NHK朝ドラ『花子とアン』『ごちそうさん』『あまちゃん』…ストーリーを勝手に解釈&裏読み … ほぼネタバレ…
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2014年07月21日 (月) | 編集 |
第97回

花子は、亜矢子が持ってきた新聞で蓮子が失踪していることを知った。

その上、蓮子が夫の嘉納伝助宛てに書いた絶縁状まで掲載されていた。

< その日、日本中がその記事に騒然となりました。

ところが、とうの蓮子だけは未だ知らなかったのです … まさか、あの絶縁状が新聞に公開されているとは … >

* * * * * * * * * *

「 … 白蓮こと蓮子夫人は、嘉納伝助氏と相携えて上京。

自分は、友人の家に行くと偽って、伝助氏を宿から見送った後、愛人である帝大生と共に何処かへ姿を隠した …

はなさん、蓮子様から何か聞いてた?」


亜矢子は訊ねられたが …

失踪することまでは分からなかったとはいえ、龍一の存在を知っていた花子は思わず言葉に詰まってしまった。

「てっきり、蓮子さんは歩に会いに来てくれるものだと思って、待ってたのにな … 」

花子が楽しみにしていたのを目の当たりにしていた英治が代わりに答えた。

「それじゃあ、記事にある友人って、はなさんのこと?」

「恐らくそうだと思います」


それ故に花子の受けた衝撃は大きかった。

「 … 花子さん、大丈夫か?」

「ああ、ええ … 」


花子は何とかうなずいてみせたが、決して平気な様子ではなかった。

「蓮子様、今どこにいらっしゃるのかしら … 」

* * * * * * * * * *

蓮子の兄、葉山晶貴伯爵は怒りに震える手で新聞を手にしていた。

「信じられませんわ ~ こんな恥さらしなことが、ございましょうか?!」

金切り声を上げる妻の園子。

「誰か、誰かいないか?!」

駆けつけた執事に晶貴は厳命した。

「蓮子を捜させろ!

今すぐにだ ~ 必ず連れ戻せ!!」


* * * * * * * * * *

「お前たち、ノックぐらいしろよ」

龍一は、蓮子とふたりの部屋に突然、飛び込んできた田中と荒井のことを嗜めた。

しかし、ふたりはそんなことはお構いなしにまくしたてた。

「今朝の新聞見たか?」

「してやったりだ!」

「 … なんのことだ?」


受け取った新聞を目にした龍一の顔色が変わった。

「どうしてこれが?!」

愕然とする蓮子。

「一体どういうことだ?!

蓮子の手紙は投函するはずだったが … 何故、新聞に載ってる?」


龍一が問い質すと、田中が得意顔で答えた。

「俺たちが新聞社に持ち込んだんだ」

* * * * * * * * * *

「俺たちを売ったのか?!」

カッとした龍一は田中につかみかかった。

「俺はお前を信用して、蓮子の手紙を託したんだ。

新聞に載せるために渡したんじゃない!」


荒井は龍一を力ずくで引き離しながら言った。

「落ち着け、ふたりを売ろうと思って新聞社に持ち込んだ訳ではない!」

「だったら何故だよ?」

「これは革命だと言っただろ!

持たない者が持つ者から奪う … 女房から夫に絶縁状を出すなんて、前代未聞のことだ。

どうせやるなら、世間に衝撃を与えるようなやり方がいい。

そうだろ?」


蓮子が龍一への愛の証として書いた絶縁状も彼らにしてみれば、世間を騒がせるための格好の道具でしかなかったのだ。

その言い分が龍一の怒りに火を注いだ。

「ふざけるな、俺は革命のために蓮子を連れ出したんじゃない!

ただ、彼女を自由にしてやりたかっただけだ!」


* * * * * * * * * *

「蓮子、いますぐ逃げよう!」

龍一は蓮子の手を掴んだ。

「いや、それは止した方がいい!

お前の素性は割れてないからいいが … 彼女は違う。

すぐに見つかって、石炭王に連れ戻されるぞ」


龍一は歯噛みしながらその場に座り込んでしまった。

「くっそう、何てことをしてくれたんだ … 」

* * * * * * * * * *

甲府の人々も同じく新聞で事を知った。

「はあ ~ 新聞で絶縁宣言するとはな … さすが、はなの友だちじゃん。

やるこんが違う」


吉平の言い草にリンがあきれて反論した。

「何を言ってるでえ ~

こんな自分も亭主もさらし者にするようなこんして。

ああ、お姫様は夫婦げんかの仕方も知らんだから、困るじゃん」


リンが言うことの方が最もだった。

「ほうだな … ここまでしちゃ、石炭王は何十倍もの力で仕返しするら」

吉平の言葉を聞いて、ふじは蓮子のことが心配になった。

「きっと、東京はすげえ騒動になってるら … はなも巻き込まれんきゃいいけんどな … 」

そんな、朝市の不安は残念だが、的中することになる。

* * * * * * * * * *

< 新聞はこぞって蓮子の記事を書きたてました >

ラジオもないこの時代、一般庶民にとって、新聞だけが情報をいち早く知る手段だった。

『逢引き場所は 銀座カフェードミンゴ』

その日の夕刊を目にして花子は恐ろしくなってしまった。

ついには、逢引の場所まで調べ上げて、カフェードミンゴの名前までが掲載されてしまったのだ。

* * * * * * * * * *

その時、玄関の外で呼ぶ声が聞こえ、花子が応待に出ると、見知らぬ数名の男が立っていた。

「こちらに安東はなさん、いらっしゃいますか?」

その中のひとりが居丈高に尋ねた。

「安東は私の旧姓ですが … 」

それを知ると、はじめて自分たちが新聞記者だと名乗りを上げた。

「嘉納蓮子について、話を聞かせてください」

「嘉納蓮子は今どこに居るんです?」

「女学校時代、あなたとは随分仲がよかったらしいじゃないですか?

今回の駆け落ちのことも打ち明けられてるんじゃないですか?」


矢継ぎ早に次から次に質問をぶつけてきた。

「何も知りません、失礼します!」

花子は扉を閉めようとしたが、記者たちはそれを妨げた。

「駆け落ちした帝大生のことは知ってましたか?」

「何でもいいんだ、話してください、お願いしますよ」


記者たちは体を乗り出して、隙あれば家の中までなだれ込んできそうな勢いだ。

* * * * * * * * * *

玄関先でもめていると、居間から歩の泣き声が聞こえてきた。

「歩?!」

歩の元に行きたいが、ここを離れたらどうなるか分からない。

「本当に何も知りません!」

花子は必死に押し戻そうとしたが、そんなことで引き下がる彼らではなかった。

「ひと言もらえればすぐ帰るんで … 」

「帰ってください、お帰り下さい!」


* * * * * * * * * *

「ちょっと、花子さん … 何なんですか、あなたたち?!」

ちょうど、帰宅した英治が記者たちを押し退けて、花子の前に立ちはだかった。

「ひょっとしたら、ここに嘉納蓮子匿ってるんじゃないですか?」

「匿ってなんかいません!」


記者たちが、怯まずに迫ろうとした時だ。

「いい加減にしろ、度が過ぎる!」

一喝したのは憲兵姿の吉太郎だった。

「この家の者は何も知らない … 帰れ!」

* * * * * * * * * *

「いやあ、お義兄さんが来てくださって、助かりました」

泣き止んだ歩を抱いた英治は、ホッと胸をなでおろしたが、かよのカフェーも同じような騒ぎになっていないかと心配した。

「そうね … 

ねえ、兄やんは宮本さんのこと、どうして知ってたで?」


花子はいつか蓮子がかよの長屋に泊まった時、吉太郎が突然現れたことを思い出したのだ。

「蓮子さん、もうあの男とは関わらない方がいい … 」

吉太郎は蓮子にそう警告を与えていた。

「兄やん、ひょっとして … 蓮様が今どこに居るのかも知ってるんじゃない?

知ってるなら教えて」

「 … 居場所知って、どうするだ?」

「会って、話がしたいの … 蓮様、今どこに居るの?」


任務上のこと故、吉太郎は何も答えようとしない。

「俺にも分からんだ … すまん」

そう言って吉太郎は席を立った。

「待って、兄やん」

「かよが心配だから、カフェーに行ってみる」


花子は吉太郎は何かを知っているのではないかと直感したが、かよのことも心配だった。

「 … お願い」

吉太郎はうなずいて出て行った。

* * * * * * * * * *

< その頃、案の定、カフェードミンゴでは … >

大勢の記者たちが押し掛け、女給に質問したり、いろいろ嗅ぎまわって店の中は騒々しい限りだった。

「道ならぬ恋は、短歌の世界だけで成就させればいいものを … 」

新聞を目にしながら、つぶやいた平祐。

まさか、自分が龍一に貸した『踏繪』がすべてのはじまりだとは … 夢にも思ってはいなかった。

* * * * * * * * * *

「嘉納蓮子と帝大生は、ここで逢引きしてたそうですね?」

「詳しく聞かせてください」


かよも記者たちにつかまっていた。

「何にも知らんって、何べんも言ってるでしょ?

止めてくれちゃあ ~ 」


断っても、断っても、しぶとくつきまとってくる。

「ちょっと!」

記者たちを退けたのは、郁弥だった。

「僕がこぴっとお守りします」

「 … ありがとうごいす」


かよの目に郁弥がはじめて頼もしく映った。

* * * * * * * * * *

奥の席では、執筆中の宇田川満代の周りを記者たちが取り囲んでいた。

「白蓮女史と同じく文壇で活躍する女性として、宇田川先生は絶縁状の新聞掲載はどのように思われますか?」

連日、押しかけて来る彼らの目を意識してのことか … 前にも増して厚化粧、派手な髪飾りまで付けた満代は、ここぞとばかり蓮子のことをこき下ろした。

「新聞を私物化するなど、良識を疑います。

そもそも、彼女はわがままな駄々っ子としか思えません。

ぜいたくな暮らしがしたくて石炭王に嫁いだのに、今度は愛が欲しくなったから、駆け落ちだなんて … 女としてどうこうではなく、人としていかがなものでしょうか?」


満代が持っていないものをすべて手に入れた蓮子のことが憎らしくて仕方がなかったのだ。

* * * * * * * * * *

『突然の絶縁状』、『伝助氏憤怒の日』、『全くの不意打ち』、『蓮子夫人に厳しい声』、『偽りの十年』 …

新聞には、刺激的な見出しが並び、その記事のほとんどが蓮子の行為に批判的なものだった。

< こうして事件の波紋は、どんどん広がり … >

「すまない!」

龍一は蓮子に頭を下げた。

「本当は見知らぬ土地へ行って、ふたりで新しい生活を始めるつもりだったのに … こんなことになってしまって。

あいつらの手を借りようと思った俺が甘かったんだ」


蓮子は否定したが、それでも龍一は自分を責め続けた。

「あなたを世間の目にさらして、傷つけてしまって … 」

「あなたの傍にいられるのなら、石を投げられたって、どんな恥だって私は耐え忍びます。

貴方の傍で生きていけるのなら、それだけでいいの」


蓮子は龍一の手を握った。

「蓮子 … 」

「龍一さん … 私、今すごく幸せよ」


龍一は蓮子の手を両手で握り返して言った。

「約束します。

… 必ずあなたを守る。

何があっても、ふたりで一緒に生きよう」


蓮子は目に涙を溜めてしっかりとうなずいてみせた。

抱擁 …

* * * * * * * * * *

一方、福岡の伝助はサロンにこもって酒浸りの日々を過ごしていた。

新聞には毎日のように、自分と蓮子の写真が並んで載っている。

世間の声は伝助に好意的なものが多かったが、そんなことはどうでもよかった。

蓮子を失った喪失感と好奇の目にさらされていることの屈辱感ははかり知れないものだった。

伝助は目の前の新聞を握りつぶすと、酒を瓶ごと呷った。

「 … 新聞記者を呼べ」

傍らに控えていたタミにそう言うとよろよろと立ちあがった。

「旦那様?」

「今すぐ、記者を呼べ!

… こっちも、あの女に反論するたい!」

「はい、ただいま!」


タミはうなずくと女中たちと共にサロンを後にした。

可愛さ余って憎さが百倍 … 伝助は恐ろしい顔で虚空をにらみつけた。

< ついに、この男が反撃に出ました。

… ごきげんよう、さようなら >

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