NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年03月24日 (月) | 編集 |
第145回

深刻な顔をして訪ねて来た藤井。

「藤井さん、どないしはったんですか?」

「西門君のことなんですけどね … 」


取りあえず、藤井を蔵座敷に通しました。

「知り合いが先日、満洲から引き揚げてきまして、終戦の時に西門君見た言いますんや」

め以子の顔に驚きが走りました。

「えらいこと大きいて、眉毛の濃い人やったから、こちらの西門君で間違いないと … 」

初めて耳にした悠太郎の生存情報に喜び合うめ以子とお静、しかし藤井の話には続きがありました。

「 … けど、その後どうも … 抑留されたやないかて」

終戦後武装解除し投降した日本軍捕虜らを、ソ連(現ロシア)が主にシベリアに労働力として移送隔離し … 厳寒環境下で満足な食事や休養も与えられず、苛烈な労働を強要させられたことにより、多くの抑留者が死亡した。(Wikipedia シベリア抑留より)


「抑留て … 」

喜びもつかの間、お静は絶句しましたが、め以子は藤井のことを真っすぐ見据えて尋ねました。

「生きてるんですよね?」

「はい … それはそうやと思います」


め以子は懐の悠太郎の手紙を握りしめました。

「ほな、私は待っとったらええだけですよね … ここで」

そう気丈に答えたのでした。

… … … … …

一年後。

昭和22(1947)年3月。

< め以子は、復員列車が着く度に、悠太郎の姿を捜しに行く日々を送っておりました >

ある朝の食卓。

泰介は4月から大学に復学することになった旨を報告しました。

「人捜しの方はもう大丈夫なん?」

「尋ね人は、もうかなり減ってきたみたいやけどね … 」


お静の問いに泰介は何故かめ以子の顔色をうかがいながら答えています。

「ああ、こないだ新聞に、アメリカが子供んためのホームちゅうん作ったて」

泰介がまため以子の方を気にして、お静に目くばせしました。

察したお静が、雰囲気を変えるためにラジオをつけると … いきなりアメリカのジャズが紹介されて、トランペットのイントロが流れ出しました。

顔をしかめるめ以子、泰介は慌ててスイッチを切りました。

はれ物に触るようなふたり … め以子は無言で食事を続けています。

気まずい空気を何とかしたい泰介は新聞を手に取りました。

「あっ、今日の『阿呆の佛』、おもろかったで」

『阿呆の佛』とは、室井が新聞に連載している小説で、好評を得ていました。

「このお富士って主人公、アホすぎていらいらするんや。

こんなんいる訳ないやろ!」


ケンモホロロ … め以子はあまり好かないようです。

… … … … …

その日の午後、泰介は良き相談相手の源太とうま介にいました。

「お前は、ホンマんのとこはどないしたいんや?」

「こっちの仕事も完全に片ついたわけやないし … お父さん戻って来るまではて思ってるんですけどね」

「お前の仕事はアメリカさんと関わっとるしな」


自分の仕事のことで、母をピリピリさせているのではないかというのも、復学を決めた理由のひとつでした。

抑留のことは、いまだによく分からない状態が続いていて、それが話題に上がると皆の表情が暗くなるのです。

… … … … …

「まあ、どっかであきらめなきゃいけない日が来るのかもね ~ 」

そんな気持を逆なでするように口を挟んできた室井に源太が激昂しました。

「ホンマにしばくぞ、お前!」

「だってさ ~ 来ない人を待って待って、人生棒に振るってのも、もったいない話じゃない?

明日に向かわなきゃね ~ 」


新聞連載が好評のせいでしょうか … やけに前向きでご機嫌な室井は、笑いながら店を出て行ってしまいました。

「 … せや、あいつ、そろそろ気ついてるか?

室井さんにいろいろネタにされてること」

「まったくの他人事やと思うて読んでますね」

「あほやな ~ 相変わらず」

「まあ、そこは『阿呆の佛』ですから … 」


… … … … …

そんなこととは夢にも思わない『阿呆の佛』は、事務所の前で子供たちを相手に炊き出しを続けていました。

「おばちゃんどないしたん?」

め以子が、前を通りかかった復員兵の一家をじっと目で追っていたのが気にかかったようです。

「うん、おばちゃんとこ、おっちゃんまだ帰って来てへんのや」

「それって、生きてはるん?」


悪気はないのですが、子供は正直に思ったままを口にしてしまうものでした。

「そんなん、生きてるに決まっとるやんか」

そう言って無理に笑って見せました。

< この年の1月、アメリカの救済物資によって、全国的に小学校の給食が始まりました >

… … … … …

< 戦災孤児を引き取るアメリカ人夫婦などもおり … 

め以子としてはアメリカに良いところも多分にあると分かりつつ、活男のことを思い起こすと、やはり許すわけにはいかないと思ってしまうのでございました >

チョコレートと活男の手帳を持って、ぼんやりと考えているところへ、突然、室井がやって来ました。

「め以ちゃん ~ お願いがあるんだけどさ」

浮ついている室井に『お願い』などと言われ、め以子は不吉な予感がしました。

「 … 何ですか?」

「僕に蔵座敷使わしてもらえないかな?

来週のどっか、6時くらいから、ふたりでお願いできるかな?」


意外な『お願い』でしたが、予定表を確認すると … 空きはありました。

「おおきに … ほな、承ります。

お料理のご希望あります? 苦手なもんとかは … 」

「あんまり気にしなくていいんじゃないかな ~

どっちかって言うと料理より、会話を楽しみたいって風だし … あ、最後は何か甘いものでも出してもらえると」


出先から戻って来て、入口で室井のことをずっとうさん臭そうに見ていたお静が言いました。

「女か?」

… … … … …

「えっ?!」

驚いたのはめ以子です。

「女やろ?

あんた、逢引きする気やろ」


言い当てられた室井でしたが、少しも慌てることもなく、却って自慢話を始めたのです。

「僕のファンだって言うからさ ~ どうしても会いたい言うからさ ~ 」

「桜子はどうするん、知ってるん?」


すると、今度は開き直りました。

「2年近くになるし、もういいんじゃないかな?

… お互い新しい人生をさ」


あきれ返るめ以子。

「とにかく、よろしくね ~ この人だから」

室井が見せたのは、美人でなおかつ若い女性の写真でした。

… … … … …

その頃、事務所では泰介が戦災孤児を養子にしたいというアメリカ人夫妻と少年を面会をさせていました。

「ちょっと、電話借りるで」

そんな場所に突然め以子が現れたので、泰介は慌てて、見つからないように夫妻と少年を表に連れ出したのです。

幸いめ以子は、それどころではなく気づかずに … 桜子の元へ電話しました。

… … … … …

「 … いいの?

相手、すごい可愛い子だったわよ」

「あら、よかったじゃない ~ 」


め以子は、文女のことや生活はどうするのかと尋ねても桜子は呑気なものでした。

「実家だしね … まあ、よろしく言っといて」

それだけ言うと、電話はぷっつりと切られてしまったのです。

「もう ~ 知らないからね!」

… … … … …

もやもやした気分で戻って来ると、楽しそうな笑い声が聞こえてきて、蔵の前でふ久たち親子3人がお静も混ぜてボール投げして遊んでいました。

「どやった? 桜子ちゃん」

め以子の顔を見るなり、お静は尋ねました。

「 … まったくどうでもええ感じでした」

ため息のお静。

「人の気持ちは変わるからな … 」

「そうですけど、駆け落ちまでしてきたのに」


どうにも、あのふたりの態度が納得がいかないめ以子でした。

… … … … …

「あんたも変わったもんな … 」

大吉を見るふ久は、すっかり母親の顔をしています。

あの食事をする時間も惜しんで勉強をしていたふ久がです。

「ふふふ、子供はおもろいしな ~ あきへんし」

喜ぶべきことなのですが、それでもめ以子は少しだけ気になりました。

「学校は、もうええの?

新聞で読んだんやけど、アメリカのおかげで男女共学になって、早速、帝大にも女学生が入ったんやて」


め以子が知っているようなことをふ久が知らない訳がありません。

しかし、ふ久は黙ったままでした。

「工場も回りだしたんやし、ちょっと考えてみてもええんちゃう?」

「 … 私の中の問題なんや。

昔みたいに居ても立ってもいられんような、そういうもんがもうないんよ」

「大ちゃんにあげてもうたんかな … 」

「そうかも知れんわ」


穏やかな顔でふ久は笑いました。

< けど、何か寂しいね … あのふ久はもうどこにもいないのかね?

戦争と同時にどこかへ … >

大吉と楽しそうに遊ぶふ久を物憂げな気分で見つめてしまうめ以子でした。

… … … … …

『いろんなことが変わっていきます』

その夜、悠太郎の手紙の裏にそうひとことだけ書き入れました。

もう殆ど書き込むところがなくなってきています。

「 … 私だけ、そのままです」

そうつぶやき、頬づえをつきました。

… … … … …

そして、室井が蔵座敷を予約した日がやって来ました。

ボサボサだった髪をさっぱりと整え、背広をあつらえて現れた室井を見て、唖然とするめ以子。

付き合いは長いめ以子ですが、こんな室井を見たのは初めてでした。

「何、どうしたの?」

まったく似合わない気取ったポーズを取られた時、思わず寒気が走りました。

「 … やる気が服着て歩いてるみたい」

「そう? えっ、そうかな ~ あ、でも僕一応、先生だしさ」


出るのはため息ばかりです。

「いや ~ 文面から察するとね、どうも学のある人みたいで」

有頂天の室井は女性からもらったという手紙の束を懐から取り出して、その中の1通をめ以子に渡しました。

いやいや受け取っため以子は仕方なく目を通しましたが …

「ディケンズを彷彿させる風刺とユウモアの精神と、人間の性を西鶴のごとく愛おしみ … 」

何が何だか、さっぱり分かりません。

「『阿呆の佛』は、まさに先生の集大成と呼ぶにふさわしい?!」

… … … … …

当の室井は、女性の写真を見てだらしない顔でにやけています。

「みっちゃん  

写真にキスをするのを見て、め以子は我慢できなくなって席を立ちました。

「ほな、ごゆっくり」

蔵座敷から出ようとした時、扉が開き、お静に連れらて入ってきたのは … 写真の女性でした。

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