NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年03月18日 (火) | 編集 |
第140回

希子の助言を受けて、め以子は放送局で弁当を売ることになりました。

「お母ちゃん、今日菜っ葉飯でええの?」

泰介が我が家の畑から菜っ葉を引っこ抜いてきました。

「うん、菜っ葉と天かすで」

「天かす?」


屋台で出た天かすをもらってきたのです。

闇市でめ以子が顔を出して商売することは出来なくなりましたが、代わりに馬介が屋台を仕切っていました。

「ちょっとしっとりして、ええ思うんや ~ 大根は炒めてきんぴら風にして」

「なあ、もうええ加減、屋根つけてもらおうや」


仕込みの手伝いをしているお静が震えながら懇願しました。

夏のうちはよかったのですが、冬を迎えて吹きっさらしの中での炊事仕事はさすがに堪えます。

「下ごしらえ済んだら、火つけますさかい … 早う、温かいとこまで行きつきましょう」

そう言っため以子もかじかむ手で米を研いでいました。

… … … … …

出来上がったおむすび弁当は、こっそりと放送局に運び込んで、あとは希子が売りさばいてくれる手筈になっていました。

その時に前日の代金と竹皮の包みも回収するのです。

「川久保君のお義姉さんの弁当はええね ~ 同じもんが続かへんところがええわ」

め以子の弁当は秘かに好評を得ていました。

希子と啓司の上司、大野もめ以子の弁当の常連でした。

「でも、何かこう無理くり替えてるな、みたいな日ありません?」

「それがええんや ~ 何とか違う風にしたろいう、せめてもの母心みたいな」

「言うときます。喜びます」


そんな話をしながら弁当を広げているところへ、通りかかった米軍の上官が足を止めました。

「これは、モリス大尉!」

慌てて起立する3人。

モリス大尉はテーブルの上のめ以子のおむすび弁当をしげしげを見つめています。

「あっ、お弁当ですか? どうぞどうぞ!」

「えっ?」


大野は、まだ包みを開いていなかった希子の分を断りもなく差し出してしまいました。

… … … … …

め以子が放送局から帰宅すると、蔵の入口に見慣れない靴が2足並んでいました。

ふ久が諸岡と共に大吉を連れて訪ねてきていたのです。

「ふ久、大ちゃん ~ 諸岡君まで!」

諸岡家が全員、こちらに戻って来たことをお静がうれしそうに伝えました。

これで、大吉とも頻繁に会うことができるからです。

「大ちゃん、おばあちゃんやで ~ 」

人見知りで泣き出した大吉は、め以子が抱き上げると輪をかけて大泣きしました。

「分からへんのやろ」

「 … 会えへんかったもんな」


ちょっと寂しそうな顔でふ久の腕に大吉を返しながら、め以子は夕飯に誘いました。

「ええんですか?」

「ええよ、ええよ ~ たいしたもんは出されへんかもしれんけど」


… … … … …

「お父さんがよう投げてたボールやで ~ 」

ようやくご機嫌が直った大吉を泰介が野球のボールであやしています。

『叔父さん、僕、叔父さんのミットにズドンしたいでちゅ』

『大吉!』

その様子を見て、ふ久は久しぶりに妄想して、ひとりでにやけていました。

… … … … …

「大ちゃんは、ほんま大きなったな ~ 」

「今んとこはな … 」


しみじみとめ以子が言うと、ふ久が気になることを口にしました。

「疎開先でようしてもろたから。

これからはそうもいかんやろ … 」


諸岡の父親の工場も、かなり燃えてしまって、発注もなく、一から考え直さないといけない状態なのです。

「 … とにかく、大吉死なせんためにもなんとかせんと」

そう言ったふ久はもういっぱしの母親の顔をしていました。

… … … … …

「これ、少ないけど持って行き」

夕食を終えて、帰るふ久たちにめ以子は、出来る限りの食料を持たせようとしました。

「こちらのおうちかて大変なんじゃ … 」

遠慮する諸岡にめ以子は気にすることがないように言いました。

「大ちゃんにや。

しっかり食べんと、あんたもお乳出えへんやろし、諸岡君かて仕事でけへんやろ?」


ふたりは感謝して頭を下げると、め以子の気持ちを受け取りました。

「おばあちゃん、バリバリ稼ぎまちゅからね ~ 」

ふ久の腕の中で眠っている大吉にそっと話しかけるめ以子でした。

… … … … …

次の日もめ以子は放送局に弁当を届けにやって来ました。

いつものように、希子とこっそりと受け渡ししていたのですが、昨日の軍人、モリス大尉に見つかってしまったのです。

近づいてくるモリスに緊張するめ以子と希子。

しかし、モリスは咎める訳でなく、弁当を包んだ風呂敷を指さして言いました。

「One for me」

ふたりは顔を見合わせました … 何を言っているのか分からないのです。

すると、モリスは風呂敷包みごと取ると、ポケットから取り出した札を、め以子に差し出しました。

売ってくれということのようです。

「いや … あんたに売る弁当はない!」

め以子の強張った顔を見て、代金が足らないとでも思ったのか、モリスは更に取り出した札をテーブルの上に置くと、風呂敷包みを抱えたまま部屋を出て行ってしまいました。

「ちょ、ちょっと、あんた!!」

後を追おうとしため以子を希子が呼び止めました。

「 … えらいこと、儲かってますけど」

おむすび弁当には見合わない大金が置かれていたのです。

「おのれ … アメリカ … 」

… … … … …

「何でただでさえ少ない米を、わざわざアメリカに … 」

帰宅しため以子は、悔しいという気持ちが儲かったという気持ちに負けてしまった自分を顧みて、自己嫌悪に陥っていました。

「せやけどこれ、ボロ儲けやな ~ 」

売り上げを勘定しながらお静はホクホク顔です。

「お金の問題やないです … 」

… … … … …

「め以子ちゃ~ん、いてる?」

その時、蔵の外で倉田の呼ぶ声が聞こえてきました。

「どないしはったんですか?」

知人らしきふたりと共に訪れた倉田は、おかもちを下げていました。

「この人、細川はんがな、これもらいはってんけどな ~ うまいこと料理してもらわれへんやろか?」

おかもちの中身を確かめため以子は声を上げました。

生きているタコが数匹、にょろにょろとうごめいていたのです。

「タコはな、鮮度が命なんや ~

礼はするさかいに、なんとかしてもらわれへんやろか?」

「 … 分かりました」


世話になっている倉田の頼みです。

それに礼も出す聞いて … バリバリ稼ぐと大吉にも約束しため以子に断る理由はありませんでした。

… … … … …

倉田たちの相手はお静に任せて、め以子が表でタコの調理に取り掛かっていると、泰介が戻って来ました。

丸々一匹のタコに塩をふっている母を見て、何事かと目を見張る泰介。

「ああ ~ 屋台行って、ほうるもん焼きのつけだれもろて来て。

あ、あと柚子と生姜探して来て … たれ、ゆず、しょうが!」


泰介は「たれ、ゆず、しょうが」と唱えながら再び出かけて行きました。

… … … … …

「すいません、こないなとこで … 」

倉田が持参した酒をお酌しながらお静が申し訳なさそうに言いました。

「ええがな、ええがな ~ タコがあれば」

「ホンマ、ホンマ」


テーブルの代わりに茶箱、蔵の片隅に眠っていたような粗末な器しかありませんが、倉田たちは別に気にしていないようです。

「お待たせしました ~ 」

ほどなくして、め以子が板の上に載せたゆでタコを運んで入って来ました。

「待ってたで ~ 」

「ゆでたてのタコに勝るもんはないんで、まずはこれで … 」


め以子は、倉田たちの目の前で、泰介が用意した大皿代わりの瓦の上にタコの足を食べやすい大きさに切って盛り付けていきました。

「どうぞ ~ 」

早速、笑顔で箸をのばす倉田たち。

「さて、どんなもんかいな?」

「美味い!美味い!」と声を上げながら、舌鼓を打つ3人。

「ゆで加減がええわな ~ また」

「おおきに ~ どんどん行きますよ」


… … … … …

お次は串焼きです。

「おお、香ばしい匂いや、焼きもええな ~ 」

3人の食べっぷりと、美味しそうな顔を見て、傍で控えているお静や泰介も自然と笑顔になります。

… … … … …

そして、最後は土鍋で炊いたタコ飯でした。

「うわ ~~ 」

「夢にまで見たタコ飯や」


土鍋のふたを取ると倉田たちから感嘆の声が漏れました。

「ほな、よそわせてもらいます」

タコ飯にしゃ文字を入れた時、め以子の腹が鳴る音が聞こえてしまいました。

「ああ、わしらもな ~ 大分食べたさかいに、あんたらも食べてえな」

倉田の言葉に一番喜んだのは … さっきからずっとお預けを食らっているような状態だった泰介でした。

「えっ、ええんですか?」

「もちろんや ~ 」

「おおきに、いただきます!」


… … … … …

倉田の好意でめ以子たちもタコ飯のお相伴に与りました。

「たまらんな ~ このタコ飯」

「生姜があってホンマよかったです」

「ネギがまたこれ ~ 」

「これ、うちの畑のなんですよ」


すると、め以子の心づくしのタコ料理を味わって、すっかり満足した倉田がとんでもないことを言い出しました。

「め以子ちゃん、あんた座敷やってえな ~ 」

「えっ?」

「わし、金なんぼでも出すさかいに … ここ、わしの座敷にして、毎日わしに美味いもん作ってえな ~ 」


まるで子供が菓子でもねだるような倉田、め以子が戸惑っていると、お静が前に乗り出してきました。

「ホンマですか?

倉田はん、ホンマにお金出してくれはるんですか?」

「ホンマやがな ~ ホンマ!」


酒の上での話だろうと、め以子はたしなめましたが、お静は気にしません。

「さすが倉田はん!

せやけど、ここ倉田はんの座敷にしたら、うちら住むとこないんだすわ ~

どないしたらええでっしゃろ?」


芸妓時代に身につけた話術で、お静は上手に話しを進めていきます。

「そっちへバラック建てたらええがな ~

ガスも引き、ガスも! ええ台所、造りいな ~ 」


お静のことを厚かましいと諌めていため以子でしたが、ガスや台所と聞いて、激しく心が動きました。

「ホンマですか?!」

「うん、ホンマやがな」

「い、一筆、書いといてもろうてええですか?」


本気だという証拠に倉田はなんの躊躇もなく泰介の言う通り、念書を書いて渡したのでした。

… … … … …

『覚

西門家の蔵を私の座敷として使はせて貰ふ

相応の費用は私が全て負担する

昭和20年12月4日

倉田義男』

「ごっつう、ええ話やないかい?

バラックに蔵座敷ってお前 … 」


め以子から倉田の念書を見せられた源太は度肝を抜いて驚いています。

「それは、ホンマにありがたい話やねんけど … 」

「何や?」

「倉田さんの相手してるだけで、食べていけるんかなって」


いろいろ痛い目にあった経験がめ以子を用心深くさせていました。

「一体、どんな形でやんのや?」

「基本的には、倉田さんの材料持ち込みでってことなんです。

毎回、ちゃんとお礼はするって言うてくれてはるんですけど … 」


め以子に代わって泰介が説明しました。

「せやけど、どれくらい来はるつもりか分からへんし … 稼がんとあかんしな」

「まあ、客ない日は弁当売ったりしてもええ訳やし。

美味いもん出しとったらそのうち、客筋は自然と広がってくるちゃうか?」

「そういうもんなん?

私、どうも分からへんで … 」

「まあまあまあまあ ~ カチカチ決め込まんと、始めて見たらええやん?

お前、人に料理すんの、好きなんやから」


… … … … …

源太のこの言葉がめ以子の背中を思い切り押して、倉田の話に乗ることを決断させました。

「うん、せやね ~ 」

< という訳で、何だかめ以子は、御座敷を始めることになったのでございます >

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