NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年03月26日 (水) | 編集 |
第147回

復員兵を乗せた列車が駅に着く度、め以子は降りてくる人々の中に悠太郎の姿を探しました。

再会を喜び合う家族の姿があちらこちらで見られる中、め以子は今日も無駄足でした。

落胆して家に戻って来ると、お静が声をかけてきました。

「悪いけど、うちは8年待ったで」

屈託なく笑ったお静の顔を見て、少しだけ元気が出たような気がします。

「負けませんよ ~ 」

… … … … …

部屋に入ると、泰介の他に啓司と諸岡が来ていました。

「お義姉さん、この春の中等学校野球大会は甲子園でやるってのは聞いてはりましたか?」

め以子も新聞で読んで知っていました。

「去年の夏は西宮やったけど、今年の春は甲子園なったんやな」

お静の言葉に啓司はうなずきました。

「そうです。

接収してた甲子園を部分解除して、球児たちに使わせるて … 僕はこの件でアメリカの野球に対する愛に感動してたんです。

さすが、ベースボールの国やて」


だんだんとまくし立てるような口調になってきました。

「 … 怒ってるんかな?」

お静とめ以子は顔を見合わせました。

「そ、そ、それがですよ … それが、こっこっこっ」

憤りのあまり言葉に詰まった啓司に代わって諸岡が続けました。

「この期に及んで、GHQが、GHQが、GHQ!」

「その決定を自らひっくり返して … 」


3人の中では比較的落ち着いている泰介が後を引き受け、最後は結局、啓司が叫びました。

「甲子園は使わせへん、大会は中止するて言うてきよったんですわ!」

怒りに震える啓司の横でうなずいている諸岡と泰介。

「また、甲子園のうなるいうこと?

… そんなん、絶対あかんやんか!!」


… … … … …

「せやけど、なんで1回大丈夫やったもんがあかんようになったん?」

「その辺の事情を希子に … おっそいなあ」


啓司には珍しく、イライラして落ち着きがありません。

お静とめ以子は台所で夕餉の支度をしています。

「啓司さん、怒るとあんな感じなんやな ~ 」

「なんや、始めて見ますね」


啓司の意外な一面を見た気がしました。

… … … … …

「ごめん、遅くなって」

「遅いよ、ホントに …

それで、どやった ~ 何か分かった?」


帰宅が遅くなった希子が家に上がるのも待ちきれないかのように啓司はせっかちに尋ねました。

「主催の人らは甲子園での開催を実現すべく、米軍の神戸軍政部と折衝を重ねてるらしいのよ。

取りあえず、そこの許可は下りたみたいなんやけど …

そこにね、GHQの『民間情報教育局』とかいうところから突然、開催を中止するよう言うてきたらしいの」


本来的に学生野球は『民間情報教育局』の管轄で、要するに親方に話をせずに決めてしまったということなのです。

「話通してへんかったから、それでそのヘソ曲げてしもうたと?」

「まあ、簡単に言うとそういうことですね」


お静に尋ねられて希子はうなずきました。

… … … … …

「それだけのことで?

それだけのことで中止て … 」


め以子には信じられませんでした。

「なんちゅうケツの穴の小さき話なんですか ~

夏の大会の時、GHQは、『野球が再び日本の若者の血潮を沸かせるだろう、おめでとう』とまで、言うてたんですよ。

それが … 」


余りにも次元の低い理由を知って、啓司の怒りはなおさら増したのです。

「僕らに何かできることないかな?

目標がある日突然奪われるような、あんな思いは … 僕は、後輩にはさせとうない」

「その通りや」


甲子園出場まであと一歩のところまで行きながら、戦争のためにその機会を奪われてしまった、泰介と諸岡の無念を目の当たりにしているめ以子も黙ってはいられません。

「何でもするから言うて!

アメリカの差し入れに腹下し仕込もか?!」


… … … … …

< その日から、怒涛の署名集めが始まりました >

「お買い物の皆様 ~

若者たちの夢を守るために、署名をお願いします!」


うまいもん横丁に源太の声が響きました。

その傍らで、お静と大吉を連れたふ久が署名を受け付けています。

礼を言いながら、うまいもんを配るめ以子。

< こんな方たちも … >

牛楽商店のマツオやトミ、銀次やタネも署名集めに協力してくれました。

< 当然、こんな方たちも … >

うま介には、泰介と諸岡の声掛けで野球部OBが集結していました。

「生き残った僕らに出来ることは … この手で、甲子園を取り戻すことだけや!」

ふたりの熱弁に仲間たちが鬨の声を上げ署名用紙を手に街へと繰り出して行きました。

… … … … …

< ラジオ組は … >

「 … なるほど、煮沸をすることで寄生虫を予防されてるということですね?

ところで、虫と言えば、野球ですが … 野球はお好きですか?」


< かなり強引なインタビューを展開し、街の声を集めました >

希子のインタビューに戸惑う人もいましたが、そんな時は啓司がマイクを奪って、自分が知っているかつての好試合、名場面を延々と語っては、甲子園大会の重要性を訴え続けたのです。

… … … … …

< こうして、いよいよGHQに直接、市民の声を届ける日が訪れました >

集めた署名用紙と街の声を録音したテープを携えた啓司、諸岡、泰介と共に野球のユニフォームに身を包んだOBが西門家の前に勢ぞろいしました。

< 折衝の場で手渡すことが許されたのです >

「では、思いのたけをぶつけに行って参ります」

啓司は希子から、諸岡はふ久からと、それぞれの伴侶から激励を受けました。

そして、泰介は …

「ほな、お母さん」

「しっかりやるんやで!」


め以子から気合を入れられると力強くうなずきました。

まるで出陣するかのような雰囲気の中、お静が突然合図して『露営の歌』を歌い出したのです。

♪ 勝ってくるぞと勇ましく ~ 

すると女性たちが声を合わせて大合唱で送り出したのでした。

… … … … …

「ほな、私、仕事終わったら、もう1回来ますね」

希子が台所に顔を出すと、め以子は食事の支度をしていました。

「今日は、皆に何作るんですか?」

「お米のコロッケ。

米、米(ベイ)にカツ! アメリカに勝つて」


そう笑っため以子の横顔を見ていたら、思わず口に出していました。

「 … 最近、顔出さんでごめんな」

「ええ、ええ ~ 忙しい分かってるし …

来えへんいうことが、思いやりやてこと分かってるから、大丈夫」


その言葉を聞いた時、希子の胸の中に一気に熱いものがこみあげてきました。

「だけど、私、ちい姉ちゃんのこと好きなんよ。

ちい姉ちゃんは、私のお姉ちゃんでお母さんで、一番大事な友達で …

何でそんな人のこと、傷つけるような仕事してんのやろなって」


め以子は、そんな希子が愛おしくて抱きしめました。

「分かってるから ~ 大丈夫」

… … … … …

放送局に着いた希子を待っていたのは、モリスからの呼び出しでした。

「何故アンナコトヲ、ヤッテルノカ白状シロト、オッシャッテマス」

例の強引なインタビューについて厳しく尋問されたのです。

… … … … …

その夜。

黙々と、め以子の作ったライスコロッケを食べる啓司、諸岡、泰介の姿がありました。

3人とも折衝から戻って来てからひと言も口を利かないのです。

「 … あかんかったん?」

「どんな感じやった?」


恐る恐る、ふ久とめ以子が尋ねると、啓司は引きつった笑い顔で諸岡の顔を見ました。

「ご説明しますとですね … 」

一体どんなことが起こったのか、諸岡は話し始めました。

… … … … …

自分たちは何ひとつ聞いていなかった …

啓司たち一同を前にして、『民間情報教育局』の局長カーチスは開口一番そう言いました。

「それは反省してるて、散々言うてるやないですか?」

通訳が啓司の言葉を伝えると、カーチスから返ってきたのは、「学生の本分は勉強であり、そもそも年2回も大会があるのはどうかしている」という返答でした。

「春モ夏モ野球シテタラ、あほニナル … ト、言ウテハリマス」

「それなら大丈夫です。

日本には『文武両道』という言葉がございまして … 身体と頭脳を同時に鍛えることができます」

それを聞いたカーチスは紙に何かを書きはじめました。

手応えを感じた啓司は、振り返ると泰介たちに目で合図しました。

安堵する一同でしたが、そんなに甘いものではなかったのです …

「面白イ、ゼヒ見シテクレト、言ウテハリマス」

カーチスから差し出された紙を笑顔で受け取った啓司でしたが、にわかに表情が曇りました。

そこに書かれていたものは数学の方程式でした。

腕立て伏せをしながら、それを解いてみろというのです。

「身体と頭脳を同時に鍛える … 」

… … … … …

「 … 無念であります」

一部始終、話し終わって、諸岡はがっくりと肩を落としました。

結果、署名は受け取ってもらえたものの、大会中止は翻すことは出来なかったのでした。

「数学やなかったらな … 」

文系出身の啓司は負け惜しみです。

「あっ、あんた?!」

数学といえば、ふ久ですが … 運動の方がダメなことを思い出して、あきらめため以子でした。

「言葉の壁も大きいんや思うんだ。

やっぱり、相手の言葉で話さんと … 伝わらん」


今日そのことを、つくづくそう実感した泰介でした。

… … … … …

ちょうど、そこへ希子が戻って来ました。

「あ、あかんかったんやね … 」

3人の顔を見れば、誰からでも結果は明白でした。

「聞かんうちから分からんといてよ」

啓司は口を尖らせました。

「 … 実は私もばれて、ヤミーに呼ばれて」

一同に驚きが走りました。

「えっ、それで大丈夫やったん?」

「いや、まあ、事情を説明したら、助けてやってもええて」

「えっ?!」


… … … … …

「どうもね、『民間情報教育局』の局長のカーチスさんとヤミー、同じハイスクールやったらしいんよ。

それで、面識あるみたいで」


降って湧いたような話に啓司は身を乗り出しました。

「それで、助けてくれるて?」

「けど … それにはひとつ条件があるて」


そう言った後、希子はめ以子の方を見ました。

「ヤミーをここに招いて、最高の日本料理を出すこと。

… 最高でなければ、協力しないと


さあ、どうする、め以子??

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