NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 05«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »07
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2014年01月28日 (火) | 編集 |
第97回

< 正蔵の大往生の後 … 駅舎は立派に出来上がり、地下鉄は無事開通いたしました >

地下鉄に乗るために集まって来る人の波。

ホームにあふれる人、人、人 …

< ですが … その一方、昭和12年、盧溝橋に端を発した日中戦争は存外に長引くこととなり … >

時は経ち … 昭和15(1940)年、5月。

『日本人なら ぜいたくはできない筈だ』

街のあちらこちらにそんな貼り紙が見受けられるようになっていました。

< いつの間にやら、こんな時代に …

物資を軍事に振り向けるために、繊維や金属は国家による統制が始まり … 米もまた実質的な節約を求められておりました。

… 節米料理と申します。

そんな中、め以子は … >

板の間の上がり口に腰をおろし、目を閉じ顎に手を当てて何やら考え込んでいるめ以子。

突然、パッと目を見開き、すくっと立ちあがりました。

「来た? お母ちゃん」

「活男、油揚げ出して!」


後ろに控えていた活男にそう指示すると、慌ただしく台所に向かいました。

「よっしゃ!」

活男は、母のこのひらめきを待っていたのです。

< … めっぽう元気な、おばちゃんになっていました >

… … … … …

< ふ久は高等女学校に通い、物理に夢中な風変わりな女学生。

泰介は中学校に進学し、野球部に在籍 … 活男は相変わらずの食いしん坊でした >

希子は川久保と結婚し、ふたりはそのまま同居していました。

ひとり減っても、また増えても … 朝食は家族がそろって食卓を囲む、これだけは昔と変わっていません。

皆が席に着いたのを見計らっため以子が手を叩いて合図しました。

「はい、じゃあご飯にしましょう」

「また、節米料理かいな ~ 」


茶碗に盛られたご飯を見て、お静がぼやくことしきり。

「命がけで戦うてはる兵隊さんのこと思たら、ぜいたくなんてでけへんでしょう?」

「うちかていつ死ぬか分かれへんのに ~ 婆さんの明日も命がけやねんで」


毎朝、こんな調子なので、隣に座っている希子が笑いながら言いました。

「 … 大丈夫ですよ、お義母さんは」

「お義姉さん、これ何なんですか?」


川久保が尋ねました。

節米料理といっても、め以子はいろいろと工夫しているのです。

「これな ~ ジャガイモを皮ごと細かく切って、油揚げもみじん切りにして … それにちょっとお醤油入れて、それでお米と一緒に炊いたんよ」

「香りがええんや ~ 」


め以子がひらめいたその場にいた活男が、香りを吸い込みながらニッコリ笑いました。

「ほな、いただきましょか ~ 」

読んでいた新聞を置いて、悠太郎が号令をかけると、一同が一斉に食べ始めました。

… … … … …

ただひとり、ふ久だけは食卓まで教科書を持ち込んで、食事に手も付けずに懸命に数式を解いています。

め以子は、しばらくそのまま眺めていましたが、ふ久は一向に止めようとしません。

「ふ久!」

わざと音を立てて茶碗を置いて声をかけましたが、顔さえ上げようとしません。

和気あいあいと食事していた皆の方が気にして、ふ久に視線が集まりました。

「ふ久、ご飯!」

もう一度呼び、今度は同時にふ久の目の前で手を叩きました。

さすがに気づいて顔を上げたふ久ですが、ムッとしてめ以子のことをにらみつけています。

「ご飯食べる時は、ご飯食べ!」

「 … いただきます」


仕方なく、茶碗と箸を手にしましたが、目は教科書から外しません。

「行儀悪い ~ ご飯食べる時は勉強、止め」

め以子は教科書を閉じて、ふ久のひざの上に置きました。

すると、食べるのを止めて、また教科書を広げて数式を解き始めたのです。

「食べんと体もたんやろ?!」

しかし、聞く耳を持たないふ久。

「うん、もう ~ 勝手にしっ!」

… … … … …

片時も教科書を手放さないふ久、読みながら玄関を出て行きました。

「ふ久、人ぶつかるよ! ほらっ」

ふ久の前方から歩いてくる人が … ぶつかると思った瞬間、見事に避けて、そのまま行ってしまいました。

「おはようございます ~ 」

ちょうど出てきた、近所の主婦と挨拶を交わしため以子。

「ふ久ちゃん?」

「ああ言えば、こう言ういうか … ああすれば、こうするいうか、もう ~ 」


ほとほと手を焼いていることを伝えると、どこも同じだと慰められました。

… … … … …

「おふたりさんっ」

そこに顔を出したのは、『大日本国防衛婦人会』のタスキをかけた、ふ久の小学校時代の同級生の母親、高山多江でした。

「本日、3時からご出征がありますさかい、よろしゅう頼んますな」

『大日本国防衛婦人会』とは、出征兵の歓送迎、遺族の慰問、防空訓練など、戦時体制の協力を活動の主とし、20歳以上の婦人は強制的に加入するよう定められていました。

当然、め以子もその一員でした。

… … … … …

出征する男性の実家の前には、国旗と幟が掲げられ、婦人会の他、近所の人が日の丸の小旗を手に集まっていました。

「 … お国のために一命を捧げ、戦って参ります!」

勇ましい挨拶、万歳三唱と小旗を振るめ以子たちは、こんな風にして何人も出征兵を戦地へと送り出して来たのです。

♪ 勝って来るぞと勇ましく誓って国を出たからは ~

… … … … …

「千人針にご協力をお願いします」

千人針とは、一枚の布に多くの女性が糸を縫い付けて結び目を作る祈念の手法で、戦地に赴く出征兵に武運長久のお守りとして持たせました。

町で千人針の協力を求める婦人会の前を、半鐘を乗せたリアカーが通り過ぎていきました。

「鉄が足りへんさかい、半鐘もご出征やね」

すると、何を思ったか、め以子は一歩前に出て万歳三唱を始めたのです。

「半鐘さんも頑張りや ~ 万歳 ~ 」

他の仲間も遅れじとめ以子に続いて声を上げました。

… … … … …

「昨今は、半鐘までも出征するようなご時世でございまして … 我々といたしましても、鋭意努力はしておるのですが … 」

市役所の会議室では、高速鉄道部・建築課の会議が開かれていて、建設会社の木崎が資材調達が思うようにできないことについての弁明をしていました。

「米英からの資源輸入が差し止められる状況の中で、金属資源のその多くは軍需に差し向けられる有様でして … その予定量の鉄筋の確保が … 」

しどろもどろの木崎を遮り、口を開いたのは、ずっと無表情で聞いていた竹元でした。

「私が … 今日ここに居るのは、設備の仕上げについての話し合いのためだったはずだが …

何故、新聞を読めばわかるようなことを延々を聞かされねばならんのだ ~ 西門っ?!」


肩書は高速鉄道部・建築課の課長に出世した悠太郎が竹元の疑問に答えました。

「状況を把握していただかないと、ご納得いただけないかと … 」

「ご納得?

ははは ~ 今まで私が何度ご納得してきた、西門?

天井高をあきらめ、アーチをあきらめ、島型のプラットホームをあきらめ …

これ以上、何をあきらめご納得しろというのだ?」


竹元の罵声を浴びながらも黙って耐えるしかない悠太郎でした。

… … … … …

「何や、どんどん薄すなってない?」

うま介でコーヒーを口にした源太が渋い顔をしました。

「コーヒー、輸入制限かかってもうてな ~ 税金も上がっとるし」

喫茶店を経営する馬介にとって、頭が痛い状況でした。

「今年、焼き氷できんのかいな?」

「コーヒーシロップが問題でな … 」


稼ぎ頭の目玉が店に出せないとなると、死活問題になりかねません。

… … … … …

「あっ、桜子 ~ 」

店にめ以子が入ってきたのを見て、源太が突然慌て始めました。

「どうしたの?」

「悪いんやけど、これお願い ~ 千人針」

「また?」

「婦人会の仕事なんだから、仕方ないじゃない」


そう言いながら、め以子は人一倍熱心でした。

「よくやるわよね ~ あんた」

桜子の口調は面倒に思っているようです。

「お国のために戦いに行ってくださるのよ!

できるだけのことはしてさしあげたいのが人情じゃない?

… ああ、源ちゃん?」


源太はめ以子に気づかれない間にコソコソと店を出て行こうとしたのですが、見つかってしまいました。

「おお ~ 」

「 … あっ、今日、肉無しデーか」

「ああ、せやねん」


< 少しご説明いたしますと …

この年の4月から、お肉はぜいたくだっていうことで … 月に2回はお肉を食べない、売ってもいけないという日が決められておりました >

… … … … …

「あっ、ちっと ~ わし急いでるねん … 馬介さん、ほなまた!」

まるで逃げるように出て行こうとしましたが、ちょうど店に入ってきた女性と鉢合わせしてしまいました。

理由は分かりませんが、切羽詰まったような顔をした女性は源太を見るなり尋ねました。

「あの … 牛楽さんの?」

源太に用事がある ~ というより、ここで待ち合わせしていた雰囲気です。

「ちょちょちょ、ちょと … 」

源太は女性を店の隅に連れていくと、何処から取り出したのか … 包みを渡しました。

「ほな、これ ~ 見つからんようにな」

「おおきに、おおきにな … 」


女性は感謝して源太に何回も頭を下げながら出て行きました。

… … … … …

そんなやり取りをしていた源太を不審な目で見つめているめ以子。

しらばくれて帰ろうとするのを呼び止めました。

「ちょっと ~ 今の … お肉?」

「えっ! … 違うで」


あくまでも白を切った源太ですが見え見えです。

「何考えてるの? 今日、肉無しデーでしょ?」

「あ ~ もう、いちいちうるさい奴っちゃな!」

「皆、我慢してるのに ~ 何でそういうことを?!」

「売ったのは、昨日! 今日は渡しただけです ~ 」


あの女性の様子からすると、贅沢するためではなく、余程の訳があったのでしょう。

逃げるように出て行った源太の背中にめ以子は追い討ちをかけました。

「せいぜい気つけや!」

… … … … …

「かっこいいわよね ~ 源太さんって」

しかし桜子は、そんな源太に惚れ惚れしたような口ぶりです。

「えっ?!」

「何があっても変わらないじゃない?」

「そうかな … 」


確かに子供の頃から本質はあまり変わっていないのかもしれませんが、め以子にはそこが危なっかしく感じるところでした。

「それに比べて … 」

桜子は、やるせなさそうに、棚に置かれた本に目をやりました。

室井の新作『おでん皇国戦記』です。

「すごい人気じゃない?

子供の教育にもいいって、大評判よ」

「最悪よ!

1ページに1回は『お国のため』って出てくるのよ … うんざり」


それの何処がいけないのか ~

「けど、今はそれが必要なんじゃない?

ひとつになって、心合わせて戦うことが!」


桜子はそんなめ以子に対しても、うんざりした顔を見せました。

… … … … …

一触即発? … そこまでいかなくても、これ以上揉めないようにと、馬介が慌ててふたりの間に割り込んで、話題を変えました。

「あっ、いや、ちょっと ~ め以子ちゃん、頼みがあるんやけどな」

「うん?」

「コーヒーの代用品、一緒に考えてくれへん?」


… … … … …

引き受けたものの、そう簡単に見つかるはずもなく … 悩んでいるところへ帰ってきた、ふ久にまで思わず尋ねてしまいました。

「コーヒーの代用品になりそうなもの、何かないかいな?」

「 … 」


階段を上がりかけたところで立ち止まって、無言でこちらを見つめているふ久。

め以子は尋ねた瞬間に後悔していました。

「ああ ~ 聞く方が間違いでした … どうぞどうぞ、お勉強なさってください」

「 … タンポポがええらしいで」

「えっ、タンポポって … どうやって作るん?」


物理にしか興味がないとばかり思っていたふ久が答えたので、め以子だけでなく、隣に座っていたお静もまじまじと顔を見上げました。

「そこまでは知らん、ドイツではそうやって作るんやて」

「誰に教えてもろたん、そんな?」


お静でなくとも気になりました。

「 … 友達」

そう素っ気なく言うと、2階へ上がっていってしまいました。

「友達って、居るんかいな?」

「さあ ~ ?」


… … … … …

自分の部屋へ入ったふ久は、いきなり畳の上に大の字になって引っくり返ってしまいました。

「3.141592653589 … 」

天井をボ~っと見つめながら、呪文のように円周率をつぶやきました。

… … … … …

帰宅した悠太郎と希子夫妻にも代用品を尋ねましたが、これといって思いつかないようです。

ふ久から聞いたタンポポが唯一の収穫でした。

「タンポポの根って確か漢方にも使われていますよね」

「コーヒーにする時って、どないしたらええんかな?」

「乾かして、煎るんとちゃいます? … 普通のコーヒーと同じで」


希子の話を聞いて、め以子はまずはとにかく試してみようという気になっていました。

「何や、ほっこりしますね」

川久保の言葉に大きくうなずきました。

「せやろ ~

まあ、味はやってみなわからへんけど … 代用品っていうても、そんな寂しい感じがせえへんのがええやろ?

それに銃後が節約するんは、人として当たり前やと思うんよ。

前線で命がけで戦うてくれてはる人に対して ~ ねえ?」


め以子は隣の悠太郎に同意を求めましたが … 浮かない顔をしていました。

「 … どないかしたんですか?」

「鉄筋にも代用品があったらええんですけどね … 」


… … … … …

悩みの種は尽きない悠太郎。

重い気持ちで、高速鉄道部の部屋に戻って来ると、懐かしい人が待っていました。

「相変わらず、でっかいなあ ~ 」

振り向くと、そこに人懐っこい笑顔。

「よっ!」

「藤井さん?!」


… … … … …

「めいちゃん、きれいやな ~ 」

「やろう? タンポポやねん」


カゴいっぱいにタンポポを摘んできため以子はその足で、市場の牛楽商店を訪れました。

「源ちゃん、これなんぼ ~ ?」

いつのもように店の前で声をかけましたが、源太はおろか誰も出て来ません。

勝手知ったる … で、店の奥に入ると店主のマツオにトミ、源太と3人とも揃っていました。

「どうも ~ 」

しかし、何か様子がおかしい … マツオは渋い顔で腕を組んだまま、トミはがっくりと肩を落とし、源太は背中を向けたまま振り返りもしません。

「何かあったんですか?」

め以子が尋ねると、答えたのはマツオでした。

「 … 来てもうたんや」

「何がですか?」

「赤紙 … 」


吐き捨てるようにそう言われて、源太のことをよくよく見ると … その手に握った赤紙 … 召集令状を、じっと見つめていました。

「 … 赤紙」

OSK セロアルミ タンポポコーヒー 100P

新品価格
¥1,500から
(2014/1/28 01:32時点)



NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 上

新品価格
¥1,365から
(2014/1/28 01:32時点)



NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 下

新品価格
¥1,365から
(2014/1/28 01:32時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。