NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年02月04日 (火) | 編集 |
第104回

「何やないかいな ~ 料理で甲子園へ行かせる方法とか、甲子園へ行ける魔法の料理とか … 」

カレーの効果に気をよくしため以子は、活男を相手に次なる手を考え始めていました。

「カツでええんちゃうの? 願掛けで」

「カツはあかん!

お母ちゃんがカツ作るやろ … で、相手の子のお母ちゃんもカツ作るやろ、それ同点やんか?」

「さっすがやな ~ お母ちゃん!」


そんなふたりのやり取りを見て、お静が不安げに悠太郎に尋ねました。

「活っちゃんは、あれでええんかいな?」

「ホッとしますよね ~ 」


悠太郎は和やかな顔で微笑んで見ています。

「 … お兄ちゃんはこれでええんかいな?」

今度は希子に悠太郎のことを尋ねましたが笑顔でうなずくだけです。

… … … … …

そこへ、ようやく啓司が帰って来ました。

疲れているせいでしょうか、どことなく元気なく見えます。

残念なことに食事は済ませて来たそうです …

「お母ちゃん、ボロきれとか綿とか何かない?」

2階から下りてきた泰介が、すり切れてボロボロになったキャッチャーミットを見せました。

「これ、直したいんや」

「あんた、こんなんでやってた?」


ミットを手に取ってあきれるめ以子。

「みっともない ~ ミットやな」

活男の駄洒落に苦笑いの泰介。

「 … 今は皆、こんなやの!」

「ちょっと、泰介 … 」


ミットに伸ばした泰介の手をつかみました。

「あんた、これ?!」

真っ赤に腫れ上がった手のひらを見て、驚く一同。

慌てて手を引っ込めた泰介。

「今は皆、こんなやの」

そう言いながら、ミットを手にしました。

「お祖母ちゃんが、新しいの買うたろか?」

せっかくのお静の好意でしたが、もう売っているところもないと泰介。

「とにかく、諸岡さんが思いきり投げられるようにしたいねん。

諸岡さん、最後やし … 」


… … … … …

「へえ ~ 意外と器用なんですね?」

その後、泰介からミットを預かった悠太郎は自ら針と糸を使ってほころびを修理し始めたのです。

「そこそこの器用さがないと、建築はできないと考えたことはないんですか?」

「ないですね ~ 」


め以子はめ以子でお世辞にも上手とは言えない手つきで針仕事をしています。

「あなたは、いつまで経っても、清々しいほど浅はかですね」

笑顔でそう言った悠太郎、負けじと返しため以子。

「生まれた時から、分別臭い人に言われたないです」

憎まれ口を叩き合いながらも、ふたりは顔を見合わせて笑っていました。

… … … … …

あくる朝。

泰介が玄関で悠太郎に直してもらったミットを手にはめて具合を確かめています。

「具合ようないか?」

寝間着姿のままの悠太郎が心配そうに尋ねました。

「やっているうちに慣れてくれるような気がする … おおきに!」

やはり素人の修理ではしっくりこないところがあるのかも知れませんが、父が夜なべまでしてくれたことがうれしい泰介でした。

「あかんかったら、言うてくれ」

あくびをかみ殺した悠太郎。

そこへ、め以子が昨日と同じように重箱に詰めた弁当を運んできました。

やはり眠そうなところを見ると、この弁当のためにいつもより早起きしたのかもしれません。

「あ … 下、カレー入ってるから」

「えっ、これカレー入ってるん?」

「うん、皆元気出るって好評やったから ~ こぼさんようにな」


… … … … …

その日も午後を回り、め以子は雑誌から切り抜いた料理法を並べて、今夜の献立を考えていました。

『成長に欠かせないビタミンを補給/ねばねば丼』

『まぐろに含まれる良質な、たんぱく質が、筋力作りに最適/まぐろのカツ』 …

< どうも、ピンとこないね … >

「こういうことやないような … 」

ひとり首をひねる、め以子。

「なあ、何してんの?」

め以子が難しい顔で考え込んでいるのを見て、お静が声をかけてきました。

「ああ ~ 甲子園に行ける魔法の料理」

「しつこいな ~ あんた」


しつこさもここまでくれば大したものだとお静。

ふと見ると、近所の子供たちが家の中を掃除しているではありませんか。

「な、何あれ?」

「ああ ~ いつもタダでおやつあげるのもようないかな思て、労働してもろうてるんです」


感心するやらあきれるやら …

… … … … …

「ちょっと、何サボってんの?」

め以子は、その中のひとりがこっそり隠れて休んでいるのを見つけて注意しました。

すると、その子の言い分は …

「張り合いないねんもん」

「何でやの?」

「せやかて ~ がんばったって、がんばらんかったって、出てくるもん皆同じなんやろ?」


それを聞いて、め以子ははたと思いついたのです。

「ああ、これや!!」

… … … … …

「真田君、どっかでミットって手に入らへんかな?」

泰介に心置きなく球を受けさせたいと思う悠太郎は、ことあるごとに色々な人に聞いていました。

しかし、中々 …

その時、木崎が悠太郎を訪ねて慌ただしくやって来ました。

額の汗をぬぐい深刻な顔をした木崎を見て、全てを察した悠太郎。

「またですか … 」

… … … … …

悠太郎は真田、相澤を伴って木崎とともに竹元の事務所を訪れました。

竹元は机の上にズラ~っと並べた靴を磨きながら、黙って話を聞いています。

「大変申し上げにくいのですが、予定されていた鉄筋がどうも … 」

言葉を濁した木崎に代わって相澤が興奮気味に後を説明します。

「ご存知かと思いますが、すでに大阪駅すら鉄筋が回らず工事が中止されてる状況ですから!」

その言い方が気に障ったのか、竹元がすっくと立ち上がりました。

「お腹立ちのこととは思いますが … もう一度、花園町の設計をやり直し … 」

悠太郎の言葉を遮って、竹元は何かを差し出しました。

「食え!」

それは靴墨でした。

「この靴墨全部食ったら、設計変更してやる」

絶句する悠太郎。

「死にますよ、そんなもん食うたら!」

我慢できずに言い返した相澤。

「私が、どれだけお前らのクソを食わされてきたと思うんだ?!」

「僕らがいつそんなことをしましたか?!」

「私の辞書では、『言い訳』と書いて『クソ』と読むんだ」

「 … 戦時統制」


相澤がそう口に出しかけた時、竹元は激昂して目の前の靴を手にして振り上げました。

「俺の起こした戦争じゃねえ!!」

間一髪、振り下ろされた靴を傍にあった靴ベラで見事受け止めたのは剣道の有段者でもある悠太郎でした。

「大事な靴に傷がつきますよ」

… … … … …

やり場のなくなった手を下した竹元は、その手できれいに並んでいる靴をなぎ倒しました。

床に落ちた靴を拾う悠太郎。

「俺の設計を守ることがお前の仕事じゃないのか?!」

「部下を守ることも仕事です」


悠太郎はキッパリ竹元に言い切りました。

「じゃあ、両方やれ!

… このウドの大木がっ!」


竹元が怒りに任せて投げつけた靴が悠太郎の腹部に命中しました。

堪える悠太郎。

「 … 竹元先生!」

今まで怯えていた木崎が声を上げたのです。

「ご自分で手配してみはったらどうですか?」

「何?」


震える声で木崎は続けました。

「先生、言うばっかりで … 何もしてはらへんやないですか?!

私らが毎日毎日、どんだけ駆けずり回ってるか … 」


木崎は自分の靴を脱ぐと、竹元の目の前に突き出しました。

「見てくださいよ、この靴!!」

ボロボロで今にも底が抜けそうな靴を見て … 何と竹元は笑い出したのです。

「ふはっ、はーはっは … 無能の切り札は、お涙ちょうだいかっ?」

「木崎さんはっ!」


木崎を庇おうとした悠太郎の言葉を遮った竹元。

「じゃあ、やる …

この靴、この靴、この靴 … 全部やる!

だから、意地でも鉄筋見つけてこい!

分かったか?! この底抜け浪花節野郎があっ!!」


… … … … …

竹元との攻防にほとほと疲れ切って帰宅した悠太郎。

「うわっ、ホンマええんですか?」

玄関を入ったところでそんな泰介の弾んだ声が聞こえてきました。

… … … … …

泰介の左手には、新品ではありませんが、今までのものとは比べ物にならないような立派なミットがはめられています。

その感触を確かめるように右手のこぶしでバンバン叩いてみせました。

「やったな ~ 泰ちゃん」

横で見ているお静もうれしそうです。

「おおきに、叔父さん!」

「どういたしまして」


どうやら、啓司からの贈り物のようです。

「これでもう遠慮はいりませんよ」

隣に座っている諸岡に胸を張る泰介。

「ほんまか?」

こんな無邪気にはしゃぐ泰介も珍しいことです。

ふ久もどことなく、うれしそうな顔をしています。

… … … … …

「ああ、おかえりなさい」

め以子の声で皆が悠太郎が帰ってきたことに気づきました。

「ミット、啓司君が?」

「あっ、そうなんです ~ 大学時代の友達からお古もろうて来てくれて」


… … … … …

「お義兄さん、ちょっとええですか?」

食後、部屋にいた悠太郎を啓司が訪ねてきました。

部屋に入るなり啓司は年の差があまりない義兄に向かって頭を下げました。

「すいません、差し出がましいことして … 」

「えっ?」

「やっぱり、修繕すると具合のええもんじゃないらしいんで」


啓司は、自分が勝手にミットを用意したことで、悠太郎が気を悪くしたのではないかと気にしていたのです。

「ああ、いや … こちらこそ、気回してもろうて」

反対に頭を下げた悠太郎、そんなことはまったく思ってもいませんでした。

「断ってからとも、思うたんですけど … 慣れるのに時間もいるやろし」

「僕は仕事で、手一杯で … 父親らしいこと、何もできてませんから ~

ホンマありがたいです」


… … … … …

「 … やっぱり、そんなに大変なんですか?」

「資材が … 前々からかなり厳しかったんで、それを見込んで竹元さんにも花園町の設計は、かなり質素な物にはしてもらってたんですけど …

それでも難しくなってきてしもうて」


悠太郎の話を聞いて、啓司は難しい顔になって黙り込んでしまいました。

「ああ … すいません、何か、啓司君、話しやすいんで … 」

「黙ってるのが仕事ですから ~ 」


おどけて返した啓司、悠太郎はホッとして顔をほころばせました。

「せやから、泰介にはこう ~ ガツンと決めてほしいんですよ」

手のひらを握りこぶしで叩きました。

「何や、スカッとしたいですよね!」

啓司も膝を崩して、ざっくばらんに言いました。

「何やありますよね ~ そういうの!」

「スポーツはそのためにあるんですよ」

「そうですよね ~ 」


意気投合したふたり。

悠太郎は昼間のことをしばし忘れていました。

… … … … …

「段階式カツ制度?」

「そうです」


活男に聞かれて、め以子は机の上に広げた紙を傍らに座っている泰介と諸岡に見せながら説明し始めました。

そこに書かれているのは甲子園予選大会のトーナメント表です。

「1回戦に勝てば、野菜とイワシのカツ ~ 2回戦に勝てば、イカ ~ 3回戦に勝てば白身魚というように、勝ち上がっていくごとに、中身が豪華になっていき ~

準決勝に勝てば … 牛カツになります」


これが『段階式カツ制度』の全容でした。

どうだとばかり、め以子はふたりの顔を覗き込みました。

「 … 牛カツ?」

「牛 … ですか?」


返ってきた反応をみて不安になるめ以子。

「あかん?」

「お ~~~~ !!!」


突如、雄たけびを上げる南中バッテリー。

「出た? やる気出た?」

「出たっ!!」

「 … それ、わしらも食べられる?」


当然だと、め以子は活男にうなずきました。

「もう行きます、絶対行きます!

準決勝で倒れるつもりで投げます!!」

「 … それ、あかんのちゃう諸岡君?」


お静が突っ込んだように、甲子園はその先です。

しかし、今の諸岡の耳に入りません。

「西門 ~ 俺は絶対に勝つ!!」

「はいっ!」


がっしり手を握り合ったふたりを見てふ久は目をまん丸くしていました。

… … … … …

1回戦が行われる日の朝。

♪ 勝って来るぞと勇ましく ~ 誓って国を出たからは ~ 手柄たてずに死なりょうか

西門家は家族全員が家の前に揃って、露営の歌で泰介を送り出しました。

♪ 打撃の音を聴くたびに ~ 瞼に浮かぶ、カツの波

「泰介 ~ !!」

全員で拍手。

こんな朝から何事かと出てきた近所の人たち。

「ご出征?」

そう思ってもおかしくはありません。

「バット持っとるけど … 」

「泰ちゃん、どっか行くの?」


照れくさそうに笑った泰介。

「ほな … 行ってきます」

「いってらっしゃい」

「行け ~ 泰介 ~ !!」


泰介は、こんなに熱くなった父を久しぶりに見た気がしました。

< ままならない現実の中で、泰介の夢は … 皆の希望になったのでございます >

… … … … …

結果は快勝、2回戦進出です。

その夜は、食卓に約束通り、野菜とイワシのカツが並びました。

「わ ~ 美味しい!!」

… … … … …

そして、次の試合。

「 … どうやった?」

息を飲んで、結果を尋ねた銀次。

め以子は少しもったいぶってから答えました。

「勝ちました!」

市場にひろがる歓喜の声、万歳三唱。

「これやな!」

銀次は両手にイカを掲げました。

… … … … …

山のように盛られたイカカツに食らいつく泰介と諸岡。

「お替りください!」

あっという間に最初の一杯を平らげた諸岡。

「食べるの早いですね」

「食うたらまた表で練習や」


『段階式カツ制度』が功を奏してか、ふたりは食い気もやる気も満々でした。

「ええよ ~ ぎょうさん食べ」

… … … … …

そして3回戦。

「今日は白身魚か … 」

壁に貼ったトーナメント表を見つめるめ以子。

め以子は今日も当然勝つことを信じて、夕飯の準備を進めています。

その次は準決勝で牛カツ。

そして、その先は … 最終目標、甲子園は目前に待っていました。

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