NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年04月12日 (土) | 編集 |
第12回

はなは、スコットに自分が犯してしまった不正を告白して、必死に謝っている姿を、通り掛かった富山と茂木に見られてしまった。

「安東はなさん、今の話は本当ですか?」

富山に問いただされた、はなは観念して正直に答えた。

「 … はい、全部本当です」

「やっぱり、そんなことじゃないかと思っていました。

ブラックバーン校長に報告して、厳重に処罰していただきます」


< はなが二学期の課題で、スコット先生の恋文を丸写しにしたことが、とうとうバレてしまいました >

富山は、はなの腕をつかむと、校長室へと連行していった。

* * * * * * * * * *

報告を受けたブラックバーンは、言葉をなくしていた。

「生徒に不正があったことを心からお詫びします。

私の監督不行届きです」


茂木は、何とか穏便に済まそうとするが、富山はいかなることがあろうとも不正は不正だと、厳しく処分することを主張した。

ブラックバーンは、怒りと悲しみに染まった目で、うつむいているはなを見つめていた。

「Ando hana … 」

「 … はい」


名前を呼ばれたはなは、蚊の泣くような声で返事をした。

「Go to bed! (ベッドに行きなさい、永遠にベッドに行ってなさい!!)」

* * * * * * * * * *

はなの不正の話は、同室の3人の知るところとなった。

「退学は免れませんわね … 」

高子の言葉にうなずいたかをる子は、沈んだ顔の亜矢子に言った。

「はなさんが居なくなって、一番困るのはあなたですね?

これからはサボらずに自分でお掃除当番をしなければいけませんものね」


* * * * * * * * * *

< その夜、はなは眠れませんでした >

ブラックバーンが読み上げるはなの手紙を耳にした時のスコットの驚いた顔を思い出す度に胸が痛んだ。

* * * * * * * * * *

< 翌日になっても、はなの謹慎は解けませんでした >

「起きなさい ~ 面会の方がいらしてます。早くお支度をしなさい」

かをる子が布団から出ることができないはなを呼びに来た。

* * * * * * * * * *

「グッドアフタヌ~ン、はな」

「てっ?!」


面会の方というのは、吉平だった。

「はな、久しぶりじゃな」

はなは、何べんも何べんも夜、ガス灯の下で待ちぼうけを食ったことを告げた。

「すまんな ~ 急に忙しくなって、あっちこっち飛び回ってたんじゃ」

『伝道行商』のためだった。

やっと時間ができたので、正式な手続きを取って会いにきたのだ。

「はな、勉強はどうじゃ ~ こぴっと精進してるけ?」

うつむいて黙ったままのはな。

「大丈夫じゃ、自信持て、はなは他の子とは違う神童じゃからな」

すると、今にも泣きだしそうな顔で、はなは話し始めた。

「お父、申し訳ねえ …

おら、もうこの学校にはいられんだよ」


* * * * * * * * * *

はなから一部始終聞いた吉平は、ブラックバーンとの面会を望んだ。

「この度は、娘がとんでもないことをしでかしてしまって、本当に申し訳ありませんでした。

この通りでございます」


吉平はブラックバーンに向かって深く頭を下げて、はなが犯してしまった不正を謝罪した。

「はなは、私の様な学のない親のもとで小さい頃から働きづめでした。

本が大好きなのに、学校にもろくに行かせてやれなくて …

でも、ここに入れていただけて、娘の進むべき道は大きく広がりました。

はなは、うちの一家の希望の光なんです … 灯った光を、どうか消さないでください」


吉平は「お願いします」ともう一度頭を下げた。

富山に自分の言葉をブラックバーンに訳して伝えてほしいと請うのを、はなが止めた。

「お父、もういいだよ ~ おら、退学になって当たり前だ。

だけんど、ここを出て行く前に、スコット先生にちゃんと謝りてえだ」


はなはブラックバーンに訴えた。

「英語がしゃべれたらどんなにいいかって、おら布団の中でほればっかし考えてた」

* * * * * * * * * *

「富山先生、はなさんの謝罪の気持ちをスコット先生に英語で伝えてやってください」

「どうして私がこの子の通訳なんかしなきゃならないんですか?」


はなのせめてもの思いを果たさせようと願う茂木、富山は不満そうな顔をした。

「お願えしやす!」

はなと吉平も富山に頭を下げた。

「おら、スコット先生の歌聴いて、あんなに嫌だった英語も初めて心に響いてきただ。

ほれなのに、ひでえことしちまって … 謝らんと、どうしても甲府に帰れないだよ!

お願えしやす!!」


* * * * * * * * * *

ブラックバーンに促されて、富山は仕方なく、はなの言葉を伝えた。

『スコット先生に謝りたいから、私に通訳しろと … 』

それを聞いたブラックバーンは、頭を下げたままのはなのことをじっと見つめた。

「Hana!」

突然、名前を呼ばれ、はなは頭を上げてブラックバーンを見た。

「Speak English … If you want to stay here,you must learn English.」

「 … ここに居たければ、英語を学びなさい」


ブラックバーンは、はなの前に立った。

『そうすれば、あなたは強くなれます』

「はいっ」


はなは、力強くうなずくと、そのままブラックバーンのことを真っすぐに見上げた。

ブラックバーンが謝罪を受け入れ、はなを許してくれたことを知った吉平は皆に向かって何度も何度も礼を言った。

ホッと安堵する茂木。

はなが学校に残れるという不本意な言葉を伝える役となった富山は複雑な表情だった。

ブラックバーンの心を動かしたのは、謝罪の言葉ではなく、この子の将来に計り知れない可能性を感じたからだったのかもしれない。

はなのことを慈愛に満ちた目で見つめていた。

* * * * * * * * * *

< その日から、はなは生まれ変わったように猛勉強を始めました >

数日後、はなは掃除のためにスコットの部屋を訪ねた。

「 … スコット先生」

ドアをノックしたが、返事はない。

はなはこの日、スコットに会えたら、直接謝罪するつもりだった。

あの時、ブラックバーンは言った。

「Speak English」

それは、通訳を介してではなく、自分の言葉で伝えろと言う意味だと、今のはなには分かっていた。

「Miss.Scott … I'm sorry.(ごめんなさい)

I was Bad girl.(私は悪い子でした)

I not want you unhappy.(私は先生を傷つける気はなかったんです)

I'm sorry.

I'm sorry … 」


覚えたばかりのたどたどしい英語だった。

しかし、謝罪は聞き入れられなかったのか … ドアは閉ざされたままだった。

* * * * * * * * * *

あきらめたはなは一歩下がって、ドアに向かって頭を下げた後、廊下を引き返し始めた。

するとドアが開く音が聞こえた。

はなが慌てて振り向くと、部屋の中から、ゆっくりとスコットが姿を現した。

「Hana. I forgive you.(あなたを許します)」

そう言って、スコットは部屋を後にしようとしたが、ふと足を止めた。

「Thank you.」

スコットの顔は微笑んでいた。

* * * * * * * * * *

「お母、元気け?

今日、おらのしゃべった英語が初めて通じただよ。

スコット先生に『ごめんなさい』がやっと言えただよ」


そんな文面で始まるはなからの手紙が甲府に届いた。

「 … 学校にも残れるこんになっただよ」

「てっ、よかったよ ~ 」


朝市がそこまで読み上げると、ふじは胸をなでおろした。

悩んでいるはなに自分は何もしてやることはできなかったが、一番の気がかりだった。

「朝市、続き早く読めし」

リンが先を急かした。

「毎日毎日、朝から晩まで英語の勉強をこぴっとしてるだよ」

傍らで聞いていた吉太郎が、さも興味なさそうに仕事に戻っていったが、ふじにはその横顔にも安堵の色が見えた気がした。

「あれ? この字は何ずらか?」

手紙の文末に朝市も見たことがない文字が書かれていた。

「こりゃあ、西洋の字じゃねえだけ?」

リンの言葉を信じて、ふじと朝市は教会の森牧師を訪ねていった。

* * * * * * * * * *

そこに書かれていたのは『Thank you』、『ありがとう』という意味だと森牧師は教えてくれた。

「は ~~~ 」

我が子のことながら、ふじは感服してしまった。

「へ ~ はなさんは、もう英語が書けるんですか」

森牧師もしきりに感心している。

そんな様子を門の外から覗いていたのは、徳丸甚之介、武の親子だった。

「お父様、エーゴってなんずら?」

「西洋人の使う言葉じゃんけ」

「てっ、やっぱし、はなたれはバカじゃん!

エーゴなんて、クソの役にも立たんだに」


武は、そうほざいた途端、甚之介から頭を思いきり叩かれた。

「武、おまんも精進しろし、小作のボコに負けたら、承知しんぞ!」

ふじはといえば、はなからの手紙を宝物のように両手で持ち、うれしそうに「Thank you」と何度もつぶやいていた。

* * * * * * * * * *

猛勉強の甲斐があって、はなは少しずつ英語が読めるようになっていった。

そうなると、寸暇を惜しんで図書館の本を読み漁った。

廊下を歩きながらも本を手放さないはなを見るにつけて、茂木は少し心配だった。

「お茶の時間も、お部屋に戻ってからもずっとああなんです。

あんなに根詰めて大丈夫かしら?」

「そんなに長くは続きませんよ」


いまだに、はなに対しては手厳しい富山はそう吐き捨てるように言うとサッサと行ってしまった。

ブラックバーンは、そんなはなのことを優しい笑みを浮かべ見守っていた。

* * * * * * * * * *

そして、時は瞬く間に流れて …

5年後。

< はなは15歳になりました。

秀和女学校の本科へ進み、英語が本当に好きになりました >

相変わらず、英語の本に夢中、いかなる時でも分厚い本を読みながら廊下を歩くはな、なりは成長してもやっていることは5年前と変わらなかった。

生徒の中には奇異な目で見る者もいたが、気にするはなではなかった。

「 … この単語、何だろう?」

分からなことがあると、すぐに解明しないと気が済まない性質だった。

そうなると、図書室へ向かって一目散に走り出すのだ。

* * * * * * * * * *

「Stop!!」

ブラックバーンの声を聞きつけて、部屋から顔を出した教師がはなの首根っこを押さえた。

『はな、また廊下を走りましたね?!』

『校長、ごめんなさい … 急いでいるんです。

どうしても辞書が必要で、図書室へ … 』


はなは常習犯だった。

「また、口答えですか?」

はなの理解者である茂木も校則の遵守、礼儀や行儀作法には厳しかった。

「Go to bed,Hana!」

引きずられるように連行されていきながら、はなは訴えた。

「あの、はなじゃありません ~ 私のことは花子と呼んでください!」

何年言い続けていることだろう …

< まだ一度も花子と呼ばれたことのないはなでした。 

… ごきげんよう、さようなら >

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