NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年03月03日 (月) | 編集 |
第127回

満洲へ旅立った悠太郎が残した便せん何枚もにしたためられた長い長い手紙。

め以子は、その裏に悠太郎に伝えたい出来事を書き留めておくことにしました。

『 … ふ久とお義母さんの疎開先が無事決まりました。

お義母さんは桜子のところ、ふ久は諸岡さんの親戚のところへ。

送別会は、鶏鍋です』

め以子は台所にかけてある鍋の中を覗き込みました。

いい具合に茹っています。

「 … おおきにな」

疎開するふたりのために、タマコの最後のご奉公でした。

… … … … …

朝、西門家の食卓を囲む人数も4人にまで減っていました。

これでお静が疎開すれば、め以子と希子夫婦だけということになります。

棚の上に飾ってある、悠太郎とめ以子の結婚式の時と比べたら、随分寂しくなったものです …

「希子ちゃん、何時ぐらいに戻って来られそう?」

「う~ん、8時には」


今夜の送別会は、諸岡家の皆も集まって、ここで開かれることになっていました。

「はあ、鶏鍋 … 」

啓司が、残念そうにため息をつきました。

今夜は泊りなので、送別会には出られないからです。

「ちゃんと取っといてあげるわよ」

「お願いしますね」


め以子に頼んだ啓司の顔は真剣でした。

… … … … …

「 … あとひと月おったら生まれんのに ~ どうせやったら、産んでから行ったらええのに … 」

疎開はひ孫の顔を見てからと決めていたお静の愚痴がまた始まりました。

「もう ~ 東京、名古屋と空襲来てしもうたんですから。

大阪も危ないいわれてますし」

「早産やったら、もうそろそろ出てくるん違う?」


こんなことを言って、今まで延ばしていたのですが … そんな状況ではなくなってきていました。

「粘り過ぎです。

ホンマにも行ってもらいますからね」


め以子に頑としてはねつけられて、お静は恨めしそうな顔をしています。

< 悠太郎が満洲に行った後、おやつを食べに来ていた子供たちも学童疎開へ。

周囲からは随分、人が減り、食べ物のことを考えるのが少しだけ楽になりましたが …

離れてる分だけ、案じることばかりが多くなっておりました。

悠太郎の無事、活男の無事、諸岡の無事、卯野の家のこと … >

… … … … …

「泰ちゃん、今日戻って来るの?」

め以子が仏壇に手を合わせていると、お静が横に座りました。

京都の泰介も送別会のために帰ってくるのです。

「 … 泰ちゃん、自棄になってへんやろか?

結局、理系入られへんで」

「自棄になったりする子やないと思いますけど … 」


しかし、そんなことを言われると、不安になってきて、もう一度仏壇に手を合わせました。

「泰介が兵隊に行かんで済みますように!」

お静も、め以子に倣って手を合わせました。

… … … … …

その頃、泰介は家に戻る前に、うま介に顔を出していました。

「もう、腹くくらんとあかんのかも知れませんね」

理系に入れなかったことが結構応えているようで、店にいた源太に相談していました。

「 … お前、今晩空いてるか?

お姉ちゃんのとこ連れてったるさかい」

「えっ?!」


ドギマギする泰介を源太と馬介がニヤニヤしながら見ています。

「何や、興味ないんか?」

慌ててかぶりを振った泰介。

「いや、あ、あの ~ 今日、お祖母ちゃんとお姉ちゃんの送別会があるんですよ」

爆笑する源太と馬介。

「何言うとんねん!

そんなもん、5分で勝負つくわい!」

「 … 何言うてるんですか、野球は9回裏まであるんですよ!」


… … … … …

「ちょっと ~ 誰も来んのやけど、どういうこと?」

鶏鍋の用意も終え、約束の時間もとうに過ぎているのに、諸岡家の人間は誰も姿を見せません。

泰介もまだ戻って来ません。

そんな時、玄関から諸岡の妹の菊子の声が聞こえました。

め以子とお静が出迎えると、やって来ていたのは菊子ひとりでした。

走って来たのか、肩で息をしています。

「皆さん、後から?」

「それが、お義姉ちゃん、産気づいてしもうて!」


… … … … …

「うちに顔見せに出てきてくれたんか ~

なんちゅう、なんちゅうようでけたひ孫や!」


お静の喜びようといったらありません … そそくさと出かける準備を始めました。

「ほら、行くで!」

「行くでって、お鍋 … 」

「そんなん、放っとき!」

「せやかて、ふ久に精つけさなあかんし … 」


め以子を置いて、菊子とふたりで先に出かけて行ってしまいました。

… … … … …

このまま無駄にしては、始末の精神に反する上、タマコの供養にもならないと、め以子が鍋を諸岡家に運ぶ支度をしているところへ、泰介が帰って来ました。

「 … どないしたん?」

ひとりで慌ただしく、準備しているめ以子を見て、不審に思って尋ねました。

「ふ久がな ~ 産気づいたらしゅうて」

「ええっ?!」


… … … … …

一方、帰ろうとした矢先に緊急の仕事を与えられてしまった希子は、マイクの前に座って原稿を読んでいました。

『 … 敵機の憎むべき空襲は、帝都東京、名古屋と続きました。

大阪にも敵機が来襲するかも知れません。

それが今夜であるかも知れません。

大阪府民は動揺することなく、防火防空の準備点検を怠らぬことが肝要です … 』

… … … … …

啓司がスタジオに顔を出すと、放送を終えた希子が、難しい顔をしながら原稿を読み返していました。

「どないしたん?」

「『それが今夜であるかも知れません』って、いつも入ってた?」


やけにその一文が気になっていたのです。

「 … 入れるようにしたん違う?」

「もう、いつ来てもおかしないやもんねえ … 」


… … … … …

「活男から何か来た?」

め以子の手伝いをしながら泰介が尋ねました。

「写真のところに葉書置いてあるよ」

自分に続き、父まで家を離れてしまって、ひとりになっため以子のことを案じていました。

「お父さんは?」

「 … 着いたことは着いたんとちゃうかな?

ほな、行こか」


意外に素っ気ないなと思った時、め以子が着物の懐に封筒を入れるのが見えました。

「何それ?」

「お父さんが残してくれた手紙」


前言撤回、素っ気ないのは照れかも知れません。

「分厚いな」

「いろいろ書いてあるの」


活男の葉書は皆のものだけど、父の手紙は母のものなのです。

少しからかってみたくなりました。

「それは持ち歩くんや?」

「ええやろ!

あんたは居らんの? 以心伝心のお嬢さんとか」

「いしんでんしん?」


め以子は、自分たちが女学生時代に流行っていた言葉で「相思相愛の人」のことだと教えました。

「 … おればええんやけどな ~ 」

… … … … …

諸岡家に着いて、め以子がふ久の部屋に顔を出すと …

産婆に付き添われたふ久は、天井からつるされた綱を両手で握って、円周率を唱えていました。

「大丈夫か?

何かしがむもんとか持ってこようか?」

「生まれたら呼ぶから、向こう行っといて!」


め以子を退けると、苦しみながらもまた円周率を唱え続けました。

「3.14159265358979323846 … 」

… … … … …

仕方なく一同は、め以子たちが用意してきた鶏鍋をつつきながら待つこととなりました。

「予定より早やない?」

泰介が気にすると、諸岡の母・キヨが笑いながら言いました。

「お母さんが、随分食べるもん工面して運んでくれはって … 育ち過ぎ言われて」

「それで早よでてくるんかも知れませんね ~ 」


お静は思いが叶ってご機嫌です。

… … … … …

「どないしたん?」

泰介はめ以子が思い出し笑いしていることに気づきました。

「ああ、そういえば、ふ久もひと月早う生まれて来たな思て … 」

「大晦日でな ~ 卯野のお父さんとお母さんと弟さんも来てはってな」


お静が懐かしそうに話しました。

「桜子と源ちゃんも来てて … お義父さんも来てはって …

にぎやかでしたよね ~ あの頃は」


しみじみと話すめ以子の横顔が少し寂しそうに見えたのでしょう ~ お静が明るく励ましました。

「皆そのうち戻って来るし、今日もまたひとり増えるがな」

… … … … …

生まれてくる子を待ちわびながら、鶏鍋を囲んで和気あいあいの一同。

キヨがふ久の様子を窺いに行こうと腰を上げたその時でした。

突然、サイレンの鳴る音が聞こえてきました。

「空襲警報や!」

声を上げた諸岡の父・勤。

皆慌てて立ち上がりました。

「落ち着いて、落ち着いてね」

… … … … …

「ふ久っ!」

め以子とキヨは慌てて、ふ久の元に駆けつけました。

「今、どないな具合ですか?」

産婆に様子を尋ねたキヨ。

「まだちょっと掛かりますわ」

「まだ ~ ?!」


… … … … …

「まだもうちょっと掛かるらしいから …

ややこ生まれたらすぐ連れていくさかい、先逃げて!」

「僕残りますから、お祖母ちゃんと妹さん、先にお願いします!」

「分かった!」


母親ふたりと泰介が残り、勤がお静と菊子を連れて先に避難することになりました。

… … … … …

外からはサイレンの音だけでなく、半鐘を鳴らす音や、避難する人たちの騒がしい声が聞こえてきます。

「まだ来んといてよ … 」

台所で湯を沸かしながら、め以子は祈るような気持ちでつぶやいていました。

… … … … …

勤と菊子に庇われながら、路地を逃げて来たお静でしたが、何を思ったのか突然足を止めてしまいました。

「西門さん?」

「やっぱり、うち、戻る!」


そう言うが早く、踵を返して、人の流れに逆らいながら、今来た道を戻って行ってしまいました。

… … … … …

産湯を運んで来ため以子。

「どうですか?」

あと、ひと息でした。

「皆、待ってるで ~ 早う出といでな ~ 」

め以子がお腹の子に話しかけていると、突然襖が開いて、避難しに行ったはずのお静が入って来ました。

「お義母さん?!」

「どないしはったんですか?」


驚くめ以子とキヨにお静は言いました。

「あんたら、どっちか先、避難しい!

うちは、どの道、老い先短いさかい …

あんたら何かあったら、ふ久が困る言うてるんや!」


ふたりが譲り合っていると …

「生まれましたで ~ !」

産婆の声に続いて、赤ん坊の元気のいい産声があがりました。

「生まれた … 」

… … … … …

泰介は、どこからか調達してきたリヤカーを止め、家に足を踏み入れた時、その泣き声を耳にしました。

ホッと息をつき、笑顔になる泰介。

「 … 生まれましたよ、諸岡さん」

… … … … …

「弘士さん、男の子や … 」

傍らに寝かされた赤ん坊を見て、ふ久は疲れた顔に穏やかな微笑みを見せました。

め以子もキヨもお静も涙ぐみ喜びをかみしめています。

しかし、落ち着いている時間はありません。

「悪いけど、急いで乳飲ませたって」

一刻も早く、避難しなければならないのです。

産婆に急かされて、め以子がふ久の体を起こして、赤ん坊を抱かせようとした時でした。

遠くで爆弾が破裂する音が聞こえてきました。

遂に空襲が始まったのです。

「リヤカー用意したから、皆逃げるで!」

部屋に泰介が飛び込んできました。

… … … … …

空襲が始まった街、燃える炎の中を逃げる人々、布団にくるまったふ久と赤ん坊を乗せたリヤカーを引いて走る泰介。

それに続くめ以子たち。

真っ赤に染まった遠くの空に無数の焼夷弾が落ちてくるのが見えます。

道の先の様子を見に行っていたキヨが慌てて戻って来ました。

「向こうは火の海で、これ以上は行かれへん!」

「えっ?!」


その時、目の前の建物が崩れ落ちて来ました。

咄嗟にふ久を庇っため以子の上に降る瓦礫。

「大丈夫か?」

「どっか安全なとこ?!」


泰介が辺りを見渡したその時、炎に包まれた木材がリヤカーの上に倒れてきて …

ふ久が投げ出されてしまいました。

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