NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年01月21日 (火) | 編集 |
第92回

単身、和枝の嫁ぎ先を訪ねため以子。

その家は予想をはるかに裏切り、農家とはいえ立派な門構えのお屋敷 … いわゆる豪農でした。

め以子は緊張した面持ちで家の前に立ちました。

< わてのことを厄介払いしておいて、ようもまあ、そないなことノコノコと聞きにこれまんな ~ >

「何で、わての大事なお母ちゃんのお料理をあんさんに教えなあきまへんの?!」

こちらの話を聞いたら、そんな言葉が返ってきそうだと、会う前から憂鬱な気持ちになっているめ以子でした。

< … 聞こえてくるようだよね >

… … … … …

ちょうど、野良着姿の女が畑仕事から戻ってきたので、め以子は声をかけました。

「あ、あの … ちょっと、お伺いしたいんですけど … 」

振り向いた女の顔を見て、め以子は腰を抜かさんばかりに驚きました。

使用人だとばかり思っていたその女は … 和枝でした。

「 … 何?」

… … … … …

「農家いうたら、囲炉裏ひと間、思とったけど … 何や、こんな金持っとるんかいな ~ 」

勝手に人の心を代弁しながら、着物を着換えた和枝が客間で待つめ以子の前に現れました。

「相変わらず、考えが透けて見えまんな ~ 」

相変わらずは、お互い様と思いながら、め以子は手土産に持ってきた糠ツボを差し出しました。

「あの ~ これ、くだらんもんですが … 」

< … くだらんもんでございます >

「まあまあ、懲りずにどうも」

一応、受け取ることは受け取ってくれました。

「あの … 畑に出られてるんですか?」

「ちょっとはやらんと、小作のことも分からしまへんしな …

やることぎょうさんおますさかい、手短にお願いできまっか?」


… … … … …

「あの … 実は、お義父さんが倒れられてですね」

「えっ?!」


和枝の顔に一瞬緊張が走りました。

「 … 今はお元気なんですけど、次の発作が起きたら、あかんって言われてて …

それで、その ~ 柿の葉寿司をですね … 前のお母様のお得意であられたと聞き及びましたる、柿の葉寿司をですね、食べたいとおっしゃられまして … 」


め以子は座布団を外すと、畳に両手をついて頭を下げました。

「つきましては、柿の葉寿司を私にご教授いただけないかと … 参上仕った次第でございまして … 」

緊張して、おかしな敬語を使いながらも一所懸命に頼み込みました。

… … … … …

そっと顔を上げると、和枝はニコニコと笑っています。

「あ、あの … 」

つられて笑顔を作るめ以子。

「は、はは … お義姉さん?」

「は、は、は … 」


笑いながら座ったままでにじり寄ってきた和枝は、いきなり両手でめ以子の頬をつかみました。

「お、お義姉さん … 」

「は、は、は … 」


顔は笑っていますが、目は笑っていません。

「どんだけ面の皮が厚いと、そんな口利けるんか思いましてな ~

何で、わての大事なお母ちゃんのお料理をあんな父親に今更食べさせてやらなあかんの?」


頬をつかんでいる手を左右に揺さぶりました。

め以子の予想通りの反応でしたが、まさか頬をつかまれるとまでは思ってもみないことでした。

「そこをなんとか … 」

「はあ、伸び~る、伸び~る … 」


め以子の顔を玩具のように弄びました。

… … … … …

め以子が逃げ帰った後、和枝はおなごしのお貞に命じて糠床を庭に撒かせました。

< ああ、今度は土に返されますか … 割られるよりはいいですけどね >

本人は、そんなことはもう忘れたかのように、縁側でお茶を飲みながら、柿の樹を見上げています。

「今年は色づくん遅いな ~ 」

「でも、この樹だけでございますよ ~ 他所のはもう、色変わってますさかい」


お貞からそう言われて、もう一度、柿の樹に目をやったのは、さきほどとは別人のような … 気の抜けた顔の和枝でした。

… … … … …

「ケンモホロロやったか … 」

「もう、頬っぺたちぎれるかと思いました」


家に戻っため以子から話を聞いたお静は、和枝らしいと可笑しくなりました。

… … … … …

ふと見ると、夕餉の支度をしているめ以子が、また鯖をさばいていました。

「この鯖、また?」

「えっ?」

「もう、ここらでええんちゃうかな ~ 気持ちは十分やし … 」

「 … サバ味噌です」


… … … … …

「ただいま戻りました ~ 」

夕食も済み、大人3人が居間でお茶を飲んでいるところへ希子は帰って来ました。

何となくいつもとは様子が少し違う希子に首をかしげていると … 促されて後から見知らぬ男性が顔を出しました。

「突然お邪魔して、申し訳ありません」

「 … 会社の方?」


正蔵が尋ねると、希子はうなずきました。

「うん、先輩の … 」

どういうことかと察した、め以子とお静は顔を見合わせて微笑みました。

「 … 川久保啓司と申します。

技術を担当しております」


… … … … …

「はあ、それで ~ 希子を送ってもろうてたんですか?」

「ええ、まあ … 」


不審者騒ぎの話を初めて聞いたお静は希子を咎めました。

「何で言わへんの? 危ないやろ」

「 … いらん心配かけるかな思て … ごめんなさい」

「ほな、今日もそれで?」

「えっ、今日はその … 」


め以子に尋ねられた川久保は、希子の顔をちらっと見ると、突然床に手をつきました。

「あの … お嬢さんをいただけませんでしょうか?」

「えっ?!」


動揺する正蔵とは裏腹にお静とめ以子は笑顔で口を手で覆いました。

「いきなりなんですが … 」

「あっ、あの … いきなりではないんよ。

こう、うちん中ではちゃんと人柄を見て決めたこというか … 」


すると、正蔵が希子の顔をマジマジと見つめて尋ねました。

「お前、結婚はもう怖ないんか?」

… … … … …

何故、父は真剣な顔でそんなことを聞いたのか … 希子は思い出して、笑いはじめました。

「ああ … ふふふ、そんなんやったね ~ うち」

戸惑った顔をしている川久保に説明する希子。

「あのね、昔 … うちがお見合いした時に『結婚、怖い怖い』言うて … 」

「けど、ずるずる見合いすることになってしもうて … ほしたらや、この子」


お静はめ以子を指さしました。

「見合いつぶそうとして、虫の入ったお茶出したり、お茶こぼしたり … 」

「そこは言わんでもええやないですか」


恥ずかしがるめ以子、笑い転げる希子とお静。

「そんなんやから、和枝姉ちゃんにちい姉ちゃん、蔵に閉じ込められて … 」

「う~ん、もうええやないですか ~ 」


… … … … …

「 … そこに、ぐでんぐでんになったこの人が … 『ごめんなすって』って!」

大爆笑する一同、川久保は目を丸くしました。

「ホンマですか? それ」

「いや ~ 改めて人様に話すと、何やアホみたいやな ~ 」

「ホンマですね ~ 」


笑って話せるようになったということは、今の西門家は幸せだということです。

「ホンマにあかんたれやったな ~ うち」

あの無口で引っ込み思案だった希子は今は話すことを仕事にしているのです。

「ほなもう ~ わしは今度つぶさんでもええんかいな?」

そう希子に尋ねた正蔵 … それは、この結婚を認めたということでした。

「はい … つぶさんとってください」

… … … … …

「め以子さん、1本つけよう」

「あ、はいっ!」


倒れて以来、酒を控えていた正蔵でしたが、今夜は飲まずにはいられない気分でした。

「あんさんはあかんで!」

「酒は百薬の長いうてな ~ 」

「ほな、あんさんはもう薬漬けやな … 」


… … … … …

< かつて、正蔵が働いていた銅山から悠太郎が戻ってきました >

悠太郎が重い足取りで家の前まで戻ってきた時、ちょうどお静が客を見送っているところに出くわしました。

その客に悠太郎は見覚えがありました。

確か、お静がひいきにしていた呉服屋です。

「ただいま戻りました」

「ああ、お帰り」

「 … 着物作るんですか?」


また、着道楽の虫が騒ぎ始めんだろうか …

「そのつもりやってんけどな … 希子ちゃん、め以子はんの借りる言い出してな」

「め以子の着物を?」


悠太郎には話が見えません。

「あっ、花嫁衣装をな … 」

「はあ?!」


… … … … …

「僕がおらんうちにそんなことになっとったんですか … 」

希子から説明されて、ようやく合点がいった悠太郎でした。

「そうなんよ ~ よう考えたら、ちい姉ちゃん、花嫁衣裳作ってきはったな ~ って」

「お母ちゃん、それなりに気合入れて作ってたし … 使うてもらった方が着物も浮かばれるやろうって」


め以子はしまい込んであった着物を取り出して、希子に見せていました。

… 結局、め以子は正式の場でこの着物の袖に手を通していないのです。

「反対? … お兄ちゃん」

顎に手を当てて考え込んでいる悠太郎を見て、希子は尋ねました。

「いや、せやのうて … これは少し、あれもあるんですか?

その … 親父に見せるために急いだというか … 」


さすがにズバリとは聞きにくいことであり、答えにくいことでもありました。

「でも、あれよ … 本当にそうなったら、ええと思ってたんよ」

川久保を連れてきた日の希子を見ていため以子にはそれはよく分かりました。

… … … … …

「それでね … 祝言はこの家で挙げたいんよ」

「ほな … ほな、お料理とか式の段取りとか、そういうのはうちで全部?」


め以子が念を押すように聞き返しました。

「ちい姉ちゃんには迷惑かけますけど … 」

そう言って、頭を下げた希子。

「あ、別に迷惑やないけど … 」

いつものめ以子ならふたつ返事で引き受けているはずなのですが … 何となく言葉を濁しました。

「大丈夫?」

悠太郎も不安に感じたのか、め以子に確認しました。

「大丈夫 … と、言いたいとこやけど」

「僕ら祝言挙げてませんからね?」


… そういうことなのです。

「 … 手順とかしきたりとか、いろいろあるんでしょうね?」

「あっ、この際、予行演習でざっと挙げてみます?」


しかし、悠太郎の思い付きをめ以子は受け入れませんでした。

「ダメです!

ダメですそんなのは … 挙げないって決めたんですから」

「頑固やな ~ 」

「ええんですよ、私は … 今更蒸し返さないでください」


… どんな理由があったのでしょうか?

「あ … お願いは出来ますかね?」

希子が申し訳なさそうに、顔を覗き込みました。

「ああ、うん、大丈夫 … 何とかなる!

… 何とかする」

「ほな、よろしゅうお願いします」


… … … … …

「どうかしたんですか?」

希子が部屋を出て行った後、着物をじっと見つめているめ以子を見て悠太郎は尋ねました。

「ああ … あっ、鉱山どうでした?」

逆に聞き返されて、悠太郎は深く長いため息をつきました。

「 … 何も変わってなかったです。

痛んだ土地はそのまんまでした」

「そうでしたか … 」

「せやけど … 親父の生き方が少し分かった気がします」


悠太郎が正蔵について、こんな風に口にしたのは初めてです。

「 … 生き方?」

「あの人が始末ようするいうのは ~

あかんようにした土地いうか … 自然へのつぐないなんでしょうね」

「そうかも知れませんね … 」

「僕の仕事のこと、ホンマはどう思てるんかな?

自然を無理から開発していくという意味では同じやないですか … 」


帰って来てから、どことなく晴れない表情をしていたのは、そんなことを考えていたからだったのです。

… … … … …

悠太郎とめ以子の部屋を後にした希子は、その足でうま介を訪れていました。

「あら、希子ちゃん、いらっしゃい」

出迎えた桜子に希子は切羽詰まった顔で言いました。

「あの … 頼みがあるんですけど」

… … … … …

「こうせんと、食べられへんの?」

裏庭で縄に連なった柿を吊るしている正蔵。

お手伝いの活男の無邪気な質問に笑顔で説明しています。

「そや、こうした方が美味しい食べられるんや」

「へえ ~ 」

「なあ、活っちゃん … どんなもんでも工夫したら、食べられるようになるんやな」


この吊るした柿はいずれ甘い干し柿になるのです。

それを食べた時、活男はどんな顔をするか、正蔵はそちらの方が楽しみでした。

… … … … …

「あの、お義父さん … 」

め以子に声をかけられ、正蔵は振り返りました。

「 … 西門家の祝言のしきたりとか料理とか教えてもらえます?」

「そんなもん、気楽にやったらええがな ~

好いたもん同士が一緒になるんやさかいに」


正蔵は柿を吊るす手を休め図にそう言いました。

「 … お義姉さんみたいにやりたいんです」

「和枝みたいに?」


うなずいため以子。

「お義姉さん、こういうこと大事にしてはったから ~

お義姉さんがここに居はったら、きっとこうやりはったって … そういう風に希子ちゃんを送り出してあげたいんです」


そんな風に言われたら、断ることもできない正蔵でしたが …

「 … そうか」

まだあまり乗り気ではないのでしょうか? … 表情は冴えません。

「はい、お願いします」

そんなことには気づかずに張り切るめ以子でした。

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