NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 05«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »07
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2014年01月14日 (火) | 編集 |
第86回

悠太郎の留守中に工事現場に差し入れに訪れため以子は、そこで偶然、亜貴子の姿を目にしました。

「えっ?!」

こちらには気づかずに帰っていく亜貴子のことを目で追うめ以子。

「どうもどうも ~ わしも呼ばれてよろしいですか?」

ちょうど詰め所から出てきた池本にめ以子は尋ねました。

「あの、今、出ていかはった人?」

「ああ、西門君のセンセイでっせ」

「 … センセイ?」

「昔からの知り合いらしいですね ~ 」


やはり、亜貴子に間違いありません。

でも、悠太郎はそんなことひと言も言っていなかった …

「でも、奥さん心配でしょ? あんなお友達」

「そうですね … 」


笑い返そうとしましたが顔が引きつります。

「まあ、大丈夫ですよ ~ 思うほど亭主もてもせずって言いますからね」

「そうですね … 」

「えっ?」


め以子が池本に差し出した小皿にはキュウリの漬物がひとかけら乗っているだけでした。

「ぎょうさん食べて、お仕事がんばってください」

焦点の定まらないうつろな目、心ここにあらずといった顔のめ以子でした。

… … … … …

「ただいま戻りました」

悠太郎が詰め所に戻って来た頃には、め以子はすでに帰った後でした。

机の上に置いてある弁当箱に気づく悠太郎。

「あ、これ亜貴 … 松田先生が持って来てくれはったんですか?」

「ええ、診察室に忘れてはったの、お弁当やからって」


代わりに受け取った真田が答えました。

「西門君 ~ 奥さん差し入れ来てくれはってな … 忘れもんや」

池本がバスケットと風呂敷包みを差し出しました。

こんなものまで忘れて帰るとは、余程ショックが大きかったのでしょう。

「 … うちの来たんですか?」

「ああ、えらいこと美味い差し入れ持って来てくれはってな ~

エッグなんか、人の心をエッグる美味さっていうかな」


… … … … …

め以子の忘れ物と弁当箱を並べた時、悠太郎に衝撃が走りました。

「会いました? … ふたり、会いました?」

顔色を変えて池本に尋ねました。

「 … 会ってないけど、奥さんは見はった」

万事休す …

「ほんでな、わしは、てっきりお前は言うてるもんやと …

松田先生が担当で、奥方は気が気でないやろね ~ みたいな、軽口を … 西門 ~ すまん、西門」


平謝りする池本。

余計なことを … 悠太郎は頭を抱えてしまいました。

しかし、すぐに思い直しました。

「ええんです … ええんですよ … 何もやましいことありませんから」

まるで、自分に言い聞かせるように … 

そんな言葉も空しい悠太郎でした。

… … … … …

め以子は真っすぐに家には戻る気にはなれず、うま介で焼け食いの真っ最中でした。

「毎朝、毎朝早く行ってたのは、診察室行くためだったのね … 看護婦さんもいない時間よね」

どことなく落ち着かないでいたり、急に手土産を買ってきたり … 今にして思えば、合点がいくことばかりです。

桜子相手に愚痴をこぼし、悔し涙を流すめ以子。

「いや ~ 悠さんも考えたな ~ 」

「なあ、朝の診察室 … 」


馬介、室井に源太も加わった男3人が下世話に茶化しているのをみて、桜子は思いきりテーブルを叩きました。

「 … でも、め以子どうするの?」

「えっ?」

「通天閣、とっちめるつもり?」

「え、だって … 朝の診察室にふたりっきりよ、ふたりっきり!」

「けど、そこに行ってたことしか、分かってない訳よね?

だから … 早めに行って治療してもらってたよ ~ 以上、終わり … じゃない?」


そう言われれば身もふたもないことでした。

「だって … ウソついてたのよ!

早く、現場に行くためだって … 何もないなら、何でそんなウソ … 」

「ああ、もう ~ ええやんけっ、浮気のひとつやふたつ!」


いい加減、焦れた源太が思わず口をはさみました。

「僕も聞かん方がええ気するな ~

聞いてもうたら、白黒別にして、ごっつやりにくうならへん?」


うま介も桜子と同じようなことを言いました。

室井は、小説のネタにでもと考えているのでしょうか … 他人の揉め事は楽しくてしょうがないといった顔です。

しかし、そんな心がけだと遠からず自分の身にも不幸が降ることになるような … 予感がします。

… … … … …

皆の言うことも分からないではありません … しかし、到底納得することはできないめ以子でした。

「ただいま戻りました ~ 」

「こんにちは ~ 」


また今日も泰介が同級生たちを連れて帰って来ました。

「おばちゃん、今日何?」

顔をしかめるめ以子、とてもそんな気持ちの余裕がありません。

「帰って、今日はないから … 」

「何もなかったら、しょぼ焼きでええで!」

「今日はないっ!」


思わず強い口調で返していました。

「ごめん、今日は … 」

母に何かあったことを察した泰介が皆に詫びました。

「おばちゃん、ごめんな ~ 」

同級生たちも様子がおかしいめ以子のことが少しは気になったのか、口々にそんなことを言いながら帰って行きました。

子供たちの気遣いに気づくこともなく、ただぼんやりと夕飯のおかずの鯖に塩を振り続けるめ以子でした。

… … … … …

「川久保さん … ホンマに、ホンマにもうよろしいですよ」

心配して送ってくれるのはありがたいのですが … 申し訳ないという気持ちの方が大きくなってきている希子でした。

「え、いや、でも … ええ運動にもなるし、気にせんといて」

いくら遠慮しても、何やかんやと口実をつけて止めようとはしない川久保に結局押し切られていました。

「川久保さん、野球やってらしたんですよね?」

「うん、うん」


歩いている間も特に話が弾むという訳でもなく、たまに他愛のない会話を途切れ途切れに交わす程度でした。

不審者もあれ以来、一度も影すら見せず … ふたりは油断していたのかもしれません。

… … … … …

その男は突然、目の前に現れました。

いつかスタジオの前で迫ってきたあの男でした。

咄嗟に川久保の後ろに隠れた希子。

「何や、お前?」

男は川久保のことをにらみつました。

「西門君 … 」

緊迫した空気、川久保は落ち着いた口調で希子を呼びました。

「 … はい」

「 … 逃げるで」

「えっ?」


川久保は、希子の手を握ると、男に向かって大声で叫びました。

わ ~~~ っ!!

男が耳をふさいで一瞬怯んだ隙に脱兎のごとく走り出しました。

… … … … …

< さて、その晩は …

め以子は、きっと怒っているであろうことを予想しつつも、やましいところは一切ないものとして振舞おうと目論んでいる悠太郎が …

取りあえず今日の所は、何も気づいていないことにしようと思っている、め以子の元に帰ってくるという … >

め以子との問答を想定しながら歩いて来る悠太郎 … ああだこうだと考えているうちに家に着いてしまいました。

「ただいま戻りました ~ 」

「おかえりなさい ~ 」


仕事の疲れなど微塵も感じさせない明るい声の悠太郎と不自然なほどの笑顔で迎えるめ以子。

< … かなりややこしい食卓となりました >

… … … … …

「ほな、今日希子まだなんですか?」

「ひょっとして、ええ人でもできたんですかね ~ 」


変に言葉の裏を読んで態度がぎこちなくなる悠太郎。

しかし、め以子は平然とお茶を飲んでいます。

「あっ、このおつい、ようでけてますね」

「そうですか? いつもと一緒ですけど」


にこやかな顔ですが、どことなく取り付く島がないという雰囲気。

焼き魚を口にした悠太郎の顔が歪みました。

「あっ、ごめんなさい … それ、失敗して」

「いや、結構いけますよ ~ 美味しいです、ご飯進みますし」


あれだけ塩を振ったら、しょっぱくてどうしようもないはずです。

「そう言うてくれると、助かるわ ~ 」

白々しい会話も途絶え、め以子はただ微笑み、悠太郎の横顔を見つめていました。

そんな視線を感じながら、食べ続ける悠太郎。

… … … … …

「 … あかん」

突然、め以子が口にした言葉にギョッとする悠太郎。

「あかん … 耐えられへん」

め以子の顔から微笑みが消えました。

「えっ、ちょっと … 何するんですか?!」

悠太郎の手から茶碗を取り上げると、板の間から押し出しました。

… … … … …

そして、悠太郎が追い込まれたのは蔵の中でした。

蔵の戸を完全に閉めて、仁王立ちしため以子。

「子供ら、起きますから … 」

蛇ににらまれた蛙の様な悠太郎。

「悠太郎さん!」

「 … 何?」

「悠太郎さん!」


上から覆いかぶさるように見下ろしました。

… … … … …

一方、夜道を不審者から逃げ回っていた希子と川久保はどうなったかというと …

「もう、おらへんか?」

物陰から顔を出して、辺りを見回すふたり。

「 … 大丈夫そうやな」

うなずく希子。

どうやら無事にまくことができたようです。

ホッとすると同時に、希子は川久保に確かめずにはいられませんでした。

「あの、やっつけてくれるんやなかったんですか?」

すると、川久保は意外という顔をして聞き返してきました。

「逃げるのあかん?」

「 … いやいや、あかんことないですけど」


てっきり腕に覚えのある人だと思っていたからです。

「殴られるとな ~ ごっつ痛いねん … あれはあかん、余計な恨みを産む。

逃げ回って、もうええわってなってくれたら … それは、それでええ話やろ?」


真面目な顔で話す川久保の顔を希子は、まじまじと見つめてしまいました。

「 … あかん?」

「いえ … す、素敵やと思います」

「その代わり、出んようになるまで送ってあげるな」


性懲りもなく、まだ続けるつもりのようです。

希子は、何だか無性に可笑しくなって、笑い転げてしまいました。

「ほな、私も逃げ足鍛えとかんといけませんね ~ 」

… … … … …

「治療をしながら、積もる話もしたいんで、早朝に行っていた … つまりは、そういうことですか?」

じっくりと腰を下ろして聞いた悠太郎の言い訳をまとめるとそういうことでした。

「それ以上でも、それ以下でもありませんよ」

こうなった上は、悠太郎も開き直りました。

「はな、何で ~ 何で私にひと言、そう言ってくれないんですか? … 亜貴子さんに会ったよって、話したいから、朝行くよって」

これは明らかに悠太郎に非があるようにも思えますが、果たして正直に話していたとして、快く送り出していたかは怪しいものです。

「別に言う必要もないやないですか?」

「へえ、何でですか?」

「せやかて … 一度、会うたことがあるだけで … あなたと亜貴は他人やないですか?」


亜貴という呼び方もめ以子の癇に障りました。

「しゃあないでしょ?

ずっと、そう呼んできたんですから … あなたかて、源太さんのこと、源ちゃん、源ちゃん言うてるやないですか?」

「私と源ちゃんは、もう小さい時からの知り合いなんです!

あなたと亜貴子さんみたいな … 何や … とにかく違います!」


もう子供のケンカでした。

… … … … …

「大体、どういう関係なんですか?

昔、そういう関係にはならへんみたいなこと言うてましたけど … 」

「 … それは、僕の口からは言えない … 」


急に歯切れが悪くなりました。

「何で言えないんですか?

どうして、秘密にするんですか?」

「亜貴が言わないと決めてることだからです」

「私が教えてくれって、頼んでも教えてくれない訳ですか?

私がそれで嫌な思いしても、悠太郎さんは … 」


め以子の言葉を遮り、悠太郎は言い返しました。

「ほな、あなたは、桜子さんが必死で隠してることを僕に頼まれたら話すんですか?」

「そうやけど … そうやけど、それは」

「とにかく、あなたがそこまで気に入らんのやったら、もう行きませんから … それで堪忍してもらえませんか?」


… … … … …

次の朝から悠太郎は自分から言い出した通り、出勤前の病院通いは止めにしました。

「今日は、はよ出んでええの?」

何も知らないお静が尋ねました。

「ええ、まあ」

「お仕事、楽になったん?」

「これから、また朝は一緒に食べるからな」


そう答えると、泰介はうれしそうにうなずきました。

「 … 朝はね」

ご飯をよそりながら独り言のようにつぶやいため以子。

「朝はって、どういう意味ですか?」

「ああ、別に … 夕食は一緒ではないですよって意味です」


朝しかない子供たちと一緒に食事できる時間を放ってまで、亜貴子に会いに行っていたことへの嫌味でしょうか …

「そうですか … 」

「はい」


目が泳いでいる悠太郎、め以子は平然としています。

… … … … …

「 … あんたらケンカでもしたんか?」

「昨夜、何かあったんですか?」


ここまでくれば、さすがに誰もが気づきます。

3人の子供たちも一斉にめ以子の顔を見ました。

「犬も食わん … 」

図らずも、同じ言葉を発したふたり。

「犬も食わんような話です … なっ?」

「 … そうです」


案外、悠太郎は本気にそう思っていたのかもしれません … この時は。

「あんたら、ようケンカするもんな」

「ケンカするほど、仲がええいうてな」

「ホンマなんですかね ~ それ」


いちいちとげのあるめ以子の言葉でした。

… … … … …

「あらっ、今日は新聞読まないんですか?」

「ええ、食事の時は食事を味わおうと … 」


久しぶりに一家全員そろって、楽しいはずの食卓が重い雰囲気に包まれていました。

… … … … …

「来えへんか … 今日は … 」

腕時計で時間を確かめた亜貴子。

いつもなら、とっくに悠太郎が顔を出している時刻でした。

実際、今日で抜糸、治療も終わりのはずだったのです。

… … … … …

「はい」

玄関で悠太郎に弁当を渡すめ以子。

「あっ、今日何ですか?」

笑いかける悠太郎、め以子は無表情のまま答えました。

「秘密です」

「 … ほな、行ってきます。

ようし、行くぞ!」


悠太郎は、待っていたふ久と泰介に明るく声をかけました。

「行ってきます ~ 」

ありふれたいつもの朝の風景でしたが … それは上辺だけのものでした。

< このめ以子の不機嫌な態度は、やがてとんでもない事件を呼び起こすことになるのでございました >

夫の恋を許せますか?---もう一度、彼を信じたいあなたへ (河出文庫)

新品価格
¥630から
(2014/1/14 20:53時点)



NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 上

新品価格
¥1,365から
(2014/1/14 20:54時点)



今日の「あまちゃん」から

新品価格
¥1,785から
(2014/1/14 20:55時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。