NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年01月09日 (木) | 編集 |
第81回

ボヤ騒ぎを起こし、担任の村上からしばらく学校を休むように言われたふ久。

そのこと自体は、さほど堪えてはいないように見えましたが … 少々興奮気味のめ以子に叱られて、自分の部屋にこもって泣いていました。

… … … … …

め以子は台所で不機嫌な顔で夕食の支度をしています。

今日もまた同級生を引き連れて帰ってきた泰介が、おやつのかりん糖を食べながら活男に尋ねました。

「何があったん?」

「おやつくれ言うたら、うるさいて … 」


幼い活男にしたら、それが一番の問題だったのでしょう。

『火つける子なんて、僕ら聞いたことないんです』

『あの子、ちょっと普通やないと違う?』

こうやって、包丁でまな板を叩いていても、村上や多江から言われた言葉が気になってしょうがないめ以子でした。

… … … … …

休憩所で談笑している石川と職人たち。

『火の気に注意』と書かれたその周りで煙草をふかす職人たち、そのうちのひとりがその場に吸殻を捨て、足で踏みつぶしていました。

偶然、それを目にした悠太郎は少し遠慮がちに注意を与えました。

「あの、そこら辺に捨てるの止めてもらえますか … 木材も多いですから」

「ちゃんと消しとるやろ?」


職人をかばう石川。

「 … もしもってことがありますから」

「あんな ~ 皆、防水のためにこっち出張って来てくれてんのやで」

「それとこれとは、別の問題やと思いますけど」

「なんやと?!」


つかみかかろうとする石川を吸殻を捨てた本人が慌てて止めました。

「すいませんでした」

悠太郎に頭を下げると、吸殻を拾いました、

「 … よろしゅう頼みますね」

… … … … …

帰宅した悠太郎を待っていたのは、またも『火』にまつわる話でした。

「ふ久が今日、学校で火つけて … 」

「火?!」

「何や、煙が見たかったんやて … で、いろんなもん燃やして、で … 学校は、ちょっとその … 対応、考えるって … 」

「昨日は石で、今日は火ですか … 」

「 … 本当にね、何考えてるんだか」


め以子の言い方が少し癇に障ったようです。

「あれから、ちゃんとふ久に話聞いたんですか?」

「えっ? … ああ … 話す前にこうなってもうて … 」

「何やってるんですか?

あなた、母親でしょ?!

きちんと話聞いて、ちゃんとふ久の気持ち理解してやらんと … 可愛そうやし、しつけもでけんでしょ?」


頭ごなしにめ以子のことを責めました。

「お兄ちゃん、それちょっと言い過ぎと違うかな?」

板の間で食事していた希子がとりなしたその時、黙っていため以子が突然声を上げました。

「じゃあ、悠太郎さんやってくれる?

悠太郎さんだって親なんだから、ふ久の話聞いてやってよ!

しつけてやってよ!」

「 … 何、怒ってるんですか?」


そんな悠太郎の態度が火に油をそそぎました。

「私、バカだから … ふ久のこと全く分からないんだから …

悠太郎さん、賢いんだから、ふ久のことは悠太郎さんやってくれるかな?」


抑えていたものが噴き出したのです。

「全然居ないくせに、何も知らないくせに … こんな時だけ、父親面しないでよ!」

その言葉に、悠太郎は憮然とした顔で返しました。

「ほな、あなた … 僕の代わりに働いてくれますか?」

… … … … …

「どうにもこうにもいうこと聞いてくれん水相手に知恵絞ってくれますか?

疲れ切ったおっさん相手に言いとうもないことくどくど言うてくれますか?」


悠太郎も同じでした。

溜めていたものが一気に口から出ていたのです。

「お兄ちゃん、話ずれてる … 」

「あなたの相手は子供やないですか?

しかも可愛らしい実の子やないですか?

何を甘えたこと言うてはるんですか?!」


… … … … …

ふたりの言い争う声は2階まで届いていて、心配した正蔵とお静が下りてきました。

「普通じゃないから … やっていいことと、悪いことが分からないの!

普通の人が、自然と分かることが分からないの … 学校行けなくなって、困るとか寂しいとか、そういうことも思わないの!

… そういう子、どうやって育てたらいいのか、私分かんないの!」


興奮して、泣きながら悠太郎に訴えるめ以子。

「ちい姉ちゃん、ちい姉ちゃん」

希子が止めようとしていますが、耳に入らないのか …

「あの子は、あの子は … 」

「世界一のべっぴんや!!」


… … … … …

振り向くと、階段にふ久が立っていました。

ふ久に聞かせないように、お静が大声をあげ、正蔵はふ久の両耳を押さえていました。

ふたりのお蔭で最悪の事態は免れたようです。

「 … お母ちゃんら、やかましいな ~ 今日は、お婆ちゃんらと寝ようか?」

「そうやな、寝よう寝よう」


ふ久を連れて自分たちの部屋へ戻っていきました。

め以子は、自分のことが情けなくなって、顔を押さえてしゃがみ込んでしまいました。

… … … … …

お静と正蔵に挟まれて、ふ久は寝息を立て始めました。

「可愛らしいな ~ 」

お静がふ久の寝顔を見て思わず口にしました。

「お静 … あんた気にならへんのか?」

「うちな、もうこの子、見てるだけでええねん … 何やっても、可愛らしいて可愛らしいて」


指でふ久の頬をなでたお静。

「婆さんやな ~ 」

「爺さんに言われとうないわ … 」


ふたりは、ふ久を間に顔を見合わせて笑いました。

お静にとって、今が一番幸せで穏やかな毎日だったのです。

… … … … …

子供部屋にそっと入ってきため以子。

今夜は、悠太郎の隣で寝る気にはなれなかったのです。

活男のはだけた掛け布団を直した後、ふ久の布団に潜り込もうとした時です。

「お母ちゃん」

話しかけてきたのは、泰介でした。

「ごめん、起こした?」

「僕、お姉ちゃんのこと、好きやで」


ハッとするめ以子。

子供は敏感に母の心の揺れを感じていたのです。

「変わってて、おもろい」

「 … お母ちゃんも、そう思うかな」


その言葉を聞いて、安心した顔になった泰介はまた眠りに戻りました。

… … … … …

悠太郎は、部屋にあっため以子の料理ノォトを手にしていました。

毎日の献立の脇に、ふ久が残した食べ物、よく食べたもの等が事細かに記してありました。

それを見て、頭ごなしに責めた自分を顧みた悠太郎でした。

… … … … …

翌朝。

台所に立つめ以子に悠太郎が近づいてきました。

少しぎこちない朝の挨拶を交わした後、悠太郎は言いました。

「今日は、早う戻ってくるから … 」

「可愛らしい実の娘ですから、私がやりますよ」


それは、決して皮肉でないことは、今のめ以子の表情でわかりました。

「ええんですか?」

「水の相手も、おっさん相手に小言いうのも、私にはできませんから」

「 … できれば、早う戻って来ますから」

「期待せずに待っときます」


そんなふたりのやり取りを板の間から正蔵がそれとなく窺っていました。

… … … … …

「え~っ?! 昼? ご飯連れてってくれるの?!」

飛び上がらんばかりの活男です。

「うん、お爺ちゃんとお婆ちゃんと行こな ~ 百貨店の大食堂」

「ええな ~ 」


学校がある泰介はそういう訳にはいきません。

「うわ ~ 百貨店、うれし ~ 」

家の中を走り回っています。

「あの … ええんですか?」

「ああ、ええ、ええ … 今日は、ふ久とゆっくりお過ごし」


正蔵とお静が、め以子にふ久とふたりきりの時間を用意してくれたのです。

… ふ久に目をやると、いつもと同じように無表情で朝食を食べていました。

… … … … …

台所で食事の後片付けをしているめ以子。

傍らに腰かけていたふ久が突然立ち上がって、火にかかっているやかんを見つめました。

「どないしたん?」

やかんは沸騰していて、蒸気でふたが揺れています。

「何で、揺れてるの?」

「うん? … お湯が沸いてるからや」

「何で、お湯が沸いて揺れるの?」


め以子はそんなこと考えてみたこともありませんでした。

「え ~ 水が、湯気になって … 」

「何で、湯気になったら、揺れるの?」


そう言いながら、ふ久の目はやかんに釘付けです。

「えっ … ゆ、湯気になったら、水が膨らむんやったかな?」

やかんから目を離して、め以子を見上げたふ久。

… … … … …

ちょうどその時、百貨店に出かけようとしている正蔵の姿がめ以子の目に留まりました。

「あ、お義父さん、お義父さん」

「うん?」

「あの、ちょっと教えていただきたいんですけど … 水って、膨らむんでしたっけ?」


あまりにも唐突な質問に正蔵は面食らっています。

「え、いや … ふ久が何で、やかんのふたが揺れるんやって、もう私 … 説明が … 」

「うん?!」


その話を聞いて、正蔵は何かに気がついたようです。

「石、煙 … 」

「どないしたんですか?」


め以子にはさっぱり分かりません。

「お静、悪いけど、今日、かっちゃんとふたりだけで行ってくれへんか?」

「ええけど … 」


お静にも理由は分かりませんでしたが、正蔵が何かふ久のために思いついたことを察して、快く引き受けました。

「かっちゃん、すまんな ~ また今度や」

… … … … …

出かけるのを止めた正蔵は、やかんの絵を描いて、ふ久に説明し始めました。

「お湯になったら、こっから暖かい湯気が出てくるな ~ この湯気は、水よりも軽いやろ?」

ふ久は正蔵の隣に座って真剣な顔で話に耳を傾けています。

「で、軽うて、温かいさかいに、この上へ上がろう、上へ上がろうと、しよるんやな ~

で、上に上がろうとするさかいに、このふたをこれ、ふ~っと持ち上げるんやけども … ふたの方は、落ちよるん」

「ふたは何で落ちようとするの?」

「下へ ~ 下へという、こういう力が働きよるんや」

「力 … 」

「うん、落ちひんかったもん、なかったやろ? … いろいろと試したと思うけど」


ふ久は正蔵の言葉にこくこくうなずきました。

「 … 試した?」

横で聞いているめ以子には、相変わらずさっぱりです。

… … … … …

「上に行く力と、下に行く力」

「ははは、せやせや」


呑み込みが早いふ久を見て、正蔵がうれしそうに笑っています。

「あんな … もう、この辺にはいろんな力が、引っ張りおうたり、ぶつかったりして …

で、この力は目には見えへんのやで」

「 … 見えへん力 … 」

「そう ~ いろんな力がここにはあって、ほんで、ふ久はここにこうやって留まってられるんや」


すると、ふ久はあまり見せたことがない満面の笑顔を見せました。

「月が落ちてこうへんのも?」

「せや!」

「ほなな、ほな、風は何で横に吹いていけるん?」

「風か … 」


ふ久は正蔵の説明を目をキラキラと輝かせながら聞き入っていました。

… … … … …

「はあ ~ ふ久はそんなこと考えとったんかいな?」

百貨店から戻ったお静は、今日の話を聞いて、しきりに感心しています。

「力というものの不思議を考えとったんやな」

「はあ ~ 」

「私には想像もつかないです … 悠太郎さんの血ですかね?」


苦笑いするめ以子。

「どやろか ~ 」

そう言いながらも正蔵は満更でもなさそうです。

「けど、おもろい目を持った子やな … 見えんもんを見ようとしてた」

「 … ふ久にはどんな風に見えてるんでしょうね … この世の中」


その時、め以子はふいに昔のことを思い出しました。

『料理は化学です』

帝大生時代の悠太郎の言葉です。

「台所は、実験室か … 」

顔を見合わせて笑った3人。

「あ、お義父さん … 時々でええんで、ふ久の実験につきおうてやってくれますか?」

「こんな、カビの生えたような頭でもええんかいな?」


またもうれしそうに笑った正蔵でした。

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