NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年04月16日 (水) | 編集 |
第15回

< 見栄を張ってウソをついてしまったはなは本当のことを打ち明けようとして … 今度は門限破り。

はなの初恋は一体どうなってしまうのでしょう? >

寄宿舎の門限を知らせるチャイムを聞いて、懸命に走ったはなだったが、校門はすでに閉ざされた後だった。

「どうしよう?」

やむを得ず、はなは校舎の裏に回ると鉄柵を乗り越えて中へと飛び下りた。

裏庭を走り出したはなの目の前に人影が現れた。

「 … はなさん?」

茂木と富山のふたりだった。

「あなた?!」

「あっ、校門が閉まっていたので … 」

「泥棒のように柵を乗り越えるとは!」


荷物と履物を抱えて立ちすくむはなのことを富山はにらみつけた。

* * * * * * * * * *

「申し訳ありませんっ」

ブラックバーン校長の前に突き出され、平身低頭謝罪するはな。

「給費生が門限を破るなんて、あってはならないことです」

「あなたは、皆さんのご寄付のお蔭でここで学ぶことができるんですよ」


校長の傍ら、富山と茂木がはなのことを厳しく叱責した。

ブラックバーン校長は、遅れた理由を尋ねた。

「(送ってくれた人と、少し話し込んでしまって … )」

「(それは、男の学生ですか?)」

「 … Yes」


正直に答えたはなだったが、ブラックバーン校長の怒りがひしひしと伝わってきた。

「 … Go to bed for ever and ever … ですね?」

頭を下げて、出て行こうとするはなをブラックバーン校長は呼び止めた。

「(待ちなさい、はな。

そんな軽い罰で済むと思ってるんですか?)」

「(校長、最も重い罰を)」


待ち構えていたかのように富山は進言した。

「 … 停学か、退学か」

はなはその言葉に改めて自分が犯した過ちの重大さを知ったのだった。

* * * * * * * * * *

次の日。

< 今日から冬休み … 生徒は皆、うちに帰りますが、はなは今年も寂しく寄宿舎に残ります。

それどころか、とんでもない冬休みになりそうです >

玄関口のホールで家路を急ぐ生徒たちのことを見送るはなは、姉様かぶりに襷をかけて箒を手にしていた。

「はなさん、どうしたの、その恰好?」

帰り支度を整えた亜矢子たちが驚いた顔をして駆け寄ってきた。

「門限を破った罰として、学校と寄宿舎の大掃除を命じられました」

「たったひとりで大掃除なさるの?」

「お気の毒に … 」


苦笑いしたはなのことを幸子と鶴子は同情した。

「はなさん、一緒にお手伝いしたい気持ちは山々だけど … ご存じの通り、お掃除は大の苦手なの」

亜矢子も申し訳なさそうな顔をしてみせた。

「お気持ちだけで結構よ」

「それに両親がロンドンから帰国したの」


何年かぶりの再会、すぐにでも飛んで行きたい気分なのだろう。

はなにもよく理解できた。

* * * * * * * * * *

皆が帰宅して静かになった校舎、はなは掃除を始めた。

「さあ、はなさん、急がないと今年中に終わりませんよ」

茂木に発破をかけられ、はなはうなずいた。

* * * * * * * * * *

その頃、甲府の安東家には吉平が半年ぶりに帰宅していた。

ふじ、かよ、もも、女性陣の歓迎ぶりとは対照的に、周造と吉太郎は出迎えることもせず、ただ黙々と仕事を続けたままだった。

「お父、お姉やんに会っただけ?」

吉平の土産の饅頭を頬張りながら、かよが尋ねた。

「ああ、はなはすげえぞ ~ 華族のお嬢様たちにも負けとらん。

英語の成績は学校で一番じゃ!」

「てっ、一番?!」


かよもふじも目を丸くして驚いている。

「お祖父やん、饅頭食わんのけ? 美味えよ」

ももに言われて、周造はようやく仕事の手を休めて、饅頭を受け取った。

「吉太郎もひと休みして、食えし ~ 朝から働きづめで疲れたら?」

「聞いたか? お姉やん、一番だと」


かよの言葉に吉太郎は素っ気なく答えた。

「おなごが学問なんしたって、ろくすっぽなもんにならんじゃんけ。

ほんなもん、嫁に行くのに邪魔なだけずら」

「何を言うだ?

あの女学校で一番取るのがどんだけ大変なことか、はなの苦労をちったあ分かってやれし!」

「分かりたくもねえ!」


吉平に意見された吉太郎は、ムスッとした顔で外へ出て行ってしまった。

* * * * * * * * * *

広い学校と寄宿舎をたったひとりで掃除をするということは、掃除が得意なはなにとっても大仕事だった。

朝から晩まで休むことなく励んだとしても何日かかるのだろう …

長い廊下をぞうきん掛けしている時、目の前に立ちはだかった者がいた。

顔を上げると、監督役を仰せつかった白鳥かをる子が仁王立ちして見下ろしていた。

「もっと力を込めて、もっと早く!」

「 … はい」

「廊下が終わったら、カーテンとシーツのお洗濯!

先生の部屋も心を込めてお掃除するんですよ!!」

「はい」

「それから学校中の窓ガラス拭き!」


かをる子は容赦なく次々に指示を与えてきた。

* * * * * * * * * *

何十枚もあるシーツを洗濯し終えて、裏庭に干しているはな。

ふとした時に北澤のことを思い浮かべてしまうことがあった。

「花子さんのお父様は貿易会社を経営なさってるんですね」

「Will you marry me?」

少しでも気を抜いていると、すぐさま、かをる子の叱咤が飛んだ。

「怠けるな、急ぎなさい!」

「はいっ」


はながシーツの陰からそっと覗くとじっと監視しているかをる子と目が合った。

ニヤッと顔をゆがめてほくそ笑んだ顔を見た時、はなはゾクッと寒気が走った。

まるで、監視することに生甲斐でも感じているかのように思えたからだ。

* * * * * * * * * *

一方、茂木と大宮は生徒たちが集めた歳末の寄付金を持って、孤児院を訪ねていた。

「どうぞお納めください」

寄付金の包みを受け取って礼を言った牧師の横に、あのミニー・メイが立っていた。

牧師に促されて、ミニーは茂木にメッセージカードを添えた丸めた画用紙を差し出した。

「お宅の生徒さんに渡していただけますか?」

『Dear Miss Hana Thank you!!』

メッセージカードに書かれた文字だった。

「 … はな?」

「それは、ミニーが書きました。

クリスマス会の日は、皆が帰った後で、ミニーのために特別に英語で紙芝居をしてくれたそうで … 」


ミニーは微笑んでいる。

ふたりに驚きが走った。

「 … それで、はなさん遅くなったんだわ」

* * * * * * * * * *

預かってきたのは、はなと北澤が紙芝居をしている様子を描いた絵だった。

茂木はブラックバーン校長に訴えた。

「 … 事情をくみ取って、はなさんの罰を軽くしていただけないでしょうか?」

富山に英語で伝えてくれるように頼んだが、拒否されてしまった。

「門限を破ったのは事実なんですから、罰を軽くするなんておかしいと思います。

それに、その絵をご覧になってください。

男の学生とこんなに楽しそうにくっついて … ふしだらな!」


その上、何故「あんな生徒」に肩入れするのかと聞き返してくる始末だ。

「 … あんな生徒?」

茂木は富山の方こそ、何故そこまではなを毛嫌いするのか不思議だった。

「彼女は教師に対して反抗的です。

私は授業を妨害されて迷惑されているんです!」


息巻く富山をブラックバーン校長は諌めた。

「(タキ、どうしたんですか? … 感情的になって)」

「( … 失礼しました)」


ミニーの絵をずっと眺めていたブラックバーン校長は、顔を上げてふたりに告げた。

「(私に考えがあります)」

* * * * * * * * * *

気が遠くなるような大掃除だったが … 残すところ、礼拝堂だけとなっていた。

< 5日間、はなは孤軍奮闘し、やっとの思いですべての大掃除を終えました >

「終わった … やっと終わった!!」

はなは声を上げて思いきり背伸びをした。

どこからともなく拍手が聞こえてきて … 教師たちが礼拝堂に入ってきた。

「(はな、終わったのね)」

「(ご苦労様)」

「お蔭で学校も寄宿舎もぴかぴかになりましたね」

「(はな、ありがとう!)」


口々にはなのことを労った。

「(どういたしまして)」

* * * * * * * * * *

すると、ブラックバーン校長が茂木を伴って姿を現した。

「(校長、終わりました)」

報告を受けたブラックバーン校長は、はなに封筒を差し出した。

「(はな、大掃除の給金です … 3円入っています)」

はなの顔色が変わった。

「3円?! … とんでもない。

罰当番でお掃除しただけですから」

「遠慮しないで ~ ブラックバーン校長の気持ですから。

ありがたく頂戴なさい」


茂木はそう言ったが、それでもはなは戸惑っていた。

「いいえ、だってそんな … 遠慮するに決まってるじゃないですか、3円もの大金」

ブラックバーン校長から封筒を預かった茂木は、はなの手を取ってそれをつかませた。

「これで、甲府までの往復の切符を買いなさい。

あなた、この5年間一度もおうちに帰ってないでしょ?」


真意を知ってもまだ遠慮しているはなをブラックバーン校長は一喝した。

「Hana,Go home!(おうちへかえりなさい!)」

それだけ告げるとはなに背を向けて歩き出した。

「(ブラックバーン校長、ありがとうございます!)」

有難く好意を受け取ったはなは立ち去るブラックバーンに向かって深くお辞儀をした。

教師たちからまた拍手が起こった。

はなは給金が入った封筒を固く握りしめていた。

* * * * * * * * * *

縁側で朝市から読み書きを教わっていたふじの元にうれしい知らせが届いた。

「ごめんなって ~ 安東ふじさんに電報ずら」

「電報?」


差出人ははなだった。

家の奥から飛び出してきた吉平が郵便配達人から奪うように手にした電報を慌てて開いた。

『アスカヘル ハナコ』

「はなが帰ってくるぞ ~~ !!」

「て ~~~ !!!」


* * * * * * * * * *

帰省する前夜、はなはスコットに教わりながら、クッキーをこしらえていた。

「あ、茂木先生 ~ 明日、朝早くの汽車で帰ります」

はなは様子を見に来た茂木にうれしそうに報告をした。

「乗り遅れないようにね」

「はい」

「おうちの方へお土産?」

「うんと美味しいクッキーを焼いて、皆をびっくりさせたいんです」


クッキーの生地をこねるはなを茂木はやさしく見つめていた。

* * * * * * * * * *

翌日、はなは甲府へと向かう汽車の中にいた。

学校にいる時とは、見違えるような小奇麗な赤い着物と袴に身を包んでいた。

膝の上には昨晩焼いた家族への土産のクッキーを入れた缶がある。

そっとふたを開けてみると、香ばしい甘い匂いが香った。

クッキーを食べた時の家族の顔を想像して、はなは微笑んでいた。

* * * * * * * * * *

はなが座っている車両にひとりの男子学生が乗ってきた。

「て … 」

その男子学生は、あか抜けた雰囲気のはなの姿を見て驚いている。

「次は甲府、甲府です」

車掌が到着が近いことを知らせて通路を過ぎていった。

< じっと座っていられないほど、はなの胸は高鳴っていました。

何しろ5年ぶりにうちに帰れるのです。

… ごきげんよう、さようなら >

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