NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年01月09日 (木) | 編集 |
第80回

格安で手に入れた牛乳 … め以子が企んだおやつとは?!

容器に入れた牛乳を氷いっぱいの桶で冷やしながら、懸命にかき混ぜるめ以子。

桶を押さえたり、適度に塩を入れたり、正蔵も手伝っています。

すると、見る見るうちに牛乳はアイスクリームへと変わっていき ~ 横で見ている活男が歓喜の声をあげました。

「うぉぉ ~ 」

お静はアイスクリームに乗せる薬味(?)を用意しています。

おやつのための共同作業です。

… … … … …

「ただいま、戻りました」

そうこうしているうちに、小学校から泰介が帰って来ました。

「お帰り ~ 今ちょうど、おやつできるから … 」

め以子が、しまったと思った時はもう後の祭りでした。

「おばちゃん、おやつ ~ !!」

「おばちゃん、今日何?」


口々にそんなことを言いながら、同級生たちが泰介そっちのけで台所に入り込んできました。

この子たちは西門家のおやつは、珍しくて美味しいことを知っているのです。

め以子は何を作っているのか隠そうとしましたが、図々しくも覗き込んできます。

「おばちゃん、それ何?」

「おばちゃん、おくれ ~ !!」


何度か甘い顔をしていたら、とうとうこんな調子です。

「帰り! いったん、家帰り!!」

… … … … …

「アイスクリームだ!!」

「食べよう、早く」


アイスクリームの入った容器を持って、2階へ上がっていく泰介と同級生たち。

「おやつギャングが!!」

お静がその背中に吐き捨てました。

かろうじて自分たちの食べる分は確保できましたが、残りを全部持って行かれてしまったのです。

「文句は泰介に言うてください」

断ることをせずに連れて帰ってくる泰介のせいでした。

… … … … …

「山椒は大人の味や」

「桜の香りもええな」

「味噌もいいですよ ~ 」


いろんな薬味を乗せて、食べ比べしたりで、様々な味を楽しんでいるところへ、ふ久が帰って来ました。

「ふ久、こっちおいで ~ ここ、座り」

お静が、ふ久の口にアイスクリームをさじで運びました。

「味が濃いのに、さっぱりしてて美味しいやろ?」

しかし、無表情のふ久。

そんなこと自体、さほど珍しいことではないのですが、今日のふ久は少し様子がおかしいと、め以子は感じました。

「ふ久、何かあった?」

… … … … …

「ちょっと、ふ久ちゃんおる?!」

けたたましい足音がして、高山多江が息子の勝を背負って、ものすごい剣幕で家に飛び込んできました。

「あっ、おった!

ちょっと ~ これっ、何でこんなことした?!」


勝を板の間に下すと、包帯を巻いた足の甲を見せました。

勝 … 小学校の校庭で足の甲から血を出して泣いていたあの少年です。

「えっ … どういう?」

「どうもこうもない! ふ久ちゃんがやったんや!」

「ふ久が?!」

「学校の2階から、でっかい石投げたんや ~ この子が見た言うてんねん!」

「 … ほんまなん、ふ久?」

「落としとったんや」


め以子が問いただすと、ふ久は平然と答えました。

「せやから、投げたんやろ?」

「投げてへん … 落としたんや」


… … … … …

「落としたとこへ、あのボンが通りかかったちゅうことか?」

正蔵が訪ねると、ふ久はうなずきました。

「まあ、何ちゅう言い訳するんや、この子は!

そんなウソをよう … ええっ? 末恐ろしいなあ」


一方的に攻め立てる多江、ふ久の隣で不満そうな顔をしているお静にも食って掛かります。

「何や、その顔は?」

「お宅の息子が、ぼんくらや言うとんのやろ」

「なんやて ~ ?!」


火に油をそそぐようなことを言われて、め以子は慌てました。

「とにかく、投げようが落とそうが、こっちはケガしてんやからな!」

「そりゃもう分ってます … 」


目をひん剥いて怒っている多江に平身低頭のめ以子。

「歩かれへんようなったら、責任取ってもらうさかいなっ」

捨て台詞を残して、多江は勝を背負って帰って行きました。

… … … … …

め以子はふ久と向かい合って、改めて問いただしました。

「ふ久、何で石なんか投げてたん?」

「投げてへん … 落としてたんや」


落としたの一点張り。

「 … ほな、何で落としてたん?」

「落ちひん石、探してたんや」


悪びれることなく、ふ久は答えましたが … め以子にはさっぱり理解ができません。

「そんなもん、ある訳ないやろ?!」

すると、ふ久は俄然、目を輝かせました。

「あるかも知れんやん!」

「 … とにかくな、ケガさせたんはさせたんや!

そういうことは、あかんやろ?」


… … … … …

「石落としとったところに、偶然通りかかった … ホンマはその子に石投げたのに、そう言い訳してると、あなたは思うんですか?」

夜遅く帰宅した悠太郎に報告すると、そんな言葉が返って来ました。

「その方がまだ合点がいくんですよ」

「合点?」

「落ちへん石、見つけたいから、落としてた言うんですけど … それ、8つの子が本気でやることやないでしょ?」

「8つの子いうんは、普通そんなことやらんのですか?」


言葉を亡くしため以子が、自分をまじまじと見つめていることに気づいた悠太郎。

「あ、いや … 僕、その辺、よう分かりませんから」

「まあ、悠太郎さんは土日も、お仕事お仕事ですもんね ~ 」


皮肉たっぷりのめ以子に悠太郎は眉をひそめました。

「しゃあないやないですか」

「 … 大体の常識は分かる年頃やと思います」

「う~ん … もっぺん、話してみたらどうですか?

いずれにしろ、何や理由があるのかも知れんし … 」


… … … … …

その頃、子供部屋では …

とうに寝たはずのふ久は、布団から抜け出して、窓辺に座って、じ~っと月を見上げていました。

その気配に、目を覚ました泰介。

「姉ちゃん、何してるん?」

「 … 月って、落ちてこうへんよな ~ 」


… … … … …

あくる朝。

「とにかく、高いとこからもの投げたりせんこと」

玄関の前で、め以子は、学校に出かけるふ久によく言い聞かせていました。

「人にケガさせるようなことは、やったらあかんよ」

「 … 投げてへん、落としたんや」


ふ久にすれば、そこは譲れないところのようです。

「ほな、落とさんこと … 分かった?」

渋々うなずいたふ久は、ボ~っと出かけていきました。

「ふ久、お弁当ちゃんと食べるんよ」

… … … … …

ふ久がしばらく歩いていくと、通学路の脇で椅子に腰かけた老人が煙草をふかしていました。

その手の煙草から立ち上がっている紫煙に目を奪われるふ久。

煙は、空に向かって伸びていきます。

… … … … …

地下鉄の現場。

不機嫌な顔で詰め所に戻ってきた池本と悠太郎に部下の真田紳太郎が声をかけました。

「 … 何かあったんですか?」

防水作業を始めてくれたまではよかったのですが、ふたりの姿を見て、監視されていると勘ぐった石川から罵声を浴びせられたのです。

「作業の状態見たいんは、当たり前やないですか!」

「まあ、昨日の今日やからな … 」


池本に宥められても、悠太郎は納得がいきません。

「あのレベルの漏水は、土木がやって然るべき仕事やないですか!

それをやらされてるとか、やってやってるとか ~ ええもん作ろうという気概はないんですかね?」

「全く、ウォーターにはうぉたうぉたさせられるな ~

まあ、人それぞれ言い分はあるで … 」


場を和まそうとしたのでしょうが、池本の駄洒落が却って悠太郎をいらつかせました。

… … … … …

子供たちを送り出しため以子は、多江の元へ菓子折りを持って、昨日の謝罪に訪れていました。

「 … せやけど、ホンマにちょっと考えた方がええと思うで」

大分トーンダウンしている多江ですが、そんなことを言いました。

「えっ?」

「ふ久ちゃん … えらい口重いし、言葉にならんから、あんな仕返しするんやと思うわ」


仕返しとは初耳でした。

「昨夜、勝に聞いたらな ~ 昨日、学校でふ久ちゃんにぶつかってしもうたらしいわ。

その仕返しで、石投げてきたんちゃうかって」


我が子の方にも非があることを知ってのトーンダウンだったのです。

「そ、そんな … 」

「あの子、ちょっと普通やないと違う?」

「えっ?」


… … … … …

思ってもみなかったことでした。

台所仕事をしていても、多江の言葉を思い出しては、不安をかきたてられるめ以子でした。

< 大丈夫だよ、め以子。

大体、あんただって、親からすれば、かなり心配な子共だったと思うよ >

鶏の卵盗んだり、お濠の鯉盗んだり、お供え物盗んだり … 

< 盗んでばっかりだったじゃないか?!

… そういうことは、思い出さないんだね >

「お母ちゃん、おやつして!」

活男の声で我に返っため以子。

「お姉ちゃんが戻って来たら … 」

その時、玄関の方から声が聞こえました。

… … … … …

「お邪魔します! 担任の村上です … お母様、いらはりますか?」

め以子が応対に出ると、教師の村上とふ久が立っていました。

「ああ、先生 … いつもお世話になっています」

よく見ると、ふ久は体操着のままです。

「あれ、着物は?」

ふ久は少し困ったような顔で目をパチクリしています。

「火を消す時、水をかぶってしまったんで」

風呂敷にくるまれたふ久の着物を受け取りながら、め以子はよく意味が分からずに村上に聞き返しました。

「ふ久ちゃん、学校で火出したんです」

「えっ?」

「ボヤを出しかけたんです」


… … … … …

いろいろな物を集めて、校庭の隅で火を点けたようなのですが、その火が大きくなってしまって …

「見つけた生徒が、慌てて水をかけてくれた訳なんですけど … 一歩間違うと、大変なことになるところでした」

「ホンマすみません … ふ久、何でそんなことを?!」

「本人は、煙を見たかったと言うんですけどね」


め以子は動揺していました。

「ふ久、今朝お母ちゃんと約束したやろ?

人にケガさせるようなことせんって」

「 … ケガさせてへんやん?」

「させてへんのはたまたまやろ?!」


思わず声を荒げていました。

「8つにもなって、火大きいなったらどうなるかくらい分かるやろ?!

こんなことはしたらあかんの!

分かるやろ?!」


… … … … …

「お母さん、ちょっと … 」

村上が何か話があるようなので、め以子は取りあえず、ふ久を家に上がらせました。

「 … 何でしょう?」

「しばらく学校お休みにしてもらってよろしいでしょうか?」

「えっ?

… 2、3日っていうことですか?」


しかし、村上の口から出たのは耳を疑うような返事でした。

「期間は上と相談したいいうか … 」

「あっ、ちょっと待ってください … その間、ふ久は学校どうしたらええんですか?

小学校は誰でも行ってもええんやないですか?」


うろたえるめ以子に村上は少し強い口調で言いました。

「いいですか、お母さん。

いたずらや乱暴はいくらでもあります。

けど、火つける子なんて、僕ら聞いたことないんです。

… ふ久ちゃんは、かなり変わった子と思わざるを得ないというか … 他の子のこと考えると、軽はずみな対応はできへんのです」


ここにもまた、ふ久を特別扱いする大人がひとりいました。

「とにかく、僕らにも話し合う時間をください」

それだけ告げて、出ていく村上。

「お願いします。 ちゃんと言うて聞かせますから、お願いします … 」

め以子は去っていく村上の背中に頭を下げていました。

… … … … …

台所へ戻ると、ふ久は水で戻した干しシイタケを指でつついていました。

「食べるもんやめて」

「あ、お母ちゃん、おやつして!」


待ちかねていた活男がめ以子の顔を見て、催促をしました。

「ふ久、学校行かれなくなってしもうたで … どうするん?」

め以子はふ久を向き直させて問いただしました。

「 … ええよ」

「えっ?」

「うち、別に行かんでもええもん」

「なあ ~ お腹空いた ~ 」


平然と答えるふ久を見て、め以子はイラッときました。

「よくないでしょ?!

お勉強、教えてもらわれへんようなるし … お友達とも会えなくなるんよ?」

「 … 友達、おらんし」

「おやつ ~ 」

「欲しいと思わへんの? お友達。

皆と仲良くなりたいなって、思わへんの?」

「 … 別に」

「別にって?!」


もう、我が子ながらさっぱり訳が分かりません。

「お母ちゃん、おやつしてって!」

… … … … …

「うるさいっ、後にして!」

まとわりつく活男の手を叩いてしまいました。

わあっと泣き出す活男。

「もう、後でやるから … 」

振り返るとふ久の姿がありません。

… … … … …

裏庭に出てきたふ久、目についた枯葉を拾いました。

後を追ってきため以子。

ふ久の両腕をつかんで、顔を見つめました。

「話してる時は、相手の顔見なさい!

相手の話を聞きなさい!

それが普通なの!」


母の剣幕にふ久は顔を強張らせました。

「普通の子は学校行って、終わったら友達と遊ぶの!

ひとりで石落としたり、火つけたりしないの!

学校行かれへんって言われたら、困るの! 泣くの!!」


… … … … …

ふ久は目に涙をためてめ以子を見つめ返しています。

「どうして、ふ久は … どうして、普通にできひんの?!」

活男もわんわん泣きながら裏庭に出てきました。

「泣くな、泣くな!」

そう言われると、め以子の手を取って余計声を上げて泣く活男。

< 泣きたいのは、こっちだと思う … め以子でございました >

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