NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年01月20日 (月) | 編集 |
第91回

工事現場の詰め所。

竹元が別々の梱包から取り出した2枚のタイルを手に取りました。

後ろで神妙な顔で控えている悠太郎と真田。

「同じ色のはずですけど … 」

あまりにも入念に見比べているので、真田が思わず口を出してしまいました。

「やり直しだ … 色の浅い方に揃えろ」

実はふたりとも微妙に色合いが違って仕上がってきたことに気づいてはいました。

しかし、品質や構造上は全く支障がないので、そのまま使おうとしていたところに、竹元が現れてチェックし始めたのでした。

「離れた所に使うたら、分からないのでは … 」

「やり直しだ」

「トイの縞はさめば、分かりませんよ」


工期とコストの問題から、このまま何とか進めたい悠太郎たちですが、そんな誤魔化しで納得する竹元ではありませんでした。

「やり直しだ!」

… … … … …

西門家。

今日も泰介は同級生たちを連れて帰ってきています。

「おばちゃん、お水頂戴 ~ 」

常連となった彼らは、だんだんと遠慮がなくなってきました。

追加のおやつを台所で作っているめ以子は手が離せません。

「自分でやって!」

「おばちゃん、今日のいまひとつやで ~ 」


それどころか、食べさせてもらっている分際で注文までつけるようになってきていました。

「ほな、もう帰って!」

何だかんだと文句を言いながらも、毎日毎日いろいろと趣向を凝らして、子供たちが喜ぶようなおやつを用意するめ以子でした。

… … … … …

その時、裏庭から急ぎ足で入って来たのはふ久でした。

「ふ久、どないしたん?」

「お祖父ちゃん、変なとこで寝てる」

「ええっ?」


不審に思って、裏庭に出てみると … 収穫した柿の処理をしていたはずの正蔵が横たわっているのが見えました。

「あっ、お義父さんっ?!」

慌てて、駆け寄るめ以子。

「大丈夫ですか? お義父さん!」

正蔵は意識がありません。

「お義父さん!」

… … … … …

往診で呼ばれた医師の処置で、正蔵は取りあえず落ち着いて眠っています。

「次に発作が起きた時には覚悟をした方がええかも知れませんけれども」

医師は帰り際にそう言いました。

「 … 次の発作て、どのくらいで?」

「3日後かも知れんし、3月後かも知れんし … 3年後かも知れんしな、ははは」


不安そうに尋ねたお静に医師は飄々と答えました。

「あの ~ 食事とか、何か気を付けた方がええこととかありますか?

… 食べた方がええもんとか」

「しっかり、機嫌よう食べられるんが一番ですわな … 美味いもんを美味しいにっちゅうこっちゃ」


… … … … …

医師を見送った後、め以子にはお静が塞ぎ込んでいるように見えました。

「お義母さん … 」

「まっ、3年の方やろ ~ 憎まれっ子、世にはばかる言うし … 」


自分に言い聞かせるように笑顔を繕ったお静 … きっと、そうに違いないとめ以子も思いました。

「お祖母ちゃん!」

慌てて、子供たちがお静を呼びに来ました。。

「お、お祖父ちゃんがどうかしたんか?」

「 … お腹空いたて」


… … … … …

意識を取り戻した正蔵は、め以子が用意した雑炊を美味しそうに食べています。

「よう、食べられるな ~ 」

そう言いながらも、お静はうれしそうに笑いました。

「倒れるのかて、体力いるのやで」

軽口を叩き、いつもの正蔵とあまり変わらない様子です。

「お義父さん、何か食べたいもんとかあります?」

「お医者はんに言われたんや ~ しっかり、機嫌よう食べさせって」

「 … ほな、何言うてもええんか?」


ふたりがうなずくと、正蔵は鶴を食べてみたいと言い出しました。

「美味しいて聞いたんや」

食い意地の張っため以子も興味を示します。

「あと … 熊の手!」

「ああ ~ どんな味なんでしょうね … 熊の手」

「死ぬまでに一遍食べてみたいなあ」


盛り上がるふたりをお静は一蹴しました。

「そんなもん食べたら、体がビックリするわ ~

何かこう … もっと普通のもんないの?」

「 … 普通?」


… … … … …

そう言われて、考え込んだ正蔵。

「あ … 」

「何ですか?」


何か思いついたような顔をしたので、め以子は尋ねました。

「う … いや、別に … あの … あらへん」

おどおどとして、正蔵は言葉を濁しました。

… … … … …

正蔵の容態は緊急を要する状況ではなかったため、悠太郎と希子には、帰宅をした際に報告されました。

「倒れたけど、元気は元気なんですよね?」

「ま、取りあえずはそう見えるんですけど … 」

「でも、もういつお迎えが来てもおかしない歳ではありますよね」


改めて考えると希子の言う通りでした。

黙り込んでしまったふたりにめ以子は言いました。

「長生きしていただけるように、私ももう少し考えてみます。

お食事とか … 」


… … … … …

「前の奥さんのお料理なん?」

夜、こっそりと布団を抜け出して仏壇の前に座っていた正蔵。

2階で寝ていたはずのお静がいつの間にか後ろに立っていました。

「 … 食べたいもんて」

「いや、何も … 」

「正直に言い、怒らへんから」


その顔は正蔵には怒っているように見えました。

お静は、正蔵の前に座ると、仏壇を見つめながら言いました。

「お料理上手なお方やったんやろ?

和江ちゃん見とったら分かるわ … そんなとこで張り合う気もないさかい、言うて」


… … … … …

「柿 ~ ?」

正蔵の口から出たのは、『柿の葉寿司』でした。

「柿の葉寿司って、柿の葉っぱで巻いてあるお寿司?」

「亡うなった奥さんがな ~ 季節になったら樽いっぱい作って、それ持って皆で行楽に出たりしとってんって …

うちが来る前の、まだなんのわだかまりもない頃に … 」


お静の話を聞きながら、め以子には、それを白状した時の正蔵の怯えた顔が目に浮かぶようでした。

「作れる? あんた」

「あ、やったことないですけど、作り方さえ聞けば … 」

「ああ、ほな頼むわ ~ 」

「あの … 作り方とか、何入ってたとか?」

「チョロチョロ ~ っと、市場でも行って聞いてきてえな」


それだけ言うと、お静は何処かへ出かけてしまいました。

… … … … …

丸投げされため以子が困惑していると、2階から正蔵が下りてきました。

「め以子さん … 別に作らんでもええしな … 柿の葉も … 」

「なあ、それ美味しい ~ ??」


め以子の膝の上で聞いていた活男は興味津々です。

「わし、作り方もよう分からへんし … 」

… … … … …

まずは作り方をと … 市場に出かけため以子でしたが、案外あっけなく問題は解決しました。

最初に顔を出した魚屋で尋ねると銀次が知っていたのです。

「そない難しいもんやないで ~

柿の葉に包んで、押し寿司作るだけや … 具は、しめ鯖とか鮭とか、小鯛、まあこの辺かいな」

「 … 安いし、鯖でやってみようかな?」


そして、柿の葉は源太のツテで手に入れて … め以子は早速、柿の葉寿司作りに取り掛かりました。

… … … … …

< 塩しておいた鯖を酢に漬け込んで、昆布ではさんで寝かせる … 酢飯を作って、握って、柿の葉にネタと一緒に包んで … 重しをして >

「 … で、1日置く」

め以子がそう言うと、活男が不満そうに声を上げました。

「え ~ 今日は食べられへんの?」

正蔵やお静と一緒に酢飯を扇いだり、柿の葉に包む手伝いをした活男は、てっきりすぐに食べられるものとばかり思っていたようです。

「これな … 美味しい食べよう思たら、1日辛抱せなあかんのや ~ 」

… … … … …

「お父さん、昨夜倒れてしまいはったん?」

例の不審者騒ぎのお蔭で、希子と川久保は、一緒に話をしながら昼食をとる … くらいには親しくなっていました。

「まだ、元気なんですけどね …

いつまでも居る訳やないんやな ~ って」

「親孝行、したい時には親はなし … てな」

「 … そうなんですよね」


考え込む希子。

そんな希子を見て、川久保は何か思いついたようです。

… … … … …

次の日。

1日経って … 出来上がった柿の葉寿司が、西門家の食卓に並びました。

「うわ ~ 美味しそうや ~ 」

「うんうん」


満面の笑みを見せながらうなずく正蔵。

「ほんま好きやねんな ~ 」

あきれ顔のお静。

「 … 分かった?」

「分かるわ ~ 」


その上、め以子が西門のおついまで用意したことを知ると、正蔵は泣き出さんばかりに喜びました。

「これこれ、これが無いとあかんねん ~

ほなま、いただこうか?!」


… … … … …

「 … どうですか?」

出来具合を正蔵に尋ねため以子。

「いや … 」

すると、正蔵はお静の顔を見ました。

「美味しいな ~ 」

「うん、まあ、こんなもんや」

「 … こんなもん?」

「こんなもん、こんなもん」


そう言いながらも、ペロリと平らげると、正蔵はまた手を伸ばしました。

… 喜んではくれているようですが、何となく引っかかっため以子でした。

… … … … …

「 … 今ひとつやんね?」

悠太郎と希子にも味見してもらいながらも、め以子はいまいち自信がありませんでした。

「いや … せやけど、それなりに食べられますよ」

悠太郎の奥歯に物が挟まったような言い方も気になります。

「そりゃ、食べられはするけど … どこが違う?」

「う~ん、何やもうちょっとまろやかな味やったような … 生寿司は、こんな酢がたってのうて … 」


め以子が作ったのは柿の葉寿司には間違いありませんでしたが、亡き母の味を知っているふたりにとって、それは別物だったのです。

「浅めに漬けた方がええんかな ~ ご飯は?」

何とかその味に近づけようするためのめ以子の苦労が始まりました。

… … … … …

< それからも、め以子は試行錯誤重ねてみましたが …

酢を弱くすると、生寿司は生臭く、ご飯の甘さと相まって持ったりし過ぎたり … 置き時間によっても、味が変わってしまい、柿の葉寿司は簡単そうに見えて、実に … >

「む、難しいっ!」

< … ものなのでございました >

… … … … …

「 … お義父さん、今日のは?」

「う、美味い」


何日も何日も、日に幾度となく柿の葉寿司を食べさせられ続けている正蔵。

お静とあの活男でさえもげんなりしています。

「 … けど、もう十分や」

自分のために一所懸命になことを知っているので我慢していましたが、さすがにもう限界のようです。

< そうだね ~ これじゃあ、ただ味見させせてるだけだよね … >

… … … … …

「お姉さん、頑張りはるな」

希子からめ以子の話を聞いた川久保が感心しています。

「ねえ ~ 頭は下がるんですけど … 」

そのお蔭で希子の弁当もここ最近、ず~っと柿の葉寿司でした。

「あ、よかったら … 」

おすそ分けしてもらった柿の葉寿司をつまみながら川久保は、さりげなく話題を変えました。

「 … それで、親孝行思いついた?」

「う~ん、考えてはいるんですけどね … 」


川久保は少し逡巡した挙句、おもむろに口にしました。

「 … 花嫁姿見せるっていうのは?」

「誰のですか?」

「君でいいんやない?」


何となくうなずいていた希子ですが、よくよく考えて … ハッとして顔を上げました。

「えっ?」

川久保と目が合って … 思わず立ち上がった希子。

「えっ、えっ、あっ、えっ?!」

何故か焦っています。

「あかん? … まだ早い?」

「いや、明日でもええです!」


にっこりと笑い返した希子でした。

… … … … …

その夜、帰宅した希子は、玄関をくぐったところでふと足を止めました。

自分が川久保のあの言葉を待っていたことに気づいた希子、思い返す度に自然と顔がほころんでくるのでした。

「ただいま戻りました ~ 」

今日は先に帰っていた悠太郎が調べているのは時刻表でした。

「お兄ちゃん、どっか行かはるんですか?」

「明日明後日でお義父さんが勤めてた鉱山見に行くんやて」


夕食の用意をしながら、め以子が代わりに答えました。

「今どうなってるか、ちょっと見てこよう思て … ええ報せあったら、親父も喜ぶやろ?」

悠太郎なりに考えた親孝行でした。

希子が自分の親孝行も口に出そうか迷っていると、悠太郎がとんでもないことを口走ったのです。

「あ、この人、和枝姉さんのとこ行くんやて」

そう言って、以子のことを指しました。

「えっ?!」

希子は我が耳を疑いました。

「亡うなった、お義母さんの柿の葉寿司、お義姉さんならきっと作り方わかるでしょ?」

どうやら本気のようです。

「 … でも、教えてくれるかな?」

「まあ ~ 言うだけ無料やし … 

うん、行ってみるわ」


そう言って笑ってはみせましたが、内心は不安でいっぱいのめ以子です。

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