程、大きくなっため以子の腹を見つめていました。

「 … 来月には生まれるんですよね?」

「この子に何か関係あるんですか?」

「いや … この子かて、小学校に通うやないですか」

「えっ、この子の小学校、悠太郎さんが建てるんですか?!」


また、め以子の早とちりです。

「ちゃいます!

ちゃいますけど、小学校いうんは、小さい子供が通うとこでしょ?

ごっつう安全に頑丈に造ったらなあかんやないですか … 」


め以子にも責任重大ということが分かります。

「そんな大切なものやのに、今までの計画を白紙にして、コンクリート造で僕が設計し直すことになってしまったんです!」

… … … … …

「えっ? えっ、それってすごいことじゃないですか?」

め以子には何故、悠太郎が腹を立てているのか分かりません。

「えらいことやないですか?! お祝いしないと!」

「まだ始まったばっかりなんで、うまくいくとは限りませんから … 」


悠太郎の表情は冴えません。

「でも、よかったですよね ~ そういうお仕事ができて」

「えっ?」

「自分の手で子供たちに安全な学校を造ってあげられる機会ができたってことでしょ?

… 悠太郎さんの夢が叶えられるってことじゃないですか」

「まあ、前向きにとらえると、そうなりますよね … 」


後ろ向きなことばかりを考えていた自分に気づいた悠太郎でした。

しかしまだ、め以子のように手放しで喜ぶこともできず、「がんばります」とだけ言いました。

… … … … …

翌日、め以子は改めて正蔵の長屋を訪ねました。

「大抜擢だと、思うんですけど … 大喜びっていう風でもないんですよね」

「まあ、大仕事やからな ~ 気が張り詰めとんのやろ?」

「こう『やったるで!』って、ならないんですか?」

「 … そんなもん人によるわいな」


石橋を叩いても渡らない悠太郎と、見る前に跳んでしまうめ以子との性格の違いでしょう。

… … … … …

「あっ、そう言えば、昨日の方、何のお話だったんですか?」

一瞬、目が泳いだ正蔵。

「 … 昔の知り合いが亡くなってな … その報告や」

「そうだったんですか … 」

「それを聞きに来たんかいな?」


反対にめ以子に探りを入れるように聞き返しました。

「あっ … あの、それもあるんですけど …

あのですね ~ 西門のおせちを教えていただきたくて … 」

「おせち?」


め以子は正月に実家の家族が来るので、食べさせたいと遠慮がちに伝えました。

「ふ~ん 皆、来はるんかいな … 」

ほんの一瞬ですが、羨ましそうな表情が出てしまった正蔵。

「あっ、お義父さんも呼ぼうって、私たちは言ったんですよ … 言ったんですけど、その … 息子さんが … 」

「いやもう、期待はしてへんさかいに …

それに、わしはわしで用事があるしな」


正蔵は気を取り直して、「よし、分かった」と西門のおせちを教えてくれました。

… … … … …

何冊目かの『料理ノォト』に、め以子はすべて書き留めました。

「教えていただいて、ありがとうございました。

師匠 … あ、お義父さん」


慌てて言い直しました。

「ほなまあ、師匠として言わしてもらうけどな … おせちって何や思う?」

「 … お重に詰めたお正月の料理ですよね。

お正月早々お台所に立たなくて済むっていう … 」


通り一遍の答えしか言えないめ以子を見て、正蔵は悪戯っぽい顔をして笑いました。

「 … 違いますか?」

「まあ、暇があったら考えてみといて ~ 」


… … … … …

「何やろこれ?」

「何でしょうね?」


正蔵の長屋から帰宅すると、め以子宛てに小包が届いていました。

差出人は、何と、和江です。

「ちょっと … 開けてみてえな」

包みを解くと『寸志』と書かれた熨斗が現れました。

「これ、産着 … おむつも!」

「あっ、これホンマに和江ちゃんが?」


『もうじき、必要になるかと思い、用意いたしました。

ひと針、ひと針、祈りを込めて縫い上げました。

お使いいただければ幸いです。

和江』

「お義姉さ~ん!」

感激するめ以子。

「何や、人変わったんかいな ~ 」

お静は信じられないといった顔をしています。

… … … … …

「うん?」

そのうちに、希子が妙なことに気がつきました。

「 … これ、糸の端、留まってませんよ」

言われて確認すると、どれも同じで、糸の先を引っ張るとそのまま抜けてしまいます。

感謝したのも束の間、がっくりと肩を落としため以子。

何か思い当たることでもあるのか … 首をかしげているお静。

「お義母さん、どうしたんですか?」

「ちゅうかな ~ 糸を留めてへんのって、確か仏さんに着せる経帷子の縫い方だったような … 」


一同に衝撃が走り、手にしていた、産着やおむつを放り出しました。

「あかん、これはっ!

呪いや、和江ちゃんに呪いかけられとる! ちょっと、塩、塩、塩持って来て ~ !!

見たらあかん、見たらあかん!!」


… … … … …

「 … で、どうしたの、それ?」

め以子から話を聞いた桜子は、興味津々です。

「要は、糸が留まってたら、それでいいんじゃないかって話になって … ちょっと解いて、足りないところ縫い直して … で、使うことにした」

「逞しいというか、けち臭いというか … 」


それを聞いて桜子だけでなく、馬介まで大笑いしています。

何処へ行っても、和江のきめの細かい『いけず』は健在でした。

あたふたするめ以子たちを想像して、ほくそ笑んでいるのでしょう。

「ま、おせちに願いを、おむつに呪いを、ってとこやな」

「 … 願い?」

「おせちは、『願い』を込めた料理やんか?

黒豆は、今年もまめまめしく働けますようにって、いうことやろ ~ 数の子は、子孫繁栄 ~ たたきごぼうは、根を張って生きていけますようにて。

昆布は、よろこんぶ ~ にらみ鯛は、めでたいの語呂合わせ ~ 海老を使うんは、長寿 … 腰が曲がるまでいうことや。

きんとんは、金やな … お金、儲かりますようにて。

昔の人はな、いろんな『願い』を、年の初めの料理に込めたんや」

「へ ~ 」


馬介のウンチクを聞いて、すっかり感心してしまっため以子。

思わぬところで、正蔵の宿題の答えを手に入れました。

… … … … …

誰かに教えたくなっため以子は、帰り道に牛楽商店の源太にその話をしました、

「ええ習慣やな ~ 年の初めから日本中の人が願うて … 」

「そうよね ~

願いたくなること、今年いっぱいあったのよね」


め以子はしみじみ言いました。

「 … せやな」

「あっ、源ちゃん、お正月どうしてるの?

お父ちゃんとお母ちゃん、こっちに来るから … 」


突然横から、染丸が顔を出し、め以子の言葉を遮りました。

「源ちゃんは、うちとお伊勢さんに行くんです ~ ふたりの行く末をお願いしに行くんです ~ な ~ 」

「ええ、ああ … 行く末??」


しどろもどろの源太を見て、思わず噴き出しため以子でした。

… … … … …

建築課。

ひとり残業して机に向かっている悠太郎。

図面がなかなか思うように捗りません。

今出ている方向性でも十分だという意見もあるのですが、悠太郎には納得できない部分があって、譲れなかったのでした。

書いては消し、また書いては消す … 終いには破ってしまいました。

「分からん … 」

… … … … …

すっかり煮詰まってしまって … 引き上げて帰宅した悠太郎。

「ただいま戻りました ~ 」

しかし、め以子は例のノォトに夢中で旦那様が帰ってきたことにも気づきません。

「あの … ただいま戻りましたけど」

耳元で言われてハッとするめ以子。

「あっ … あ、お帰りなさい」

「今、鉛筆食べてませんでした?」


無意識に咥えてはいましたが、食べてはいませんでした。

「あの、ちょっと、おせち考えてて … 」

「おせちってそんなに考えるもんなんですか?」


馬介の話に感銘を受けため以子は、西門家のおせちに加えて、自分なりのものにも挑戦しようと考えているのです。

「 … 料理って、ええですね」

悠太郎が唐突に言いました。

「??」

「料理は人を傷つけへんやないですか」

「まあ、食べるものですからね」


そんなことを言いながら、どことなく元気のない悠太郎が気になりました。

… … … … …

昼間。

自分なりのおせちを作るため、め以子も試行錯誤していました。

作っては味見、また作っては味見 …

「よしっ!」

< め以子のおせち作りは着々と進んでいましたが … 最後のひとつをまだ決めかねていました >

料理ノォトを開いため以子、その頁には …

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