NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
  • 06«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »08
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
2014年02月19日 (水) | 編集 |
第117回

ふ久が諸岡のところへ夜這いしていたと言う泰介。

「よ、よ、よば … 」

余りの驚きに言葉がうまく出てこない悠太郎に代わってめ以子は尋ねました。

「それ、ホンマなん?」

申し訳なさそうに頭を下げた泰介は、続きを話し始めました。

… … … … …

「何やってるんですか ~~~ ?!」

諸岡の部屋の襖を開けた泰介の目に飛び込んできた光景。

力ずくでのしかかろうとするふ久と、押し倒されながらも必死に抵抗する諸岡の姿でした。

部屋に入った泰介は諸岡からふ久を引き離しました。

「姉ちゃんこそ、これはちょっとやり過ぎと違う?」

ふ久から逃れた諸岡はシャツの胸元ははだけ、息遣いも荒く困惑顔です。

「どう見ても、諸岡さん困ってはんねんけど!」

我が姉ながら、常軌を逸した行動を咎めた泰介。

ところが諸岡の口から飛び出したのは意外な言葉でした。

「困ってませんよ!

… 困ってはいませんけど … 困ったなあ … 」


女性に襲われる体験などあるはずもない諸岡は相当混乱しているようです。

… … … … …

泰介はふ久の前に座りなおすと、改めて問い質しました。

「姉ちゃん、何で急にこんなこと言い出したんや?」

常人離れは承知していましたが、まさかここまでやるとは泰介も想定外だったのです。

「諸岡さんのこと急に好きになったん?」

すると、ふ久は訥々と話し始めました。

「うちな、諸岡君と泰介でふたりで居る時に妄想しとってん」

「妄想?」

「うん、男の熱い友情いうか … 女の入り込めん世界いうか … 」


泰介は何とか落ち着きを取り戻して座っている諸岡と顔を見合わせました。

「 … けったいな趣味やな」

「始めはただの趣味やと思ってた。

けど、泰介、次の年もピッチャーの子連れて来たやろ?」


それでまた同じことをしようとしたのだが、「できへんかった」とふ久は言いました。

… … … … …

「 … できへんかった?」

「諸岡君なら、こういう時ものすごくよう食べるのにとか、不必要に礼儀正しいのにとか …

比べてばっかで楽しめんかった」


そういう気持を世間一般では『恋』と呼ぶのです。

恋愛経験の乏しい泰介にもそれくらいは分かりました。

何だかいつもは偏屈な姉がとても可愛らしく見えて、優しく尋ねました。

「それで?」

「諸岡君が居らんようになるって聞いて、この人がもう見られへんかもしれん思うたら …

どないしよう、どうしたらええんやろう思て」


その答えを出すのは、ふ久には計算式を解くより簡単なことだったのです。

「うちに出来ることはひとつしかないやんか。

それがあんたの言うとる『好き』なんかどうか、うちにはよう分からんけど …

うちは諸岡君の子供が欲しいって思った」


… … … … …

諸岡は感動していました。

もうすぐ出征していなくなるというのに、その自分の子が欲しいという女性がいたということ …

「もっと … もっと、早う教えてくださいよ。

もっと早う言うてくれはったら、全然違うたのに … 」


本来なら男冥利に尽きる話かもしれませんが、彼の性格からいって受け入れることはできませんでした。

諸岡はふ久を見て、寂しそうに笑いました。

それでも、ふ久は涙をためた目で諸岡を見つめて言ったのです。

「 … うちに子供残してくれへん?」

… … … … …

「まあ、そういうことやねんけど … 」

諸岡家での出来事はそれで終わりでした。

「姉ちゃん、すごく純粋やなって思たよ。

あの人には、結婚するとかせんとか、どうでもええんや ~ 諸岡さんのことがただ好きで好きで …

とにかく子供を残したい! … だけ、なんや」


泰介もふ久の行動に感動していたのです。

そして、そんな姉を何とかしてあげたいと、あえて両親にすべてを話して聞かせる役を買って出たのでした。

「やり方はえげつないけど … 僕は純粋で強い愛情の持ち方やと、思うた」

ひと通り話を聞き終わった悠太郎は相変わらず苦虫を噛み潰したような顔で聞き返しました。

「それで?」

「それだけです … 後はお父さんに任せる。

お母さん、ご飯して ~ 活男、下でへばっとたで」


そう言って、サッサと部屋を出て行ってしまいました。

… … … … …

腕を組み考え込んでしまった悠太郎。

泰介が何を言いたいがためにすべてを話したことは分かっていました。

め以子はそんな夫を横目にしながら、食事の支度をするために立ち上がりました。

「あ … お父さん」

襖の前で足を止め思い出したように話しかけました。

「うん?」

「子供は、ものすごい支えでもあるんですよ」

「 … せやから何ですか?」

「それだけです … 」


泰介もめ以子も「それだけ」「それだけ」と、まるで父親次第だと言わんばかりの態度に、悠太郎は深いため息をつきました。

… … … … …

「お姉ちゃん、今日は、よう食べるな ~ 」

いつもは本を読んだりしながらの『ながら食い』、少しの量をのんびりと食べるふ久が、食事に集中して、結構な勢いで素麺をすすっているのを活男が不思議そうに見ています。

「何かあったん?」

お静に聞かれても答えようがない泰介です。

そこへ、食事になっても姿を見せなかった悠太郎がゆっくりと階段を下りてきました。

自分の席に着いて一呼吸おくと、おもむろに泰介に尋ねました。

「諸岡君の家は円満なんか?」

思わず悠太郎を見た、ふ久とめ以子。

「まあ、おじさんとおばさんは仲よさそうやで」

「おじさんは何してはるんや?」

「工場をやってはる」


うつむいて聞いていた悠太郎は顔を上げてふ久を見ました。

「ふ久 … 子供育てるいうんは、簡単やないで。

お母さんがお前を育てるのに、どれだけ苦労したか分かってるか?」


ふ久はお椀と箸を置き、父の質問にうなずきました。

「お前に出来るんか?」

「子供いうんは、親の見えへん力で育つもんや … うちもそうするつもりや」


きっぱりと答えたふ久の横顔を見つめるめ以子。

「子供がでけたら、勉強もあきらめなあかんようなるかもしれんで … それはええんか?」

「勉強はやる気になれば、どこででも出来る」

「 … それで、ホンマに幸せになれるんか?」

「自分で決めたことや、後悔はせえへん」


ふ久の決心は固かったのです。

… … … … …

「ほな、今日はぎょうさん食べなさい … 」

「えっ?」


意外という顔をしたふ久。

それで、悠太郎からの質問は終わっていたのでした。

「食べたら、挨拶に行きますよ … あなたも」

「えっ?」


今度はめ以子が驚きました。

「い、今からですか?」

「失礼は承知ですが … 時間も余りないことですし」

「せ、せやかて、そんなに急がんでも … 」


いくら何でもせっかち過ぎると、め以子は思いました。

「子供欲しいんやったら、急がんとあかんでしょ」

その言葉にふ久は父が本気で許してくれようとしていることを知ったのです。

「 … ええの?」

「こっちがようても、向こうさんに断られるかもしれんけどな」


それは、父親としての最後の抵抗だったのかもしれなせん。

「お父ちゃん、おおきに … 」

無言で食事する悠太郎。

安堵して微笑みあうお静と希子。

黙々と食べるふ久、その食事が西門家での最後の夕食になるかも知れないことに気がついているのでしょうか …

… … … … …

食事を終え、身支度を整えたふ久は、玄関を出たところで両親に深く頭を下げました。

悠太郎とめ以子が会釈して返すと、ふたりの前を歩き始めました。

… … … … …

「お義兄さん、決めはったら早いな ~ 」

3人が諸岡家に出かけた後に帰って来た啓司は、自分がいない間に目まぐるしく起こった出来事に感心していました。

「そうなん、びっくりでしょ?」

元々、この話に乗り気だった希子とお静は朗らかに笑っています。

「けど、冷静に考えると、姉ちゃん … あんなんで、嫁にもらってもらえるんですかね?」

いわばこの縁談の立役者と言ってもいい泰介ですが、今頃になって不安になっていました。

「 … 実際、結構迷惑な気が … 」

「迷惑なことあるかいな ~ 

息子の子供産みたいなんて言うてくれる嫁なんて … 家、質にいれても欲しいやろ、当節」


お静の言葉に啓司はうなずいています。

こういう時、いつもなら傍らでニコニコ笑っているはずの活男が、台所に立ったまま何故か話に加わろうとしませんでした。

… … … … …

しばらくして、夜道を戻って来たのは、悠太郎とめ以子ふたりきりでした。

「お母さん、だあだあ泣いてはりましたね … 」

「諸岡君が涙もろいんは、遺伝なんですね」


いくら話しかけても、悠太郎は口を真一文字に結んだまま何も答えません。

「せやから、ここまで急ぐことない言うたやないですか?」

め以子が半ばあきれたように言うと、ようやく口を開きました。

「ひと晩寝ると、決心が鈍りそうで … 」

「ふ久って、もの凄いわがままやないですか?

自分が楽しいことしかやらんし、やりたいことは必ずやるし … 

そんな子ですから、大丈夫ですよ」


め以子はそう言いますが、悠太郎は … 前途多難なふ久の行く末を思うとやはりため息が出ました。

「今、猛烈に卯野のお義父さんとお酒が飲みたいです … 」

… … … … …

次の朝、寮に帰る泰介に、め以子は家にある食料をあれもこれもと持たせようとしました。

「ええって ~ お母ちゃん、寮でご飯出てるから」

「そんなんで足りんやろ?」


泰介はありがたいと思いながら、少し気になっていることを口にしました。

「僕より、あいつに食わしたってや ~ 」

「?」

「活男 … 元気ないやん」


ふ久のことばかりでなく泰介は弟のことも気になっていたのです。

「ああ、工場きついみたいでな ~ 」

「台所入ってないん?」

「 … 1日中働いて、台所やらしたら、倒れてしまうわ」

「そうか … 」


泰介は考え込んでしまいました。

「 … 気になるほどやった?」

「う~ん …

あんまり、笑わんようなったなって」


… … … … …

数日後、活男が働いている軍需工場に海軍の将校たちが訪れ、少年たちを庭に集めて、海軍に志願するよう募りました。

「銃後の守りも大切だが、日本男児たるものこの際、一身を投げ打って海軍に志願し、その若き血潮を戦いの第一線に捧げてもらいたい!」

友人たちの中には、志願しようと考える者も出てきましたが、活男はそんな気にはなりませんでした。

きっかけは、昼、活男たちが弁当を食べている部屋へ、顔を出したひとりの軍人が、活男の弁当を目に留めたことからでした。

「何だね、その肉は?」

それは、大豆粉で作った代用肉でした。

活男がそれを説明すると、軍人はたいそう感心していました。

「 … いかがですか?」

遠慮なく手に取った軍人はひと口食べて、すぐに小麦粉も使っていることを言い当てたのです。

「何でお分かりになるんですか?」

驚く活男にニコリと笑って見せました。

… … … … …

「ずっとお願いしてたの、今日やっと譲ってもらえて」

その日、め以子は念願の鶏をようやく手に入れたのでした。

「ずっと、飼いとうて、飼いとうて … 」

お静とふたりで喜んでいるところへ、活男が帰って来ました。

最近は、疲れて元気なく家に入ってくることが多かったのですが、今日はやけに威勢よく家に飛び込んできました。

「お母ちゃん、わし志願する!」

荷物も下さないうちに笑顔でそう告げましたが、突然のことだったので、よく意味が理解できないめ以子でした。

すると活男はめ以子の顔を覗き込むようにして今一度言いました。

「 … 海軍に志願する!」

花嫁の父 ‐完全版‐ [DVD]

新品価格
¥2,863から
(2014/2/20 00:14時点)



NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 下

新品価格
¥1,365から
(2014/2/20 00:14時点)



NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 上

新品価格
¥1,365から
(2014/2/20 00:15時点)


関連記事
スポンサーサイト

朝ドラ関連のブログ一覧はこちらです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 テレビブログ 朝ドラ・昼ドラへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。