NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年02月05日 (水) | 編集 |
第105回

『段階式カツ制度』が功を奏してか、南中は順調に駒を進めて、今日は第3回戦。

これに勝てば、いよいよ準決勝進出です。

当然、勝利を信じているめ以子は、今夜のカツの中身、白身魚を買うために銀次の店を訪れていました。

しかし、肝心の白身魚が店頭にありません。

「イカではいかんか?」

「白身魚って、約束なんですよ」

「ほな、これは?」


誰か知りませんが、横から口を出して、イカやタコの隣に並んでいるエイを指さしました。

「えっ、エイって白身なん?」

銀次に尋ねため以子。

「そこは、白身でエイのやろ ~ ボケっ!」

どこか聞き覚えのある声に振り向くと、そこに立っていたのは …

「げ、源ちゃん?!」

出征したはずの源太でした。

「ただいま ~ 」

… … … … …

思いもよらなかった再会、め以子は源太をうま介に連れていきました。

戦地で病気になった源太は、任務不適格で傷病除隊となって戻ってきたのです。

「身体、大丈夫なん? エライ痩せたみたいやけど … 」

め以子の問いかけにも聞いているのかいないのか、ボ~っとしたままの源太です。

「源ちゃん?」

「 … ああ、ロクなもん食えんかったからな ~

まあ、美味いもん食うてたら、そのうち戻るやろ」


本人はそう言いましたが、傷病除隊になったことを考えると、少し心配なめ以子でした。

… … … … …

桜子がタンポポコーヒーを源太の目の前に置きました。

「タンポポコーヒー、居らん間に美味いことできるようなったで」

出征の時に源太と約束を交わしていた馬介は、戻って来たらまず最初に味見してほしかったのです。

しかし、源太はなかなか手を付けようとはしません。

「美味なっとるて … 」

もう一度、馬介に勧められて …

一瞬ためらいましたが … カップを手に取ると、ひと口だけ口に含みました。

そして、深いため息をついて、ぼそっとつぶやきました。

「戻って来たんやな … 」

… … … … …

「取りあえず、よかったね ~ 大きい声では言えんけど … 」

め以子が口にした言葉 … ここに居る皆、同じ気持ちでした。

「 … よし、ほな行くわ」

「えっ、もう?」

「お姉ちゃんの所、行ってやらんとな … 」


そう言うと源太は、うま介を出て行ってしまいました。

少しつれない態度に物足りなさを感じる一同。

「 … 美味しゅうなかったんかな?」

自信を持って出したタンポポコーヒーを、ひと口しか飲んでくれなかったことを馬介は気にしています。

… … … … …

「これちょっと見てくださいよ ~ 直して直して、ついに穴開いたんですよ!」

相澤が木崎の足を持って、穴の開いた靴を見せて悠太郎に訴えました。

「このままやと、工期に差支えてきます。

上に事情を話して、僕らで設計変更することにしませんか?」


じっと見つめて迫って来る相澤に悠太郎は思わず顔をそむけました。

しかし、彼の言うことは決して間違ってはいません。

「もう限界かもな … 」

悠太郎が弱音を吐きかけた時、真田が言い難そうに口を開きました。

「あの ~ 実は昨日、竹元先生お見かけしまして … 」

「何か話したか?」

「話はしなかったんですけど … その …

どうも、竹元先生も鉄筋探して掛け合ってくれてはるみたいで … 」


天を仰ぐ、悠太郎。

「今言うか? … それ」

先程までの勢いをそがれたような相澤。

「もう少し、粘りますか … 」

悠太郎は止む無く、結論を出すのは先延ばしにしました。

… … … … …

そんな時、藤井が『ええ話がある』と高速鉄道課に顔を出したのです。

「何ですか? ええ話って」

いつものように愛想(調子)がいい藤井のことが今日は何だか気に障って、悠太郎は素っ気ない口調になっています。

「な ~ んでしょ?」

その受け答えに、またイラッとする悠太郎。

「な ~ んでしょ?」

「 … まったく偶然やと思うんですけど … 冒涜されてるような気になるんで、止めてもらえますか?」


… … … … …

「ええ話いうんは、これや!」

藤井は鞄から資料を取り出すと机に置きました。

『竹筋コンクリート』 … 表紙にはそう書かれています。

「知ってる?

鉄筋の代わりに竹使うやつ」


当然のことですが、悠太郎も知ってはいました。

「君知ってるのは、昔のやろ?

今のもっとすごいんやで ~ 橋とか造れんねんで」

「いくらようなったかて、僕は怖ぁて使えませんね … 言うたかて竹でしょ?」

「一回とにかく読むだけ読んでみてえな、なっ、なっ」


仕方なく資料を受け取る悠太郎。

… … … … …

「よかったな ~ 源太さん、戻って来たん?」

源太のことをめ以子から聞いたお静は我がことのように喜んでいます。

「はい … まあ、ちょっとこう痩せてましたけど、無事に」

「そりゃ、よかったな ~ 」


何度も繰り返しています。

「お母ちゃん、これでええの?」

台所で、エイの下ごしらえを手伝っている活男が、め以子に指示を仰ぎました。

「うん、エイは霜降りしてヌメリ取らんとあかんから … 」

… … … … …

「あっ、こっちも戻って来た」

表の物音を聞きつけたお静は席を立って、玄関を見ました。

やはり、試合を終えた泰介と諸岡でした。

「おかえり ~ 」

しかし、今日のふたりは前回までと違って、沈んだ顔をして入って来ました。

「あれっ、あかんかったんか? 試合」

「ううん、勝った … 」


ニコリと笑った泰介。

「おお、すごいな ~ 」

拍手する、め以子たち。

3回戦も突破、いよいよ次は準決勝です。

それなのに、泰介は少しもうれしそうではありません。

諸岡は台所の入口に突っ立ったままです。

「 … 何かあったんか?」

不審に思ったお静が問いただすと、泰介は訥々と話し始めました。

「試合は勝った。

けど … 全国大会は、なしやって」

「えっ?!」

「今後5年間、全国大会は中止 … 甲子園はないんやて」


それだけ言うのが精一杯で、泰介は黙ってうつむいてしまいました。

「えっ、えっ、えっ … 何で、そんなん急に、そんなことになって … 」

一体どういうことなのか、め以子は混乱していました。

「自分らも、よう分からんのですけれど … 試合終わったら監督から言われたんです」

黙ったままの泰介に代わって諸岡が説明しました。

「せやけど … そんな … 何で??」

口を開けば『何で』という言葉しか出て来ません。

… … … … …

「ほな、自分はこれで失礼します」

頭を下げて帰ろうとする諸岡をめ以子は慌てて引き留めました。

「ご飯、ご飯食べていき … 」

「いただけませんよ、そんな … もう、甲子園ないのに」


辛そうに答えた諸岡。

「今更そんなこと言わんでも ~ 大会始まる前から来てはったやんか?」

活男も引き留めました。

「それは … 」

すると、め以子が何かを思いついて、手を叩きました。

「あっ、けど ~ 予選は最後まであるんちゃうの?」

「それは、あるかもしれませんけど … 」

「ほな、試合はまだ続くかも知れへんやんか ~ カツ食べんと」

「もう、用意してあんで」


今日もまた、自分たちの勝利を疑わずに、約束のカツを用意してくれていため以子 … 今までもずっとそうだったことを諸岡は思い出しました。

「 … ほな、お相伴させていただきます」

「うんうん、そうして ~ ほら、ふたりとも手洗って来っ」


何とか笑顔を作ったふたり。

ちょうど戻って来たふ久が入口で佇んで見つめていました。

< 戦局拡大の影響で、この年 … 甲子園での全国大会は突然、中止となったのです >

それは、準決勝まで勝ち進んでいた諸岡や泰介にとって、はしごを外されたような仕打ちでした。

… … … … …

「あんまり、湿っぽうならんようにしような」

諸岡からそう言われ、笑顔でうなずいた泰介。

そんな会話を部屋の外の壁にもたれて、窺っているふ久がいました。

… … … … …

「中止ですか … 」

夕刻になって、帰宅した悠太郎と啓司もそのことを知って、肩を落としました。

「そうか … いや … 」

残念というより険しい表情をみせた啓司。

そこへ、め以子が慌ただしく何処かからか帰って来ました。

「あった?」

すかさず尋ねたお静。

「結局、鶏飼うてはるお家に頼み込んで1個だけ売ってもらえました」

め以子が卵を1個取り出して見せると、お静と希子は手を叩いて喜びました。

「卵?」

首をかしげた悠太郎。

「うん、衣に使う分しかなかったから … ふたりにつける分だけでも思て」

… … … … …

「これ、無茶苦茶美味いんですよ ~ 」

活男が諸岡に説明しているのは、め以子がやっとの思いで手に入れた卵で作ったタルタルソースです。

諸岡と泰介のカツの上にだけ乗せられました。

「何なんですか ~ これはっ?!」

ひと口食べた諸岡、いつも以上に大きな声を上げました。

その声につられて、皆思わず笑顔になりました。

「美味しい?」

「美味しいなんてもんやないです!!」


身震いするほど感激しています。

「ほらっ、ガツガツ行け ~ ガツガツ、泰介も!!」

お静がふたりを煽りました。

… … … … …

「この上にかかってるのどうやって作るんですか?」

西門家で出てくる料理は、当時まだ一般の家庭の食卓には上がらなかったような … 諸岡が初めて食べる美味しいものばかりでした。

タルタルソースは余程美味しかったと見えて、め以子に作り方まで尋ねています。

「ああ、これな ~ 卵でマヨネーズ作って、そこに糠漬けのキュウリとらっきょを刻んで … 」

事細かに作り方を教えた、め以子。

感心した諸岡はふと他の人のカツに目をやりました。

そして、タルタルソースは自分と泰介のカツにだけかかっていたことを知ったのでした。

「 … 僕たちのために?」

「大変やと思うやろ?

ところがや ~ 鶏飼うてはるおじさんに、おばちゃんがニコ~って笑たらな … フッて卵が出てきてんよ ~ 」


面白おかしく話すめ以子。

ところが、諸岡は笑うどころか、箸を止めて、うつむき加減で聞いています。

「早う食べや」

お静が促されて、諸岡はふたたび箸を持ち直しました。

「おばちゃんの魅力で一発やっていう話しやっ!」

「それはちゃうんと違います?」

「なんで ~ 」


希子に突っ込まれて、言い返しため以子。

にぎやかな笑い声に包まれた食卓。

… … … … …

しかし、お椀と箸を持った諸岡の肩が震えていることに泰介とふ久は気づいていました。

だんだんうつむき加減が大きくなって、しまいには下を向いてしまいました。

「諸岡さん … 」

泰介の声で、諸岡に注目した一同。

静まり返った中で、諸岡は箸を置きました。

「すいません … こんなに応援していただいたのに、甲子園行かれへんで …

ほんま、すいません!」


泣きながら頭を下げる諸岡。

「何言うてんの ~ 」

おどけて返そうとした、め以子でしたが、顔が涙でくしゃくしゃになっていました。

「あんたら何も悪うないやんか?!」

お静も涙声です。

「わしもカツ三昧やったし!」

「私らもええ夢見せてもろうたよ」


代わる代わる声をかけた活男と希子。

事実、それは本当のことでした。

子供のように泣き続ける諸岡。

「さっき、泣かへん言うたやないですか?」

そう突っ込みながら、泰介の目からも涙があふれそうです。

「今、そんなこと言うなや ~ 」

… … … … …

「もう ~ もう食べ ~ おばちゃんの分も食べ ~ 」

自分の皿を諸岡に差し出すめ以子。

「祖母ちゃんの分も、ほら食べ」

ふたりの前にカツの皿が集まりました。

泣きながら黙々と食べ始めた諸岡と泰介。

「ぎょうさん食べ ~ お替りはいくらでもあるからな ~ 」

… … … … …

食後、悠太郎は啓司を誘って、部屋を移って酒を酌み交わしていました。

「もしかして … 知ってはったんですか?

こうなるかも知れんこと」


甲子園大会の中止を聞いた時の啓司の態度が気になっていたのです。

「 … 今年はあるて、思うてましたよ」

「今年は … って?」


… … … … …

表では、いつものように諸岡と泰介が投球練習を行っていました。

甲子園大会は無くなってしまいましたが、それでも諸岡の投球には変わらぬ熱がこもっています。

… … … … …

「口外はしないでほしいんですけど … 」

そう断って、啓司は自分が今している仕事のことを話し始めました。

「僕は今、あちこちに放送の拠点局を増設する仕事しているんです」

「このご時世に、増設ですか?」


うなずいた啓司。

「とうとう米英とやるってことですか?」

「僕らもただ作れて言われてるだけなんです」


でも、それは明らかに敵の空襲があっても、放送が機能不全に陥らないための予防策としか思えないと啓司は話しました。

「ホンマにそんなことになるんですか … 」

… … … … …

しばらく投げ込んだふたりが家の中へ戻ろうとした時、いきなりふ久が玄関から飛び出して来て、諸岡の前に立ちました。

「あの … 諸岡君」

随分前から、西門家に訪れている諸岡ですが、ふ久から話しかけられたのは初めてのことでした。

「 … これからも遠慮せんと来てな」

「えっ?」

「 … ふたりの青春は、うちの青春やから」


それだけ伝えるとサッサと家に引っ込んでしまいました。

何と言おうか考え抜いた言葉だったのでしょう。

ニコリとも笑わなかったのは、緊張していたせいかもしれません。

姉の性格が分かっている泰介は可笑しくて仕方がありませんでした。

< いつの世も変わらぬ青春の佇まい … けれど時代は移り変わっていくのでございました >

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