NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2013年12月25日 (水) | 編集 |
第75回

着々と進んでいる、おせち作り … しかし、もう少しというところまで来て、め以子は悩んでいました。

料理ノォト、頁の一番上に書かれた文字 …

『悠太郎さん 健康でいてほしい 応援したい』

< 悠太郎さんの分ね ~ これは考えちゃうよね ~

最近、元気ないしね … お仕事、大変なのかね?>

台所で考え込んでいると、2階から掃除道具を持った希子が下りてきました。

「皆さんがお泊りになるのって、お姉ちゃんの部屋でええんですよね?」

「うん … ??」

「今日ですよね? 卯野家の皆さん来はるの」


希子に言われる今の今まですっかり忘れていました。

… … … … …

正蔵のことを皆に口止めしておかないと … め以子は、うま介へと急ぎました。

「桜子、今日、お父ちゃんとお母ちゃん来るんだけど … 師匠っていうか、お義父さんのこと黙っといてもらえるかな?」

ちょうど、店の外を掃除していた桜子に話を通そうとした時、突然、店の窓が開きました。

「何、黙っとくんだよ?」

め以子が懐かしい声に振り向くと、大五、イク、照生の3人が笑いながらこちらを見ていたのです。

「あ ~ !!

お父ちゃん、えっ、何で?!」


… … … … …

「すぐにお家に行こうって言ったんだけどね … この人、焼き氷が食べたいって聞かなくって」

あきれ顔のイク。

「そう、焼き氷!」

しかし、残念なことに、焼き氷は夏期限定の商品でした。

そこへ、焼き氷の情報源であろう室井が店に下りてきました。

「どうも、大将、その節は … 」

「どうした、お前? きったねえな ~ 」


髪はぼさぼさ、無精ひげ、風呂も入ってなさそうな室井を見て、大爆笑の大五。

「震災の後、ずっとこうやって書いてて … 」

やや心配そうな桜子。

室井は、挨拶もそこそこに席に着くと、小説の続きを書き始めました。

「よう、何書いてんだよ?」

「おでんを通じて、世界のあるべき姿を表現しています」


顔を見合わせた卯野家一同。

「 … 今、こんにゃくが、その確かな存在意義について、皆に理解されたところです」

訴えるように語って、涙ぐむ室井。

「うん … お前も頑張ってんだな」

あまり関わってはいけないと感じたのか、大五は、桜子が焼き氷の代わりにと運んできたカスタード巻を口にしました。

「美味い、これ!!」

「それ食べたら、行くからね!」


まだ行きたいところがあると、呑気な大五の尻を叩いて … ようやく卯野家ご一行は西門家にたどり着きました。

… … … … …

客間に通され、ひと通り自己紹介を終えた両家の面々。

大五は緊張気味、照生は同年代の希子に鼻の下を伸ばしているとめ以子にからかわれました。

「あの ~ もうひと方、その … 」

「今日、お義姉様の方は?」

「ああ … 言ってなかったわよね、ごめん … お嫁に行かれたの」


拍子抜けするイク。

「そうなの?」

「 … いろいろあって、震災の前にね」


大五の顔色が変わりました。

「聞いてねえぞ、俺」

「 … あの大事に電報ひとつ寄こさなかった人に言われたくないです」


再会していくらも経っていないのに父娘の口喧嘩が始まりました。

「やめなさい、もう恥ずかしい!」

… … … … …

そんなやり取りを見ていた希子とお静が顔を見合わせて、笑っています。

「こんなんやね、ちい姉ちゃんの家って」

「ホントすいませんね ~ ガサツな娘で」


悪びれることのなく大五。

「いいえな ~ 明るうて、助かってます」

「いつでも熨斗つけて返してもらって構わないですから ~ 」

「何てこと言うの!」


せっかちな大五は照生を連れて、「市場でも覗きに行ってくる」と出かけて行ってしまいました。

「すみません、もう、来た早々騒がしくて … 」

冷や汗かきっぱなし … 恐縮するイクでした。

… … … … …

「ああ、いいよ、お母ちゃん、座っててよ」

台所に立っため以子をイクは手伝い始めました。

「じっとしてるのも性に合わないからね ~

けど、安心したよ … 仲良さそうで … どうなってることかと思ってたから」


最初からこうだった訳ではありませんが …

「お父ちゃんも心配してたんだよ ~

あんた、もうちょっとマメに手紙寄こしなさい」

「 … ごめんなさい」


母には、すべてお見通しでした。

… … … … …

市場をひやかした大五たちは、気に入ったのか、またうま介で腰を落ち着けていました。

「随分違うんだな、食いもん」

「ああ、こっちは牛が中心なんだよ ~ カツって言ったら、牛カツでよ」


大五は、店に入ってきた若い男が、自分たちのことをじっと見つめているのに気づきました。

「 … おじさん?」

「うん?」

「やっぱりそうや ~ !!

源太や源太、め以子の同級生やった」


そういえば、どことなく幼い頃の面影があります。

「ああ ~ 源ちゃんか?!

おお、大っきくなったな ~ 何、お前こっち住んでんのか?」

「 … あれ、あいつから聞いてなかったんですか?」

「あいつ、そういう大事なこと何にも言わねえんだよ!」


みるみる不機嫌な顔になりました。

「まあ、忙しいですからね … 」

… … … … …

「なあなあ、源ちゃん、お知り合い?」

一緒にいた染丸がふたりに愛想よく挨拶しました。

「ああ、こちら、め以子の親父さんと弟さん」

「ああ、そうなんどすか?

私もう、師匠にはずっとお世話になってて ~ 」


事情を知らず口を滑らせた染丸 … 凍りつく、源太、桜子、うま介 …

「 … 師匠って?」

大五は怪訝な顔をしています。

「あの、め以子さんのお義父さん」

「 … の従兄弟! うん、亡くなったお義父さんの従兄弟で、え ~ わしらもお世話になってて、なあ?」


慌てて、取り繕いましたが …

「それも聞いてねえけどな … 」

輪をかけて不機嫌になる大五。

… … … … …

「何も見せるものがないということは、どういうことだ?!」

仕事納めの日、図面の進捗状況を尋ねられて、手ぶらでやってきた悠太郎に竹元の怒りは爆発しました。

「 … 僕の力不足です」

「力不足だと … コンクリート造は、お前の専門だろう?

大学で一体、何を習ってきたんだ?!」

「習ってきたことに自信が持てないんです。

震災で、コンクリートが必ずしも安全でないことが分かって … これをやっていれば大丈夫だという確信が、自分の中に持てないんです」


書きかけた図面は、到底納得が出来るものではなく、結局は破り捨ててしまったのでした。

「申し訳ありませんでした」

「責任感はあるが、責任を全うする覚悟はなかったということか … 」


期待を裏切られた怒りもあきらめに変わったのか、静かな口調で言いました。

「 … もういい、この案件は別の人間に任せる。

お前には荷が重すぎた … お前には失望した」


そういい渡すと、さっさと部屋を出ていこうとしました。

「待ってください、竹元さん!」

「ちょうどいい機会だ、教えてやろう!

この世で私が一番嫌いな言葉は … がっかり … がっかりだ」


… … … … …

「まあ、明日から休みやし … 気持ち切り替えてな」

藤井の慰めの言葉も、今の悠太郎の耳にはまるで責められているかのように聞こえました。

「よいお年を … 」

藤井が帰り、建築課の部屋は、悠太郎と大村ふたりだけです。

「あんな、棟梁 … どんだけやってみたって、完璧なんかあらへんで。

しゃあない、どっかで肚くくらんと」


… … … … …

足取りも重く、帰宅して門をくぐると、家の中から自分の沈んだ気持ちとは正反対なにぎやかな声が聞こえてきました。

「め以子、お前何やってるんだよ?!」

「こっちは薄味なの! まだこれ濃いから」


西門家の人たちに自分の料理を振舞おうと、市場で食材を買い込んできた大五でしたが、慣れない関西風の味付けに戸惑っていました。

「お義父さん … 」

「おお、悠さん、お邪魔してるよ」


悠太郎が顔を出すと、本当にうれしそうな顔をして迎えました。

「すいません、遅うなりまして」

「忙しいんだろう? 分かってるよそんなこと … 待ってろよ、美味しいの作ってやっから」


変わらぬ大五の人柄に触れて、少しだけ気が休まった悠太郎でした。

… … … … …

「こっちは酒と醤油で焼く、東京は割り下で煮るって具合かね ~ 」

大五がこしらえたのは、東京風のすき焼きです。

まずはひと口食べたお静。

「あら … 美味しい」

「どうも ~ まあ、不味いって言われたら立つ瀬がないですからね ~ 」


そう言いながらも気を良くしている大五。

「ほ~ら、薄めてちょうどよかったじゃない」

「 … 黙ってろ、お前は」


… … … … …

「味、合わせていただいて、物足りないことないですか?」

気を遣って尋ねた希子。

「元々味が濃いもんだから、平気だよ ~ ありがとう」

「大丈夫、大丈夫」


皆、短い時間ですっかり打ち解けて、楽しい食卓になっています。

… … … … …

その中でひとり静かな悠太郎のことが大五は気になったようです。

「悠さん、元気ねえじゃねえか?」

「いえ … 仕事でちょっと」

「何、困ってんだよ? 言ってみな」

「 … 飯、不味うなりますよ」

「いいからいいから、言えよ ~ 親子じゃねえか?」


竹元、藤井、大村たちにはある意味、突き放されたような思いがあった悠太郎には、大五の言葉が身に染みました。

「 … そうですね。

あの、コンクリート造の諸学校の設計を任されたんですけど … 」

「おお、すごいじゃねえか?」

「子供が生活するところですから、できるだけ頑丈なものをと思うているんですけど … これが実に判断が難しくて」

「ほう ~ 」


ただただ感心して聞いている大五、悠太郎も誰かに聞いてもらいたかったか、だんだんと饒舌になり専門的なことまで話し始めていました。

それでも大五は、「ほう」だとか「へえ」だとか声を出してうなずいていますが、分かっていないことは明白でした。

… … … … …

「そんな難しいこと“こっちの”お父さんに言ったってダメよ ~ そういうことは、“向こうの”お義父さんにでも相談しないと … 」

いつもの調子で大五に突っ込みを入れただけ … 軽い気持ちだったのでしょう。

め以子は自分の失言に気づいていませんでした。

「まあ、あの人やったらな … 」

つられて口が滑ってしまった、お静 … 言ってからハッとしています。

「 … 何だったら私、“向こうの”お義父さんに相談しましょうか?」

そう言った後、ふと顔を上げると … 場の雰囲気が一変していて、一同の視線が自分に集まっていました。

… … … … …

「向こうのお父さんって?」

め以子が、ようやく自分の大失態に気づいたと同時に、イクが尋ねました。

「ここのお父さんって亡くなってるんだよね?」

「 … まさか、新しいお父さんってことじゃないですよね?」


困ったように首を振ったお静。

「えっ、えっ … ひょっとして、生きてる … とか?」

照生の言葉に、もう隠しきれないと観念した悠太郎。

「 … はい、生きてます」

「聞いてねえぞ、俺ぁ … 何だこりゃ、どういうこった?」


… … … … …

「死んだって言ったよな? … そう言ったよな、悠さん」

「ゆ、行き方知れずだったんです。

10年前に家出てってしもうて … せやから、もう死んだも同じいいますか … 」


お静は悠太郎を庇おうとしました。

「あ、そうなんです … 生きてるって分かったのも、今年に入ってからで」

希子も必死に説明しました。

「何月だ?」

悠太郎に尋ねた大五。

「6月の終わりです」

「6月 … 半年も前じゃねえか?

どうしてそんな大事なこと言わねえんだ?!」


大声を上げた大五に言い返しため以子。

「いろいろ事情が複雑なの!」

「複雑もクソもあるかっ?!」


卯野家全員が反射的に食卓を抑えました。

「おうっ、おとうちゃんが見つかったとか、そんな大事なことをよ ~ 俺に何の報告も相談もなしか?!

おいっ、悠さん?」

「 … すいません」

「お父ちゃんに言ったって仕方ないでしょ?」


… … … … …

「言いたかないけどな ~ 祝言も挙げてもらえねえ、こいつが女中扱いされてるってのも俺は我慢してきたよ!

それはな … 悠さんのこと信じてきたからだよ!

悠さんだったら、絶対悪いようにはしねえってよ!

けどよ ~ こんな隠しごと多いんじゃ、お前 … 悠さんのこと信用できねえじゃねえかよ?!」


返す言葉もなく、大五を見つめる悠太郎。

「だって、そりゃよ ~ 悠さん、俺のこと信用してねえってことだろ?

当てにもしてねえってことだろ?」

「 … そんなつもりは」


頭に血が上った大五の言い分は極端でしたが、果たして間違っているとも言えませんでした。

「じゃあ、何で何も言わねえんだよ?!

… お前、今日だって言うつもりはなかっただろう?」


痛い所を突かれましたが、その通りでした。

「 … はい」

… … … … …

その言葉を聞いた大五は席を蹴って立ちました。

2階へ上がっていく大五、後を追うイク …

自分の軽はずみなひと言で楽しいひとときが台無しになったことをめ以子は悔やんでいたのでした。

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