NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年02月17日 (月) | 編集 |
第115回

地下鉄工事が正式に中止と決まって、悠太郎は『防災改修課』への異動を命じられました。

「大まかに言うと、空襲時の火事や延焼から人を守るための仕事なんです」

「雲の上のお義母さんがくれはったお仕事かもしれませんね」


め以子の言うように、悠太郎も自分がこの仕事に就いたことに運命的なものを感じていたのです。

「 … これは、僕がやるべき仕事なんやと思います」

< ですが、悠太郎は、この『防火改修』が実際に何を示すことになるのか、この時はまだ気づいておりませんでした >

… … … … …

< 昭和19(1944)年4月、大阪では空襲に備え、防火帯を確保すべく、建物疎開が行われたのでございます >

つまり、条例で定められた地域の住人に移転先を提供し、住宅を撤去する … それが、建物疎開でした。

対象となる住民を集めた説明会が開催され、悠太郎は部下の中西と共に臨みました。

「 … ということで、皆様のお住まいの地区は建物を疎開 … つまり取り壊すことが確定いたしました」

説明を終えた大西が、住民に移転証明書への署名を求めようとすると、納得できない住民たちが騒ぎ始めました。

「わしは、半世紀あそこに住んでるんやど!」

「生活どないしてくのや?!」


変電所の付近には防火帯を設置するよう、条例で定められていることを中西が懸命になって伝えても、騒ぎは一向に収まろうとしません。

「これから、どこで商売しろいうんや ~

あんたら、わしらに死ね言うんか?!」


会場内は更に、けんけんごうごう …

… … … … …

すると、今まで黙って聞いていた悠太郎が突然、思いきり机を叩きました。

「どの道、死ぬことになる思いますが … 」

静まり返り、悠太郎の言葉に息を飲む住人達。

「米軍が本土に来た場合、変電所は必ず爆撃の対象になります。

電圧塔はなぎ倒され、切断された高圧線からは電流が漏れ出し … 皆さんのお住まいは跡形もなく、焼き尽くされることでしょう … 」


深刻な顔の悠太郎から実感を込めた口調で聞いた現実に恐れをなした住人達は次々に移転証明書に署名したのです。

「課長、こういうのお上手ですよね?」

回収した署名をまとめながら中西は感心しています。

「やらんと皆死ぬやろ … 」

悠太郎は、ニコリとも笑わず席を立ち、会場から出て行ってしまいました。

… … … … …

< 建物疎開が行われる一方でお国の『食物大増産』の掛け声に道路は掘り返され、芋畑に …

残った者は男も女も子供も勤労奉仕で軍需工場などに駆り出され、働きづめ … >

活男も工場での作業が相当きついようで、以前のように台所でめ以子の手伝いをすることも減っていました。

< そして、主婦の悩みは … もちろん、今日のご飯でございました >

「これ何やろ?」

集会場に届いた配給用の見慣れない穀物を見た伸世が尋ねると …

「まあ、よう分からんけど ~ 食べられるんやろ」

口に入れることができれば、御の字というように多江が答えました。

「これ使いにくいんよね ~ 大豆粉」

「生臭いし、煮ても焼いても食われへん」


房子と伸世の会話を聞いたみねはめ以子なら何か工夫しているのではないかと思たようです。

「ああ、これね … お肉みたいの作れるんですよ」

「えっ、お肉?!」


め以子の話しに皆は、興味津々です。

「大豆粉と小麦粉を練り合わせて蒸すんです」

「へ ~~~~~ 」

「それホンマにお肉の代わりになるん?」


感心しながらも半信半疑の一同。

「まあ … 言うても、別もんなんですけどね」

苦労を共有している連帯感からか、婦人会の会員同士の仲は円滑に上手くいっているようです。

… … … … …

「ほな、お先失礼します ~ 」

作業を切り上げて、いそいそと帰っていった時子。

「時子さんとこのアッちゃん、お嫁に行くねんて」

時子と親しい多江からその話を聞いて、め以子は驚きました。

「まだ16かそこらちゃいましたっけ?」

「まあ ~ 男どんどん居らんようなるさかい、早うやらんと孫も抱けんさかい … 」

「 … ご時世ですね」


うなずき合う女たち。

… … … … …

「やっぱし火無しコンロは煮えへんやん」

火無しコンロとは … 木の箱にわらを詰めて内側に布を敷いたもので、煮立った鍋をこの中に入れて後は余熱で仕上げるという調理法です。

燃料節約のため、試してみため以子ですが、鍋の中のジャガイモには上手く火が通りませんでした。

気づくと、ちょうど帰宅したふ久がそれをじっと見つめていました。

「断熱が不十分なんやと思うわ … 作りが雑」

いつもながら的確な指摘。

「ほな、何とかしてくれまっか?」

しかし、ふ久は無言で自分の部屋に引っ込んでしまいました。

「ただいま ~ 」

ふ久と入れ替わりに帰って来たお静は、やけにご機嫌でした。

台所の入口に立って気味が悪いほどニコニコ笑っています。

「どないしたんですか?」

何かいいことでもあったのかとめ以子が尋ねると …

「あとでな … 」

思わせぶりに行ってしまいました。

… … … … …

「ふ、ふ久に縁談ですか?」

夕食後、お静は家族がそろった前でふ久に縁談を持ってきたことを公表しました。

「せや、木材問屋の次男坊でな ~ ごっつう男前やねん」

「お義母さん、ひ孫抱きとなったちゃいますか?」


啓司の言葉に含み笑いしたお静。

「とにかくな ~ ごっつう男前やねん」

『男前』を繰り返すお静は写真を取り出して皆に聞きました。

「見る ~ ?」

手渡された写真を目にしため以子は、首を傾げ … それを希子にも見せました。

ふたりの微妙な反応がお静は面白くありません。

「何や、その顔?」

「いや … そんなにねえ?」


顔を見合わせため以子と希子。

「あんたら、目がどないかしてるんちゃうか?!」

め以子から写真を取り上げると、そのまま、ふ久の目の前に差し出しました。

「どやろ、ふ久? この人」

我関せず、計算式を解いていたふ久は、ようやく顔を上げてその写真を目にしました。

国民服を着て略帽を被り、眼鏡をかけた写真の青年、お静の言うように『ごっつう男前』かどうかは、め以子たちの態度通り微妙でしたが、かといってそう悪い印象はなく真面目な好青年といった感じでした。

「 … どない思う?」

「地下鉄に似てる」


凡人には理解できないふ久独特の感想でした。

… … … … …

「ふ久は嫁にいかんでええ思います!」

さっきから何か言いたげだった悠太郎が声を大にしました。

「ええですか?

ふ久は勉強したい子なんですよ!

家庭に入ったら、いざ勉学できる状態になった時、動けへんようなるでしょ?!」

「そん時はそん時やがな ~ 」

「大体この人、兵隊行ってしまう … 」


言い争っているふたりのことなど気にせず、ふ久は席を立ってしまいました。

全く興味のないことは、例え自分の縁談であっても関係ないのです。

… … … … …

悠太郎は仕事のことで少し苛立っていました。

空襲に備えるためとはいえ、建物疎開は住人を長年住んでいた場所から追い出すことには変わらない … でもそれは人命や街を守るためという葛藤に苦しんでいます。

白地図上の移転証明書に署名した住居を塗りつぶしていると、つい力が入って赤鉛筆の芯が折れてしまいました。

何とも言えぬ感情に頭をかきむしる悠太郎。

… … … … …

「あんたも悠太郎さんも、ふ久のことどう考えてんの?」

一生懸命なのは、お静だけでした。

本人はさておき、両親である悠太郎もめ以子にその気がなければ縁談など進みません。

しかし、め以子の返事は意外なものでした。

「相手が気の毒やと思うんですよ」

「 … 何で?」

「あの子、人に興味ないやないですか ~ 

旦那さんが何言うても、となりでず~っと計算されてるんですよ。

もう可哀そうやないですか?」


… あり得ることです。

「そんなん、婿さん出来たら変わるて!」

ふ久に限って、それはない気がするめ以子でした。

「ふ久ちゃんって … 気になる人とかいたことあるんですかね?」

ふたりの話を聞いていた希子はふとそんなことが気になって口にしていました。

… … … … …

本人に確認してみようということになって、ほとんど好奇心で3人はふ久の部屋を訪れたのでした。

ふ久は机に向かって計算式を解くのは止めず、背中を向けたままで答えました。

「家族は皆好きやし、うま介の皆も好きやで」

ふ久の答えはどこか論点がずれていました。

「そういうのやないんで … 殿方や」

少し突っ込んで聞いため以子。

「室井さんや馬介さんをどう思うかいうこと?」

ふ久の周りにはどれだけ対象となる男性がいないのでしょうか …

「そやのうて … 何と言うたら … 」

め以子は希子に振りましたが、希子も上手いこと言えずお静の顔を見ました。

「 … 恋や!」

「恋?」

「せや … ふ久、恋ってしたことあるか?」


ふ久が初めて、計算式を解いていた手を止めました。

鉛筆を置いて、顎に手を当てて考え始めたのです。

しばらくして、ふ久は机から離れて、3人の前に正座しました。

「あの … 何をもって人は『恋』言うん?

『恋』の必要条件って何?」


… … … … …

「何やろ?」

顔を見合わせた3人。

「理屈ちゃうねん!

何かこう、カ~っと熱うなって、この男や ~ みたいな」


お静の表現に異を唱えるように希子、そしてめ以子。

「じんわりきて … この人 ~ ちゃいます?」

「何となく気になって、気になって … とちゃいます?」


3人三様、皆それぞれ自分の経験を口にしただけ、違うのは当たり前でした。

しかし、ふ久は余計に悩んでしまいました。

「おらん時にどうしてるやろ? って考えてしまうような … 」

その時、お静が思いついたのは恋する者、ほぼ誰にでも共通する気持ちでした。

うなずき合う3人。

「 … そういう人おらんか?」

お静は改めて尋ねました。

少し考えていたふ久がハッとした顔をしました。

「竹元さん … 」

ため息をつく3人。

「ふ久 … まあ、それはな、あんたやのうても皆気になってる」

「この国から独立する」という書置きを残して、大学を辞めてしまった竹元は、消息不明だったのです。

… … … … …

「おおきにごちそうさん!」

「今日も上手かったで」

「明日も来るからな ~ 」


ごちそうさんのおやつを食べ終わって帰る子供たちを玄関で見送るめ以子。

「たまには来んでええで ~ 」

本音とも取れる言葉を吐いた時、笑いながら入ってきたのは … 泰介でした。

「えらいこと人数増えとるな ~ 」

< 泰介は高校2年生、京都で寮生活をしていました >

数ヶ月ぶり、突然の帰宅でした。

「 … うん、ちょっと用があって」

「戻るんなら、戻るて言うてや ~ びっくりするやんか」

「もっとびっくりすることあるで … 」


泰介が門の外へ合図すると … 略帽、国民服姿の青年が顔を出しました。

「あっ、諸岡君!」

… … … … …

「いや ~ ホンマにご無沙汰してもうて」

勤労奉仕から帰宅したふ久は、玄関の前で懐かしいその声を耳にして、慌てて家に入りました。

台所から声の主、諸岡の姿を見て、その場に立ち尽くしたふ久。

「諸岡君は、牛カツ以来かいな?」

「さすがに母に叱られまして … 」


その時、ようやく諸岡はふ久の姿を目にとめました。

「ふ久さん、お久しぶりです」

強張った顔で小さく会釈したふ久でした。

諸岡は大してふ久のことを気にかけずにめ以子との話に戻りました。

「それで、これ … 」

持参した紙包みを差し出しました。

それは、今では貴重な素麺でした。

「ええのこんな?」

「はい、母が持って行けって」


… … … … …

「お兄ちゃん! 諸岡さんも」

活男も戻って来て、ふ久と共に話の輪に加わりました。

「お兄ちゃん久しぶりやな ~ 」

「せやな ~ 元気してたか?」


久しぶりの再会を喜ぶ西門兄弟。

諸岡はふと、ふ久からの視線を感じました。

目が合った時、昔、ふ久がくれた言葉を思い出しました。

『ふたりの青春は私の青春やから … 』

結局、卒業と同時西門家とは疎遠になっていたので、ふ久とも会うことはありませんでした。

… … … … …

「諸岡さん、今日はどないしはったんですか?」

「ああ、実は … 」


活男の質問に諸岡は泰介と顔を見合わせました。

『西門、お前に会いに来たんや』

そんな様子を見ていたら、ふ久はまた昔のようにふたりの会話を妄想して頬を緩ませました。

ふ久は、このふたりが一緒にいるところを見ているのが好きでだったのです。

しかし、諸岡の話しはそんな妄想など吹き飛ばしてしまいました。

「 … 先日、徴兵検査を終えまして … 出征することになる思います」

「最後に挨拶に来はったんや」

「それは … おめでとうございます」


それは出征をする者への礼儀なのですが、め以子はやっとの思いで伝えました。

泰介と同じ世代の諸岡の出征に少なからずショックを受けていたのです。

「こうなったら、手りゅう弾、剛速球で投げ込んできます」

諸岡は雰囲気を暗くさせないようにと気を遣ったのでしょう。

無理に笑顔を作った一同。

「今日は、ご飯食べてく?

… 言うても、何のごちそうもでけんけど」


め以子の誘いに諸岡は、あの頃、泰介によくからかわれた決まり言葉で答えました。

「はい、お相伴させてもろうてもええですか?」

… … … … …

自分の部屋に入ったふ久は考え込んでいました。

諸岡が出征すると聞いた時の気持ちは一体何だったんだろう?

そう言えば、昔 … 泰介と諸岡のキャッチボールを見ているだけで、どうしてあんなに楽しかったんだろう?

< もしかしたら、もうあの楽しい時間は、戻って来ないかも知れないね … >

… … … … …

今もまた、ふたりは同じようにキャッチボールをしていました。

そして、ふ久も玄関からそれを見ていました。

< ふたりを見るのは、これっきりになるかも知れないね >

頭の中で懸命にこの疑問を解く計算を続けているふ久でした。

ふ久は気づきました。

自分は、諸岡のことだけを見ていたことを …

玄関を出て諸岡に近づいていくふ久。

… … … … …

横に立って自分をじっと見つめているふ久の視線を諸岡は感じました。

「ああ、投げてみますか?」

当然、ふ久はボールを投げたい訳ではありません。

少しづつ、諸岡に迫っていきます。

戸惑う諸岡。

「諸岡君 …

うち、諸岡君のこと複製したい」

「ふ、複製って?」

「諸岡君の子供が産みたい」


照れもなく、無表情でそう言ってのけたふ久。

一瞬、ふ久が何を言っているのか判断ができなかった諸岡でしたが …

「え" ~~~ ?!」

改めて考え直すと、ふ久は面と向かってとんでもないことを口にしていたのでした。

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