NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年01月15日 (水) | 編集 |
第87回

< め以子が出かけていく悠太郎たちを不機嫌に見送ってから1週間 … め以子は更に不機嫌になっておりました >

気が晴れる訳ではないのですが、うま介に来ては愚痴っていました。

「何がそんなに不服やねん?」

「いっくら言うてもやめへんかったのに、急に食事中に新聞読むのやめたん」

「ええやんか?」


源太にはそれのどこが悪いのか分かりません。

「子供と一緒に登校までして、夜ご飯には戻って来るんよ」

「何があかんねん? 反省してはんのやろ」

「それって、結局はやましいことがあったってことやない?

… 何もなかったら、そんなことする必要もないやん」


結局、今は何かしても、しなくても、気に入らないということなのでしょう。

「 … 大変やな、悠太郎さん」

馬介がふと漏らしたそんなつぶやきもめ以子は聞き逃しませんでした。

「何が? … 何が、どう大変なん?」

席を立って、馬介に食ってかかりました。

「やめなよ、め以子 … 怖いって」

見かねた桜子が止めに入ると、その言葉にも過剰に反応しました。

「どうせ大きいですからね ~ 大女ですからね!」

「背のことは言ってないでしょ」


誰彼かまわず当り散らすめ以子を源太が諌めました。

「ええ加減にせんと、ホンマに愛想つかされるで!」

しかし、今は素直に聞くようなめ以子ではありません。

「ええ ~ ええ、ええ、どうせ私は可愛げがありませんよ!」

捨て台詞とともに店を出て行ってしまいました。

「何や、あれ?」

「ちょっと、手に負えんな … 」


… … … … …

「なあ、あのふたり、どないなってんのやろ?」

お静と正蔵のふたりも、雰囲気最悪の上辺だけの家族団欒に気疲れしていました。

「こんなことは、考えとうないんやけど … これやろな ~ 」

正蔵が小指を立てると、お静が傍らで遊んでいる活男の目に触れないよう手で隠しました。

「せやな … あの怒り方は」

そんな話をしているところへめ以子が戻って来ました。

玄関の戸の開け方や物の置き方も、どことなくぞんざいで、不機嫌なことがビンビンに伝わってきます。

何も言わずに台所仕事を始めため以子にお静は遠慮気味に尋ねました。

「なあ、何かあったんなら、言うてくれへん?

そういうのこっちも気になるし … 」

「ああ、ほな、気にせんといてください」


お静と正蔵は、顔を見合わせてしまいました。

… … … … …

昼休みの詰め所。

悠太郎は、弁当箱を開けようとしていた手を止めて、ため息をつきました。

このふたを開けるのも怖い … そんな気分です。

そんな様子を後ろの席から見ていた池本。

彼に責任は全くないのですが、それでもめ以子に軽口を叩いてしまったことを気にしているようです。

「どや、今日終わったら、お姉ちゃん居るとこいくか?」

「遠慮しときます … 絞殺されますんで」


あながち冗談とも言えず、そう思うと猶更食欲もわかず … 結局、弁当は真田に食べさせてしまいました。

… … … … …

「おばちゃん、今日もあかんかな?」

「う ~ ん」

「しょぼ焼きたべたいな ~ 」


泰介には、何と答えてよいのやら分かりませんでした。

そんな話をしながら、同級生たちと帰ってくると …

「おばちゃんやっ!」

め以子が家の前で水撒きをしているのが見えました。

慌てて身を隠す子供たち。

水の撒き方さえ、投げやりな感じです。

そのうちに柄杓が柄から外れて飛んでしまいました。

顔をしかめ、柄の部分をじっと見つめて、微動だにしないめ以子。

「 … 帰るわ」

同級生たちは、今日もあきらめて、それぞれの家へと帰って行きました。

… … … … …

「ほな、お先に失礼します」

やらなければならない仕事はいくらでもありました … かといって、残業しても、こんな精神状態では思ったようには捗らないことも分かっていました。

定時に上がった悠太郎が詰め所の外に出ると …

「亜貴?!」

表で亜貴子が待っていました。

「久しぶりやな」

「 … せやな」


蚊の鳴くような声で答えた悠太郎。

「抜糸はちゃんとした?」

「ああ … 別の病院でしてもろて」


ホッとした顔をする亜貴子。

「ほんなら、よかった ~ それだけ、気になってて」

「それで、来てくれたん?」

「たまにおるねん ~ ホッタラカシにしてそこから膿んでしまう人 …

やっとたら、それでええねん」


それだけ告げると亜貴子は、背を向けて歩き始めました。

… … … … …

何歩か歩いて立ち止まった亜貴子、悠太郎は事情を説明しなければと思いました。

「亜貴 … あんな … 」

「ええよ … 何となく分かってるから …

もう昔とは違うのに、うちもちょっと甘え過ぎたわ。

め以子さんにも、ゴメン言うといて」


亜貴子は振り返ってニッコリ、「ほなね」とひと言、去って行きました。

… … … … …

家に戻った悠太郎を出迎えたのは、お静でした。

台所から、包丁でまな板を叩く音が聞こえてきます。

悠太郎はその足で奥へと向かいます。

め以子は包丁を両手に持って、肉を細かく叩いていました。

「ただいま戻りました」

手も休めず、顔も見ることなく、「おかえりなさい」とだけ返しため以子。

「お弁当、ここ置いときますね ~ 美味しかったです」

「はい」


流しに置かれた弁当箱を開けため以子の顔色が変わりました。

「えっ、何で海老の尻尾残ってるんですか?」

悠太郎は尻尾まで食べる人なのです。

「 … 実は、ちょっと食欲がのうて、人にあげたんで」

「私のお弁当は、食欲をなくしますか … 」


またまな板に向かうめ以子。

「そんなこと言うてないやないですか」

「ほな、誰かさんと食事の約束でもありましたか?」


このひと言に悠太郎もカッとなりました。

「僕は約束したことは守りますよ!」

しかし、め以子は無視して手を動かし続けています。

「ええ加減にしてくださいよ ~ 何をどうしろ言うんですか?」

業を煮やした悠太郎は、め以子の肩をつかんで無理やり振り向かせました。

「何するんですか? 危ないでしょ!」

「話しかけてるでしょ!」


にらみ合うめ以子と悠太郎。

「行った ~ !」

その時、ふたりの横を紙飛行機がかすめて飛んで行きました。

… … … … …

「向こうまで行ったで、お祖父ちゃん!」

飛ばしたのは泰介でした。

「おお、よう飛んだなあ はっはは … 」

居間から集まってくる子供たち。

「お父ちゃん、拾うて」

悠太郎は活男に乞われて、流しに落ちていた紙飛行機を拾いました。

「おおきに!」

「 … 悠太郎さんも着替えて、飛行機見たってや ~ 詳しいやろ?」


お静の言葉にうなずいた悠太郎は2階へと上がって行きました。

… … … … …

夕食も終わり、皆それぞれの部屋で布団に入った頃。

糠床の世話をしているめ以子の元へ正蔵がやって来ました。

「め以子さん … 」

気づいため以子が正蔵の方を見ると、いきなりその場に土下座しました。

「すまんっ!」

「えっ、あっ、ちょっと、やめてくださいよ ~ 何でお義父さんが?!」


慌てて止めるめ以子。

「どうせ、悠太郎が何かしでかしたんやろ?」

「 … しでかしたっていうか、元からそうやったことなんで」

「元から?!」


愕然とする正蔵。

「悠太郎さんには、昔なじみの女の人が居るんです。

その人との間には、ふたりだけの秘密みたいなもんがあって … そういう関係に勝手にイライラしてるんです。

嫌になっちゃいますよね ~ ええ歳して女学生みたいに … 」


自分の振舞を客観的に分かりながらも、気持ちのやり場がなく、どんどん不機嫌になっていため以子でした。

「悠太郎さんも、たぶんその人のことが好きで … もし、その人と一緒になれるんやったら、私のことは選ばなかったと思うから … 」

そう考え出すと、悠太郎のなすことすべてが憎らしく思え、八つ当たりしてしまう … そんな自分も嫌だったのです。

… … … … …

「 … そうなんやろうかな?」

「?」

「め以子さん、あんたと初めて会うた時 … わし、ああと思た。

あいつがあんたを選びよったこと、ストーンと腑に落ちたんや。

窮屈な生活しかできへんかったあいつが、あんたにあこがれよった気持ち … わし、よう分かる」


正蔵が感じたことはきっと間違っていません。

ただ、亜貴子と一緒になれるのだったら、め以子のことを選ばなかったというのも否定はできないでしょう …

… … … … …

「こんなこと、わしが言うても、意味ないわな ~ 」

「いいえ … 」


しかし、この正蔵のとりなしでめ以子のやるせない気持ちは一気に治まる方向へと向かって行ったのです。

… … … … …

子供部屋。

3人の寝顔を見つめるめ以子。

< そうだよね ~ お母ちゃんがイライラしてちゃ、子供たちがかわいそうだよね >

め以子は、決心しました。

もう一度、悠太郎ときちんと話そうと …

… … … … …

自分たちの部屋を覗くと、悠太郎もすでに布団で寝息を立てていました。

め以子は枕元に座って声をかけました。

「悠太郎さん、悠太郎さん … ごめんなさい、ちょっとお話しできませんか?」

「 … ごめん」


耳を傾けるめ以子。

「 … 亜貴」

「 !! 」

「ごめんな、亜貴 … 」


それは、寝言でした … そして、確かに亜貴子のことを呼んだのです。

… … … … …

次の朝。

「おはようございます」

2階から下りてきた悠太郎は、挨拶に応えため以子の笑顔を見て、ホッとしていました。

昨晩まであった自分のことを受け付けないようなトゲトゲしさまで感じられなくなっていたのです。

「うわ ~ 小皿いっぱいやん!」

「なんや、豪華やな」


子供たちが食卓に並んだご馳走を見て、歓声をあげています。

「何かあったんですか?」

希子も不思議そうに尋ねました。

「なんや急に作りたくなってしもうて … 」

栗ご飯にオムレツ …

「なんやこれ、悠太郎さんの好きなもんばっかりやな ~ 」

「ホンマです … これ食べたかったんです」


お静の言葉に悠太郎もうれしそうな顔をしてめ以子のことを見ました。

「そう?」

… … … … …

美味しそうに、栗ご飯を頬張る悠太郎。

「お母ちゃん、美味いわ!」

活男の声に微笑むめ以子。

家族一同、朝からのご馳走を堪能していました。

ようやく、め以子の機嫌が直り、ふたりのケンカも終わったと誰もがそう思っていたのです。

悠太郎本人も …

… … … … …

流しで洗い物をするめ以子の元に悠太郎が食器を運んできました。

ごちそうさんでした。

今日は、朝から美味しかったです」

「そうですか ~

最後やったんで、腕ふるってみました」

「えっ? … 最後って」


悠太郎はめ以子の背中に聞き返しました。

笑顔で振り返っため以子。

「出てってくれますか?」

表情ひとつ変えずにそう言うと、傍らにまとめてあった風呂敷包みを悠太郎に押し付けました。

そして、もう一度。

「出てってくれますか?」

じっと見つめるめ以子からは、もう笑顔が消えていました。

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